JP2600967Y2 - 包装体 - Google Patents

包装体

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JP2600967Y2
JP2600967Y2 JP1993007853U JP785393U JP2600967Y2 JP 2600967 Y2 JP2600967 Y2 JP 2600967Y2 JP 1993007853 U JP1993007853 U JP 1993007853U JP 785393 U JP785393 U JP 785393U JP 2600967 Y2 JP2600967 Y2 JP 2600967Y2
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lid
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pocket
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JP1993007853U
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JPH0667369U (ja
Inventor
安雄 山本
Original Assignee
株式会社ディスペンパックジャパン
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、飲食品、化粧品或いは
薬品等の、液状、ペースト状、粉末状、顆粒状、の内容
物の小型包装体の構造に関する。更に詳しくは、これ等
の内容物を複数のポケット部に収容してある包装体を、
手で操作することにより、各ポケット部に収容してある
内容物をポケット部毎に容易に抽出することができる構
造の包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指でつまんで操作することによ
り、内容物を簡単に抽出できる小型の包装体は種々提案
されている。例えば、特開昭59−103866号公報
や実開昭63−91462号公報等に開示の包装体がそ
れである。すなわち、特開昭59−103866号公報
には、比較的堅固な平板状の蓋の裏面に、その全周にわ
たって可撓性を有する容器体の周縁部を固着して、蓋の
中央部の軸線の両側に1個ずつ、該軸線に通じるポケッ
ト部を形成し、該ポケット部の中に内容物を封入すると
共に、蓋の表面の該軸線上には、該蓋を折り曲げやすい
ようにするためのミシン目等を折曲線として設け、さら
に内容物の抽出を容易にすべく該折曲線の中心にはピラ
ミット状或いは円錐台状等の突起を形成した構造のもの
であり、該包装体を片手の指間に挟み、その蓋の折曲線
を中心として両ポケット部どうしを近づけるように該蓋
をV字型に折り曲げ、両ポケット部を圧接し、該蓋に設
けた突起等の狭い区域から内容物に方向性を持たせて抽
出するものである。また、実開昭63−91462号公
報には、蓋の裏面のポケット部を、蓋の中央部に折曲線
を設けてある軸線の片側にのみ1個形成し、内容物の抽
出は、折曲線を中心としてポケット部を挟む方向に蓋を
折り曲げ、硬質材の蓋で直接にポケット部を挟圧し、蓋
に設けた突起等の狭い区域から内容物を抽出するもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ポケッ
ト部を、蓋の折曲線を境とする両側裏面に1個ずつ形成
してある包装体は、蓋をV字型に折り曲げ、ポケット部
どうしを圧接するように挟み込んだ際、折曲線の両側の
ポケット部内の内容物が折曲線上の破断域から同時に抽
出されてしまい、また抽出と同時に混じり合ってしまう
ので、内容物をポケット部毎に分けて抽出することが困
難であるという問題があった。また、蓋の折曲線を境と
する片側裏面にポケット部を1個のみ形成してある包装
体は内容物が2種類以上のものである場合は、別個のポ
ケット部に分けて収容できないという欠点があった。本
考案は、以上の問題点に鑑みなされたもので、ポケット
の内容物が同種のものでも異なったものでも、複数のポ
ケット部に収容してある内容物をポケット毎に別々に
(同時に取り出す場合でも混じり合さずに)取り出すこ
とができる包装体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の包装体は、表面
の所定箇所に複数の折曲線を有する平板状の硬質材の蓋
と、その蓋のそれぞれの折曲線を境とする片半分側の裏
面に周縁部を固着されポケット部を形成する可撓性部材
の容器体とからなり、それぞれのポケット部は蓋の相異
