JP2600597B2 - 情報伝播用ダイナミック回路 - Google Patents

情報伝播用ダイナミック回路

Info

Publication number
JP2600597B2
JP2600597B2 JP5305197A JP30519793A JP2600597B2 JP 2600597 B2 JP2600597 B2 JP 2600597B2 JP 5305197 A JP5305197 A JP 5305197A JP 30519793 A JP30519793 A JP 30519793A JP 2600597 B2 JP2600597 B2 JP 2600597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
element group
main storage
storage element
information
information propagation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5305197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07161186A (ja
Inventor
進一 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5305197A priority Critical patent/JP2600597B2/ja
Priority to US08/354,136 priority patent/US5440522A/en
Publication of JPH07161186A publication Critical patent/JPH07161186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600597B2 publication Critical patent/JP2600597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1006Data managing, e.g. manipulating data before writing or reading out, data bus switches or control circuits therefor

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報伝播用ダイナミッ
ク回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、情報伝播用ダイナミック回路の
一従来例を示す接続回路図である。
【0003】情報伝播用ダイナミック回路100 は、第1
の主記憶素子群110 と、第1の主記憶素子群110 の情報
の読み書きを制御する第1の制御回路120 と、第1の主
記憶素子群110 の入出力端と接続された第1の情報伝播
用ダイナミック線130 と、第2の主記憶素子群140 と、
第2の主記憶素子群140 の情報の読み書きを制御する第
2の制御回路150 と、第2の主記憶素子群140 の入出力
端と接続された第2の情報伝播用ダイナミック線160
と、第1の情報伝播用ダイナミック線130 と第2の情報
伝播用ダイナミック線160 との接続点に設けられた情報
伝播用ダイナミック線分割回路170 とを含む。以下、情
報伝播用ダイナミック回路100 の各構成要素について、
簡単に説明する。
【0004】(1)第1の主記憶素子群110 および第2
の主記憶素子群140 第1の主記憶素子群110 は、3ビットの書込みアドレス
(A,B,C)および3ビットの読出しアドレス(D,
E,F)により選択される4つの主記憶素子1111〜1114
からなる。ここで、図示左側の主記憶素子1111は、5つ
のNMOSトランジスタ1121〜1161と2つのインバータ
1171,1181とからなる公知のものであり、クロック信号
CLKが”1”でかつ第1の制御回路120 から送られて
くる第1の書込制御信号W1が”1”のときに書込み動
作を行い、クロック信号CLKが”1”でかつ第1の制
御回路120 から送られてくる第1の読出制御信号R1
が”1”のときに読出し動作を行うものである。残りの
3つの主記憶素子1112〜1114についても、同様である。
【0005】第2の主記憶素子群140 は、3ビットの書
込みアドレス(A,B,C)および3ビットの読出しア
ドレス(D,E,F)により選択される4つの主記憶素
子1411〜1414からなる。ここで、図示左側の主記憶素子
1411は、上述した第1の主記憶素子群110 の図示左側の
主記憶素子1111と同様の構成を有するものであり、クロ
ック信号CLKが”1”でかつ第2の制御回路150 から
送られてくる第5の書込制御信号W5が”1”のときに
書込み動作を行い、クロック信号CLKが”1”でかつ
第2の制御回路150 から送られてくる第5の読出制御信
号R5が”1”のときに読出し動作を行うものである。
残りの3つの主記憶素子1412〜1414についても、同様で
ある。
【0006】(2)第1の制御回路120 および第2の制
御回路150 第1の制御回路120 は、クロック信号CLKが”1”の
とき、書込みアドレス信号A〜C,A’〜C’(書込み
アドレス信号A’〜C’は書込みアドレス信号A〜Cの
反転信号)および読出しアドレス信号D〜E,D’〜
F’(読出しアドレス信号D’〜F’は読出しアドレス
信号D〜Fの反転信号)をデコードして第1の主記憶素
子群110 の各主記憶素子1111〜1114へ第1乃至第4の書
込制御信号W1〜W4および第1乃至第4の読出制御信
号R1〜R4を出力するものである。また、第2の制御
回路150 は、クロック信号CLKが”1”のとき、書込
みアドレス信号A〜C,A’〜C’および読出しアドレ
ス信号D〜F,D’F’をデコードして第2の主記憶素
子群140 の各主記憶素子1411〜1414へ第5乃至第8の書
込制御信号W5〜W8および第5乃至第8の読出制御信
号R5〜R8を出力するものである。表1に、書込みア
ドレス(A,B,C)および読出しアドレス(D,E,
F)と第1乃至第8の書込制御信号W1〜W8および第
1乃至第8の読出制御信号R1〜R8との対応関係を示
す。
【0007】
【表1】 なお、第1の制御回路120 のデコード部は24個のNM
OSトランジスタ1211〜12124からなる公知のものであ
り、第2の制御回路150 のデコード部は、24個のNM
OSトランジスタ1511〜15124からなる公知のものであ
る。第1の制御回路120 の第1の書込制御信号W1の出
力部は、1個のPMOSトランジスタ1221と1個のアナ
ログスイッチ1231と1個のNMOSトランジスタ1241
1個のインバータ1251とからなる公知のものであり、ク
ロック信号CLKが”1”のときに第1の書込制御信号
W1を出力するものである。第1の制御回路120 の第2
乃至第4の書込制御信号W2〜W4の出力部および第1
