JP2600632Y2 - 積み上げブロック - Google Patents
積み上げブロックInfo
- Publication number
- JP2600632Y2 JP2600632Y2 JP1993035842U JP3584293U JP2600632Y2 JP 2600632 Y2 JP2600632 Y2 JP 2600632Y2 JP 1993035842 U JP1993035842 U JP 1993035842U JP 3584293 U JP3584293 U JP 3584293U JP 2600632 Y2 JP2600632 Y2 JP 2600632Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blocks
- gap
- stacked
- block
- retaining wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Retaining Walls (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は積み上げることで擁壁を
形成する積み上げブロックに関するものである。
形成する積み上げブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来か
ら積み上げることで擁壁を形成するブロックは種々提案
されているが、積み上げた際の堅固さ等において未だ不
十分である。
ら積み上げることで擁壁を形成するブロックは種々提案
されているが、積み上げた際の堅固さ等において未だ不
十分である。
【0003】本考案は、積み上げた際に各ブロックが非
常に堅固に連結されるとともに後背土との空気・水の交
換にも配慮することで植物栽培機能,魚巣機能等も併せ
持たせた積み上げブロックを提供するものである。
常に堅固に連結されるとともに後背土との空気・水の交
換にも配慮することで植物栽培機能,魚巣機能等も併せ
持たせた積み上げブロックを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
案の要旨を説明する。
【0005】表面に自然石形状の凹凸を形成した前板1
と後板2とを連結部3により連結して成る積み上げ用ブ
ロックであって、前板1と後板2との間にして連結部3
の下方及び側方には空隙4が形成され、該ブロックを上
下に積み上げた際、上側に位置するブロックの前記空隙
4に嵌入される突部5が上面に形成され、該ブロックを
上下左右に積み上げた際、隣接する前板1同志の間には
巾細窓8が形成され、隣接する後板2同志の間には孔9
が形成され、該巾細窓8から該孔9まで前記空隙4を介
して連通される連通部6が形成されるように構成されて
いることを特徴とする積み上げブロックに係るものであ
る。
と後板2とを連結部3により連結して成る積み上げ用ブ
ロックであって、前板1と後板2との間にして連結部3
の下方及び側方には空隙4が形成され、該ブロックを上
下に積み上げた際、上側に位置するブロックの前記空隙
4に嵌入される突部5が上面に形成され、該ブロックを
上下左右に積み上げた際、隣接する前板1同志の間には
巾細窓8が形成され、隣接する後板2同志の間には孔9
が形成され、該巾細窓8から該孔9まで前記空隙4を介
して連通される連通部6が形成されるように構成されて
いることを特徴とする積み上げブロックに係るものであ
る。
【0006】
【作用】空隙4と突部5との噛合によりブロック同志は
堅固に連結される。
堅固に連結される。
【0007】
【実施例】図面は本考案の一実施例で以下に説明する。
【0008】前板1と後板2とを連結部3により連結し
て成るコンクリートブロックを形成する。
て成るコンクリートブロックを形成する。
【0009】連結部3は前板1と後板2の上部寄りの間
に架設状態で配設され、この連結部3の下側及び左右側
にはテーパー状の空隙4が形成される。
に架設状態で配設され、この連結部3の下側及び左右側
にはテーパー状の空隙4が形成される。
【0010】また、連結部3の上面には前記テーパー状
の空隙4に嵌合する角錐台状の突部5が形成されている
(尚、突部5の突出度合若しくは空隙4の深さは、突部
5の嵌合により空隙4が完全には消失しないように設計
されている。)。
の空隙4に嵌合する角錐台状の突部5が形成されている
(尚、突部5の突出度合若しくは空隙4の深さは、突部
5の嵌合により空隙4が完全には消失しないように設計
されている。)。
【0011】また、前板1は長方形状に設計され、ま
た、後板2は長方形状にして四隅をカットした形状(符
号10はカット部)に設計され、また、前板1の巾長は後
板2の巾長より小さく設計されている。
た、後板2は長方形状にして四隅をカットした形状(符
号10はカット部)に設計され、また、前板1の巾長は後
板2の巾長より小さく設計されている。
【0012】また、前板1の表面には自然石形状の凹凸
が形成されている。この凹凸は擁壁に美感を呈させる
他、例えば河川の流速低減効果も発揮する。
が形成されている。この凹凸は擁壁に美感を呈させる
他、例えば河川の流速低減効果も発揮する。
【0013】このコンクリートブロックを図2,3に図
示したように空隙4と突部5とを嵌合せしめて千鳥状に
配設し、後背土14の前面に擁壁を形成する。
示したように空隙4と突部5とを嵌合せしめて千鳥状に
配設し、後背土14の前面に擁壁を形成する。
【0014】符号7は頂部専用のブロックである。
【0015】このようにして形成された擁壁は、前面に
おいては、隣接するブロック同志の前板1の間に巾細窓
8(スリット)が形成され(図2参照)、また、後面に
おいては、隣接するブロック同志の後板2の各四隅に孔
9が形成されることになる。よって、この擁壁を河川に
構築すれば、空隙4(突部5の嵌入後においても存する
空隙4及び連結部3の左右側の空隙4)が魚巣となり得
ることになる(尚、符号13は、後背土14の吸い出しを防
止する為のシートであって、適当位置の孔9を該シート
13により被覆する。)。また、空隙4に土11を詰入し植
物を栽培することも可能となる。巾細窓8(スリット)
により植物の成育は阻害されず、あたかも天然石の間に
植物が繁茂しているかのような景観となる。そして、こ
の場合、土11への水分は孔9により充分補充されること
になる。更に、この擁壁には巾細窓8(スリット)と空