なる折曲線の少なくとも一部に通じていることを特徴と
する。
【0005】
【実施例】以下、本考案を図面に基づき実施例をもって
説明する。図1(イ)ないし(ハ)は、本考案に係る包
装体の一例(P)を示したもので、図1(イ)はその外
観形状を、同(ロ)はその内部構造を、また同(ハ)は
その使用態様をそれぞれ表わしている。図に於て、1は
合成樹脂(例えば、ポリエチレン或いはポリスチレン共
重合体)等の、折り曲げることができる程度の硬質材か
らなる突起等がない平板状の蓋であり、その表面の長手
方向を略3等分する軸線上には、蓋1の裏面までは貫通
していないミシン目からなる折曲線4、4を設けてあ
る。5、5は、蓋1のそれぞれの折曲線4、4を境とす
る片半分側の裏面に周縁部を固着させたポリエチレン或
いはアルミ等のシートで形成された可撓性部材からなる
容器体であって、それぞれ、異なる折曲線4、4の一部
分に通ずるポケット部6、6を形成してある。なお、容
器体5、5の周縁部は、蓋1の裏面の折曲線4、4に沿
った両側部分にも他の周縁部の固着域2の幅の2倍強程
の幅で固着してあるが、折曲線4、4の一部分のみは、
ポケット部6、6側からその反対側に僅かに入り込んだ
部分までを、ポケット部6、6の折曲線4、4への連通
部として残すために固着させていない。(この、折曲線
4、4のポケット部6、6に通じている部分を、特に破
断域3と称する。)このような構造からなる包装体
(P)のポケット部6、6には、適宜の方法により2種
類のペースト状の内容物8、8をそれぞれ単品で封入し
ておく。包装体(P)は、以上の構成からなるので、蓋
1の表面を下に向けて、裏面1aとポケット部6、6を
たがいに近づけるように手でV字型に折り曲げると、折
曲線4、4のそれぞれの破断域3、3が破断する。この
際、可撓性部材からなる容器体5、5を蓋1とともに指
7、7で挟圧することにより、内容物8、8に負荷がか
かり、内容物8、8は、それぞれのポケット部6、6か
ら破断域3、3を経て外方に押し出される。挟圧力を強
めたり、弱めたりすることにより、それぞれのポケット
部6、6の内容量は別々に所望量取り出される。なお、
蓋1の表面の破断域3、3に予め切り込み等を設けてお
くと、より破断させやすくなる。図2(イ)ないし
(ハ)には、本考案に係る包装体の別の実施例(Q)を
示してある。図2(イ)は包装体Qの外観形状を、同
(ロ)はその内部構造を、また、同(ハ)は使用態様を
それぞれ表す説明図である。図に於いて1は、折り曲げ
可能な程度の硬質材(その材質の具体例は先述の実施例
・包装体Pと同じ。)からなる蓋であり、その表面を長
手方向に略3等分する位置の図示しない軸線状にミシン
目からなる折曲線4、4を設けてある。また、蓋1の表
面の折曲線4、4には突起状の抽出口としての突起1
b、1bが設けられ、この突起1b、1bは、蓋1を略
3等分する軸線上に設けられた折曲線4、4と交差して
設けられてあり、蓋1を折曲線4、4に沿って折り曲げ
ると突起1b、1bの尖端部3′、3′から破断が生じ
るようにしてある。5、5は、その周縁部を蓋1の折曲
線4、4を境とする片半分側の裏面に固着させた可撓性
部材(その材質の具体例は先述の実施例・包装体Pと同
じ。)からなる容器体であり、第2図(ロ)図示のよう
に内容物8、8を封入したポケット部6、6を形成して
ある。なお、突起1b、1bの裏面部分は容器体5、5
のポケット部6、6と通じている。包装体(Q)は、以
上の構成からなるので、蓋1の表面を下に向けて、裏面
1aとポケット部6、6をたがいに近づけるようV字型
に折り曲げると、突起1b、1bの尖端部3′、3′が
破断する。この際、可撓性部材からなる容器体5、5を
蓋1とともに指7、7で挟圧することにより、内容物
8、8に負荷がかかり、内容物8、8は、それぞれのポ
ケット部6、6から、破断された尖端部3′、3′を経
て外方に押し出される。挟圧力を強めたり、弱めたりす
ることにより、それぞれのポケット部6、6の内容量は
別々に所望量取り出される。なお、蓋1の表面の破断さ
れる尖端部3′、3′に予め切り込み等を設けておく
と、より破断させやすくなる。図3(イ)、(ロ)に
は、本考案に係る包装体のさらに別の実施例(R)を示
してある。図3(イ)は包装体(R)の外観形状を、同
(ロ)はその内部構造を表す説明図である。図に於いて
1は、折り曲げ可能な程度の硬質材(その材質の具体例
は先述の実施例の包装体PおよびQと同じ)からなる蓋
であり、その表面を長手方向に4分割する図示しない軸
線上にミシン目からなる折曲線4、4、4を設けてあ
る。また、蓋1の表面の折曲線4、4、4には、突起状
の抽出口として突起1b、1b、1bが設けられ、この