乃至第4の読出制御信号R1〜R4の出力部と、第2の
制御回路150 の第5乃至第8の書込制御信号W5〜W8
の出力部および第5乃至第8の読出制御信号R5〜R8
の出力部とについても、同様である。
【0008】(3)情報伝播用ダイナミック線分割回路
170 情報伝播用ダイナミック線分割回路170 は、2個のPM
OSトランジスタ171,172と2個のNMOSトランジス
タ173,174と2個のNORゲート175,176とからなる公
知のものであり、第1および第2の情報伝播用ダイナミ
ック線130,160のプリチャージをクロック信号CLK
が”0”のときに行い、第1の主記憶素子群110 と第2
の主記憶素子群140 との間の情報伝播(読み出し/書き
込み)をクロック信号CLKが”1”のときに行うもの
である。
【0009】以上のような構成を有する情報伝播用ダイ
ナミック回路100 は、大容量の情報伝播用ダイナミック
線を情報伝播用ダイナミック線分割回路170 により第1
の情報伝播用ダイナミック線130 と第2の情報伝播用ダ
イナミック線160 とに分割して、動作速度を向上させる
ことを目的とするものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の情報伝播用ダイナミック回路100 は、情報伝播
用ダイナミック線を第1の情報伝播用ダイナミック線13
0 と第2の情報伝播用ダイナミック線160 とに分割する
ことにより確かに高速動作が可能になったが、情報伝播
用ダイナミック線分割回路170 はクロック信号CLK
が”1”のときに第1の主記憶素子群110 と第2の主記
憶素子群140 との間の情報伝播をさせるように動作する
ため、たとえば第1の主記憶素子群110 内での情報伝播
時にも情報伝播用ダイナミック線分割回路170 が第1の
主記憶素子群110 と第2の主記憶素子群140 との間の情
報伝播をさせるなど、動作時の消費電力に対しては何ら
対策がなされていない。今日では、マイクロ・プロセッ
サの命令長の増加に伴い内部パス幅が増加しており(た
とえば、現在では64ビット・バスの製品も存在す
る。)、また、性能向上の目的でその動作周波数も内部
では200MHz以上の製品が現れてきており、消費電
力が無視できないものとなってきている。消費電力が増
加すると、素子のジャンクション温度が上がり、製品化
がそれだけ困難になってくる。
【0011】本発明の目的は、動作速度などの性能を維
持したまま低電力化が図れる情報伝播用ダイナミック回
路を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の情報伝播用ダイ
ナミック回路は、複数個の主記憶素子からなる第1の主
記憶素子群と複数個の主記憶素子からなる第2の主記憶
素子群との間の情報伝播を、前記第1の主記憶素子群の
入出力端と接続された第1の情報伝播用ダイナミック線
と前記第2の主記憶素子群の入出力端と接続された第2
の情報伝播用ダイナミック線との接続点に設けられた情
報伝播用ダイナミック線分割手段を介して行わせる情報
伝播用ダイナミック回路において、複数ビットの書込み
アドレスのうちの所定の1ビットの書込みアドレスの値
に応じて前記第1の主記憶素子群および前記第2の主記
憶素子群のいずれか一方を択一的に選択するとともに、
複数ビットの読出しアドレスのうちの所定の1ビットの
読出しアドレスの値に応じて前記第1の主記憶素子群お
よび前記第2の主記憶素子群のいずれか一方を択一的に
選択して、前記第1の主記憶素子群を構成する前記複数
個の主記憶素子の読み書きを制御する第1の制御手段お
よび前記第2の主記憶素子群を構成する前記複数個の主
記憶素子の読み書きを制御する第2の制御手段と、前記
所定の1ビットの書込みアドレスおよび前記所定の1ビ
ットの読出しアドレスの値に応じて、前記第1の制御手
段および前記第2の制御手段が前記第1の主記憶素子群
と前記第2の主記憶素子群との間で情報の伝播を行わせ
ているか否かを判断し、前記第1の制御手段および前記
第2の制御手段が前記第1の主記憶素子群と前記第2の
主記憶素子群との間で情報の伝播を行わせていると判断
した場合に、前記情報伝播用ダイナミック線分割手段に
前記第1の主記憶素子群と前記第2の主記憶素子群との
間の情報の伝播を行わせる情報伝播許可手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0013】または、本発明の情報伝播用ダイナミック
回路は、複数個の主記憶素子からなる第1の主記憶素子
群と複数個の主記憶素子からなる第2の主記憶素子群と
の間の情報伝播を、前記第1の主記憶素子群の入出力端
と接続された第1の情報伝播用ダイナミック線と前記第
2の主記憶素子群の入出力端と接続された第2の情報伝
播用ダイナミック線との接続点に設けられた情報伝播用
ダイナミック線分割手段を介して行わせる情報伝播用ダ
イナミック回路において、複数ビットの書込みアドレス
のうちの所定の1ビットの書込みアドレスの値に応じて
前記第1の主記憶素子群および前記第2の主記憶素子群
のいずれか一方を択一的に選択するとともに、複数ビッ
トの読出しアドレスのうちの所定の1ビットの読出しア
ドレスの値に応じて前記第1の主記憶素子群および前記
第2の主記憶素子群のいずれか一方を択一的に選択し
て、前記第1の主記憶素子群を構成する前記複数個の主
記憶素子の読み書きを制御する第1の制御手段および前
記第2の主記憶素子群を構成する前記複数個の主記憶素
子の読み書きを制御する第2の制御手段と、前記所定の
1ビットの書込みアドレスおよび前記所定の1ビットの
読出しアドレスの値に応じて、前記第1の制御手段およ
び前記第2の制御手段が前記第1の主記憶素子群から前
記第2の主記憶素子群への情報の伝播を行わせている
か、前記第2の主記憶素子群から前記第1の主記憶素子
群への情報の伝播を行わせているかを判断し、前記第1
の制御手段および前記第2の制御手段が前記第1の主記
憶素子群から前記第2の主記憶素子群への情報の伝播を
行わせていると判断した場合には、前記情報伝播用ダイ
ナミック線分割手段に前記第1の主記憶素子群から前記
第2の主記憶素子群への情報の伝播のみ行わせ、また、
前記第1の制御手段および前記第2の制御手段が前記第
2の主記憶素子群から前記第1の主記憶素子群への情報
の伝播を行わせていると判断した場合には、前記情報伝
播用ダイナミック線分割手段に前記第2の主記憶素子群
から前記第1の主記憶素子群への情報の伝播のみを行わ
せる情報伝播許可手段とを含むことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の情報伝播用ダイナミック回路では、第
1の制御手段および第2の制御手段が、複数ビットの書
込みアドレスのうちの所定の1ビットの書込みアドレス
の値に応じて第1の主記憶素子群および第2の主記憶素
子群のいずれか一方を択一的に選択するとともに、複数
ビットの読出しアドレスのうちの所定の1ビットの読出
しアドレスの値に応じて第1の主記憶素子群および第2
の主記憶素子群のいずれか一方を択一的に選択して、第