隙4と孔9とが連通する連通部6が形成され、この連結
部6により擁壁内部の水抜き効果も発揮することにな
る。
おいては、隣接するブロック同志の前板1の間に巾細窓
8(スリット)が形成され(図2参照)、また、後面に
おいては、隣接するブロック同志の後板2の各四隅に孔
9が形成されることになる。よって、この擁壁を河川に
構築すれば、空隙4(突部5の嵌入後においても存する
空隙4及び連結部3の左右側の空隙4)が魚巣となり得
ることになる(尚、符号13は、後背土14の吸い出しを防
止する為のシートであって、適当位置の孔9を該シート
13により被覆する。)。また、空隙4に土11を詰入し植
物を栽培することも可能となる。巾細窓8(スリット)
により植物の成育は阻害されず、あたかも天然石の間に
植物が繁茂しているかのような景観となる。そして、こ
の場合、土11への水分は孔9により充分補充されること
になる。更に、この擁壁には巾細窓8(スリット)と空
隙4と孔9とが連通する連通部6が形成され、この連結
部6により擁壁内部の水抜き効果も発揮することにな
る。
【0016】以上、本実施例に係るブロックによれば、
堅固にして美感に秀れた擁壁が形成し得ることは勿論、
コンクリートを使用してブロック同志を連結せず、空隙
4と突部5との噛合によりブロック同志を連結する為、
形成された擁壁内部には空間が確保され、よって、水,
空気の出入りが可能となり、従って、魚巣機能,植物栽
培機能をも併せ持たせることのできる秀れた土留め擁壁
を形成し得ることになる。
堅固にして美感に秀れた擁壁が形成し得ることは勿論、
コンクリートを使用してブロック同志を連結せず、空隙
4と突部5との噛合によりブロック同志を連結する為、
形成された擁壁内部には空間が確保され、よって、水,
空気の出入りが可能となり、従って、魚巣機能,植物栽
培機能をも併せ持たせることのできる秀れた土留め擁壁
を形成し得ることになる。
【0017】尚、符号12は基礎である。
【0018】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したから、堅
固な擁壁を形成できることは勿論、魚巣機能,植物栽培
機能をも併せ持つ秀れた擁壁を形成し得る積み上げブロ
ックとなる。
固な擁壁を形成できることは勿論、魚巣機能,植物栽培
機能をも併せ持つ秀れた擁壁を形成し得る積み上げブロ
ックとなる。
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の使用状態を示す正面図である。
【図3】同上の背面図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】本実施例の別使用状態を示す断面図である。
【図6】本実施例の別使用状態を示す断面図である。
1 前板 2 後板 3 連結部 4 空隙 5 突部 6 連通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/02 303 E02D 29/02 311 E02B 3/14 301
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に自然石形状の凹凸を形成した前板
と後板とを連結部により連結して成る積み上げ用ブロッ
クであって、前板と後板との間にして連結部の下方及び
側方には空隙が形成され、該ブロックを上下に積み上げ
た際、上側に位置するブロックの前記空隙に嵌入される
突部が上面に形成され、該ブロックを上下左右に積み上
げた際、隣接する前板同志の間には巾細窓が形成され、
隣接する後板同志の間には孔が形成され、該巾細窓から
該孔まで前記空隙を介して連通される連通部が形成され
るように構成されていることを特徴とする積み上げブロ
ック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035842U JP2600632Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 積み上げブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035842U JP2600632Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 積み上げブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078442U JPH078442U (ja) | 1995-02-07 |
JP2600632Y2 true JP2600632Y2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=12453240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035842U Expired - Fee Related JP2600632Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 積み上げブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600632Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4683473B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2011-05-18 | 有限会社 大興 | コンクリート積ブロックおよびコンクリート積ブロックによる壁体の構築方法 |
KR200447621Y1 (ko) * | 2007-11-20 | 2010-02-11 | 안보령 | 어소용 호안 블록 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993035842U patent/JP2600632Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078442U (ja) | 1995-02-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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