突起1b、1b、1bは蓋1を長手方向に4分割する軸
線上に設けられた折曲線4、4、4と交差して設けられ
てあり、蓋1を折曲線4、4、4に沿って折り曲げと突
起1b、1b、1bの尖端部3′、3′、3′から破断
を生じるようにしてある。5、5、5は、蓋1の折曲線
4、4、4を境とする片半分側(本実施例ではそれぞれ
の折曲線に対して同方位の片側)の裏面に周縁部を固着
させた可撓性部材(その材質の具体例は先述の実施例の
包装体PおよびQと同じ)からなる容器体であり、図3
(ロ)図示のように内容物8、8、8を封入したポケッ
ト部6、6、6を形成してある。なお、突起1b、1
b、1bの裏面部分は、容器体5、5、5のポケット部
6、6、6と通じている。包装体(R)は以上の構成か
らなるので、蓋1の表面を下に向けて、裏面1aとポケ
ット部6、6、6をたがいに近づけるようV字型に順次
折り曲げると、突起1b、1b、1bの尖端部3′、
3′、3′が破断する。この際、可撓性部材からなる容
器体5、5、5と蓋1を指で挟圧することにより、内容
物8、8、8に負荷がかかり、内容物8、8、8はそれ
ぞれ負荷された力の強さに応じて破断された尖端部
3′、3′、3′から所望量外方に押し出される。な
お、蓋1の表面の破断される尖端部3′、3′、3′に
予め切り込み等を設けておくと、より破断させやすくな
る。上述のごとく、包装体(P)、(Q)、(R)はそ
れぞれ内容物8を抽出するにあたり、硬質材の蓋1をV
字状に折り曲げ、破断域3又は尖端部3′を破断させ、
容器体5を蓋1とともに指7で挟圧して内容物8をポケ
ット部から押し出すことができる構造にしてある。した
がって、ポケット部6は、それぞれ独立して挟圧される
ので、各ポケット部に収容してある内容物8はポケット
部毎に容易に抽出される。
【0006】
【考案の効果】以上詳説したように、本考案に係る包装
体は、内容物をそれぞれの容器体毎に別々に所望量小分
けして抽出できるので、内容物が複数であっても、使用
する人の好みにより必要量単品で、取り出し、あるいは
多品種のブレンド品としても用いることができる。した
がって、この包装体は、封入される飲食品、化粧品、或
いは薬品等老若男女がそれぞれの好みに応じて使用でき
得るものとなるので幅広い用途の容器としてきわめて実
用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る包装体の実施例の説明図であり、
(イ)はその斜視図、(ロ)は斜視図(イ)のA−A線
切断断面図、(ハ)使用態様を示す側断面図である。
【図2】本考案に係る包装体の別の実施例の説明図であ
り、(イ)はその斜視図、(ロ)は斜視図(イ)のB−
B線切断断面図(ハ)は使用態様を示す側断面図であ
る。
【図3】本考案に係る包装体の他の実施例の説明図であ
り、(イ)はその斜視図、(ロ)は斜視図(イ)のC−
C線切断断面図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 固着域 3 破断域 3′ 尖端部 4 折曲線 5 容器体 6 ポケット部 7 手指 8 内容物 1a 蓋の裏面 1b 突起 P 包装体 Q 包装体 R 包装体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面の所定箇所に複数の折曲線を有する平
    板状の硬質材の蓋と、その蓋のそれぞれの折曲線を境と
    する片半分側の裏面に周縁部を固着されポケット部を形
    成する可撓性部材の容器体とからなり、それぞれのポケ
    ット部は蓋の相異なる折曲線の少なくとも一部に通じて
    いることを特徴とする包装体。
JP1993007853U 1993-03-01 1993-03-01 包装体 Expired - Lifetime JP2600967Y2 (ja)

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JP1993007853U JP2600967Y2 (ja) 1993-03-01 1993-03-01 包装体

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JP1993007853U JP2600967Y2 (ja) 1993-03-01 1993-03-01 包装体

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JPH0667369U JPH0667369U (ja) 1994-09-22
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