1の主記憶素子群を構成する複数個の主記憶素子および
第2の主記憶素子群を構成する複数個の主記憶素子の読
み書きを制御することにより、情報の伝播が第1の主記
憶素子群内,第2の主記憶素子群内または第1の主記憶
素子群と第2の主記憶素子群との間のいずれで行われて
いるかを、複数ビットの書込みアドレスのうちの所定の
1ビットの書込みアドレスの値および複数ビットの読出
しアドレスのうちの所定の1ビットの読出しアドレスの
値から判断することができる。したがって、情報伝播許
可手段が、前記所定の1ビットの書込みアドレスおよび
前記所定の1ビットの読出しアドレスの値に応じて、第
1の制御手段および第2の制御手段が第1の主記憶素子
群と第2の主記憶素子群との間で情報の伝播を行わせて
いるか否かを判断し、第1の制御手段および第2の制御
手段が第1の主記憶素子群と第2の主記憶素子群との間
で情報の伝播を行わせていると判断した場合に、情報伝
播用ダイナミック線分割手段に第1の主記憶素子群と第
2の主記憶素子群との間の情報の伝播を行わせることに
より、第1の主記憶素子群と第2の主記憶素子群との間
で情報の伝播を行うときにのみ情報伝播用ダイナミック
線分割手段を機能させることができる。
【0015】また、情報伝播許可手段が、前記所定の1
ビットの書込みアドレスおよび前記所定の1ビットの読
出しアドレスの値に応じて、第1の制御手段および第2
の制御手段が第1の主記憶素子群から第2の主記憶素子
群への情報の伝播を行わせているか、第2の主記憶素子
群から第1の主記憶素子群への情報の伝播を行わせてい
るかを判断し、第1の制御手段および第2の制御手段が
第1の主記憶素子群から第2の主記憶素子群への情報の
伝播を行わせていると判断した場合には、情報伝播用ダ
イナミック線分割手段に第1の主記憶素子群から第2の
主記憶素子群への情報の伝播のみ行わせ、また、第1の
制御手段および第2の制御手段が第2の主記憶素子群か
ら第1の主記憶素子群への情報の伝播を行わせていると
判断した場合には、情報伝播用ダイナミック線分割手段
に第2の主記憶素子群から第1の主記憶素子群への情報
の伝播のみを行わせることにより、さらに効率的に情報
伝播用ダイナミック線分割手段を機能させることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0017】図1は、本発明の情報伝播用ダイナミック
回路の第1の実施例を示す接続回路図である。情報伝播
用ダイナミック回路1は、以下に示す点で、図3に示し
た従来の情報伝播用ダイナミック回路100 と異なる。
【0018】(1)書込みアドレス(A,B,C)およ
び読出しアドレス(D,E,F)と第1乃至第8の書込
制御信号W1〜W8および第1乃至第8の読出制御信号
R1〜R8との対応関係が、表2に示すものとなってい
る。
【0019】
【表2】 すなわち、書込みアドレス(A,B,C)のMSBであ
る書込みアドレス(A)が”1”のときに、第1の制御
回路20から第1乃至第4の書込制御信号W1〜W4が
出力され、読出しアドレス(D,E,F)のMSBであ
る読出しアドレス(D)が”1”のときに、第1の制御
回路20から第1乃至第4の読出制御信号R1〜R4が
出力されるとともに、書込みアドレス(A,B,C)の
MSBである書込みアドレス(A)が”0”のときに、
第2の制御回路50から第5乃至第8の書込制御信号W
5〜W8が出力され、読出しアドレス(D,E,F)の
MSBである読出しアドレス(D)が”0”のときに、
第2の制御回路60から第5乃至第8の読出制御信号R
5〜R8が出力されるように、第1の制御回路20のデ
コーダ部および第2の制御回路60のデコーダ部が構成
されている。
【0020】(2)情報伝播用ダイナミック線分割回路
70を構成する2つのNORゲート(第1のNORゲー
ト75および第2のNORゲート76)が、3入力NO
R回路からなっており、後述する第3の許可用NORゲ
ート85の出力信号も入力される。
【0021】(3)第1の主記憶素子群10から第2の
主記憶素子群40へまたは第2の主記憶素子群40から
第1の主記憶素子群10へ情報伝播するときにのみ情報
伝播用ダイナミック線分割回路70に対して情報伝播を
許可する情報伝播許可回路80が、新たに設けられてい
る。
【0022】ここで、情報伝播許可回路80は、書込み
アドレス(A’)と読出しアドレス(D)との論理和を
とるための第1の許可用NORゲート81と、書込みア
ドレス(A)と読出しアドレス(D’)との論理和をと
るための第2の許可用NORゲート82と、クロック信
号CLKが”1”のときに第1の許可用NORゲート8
1の出力信号を通過させる第1の許可用アナログスイッ
チ83と、クロック信号CLKが”1”のときに第2の
許可用NORゲート82の出力信号を通過させる第2の
許可用アナログスイッチ84と、第1の許可用アナログ
スイッチ83を通過した信号と第2の許可用アナログス
イッチ84を通過した信号との論理和をとるための第3
の許可用NORゲート85とからなる。なお、第3の許
可用NORゲート85の出力信号は、情報伝播用ダイナ
ミック線分割回路70を構成する第1のNORゲート7
5と第2のNORゲート76とに入力されており、第3
の許可用NORゲート85の出力信号が”0”のときに
のみ、情報伝播用ダイナミック線分割回路70に対して
情報伝播を許可するようにされている。
【0023】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(1,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(1,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(1,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第1の制御回路20から第
2の読出制御信号R2が第1の主記憶素子群10の図示
左から2番目の主記憶素子112 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(1,0,1)である
ため、第1の制御回路20から第1の書込制御信号W1
が第1の主記憶素子群10の図示左側の主記憶素子11
1 へ出力される。その結果、第1の主記憶素子群10の
図示左から2番目の主記憶素子112 から第1の主記憶
素子群10の図示左側の主記憶素子111 へ第1の情報
伝播用ダイナミック線30を介して情報の伝播が行われ
る。
【0024】このとき、第1の許可用NORゲート81
の一方の入力信号である読出しアドレス(D)が”1”
となっているため、第1の許可用NORゲート81の出
力信号は”0”となっている。また、第2の許可用NO
Rゲート82の一方の入力信号である書込みアドレス
(A)が”1”となっているため、第2の許可用NOR
ゲート82の出力信号も”0”となっている。その結
果、情報伝播時(すなわち、クロック信号CLKが”
1”のとき)に第1の許可用アナログスイッチ83を通
過してくる第1の許可用NORゲート81の出力信号と
第2の許可用アナログスイッチ84を通過してくる第2
の許可用NORゲート82の出力信号との論理和をとる
第3の許可用NORゲート85の出力信号が”1”とな
るため、情報伝播用ダイナミック線分割回路70の第1
のNORゲート75の出力信号および第2のNORゲー
ト76の出力信号はともに”0”となる。したがって、
第1のNORゲート75の出力信号がゲートに入力され
るNMOSトランジスタ73および第2のNORゲート
76の出力信号がゲートに入力されるNMOSトランジ
スタ74はともに非活性状態となるため、第1の主記憶
素子群10と第2の主記憶素子群40との間の情報伝播
が禁止される。
【0025】情報伝播用ダイナミック回路1は、書込み
アドレス(A,B,C)のMSBである書込みアドレス
(A)が”1”で、かつ、読出しアドレス(D,E,
F)のMSBである読出しアドレス(D)が”1”であ
るときには、同様の動作を行う。したがって、情報伝播
用ダイナミック回路1においては、第1の主記憶素子群
10内での情報伝播時には、第2の情報伝播用ダイナミ
ック線60には何らの影響も与えられない。
【0026】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(0,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(0,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(0,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第2の制御回路50から第
7の読出制御信号R7が第2の主記憶素子群40の図示
右から2番目の主記憶素子413 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(0,0,1)である
ため、第2の制御回路50から第8の書込制御信号W8
が第2の主記憶素子群40の図示右側の主記憶素子41
4 へ出力される。その結果、第2の主記憶素子群40の
図示右から2番目の主記憶素子413 から第2の主記憶
素子群40の図示右側の主記憶素子414 へ第2の情報
伝播用ダイナミック線60を介して情報の伝播が行われ
る。
【0027】このとき、第1の許可用NORゲート81
の一方の入力信号である読出しアドレス(A’)が”
1”となっているため、第1の許可用NORゲート81
の出力信号は”0”となっている。また、第2の許可用
NORゲート82の一方の入力信号である書込みアドレ
ス(D’)が”1”となっているため、第2の許可用N
ORゲート82の出力信号も”0”となっている。その
結果、情報伝播時(すなわち、クロック信号CLKが”
1”のとき)に第1の許可用アナログスイッチ83を通
過してくる第1の許可用NORゲート81の出力信号と
第2の許可用アナログスイッチ84を通過してくる第2
の許可用NORゲート82の出力信号との論理和をとる
第3の許可用NORゲート85の出力信号が”1”とな
るため、情報伝播用ダイナミック線分割回路70の第1
のNORゲート75の出力信号および第2のNORゲー
ト76の出力信号はともに”0”となる。したがって、
第1のNORゲート75の出力信号がゲートに入力され
るNMOSトランジスタ73および第2のNORゲート
76の出力信号がゲートに入力されるNMOSトランジ
スタ74はともに非活性状態となるため、第1の主記憶
素子群10と第2の主記憶素子群40との間の情報伝播
が禁止される。
【0028】情報伝播用ダイナミック回路1は、書込み
アドレス(A,B,C)のMSBである書込みアドレス
(A)が”0”で、かつ、読出しアドレス(D,E,
F)のMSBである読出しアドレス(D)が”0”であ
るときには、同様の動作を行う。したがって、情報伝播
用ダイナミック回路1においては、第2の主記憶素子群
40内での情報伝播時には、第1の情報伝播用ダイナミ
ック線30には何らの影響も与えられない。
【0029】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(1,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(0,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(0,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第2の制御回路50から第
7の読出制御信号R7が第2の主記憶素子群40の図示
右から2番目の主記憶素子413 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(1,0,1)である
ため、第1の制御回路20から第1の書込制御信号W1
が第1の主記憶素子群10の図示左側の主記憶素子11
1 へ出力される。
【0030】このとき、第1の許可用NORゲート81
の2つの入力信号である書込みアドレス(A’)および
読出しアドレス(D)がともに”0”となっているた
め、第1の許可用NORゲート81の出力信号は”1”
となっている。その結果、情報伝播時(すなわち、クロ
ック信号CLKが”1”のとき)に第1の許可用アナロ
グスイッチ83を通過してくる第1の許可用NORゲー
ト81の出力信号と第2の許可用アナログスイッチ84
を通過してくる第2の許可用NORゲート82の出力信
号との論理和をとる第3の許可用NORゲート85の出
力信号が”0”となるため、情報伝播用ダイナミック線
分割回路70の第1のNORゲート75の出力信号およ
び第2のNORゲート76の出力信号はそれぞれ、第1
の情報伝播用ダイナミック線30および第2の情報伝播
用ダイナミック線60上に出力されている信号の論理値
に依存するようになり、第1の主記憶素子群10と第2
の主記憶素子群40との間の情報伝播が許可される。
【0031】したがって、第2の主記憶素子群40の図
示右から2番目の主記憶素子413から第1の主記憶素
子群10の図示左側の主記憶素子111 へ第2の情報伝
播用ダイナミック線60,情報伝播用ダイナミック線分
割回路70および第1の情報伝播用ダイナミック線30
を介して情報の伝播が行われる。なお、情報伝播用ダイ
ナミック回路1は、書込みアドレス(A,B,C)のM
SBである書込みアドレス(A)が”1”で、かつ、読
出しアドレス(D,E,F)のMSBである読出しアド
レス(D)が”0”であるときには、同様の動作を行
う。
【0032】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(0,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(1,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(1,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第1の制御回路20から第
2の読出制御信号R2が第1の主記憶素子群10の図示
左から2番目の主記憶素子112 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(0,0,1)である
ため、第2の制御回路50から第8の書込制御信号W8
が第2の主記憶素子群40の図示右側の主記憶素子41
4 へ出力される。
【0033】このとき、第2の許可用NORゲート82
の2つの入力信号である書込みアドレス(A)および読
出しアドレス(D’)がともに”0”となっているた
め、第2の許可用NORゲート82の出力信号は”1”
となっている。その結果、情報伝播時(すなわち、クロ
ック信号CLKが”1”のとき)に第1の許可用アナロ
グスイッチ83を通過してくる第1の許可用NORゲー
ト83の出力信号と第2の許可用アナログスイッチ84
を通過してくる第2の許可用NORゲート82の出力信
号との論理和をとる第3の許可用NORゲート85の出
力信号が”0”となるため、情報伝播用ダイナミック線
分割回路70の第1のNORゲート75の出力信号およ
び第2のNORゲート76の出力信号はそれぞれ、第1
の情報伝播用ダイナミック線30および第2の情報伝播
用ダイナミック線60上に出力されている信号の論理値
に依存するようになり、第1の主記憶素子群10と第2
の主記憶素子群40との間の情報伝播が許可される。
【0034】したがって、第1の主記憶素子群10の図
示図示左から2番目の主記憶素子112 から第2の主記
憶素子群40の図示右側の主記憶素子414 へ第1の情
報伝播用ダイナミック線30,情報伝播用ダイナミック
線分割回路70および第2の情報伝播用ダイナミック線
60を介して情報の伝播が行われる。なお、情報伝播用
ダイナミック回路1は、書込みアドレス(A,B,C)
のMSBである書込みアドレス(A)が”0”で、か
つ、読出しアドレス(D,E,F)のMSBである読出
しアドレス(D)が”1”であるときには、同様の動作
を行う。
【0035】図2は、本発明の情報伝播用ダイナミック
回路の第2の実施例を示す接続回路図である。
【0036】本実施例の情報伝播用ダイナミック回路2
は、以下に示す点で、図1に示した第1の実施例の情報
伝播用ダイナミック回路1と異なる。
【0037】(1)情報伝播用許可回路80が、図1に
示した第3の許可用NORゲート85の代わりに、第1
の許可用アナログスイッチ83を通過してくる第1の許
可用NORゲート83の出力信号が入力される第1の許
可用インバータ91と、第2の許可用アナログスイッチ
84を通過してくる第2の許可用NORゲート82の出
力信号が入力される第2の許可用インバータ92とを有
する。
【0038】(2)情報伝播用ダイナミック線分割回路
70の第1のNORゲート75には第2の許可用インバ
ータ92の出力信号が入力され、また、情報伝播用ダイ
ナミック線分割回路70の第2のNORゲート76には
第1の許可用インバータ91の出力信号が入力されてい
る。
【0039】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(1,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(1,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(1,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第1の制御回路20から第
2の読出制御信号R2が第1の主記憶素子群10の図示
左から2番目の主記憶素子112 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(1,0,1)である
ため、第1の制御回路20から第1の書込制御信号W1
が第1の主記憶素子群10の図示左側の主記憶素子11
1 へ出力される。その結果、第1の主記憶素子群10の
図示左から2番目の主記憶素子112 から第1の主記憶
素子群10の図示左側の主記憶素子111 へ第1の情報
伝播用ダイナミック線30を介して情報の伝播が行われ
る。
【0040】このとき、第1の許可用NORゲート81
の一方の入力信号である読出しアドレス(D)が”1”
となっているため、第1の許可用NORゲート81の出
力信号は”0”となっている。また、第2の許可用NO
Rゲート82の一方の入力信号である書込みアドレス
(A)が”1”となっているため、第2の許可用NOR
ゲート82の出力信号も”0”となっている。その結
果、情報伝播時(すなわち、クロック信号CLKが”
1”のとき)に第1の許可用アナログスイッチ83を通
過してくる第1の許可用NORゲート81の出力信号が
入力される第1の許可用インバータ91の出力信号およ
び第2の許可用アナログスイッチ84を通過してくる第
2の許可用NORゲート82の出力信号が入力される第
2の許可用インバータ92の出力信号はともに”1”と
なるため、情報伝播用ダイナミック線分割回路70の第
1のNORゲート75の出力信号および第2のNORゲ
ート76の出力信号はともに”0”となる。したがっ
て、第1のNORゲート75の出力信号がゲートに入力
されるNMOSトランジスタ73および第2のNORゲ
ート76の出力信号がゲートに入力されるNMOSトラ
ンジスタ74はともに非活性状態となるため、第1の主
記憶素子群10と第2の主記憶素子群40との間の情報
伝播が禁止される。
【0041】情報伝播用ダイナミック回路1は、書込み
アドレス(A,B,C)のMSBである書込みアドレス
(A)が”1”で、かつ、読出しアドレス(D,E,
F)のMSBである読出しアドレス(D)が”1”であ
るときには、同様の動作を行う。したがって、情報伝播
用ダイナミック回路1においては、第1の主記憶素子群
10内での情報伝播時には、第2の情報伝播用ダイナミ
ック線60には何らの影響も与えられない。
【0042】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(0,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(0,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(0,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第2の制御回路50から第
7の読出制御信号R7が第2の主記憶素子群40の図示
右から2番目の主記憶素子413 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(0,0,1)である
ため、第2の制御回路50から第8の書込制御信号W8
が第2の主記憶素子群40の図示右側の主記憶素子41
4 へ出力される。その結果、第2の主記憶素子群40の
図示右から2番目の主記憶素子413 から第2の主記憶
素子群40の図示右側の主記憶素子414 へ第2の情報
伝播用ダイナミック線60を介して情報の伝播が行われ
る。
【0043】このとき、第1の許可用NORゲート81
の一方の入力信号である読出しアドレス(A’)が”
1”となっているため、第1の許可用NORゲート81
の出力信号は”0”となっている。また、第2の許可用
NORゲート82の一方の入力信号である書込みアドレ
ス(D’)が”1”となっているため、第2の許可用N
ORゲート82の出力信号も”0”となっている。その
結果、情報伝播時(すなわち、クロック信号CLKが”
1”のとき)に第1の許可用アナログスイッチ83を通
過してくる第1の許可用NORゲート81の出力信号が
入力される第1の許可用インバータ91の出力信号およ
び第2の許可用アナログスイッチ84を通過してくる第
2の許可用NORゲート82の出力信号が入力される第
2の許可用インバータ92の出力信号はともに”1”と
なるため、情報伝播用ダイナミック線分割回路70の第
1のNORゲート75の出力信号および第2のNORゲ
ート76の出力信号はともに”0”となる。したがっ
て、第1のNORゲート75の出力信号がゲートに入力
されるNMOSトランジスタ73および第2のNORゲ
ート76の出力信号がゲートに入力されるNMOSトラ
ンジスタ74はともに非活性状態となるため、第1の主
記憶素子群10と第2の主記憶素子群40との間の情報
伝播が禁止される。
【0044】情報伝播用ダイナミック回路1は、書込み
アドレス(A,B,C)のMSBである書込みアドレス
(A)が”0”で、かつ、読出しアドレス(D,E,
F)のMSBである読出しアドレス(D)が”0”であ
るときには、同様の動作を行う。したがって、情報伝播
用ダイナミック回路1においては、第2の主記憶素子群
40内での情報伝播時には、第1の情報伝播用ダイナミ
ック線30には何らの影響も与えられない。
【0045】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(1,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(0,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(0,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第2の制御回路50から第
7の読出制御信号R7が第2の主記憶素子群40の図示
右から2番目の主記憶素子413 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(1,0,1)である
ため、第1の制御回路20から第1の書込制御信号W1
が第1の主記憶素子群10の図示左側の主記憶素子11
1 へ出力される。
【0046】このとき、第1の許可用NORゲート81
の2つの入力信号である書込みアドレス(A’)および
読出しアドレス(D)がともに”0”となっているた
め、第1の許可用NORゲート81の出力信号は”1”
となっている。その結果、情報伝播時(すなわち、クロ
ック信号CLKが”1”のとき)に第1の許可用アナロ
グスイッチ83を通過してくる第1の許可用NORゲー
ト81の出力信号が入力される第1の許可用インバータ
91の出力信号は”0”となるため、情報伝播用ダイナ
ミック線分割回路70の第2のNORゲート76の出力
信号は第2の情報伝播用ダイナミック線60上に出力さ
れている信号の論理値に依存するようになり、第2の主
記憶素子群40から第1の主記憶素子群10への情報伝
播が許可される。したがって、第2の主記憶素子群40
の図示右から2番目の主記憶素子413 から第1の主記
憶素子群10の図示左側の主記憶素子111 へ第2の情
報伝播用ダイナミック線60,情報伝播用ダイナミック
線分割回路70および第1の情報伝播用ダイナミック線
30を介して情報の伝播が行われる。
【0047】なお、このとき、第2の許可用NORゲー
ト82の2つの入力信号である書込みアドレス(A)お
よび読出しアドレス(D’)がともに”1”となってい
るため、第2の許可用NORゲート82の出力信号は”
0”となっている。その結果、情報伝播時(すなわち、
クロック信号CLKが”1”のとき)に第2の許可用ア
ナログスイッチ84を通過してくる第2の許可用NOR
ゲート82の出力信号が入力される第2の許可用インバ
ータ92の出力信号は”1”となるため、情報伝播用ダ
イナミック線分割回路70の第1のNORゲート75の
出力信号は”0”となる。したがって、第1のNORゲ
ート75の出力信号がゲートに入力されるNMOSトラ
ンジスタ73は非活性状態となるため、第1の主記憶素
子群10から第2の主記憶素子群40への情報伝播が禁
止される。
【0048】情報伝播用ダイナミック回路1は、書込み
アドレス(A,B,C)のMSBである書込みアドレス
(A)が”1”で、かつ、読出しアドレス(D,E,
F)のMSBである読出しアドレス(D)が”0”であ
るときには、同様の動作を行う。
【0049】次に、書込みアドレス(A,B,C)=
(0,0,1)および読出しアドレス(D,E,F)=
(1,1,0)の場合の情報伝播用ダイナミック回路1
の動作について説明する。この場合には、読出しアドレ
ス(D,E,F)が(1,1,0)であるため、表2に
示したアドレス対応表より、第1の制御回路20から第
2の読出制御信号R2が第1の主記憶素子群10の図示
左から2番目の主記憶素子112 へ出力される。また、
書込みアドレス(A,B,C)が(0,0,1)である
ため、第2の制御回路50から第8の書込制御信号W8
が第2の主記憶素子群40の図示右側の主記憶素子41
4 へ出力される。
【0050】このとき、第2の許可用NORゲート82
の2つの入力信号である書込みアドレス(A)および読
出しアドレス(D’)がともに”0”となっているた
め、第2の許可用NORゲート82の出力信号は”1”
となっている。その結果、情報伝播時(すなわち、クロ
ック信号CLKが”1”のとき)に第2の許可用アナロ
グスイッチ84を通過してくる第2の許可用NORゲー
ト82の出力信号が入力される第2の許可用インバータ
92の出力信号は”0”となるため、ダイナミック線分
割回路70の第1のNORゲート75の出力信号は第1
の情報伝播用ダイナミック線30上に出力されている信
号の論理値に依存するようになり、第1の主記憶素子群
10から第2の主記憶素子群40への情報伝播が許可さ
れる。したがって、第1の主記憶素子群10の図示左か
ら2番目の主記憶素子112 から第2の主記憶素子群4
0の図示右側の主記憶素子414 へ第1の情報伝播用ダ
イナミック線30,情報伝播用ダイナミック線分割回路
70および第2の情報伝播用ダイナミック線60を介し
て情報の伝播が行われる。
【0051】なお、このとき、第1の許可用NORゲー
ト81の2つの入力信号である書込みアドレス(A’)
および読出しアドレス(D)がともに”1”となってい
るた情報伝播時(すなわち、クロック信号CLKが”
1”のとき)に第1の許可用アナログスイッチ83を通
過してくる第1の許可用NORゲート81の出力信号が
入力される第1の許可用インバータ91の出力信号は”
1”となるため、情報伝播用ダイナミック線分割回路7
0の第2のNORゲート76の出力信号は”0”とな
る。したがって、第2のNORゲート76の出力信号が
ゲートに入力されるNMOSトランジスタ74は非活性
状態となるため、第2の主記憶素子群40から第1の主
記憶素子群10への情報伝播が禁止される。
【0052】情報伝播用ダイナミック回路1は、書込み
アドレス(A,B,C)のMSBである書込みアドレス
(A)が”0”で、かつ、読出しアドレス(D,E,
F)のMSBである読出しアドレス(D)が”1”であ
るときには、同様の動作を行う。
【0053】ダイナミック線を分割して低電力化が図れ
る半導体メモリ装置として、特開平4−177692号
公報に提案されているものがあるが、この半導体メモリ
装置は、情報の一部について非選択主記憶素子群への情
報伝播を禁止することにより低電力化を実現する点で、
本発明の情報伝播用ダイナミック回路と異なる。また、
情報伝播用ダイナミック線の負荷を軽減する半導体装置
として、特開平4−77811号公報に提案されている
ものがあるが、この半導体装置は、複数の主記憶素子群
をスイッチで情報伝播用ダイナミック線に接続すること
により高速動作を実現している点で、本発明の情報伝播
用ダイナミック回路と異なる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。
【0055】請求項1記載の発明は、第1の主記憶素子
群と第2の主記憶素子群との間で情報の伝播を行うとき
にのみ情報伝播用ダイナミック線分割手段を機能させる
ことができるため、動作速度などの性能を維持したまま
低電力化が図れる。
【0056】請求項2記載の発明は、第1の主記憶素子
群から第2の主記憶素子群への情報の伝播と第2の主記
憶素子群から第1の主記憶素子群への情報の伝播とを区
別して情報伝播用ダイナミック線分割手段を機能させる
ことができるため、さらに低電力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報伝播用ダイナミック回路の第1の
実施例を示す接続回路図である。
【図2】本発明の情報伝播用ダイナミック回路の第2の
実施例を示す接続回路図である。
【図3】情報伝播用ダイナミック回路の一従来例を示す
接続回路図である。
【符号の説明】
1,2 情報伝播用ダイナミック回路 10 第1の主記憶素子群 111〜114,411〜414 主記憶素子 121〜161,211〜2124,511〜5124,2
1,73,74 NMOSトランジスタ 171,181,251 インバータ 20 第1の制御回路 221,71,72 PMOSトランジスタ 231 アナログスイッチ 30 第1の情報伝播用ダイナミック線 40 第2の主記憶素子群 50 第2の制御回路 60 第2の情報伝播用ダイナミック線 70 情報伝播用ダイナミック線分割回路 75,76 NORゲート 80 情報伝播許可回路 81 第1の許可用NORゲート 82 第2の許可用NORゲート 83 第1の許可用アナログスイッチ 84 第2の許可用アナログスイッチ 85 第3の許可用NORゲート 91 第1の許可用インバータ 92 第2の許可用インバータ CLK クロック信号 W1〜W8 書込制御信号 R1〜R8 読出制御信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の主記憶素子からなる第1の主記
    憶素子群と複数個の主記憶素子からなる第2の主記憶素
    子群との間の情報伝播を、前記第1の主記憶素子群の入
    出力端と接続された第1の情報伝播用ダイナミック線と
    前記第2の主記憶素子群の入出力端と接続された第2の
    情報伝播用ダイナミック線との接続点に設けられた情報
    伝播用ダイナミック線分割手段を介して行わせる情報伝
    播用ダイナミック回路において、 複数ビットの書込みアドレスのうちの所定の1ビットの
    書込みアドレスの値に応じて前記第1の主記憶素子群お
    よび前記第2の主記憶素子群のいずれか一方を択一的に
    選択するとともに、複数ビットの読出しアドレスのうち
    の所定の1ビットの読出しアドレスの値に応じて前記第
    1の主記憶素子群および前記第2の主記憶素子群のいず
    れか一方を択一的に選択して、前記第1の主記憶素子群
    を構成する前記複数個の主記憶素子の読み書きを制御す
    る第1の制御手段および前記第2の主記憶素子群を構成
    する前記複数個の主記憶素子の読み書きを制御する第2
    の制御手段と、 前記所定の1ビットの書込みアドレスおよび前記所定の
    1ビットの読出しアドレスの値に応じて、前記第1の制
    御手段および前記第2の制御手段が前記第1の主記憶素
    子群と前記第2の主記憶素子群との間で情報の伝播を行
    わせているか否かを判断し、前記第1の制御手段および
    前記第2の制御手段が前記第1の主記憶素子群と前記第
    2の主記憶素子群との間で情報の伝播を行わせていると
    判断した場合に、前記情報伝播用ダイナミック線分割手
    段に前記第1の主記憶素子群と前記第2の主記憶素子群
    との間の情報の伝播を行わせる情報伝播許可手段とを含
    むことを特徴とする情報伝播用ダイナミック回路。
  2. 【請求項2】 複数個の主記憶素子からなる第1の主記
    憶素子群と複数個の主記憶素子からなる第2の主記憶素
    子群との間の情報伝播を、前記第1の主記憶素子群の入
    出力端と接続された第1の情報伝播用ダイナミック線と
    前記第2の主記憶素子群の入出力端と接続された第2の
    情報伝播用ダイナミック線との接続点に設けられた情報
    伝播用ダイナミック線分割手段を介して行わせる情報伝
    播用ダイナミック回路において、 複数ビットの書込みアドレスのうちの所定の1ビットの
    書込みアドレスの値に応じて前記第1の主記憶素子群お
    よび前記第2の主記憶素子群のいずれか一方を択一的に
    選択するとともに、複数ビットの読出しアドレスのうち
    の所定の1ビットの読出しアドレスの値に応じて前記第
    1の主記憶素子群および前記第2の主記憶素子群のいず
    れか一方を択一的に選択して、前記第1の主記憶素子群
    を構成する前記複数個の主記憶素子の読み書きを制御す
    る第1の制御手段および前記第2の主記憶素子群を構成
    する前記複数個の主記憶素子の読み書きを制御する第2
    の制御手段と、 前記所定の1ビットの書込みアドレスおよび前記所定の
    1ビットの読出しアドレスの値に応じて、前記第1の制
    御手段および前記第2の制御手段が前記第1の主記憶素
    子群から前記第2の主記憶素子群への情報の伝播を行わ
    せているか、前記第2の主記憶素子群から前記第1の主
    記憶素子群への情報の伝播を行わせているかを判断し、
    前記第1の制御手段および前記第2の制御手段が前記第
    1の主記憶素子群から前記第2の主記憶素子群への情報
    の伝播を行わせていると判断した場合には、前記情報伝
    播用ダイナミック線分割手段に前記第1の主記憶素子群
    から前記第2の主記憶素子群への情報の伝播のみを行わ
    せ、また、前記第1の制御手段および前記第2の制御手
    段が前記第2の主記憶素子群から前記第1の主記憶素子
    群への情報の伝播を行わせていると判断した場合には、
    前記情報伝播用ダイナミック線分割手段に前記第2の主
    記憶素子群から前記第1の主記憶素子群への情報の伝播
    のみを行わせる情報伝播許可手段とを含むことを特徴と
    する情報伝播用ダイナミック回路。
JP5305197A 1993-12-06 1993-12-06 情報伝播用ダイナミック回路 Expired - Lifetime JP2600597B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305197A JP2600597B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 情報伝播用ダイナミック回路
US08/354,136 US5440522A (en) 1993-12-06 1994-12-06 Connection/disconnection control circuit for data lines between memory groups

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305197A JP2600597B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 情報伝播用ダイナミック回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07161186A JPH07161186A (ja) 1995-06-23
JP2600597B2 true JP2600597B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=17942224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5305197A Expired - Lifetime JP2600597B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 情報伝播用ダイナミック回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5440522A (ja)
JP (1) JP2600597B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9223226D0 (en) * 1992-11-05 1992-12-16 Algotronix Ltd Improved configurable cellular array (cal ii)
KR0172372B1 (ko) * 1995-12-22 1999-03-30 김광호 반도체 메모리 장치의 병합 데이타 출력 모드 선택 방법
US5991850A (en) 1996-08-15 1999-11-23 Micron Technology, Inc. Synchronous DRAM modules including multiple clock out signals for increasing processing speed
JP2965071B2 (ja) * 1997-05-26 1999-10-18 日本電気株式会社 集積回路装置
DE19838813A1 (de) * 1998-08-26 2000-03-02 Siemens Ag Speichersystem

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0477811A (ja) * 1990-07-13 1992-03-11 Matsushita Electron Corp 半導体装置
JP2630059B2 (ja) * 1990-11-09 1997-07-16 日本電気株式会社 半導体メモリ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07161186A (ja) 1995-06-23
US5440522A (en) 1995-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6016066A (en) Method and apparatus for glitch protection for input buffers in a source-synchronous environment
EP0822663B1 (en) Separate set/reset paths for time critical signals
JP3147432B2 (ja) パイプライン処理装置
US5396108A (en) Latch controlled output driver
US5224065A (en) Arithmetic operation unit having bit inversion function
EP0219846B1 (en) Latch circuit tolerant of undefined control signals
JPH04219012A (ja) 半導体集積回路
JP2600597B2 (ja) 情報伝播用ダイナミック回路
JPS62202537A (ja) 半導体集積回路装置
JPS6118059A (ja) メモリ回路
KR100321164B1 (ko) 메모리 소자의 데이터 기입 및 독출 제어방법 및 회로
JPH0573268A (ja) 加算器
JPH0389624A (ja) 半導体集積回路
US4912666A (en) Pseudo-random noise code generating circuit
US5748557A (en) Address buffer for high-speed address inputting
JP3459330B2 (ja) 高速バレルシフタ
JP3386535B2 (ja) 中央演算処理装置内汎用レジスタセット回路装置
JPH11340796A (ja) フリップフロップ回路
KR19980026493A (ko) 반도체장치의 신호라인 구동회로
EP0352745A2 (en) Microprocessor
US5970014A (en) Semiconductor memory device having two or more memory blocks
JP2000243088A (ja) アドレス復号化装置
JPH0376095A (ja) 論理回路用メモリ
JPS6242359B2 (ja)
US6701423B2 (en) High speed address sequencer