JP2600163Y2 - 扉用框 - Google Patents

扉用框

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JP2600163Y2
JP2600163Y2 JP1993029983U JP2998393U JP2600163Y2 JP 2600163 Y2 JP2600163 Y2 JP 2600163Y2 JP 1993029983 U JP1993029983 U JP 1993029983U JP 2998393 U JP2998393 U JP 2998393U JP 2600163 Y2 JP2600163 Y2 JP 2600163Y2
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JP
Japan
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door frame
door
end plate
lvl
mdf
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JP1993029983U
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JPH071268U (ja
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一則 岡
喜美夫 山本
栄一 前田
誠司 長尾
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Okura Kogyo KK
Original Assignee
Okura Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木製の家屋用ドアーや
クローゼット用折戸、或は、家具用扉等の扉用框に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】木製のドアーやクローゼット用折戸、或
は、家具の扉等に用いられている扉用框には、無垢の木
が用いられていた。しかし、最近無垢の木は高価にな
り、扉用框に集成材や木質系繊維板が用いられるように
なってきた。特に、LVLの両面にMDFを積層させた
扉用框は、軽量で安価であり、しかも、強度が強く、そ
の上、框の表面に凹凸模様を付与させるのが容易であっ
た。
【0003】しかし、上記LVLの両面に同じ厚みのM
DFを積層させた従来の扉用框は、該框が鏡板の表面か
ら突出する量を扉の表側と裏側とで相違させると、例え
ば、框が鏡板の面から突出する量を、扉の表側よりも裏
側の方を多くすると、鏡板に湾曲が生じ、扉の開け閉め
に支障をきたしていた。即ち、框が鏡板の面から突出す
る量を表側と裏側とで相違させるために、框の芯層であ
るLVLの厚み方向の中央部から外れた位置に、鏡板の
凸部を係合させる凹部を設けると、鏡板に湾曲が生じて
しまっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、LVLとM
DFの積層体からなる扉用框において、鏡板面から突出
する扉用框の量を扉の表側と裏側とで相違させても、鏡
板に湾曲を生じさせないような扉用框を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために次のような形状の扉用框とした。即ち、L
VLの両面にMDFが積層され、該LVLの厚み方向の
中央部に鏡板の凸部を係合するように凹部が形成され、
しかも、該LVLの両面に積層されている各MDFの厚
みが相違する。
【0006】以下、本考案の扉用框を、図面を用いて説
明する。
【0007】図1は、LVLの両面に積層されたMDF
の厚みが同じで、しかも、鏡板から突出している扉用框
の量が同じである従来の扉用框に鏡板が係合されている
状態を示す断面図である。又、図2は、LVLの両面に
積層されたMDFの厚みが異なり、しかも、鏡板から突
出している扉用框の量が異なる本考案の扉用框に鏡板が
係合されている状態を示す断面図である。
【0008】まず、扉用框(1)は、LVL(2)の両
面に各MDF(3),(3’)が積層されている。図1
に示された扉用框(1)は、積層されている各MDF
(3),(3’)の厚みが同じ厚みである。これに対
し、図2に示された扉用框(1)は、積層されている各
MDF(3),(3’)の厚みが異なっている。
【0009】次に、LVL(2)の厚み方向の中央部
に、凹部(21)が形成され、該凹部に扉用框(1)と
鏡板(4)を連結するために鏡板(4)の凸部(41)
が係合されている。即ち、図1に於いては、LVLの両
面に積層されたMDFの厚みが同じで、LVLに設けら
れた凹部が扉用框の厚み方向の中央部に位置し、扉の表
側で扉用框が鏡板面から突出している量(L1)が扉の
裏側で扉用框が鏡板面から突出している量(L2)と同
じになっている。これに対し、図2に於いては、LVL
の両側に積層されたMDFの厚みが異なり、LVLに設
けられた凹部が扉用框の厚み方向の中央部には位置して
いないので、扉の表側で扉用框が鏡板面から突出してい
る量(L1)と扉の裏側で扉用框が鏡板面から突出して
いる量(L2)とが異なっている。即ち、図2に於いて
は、L1<L2の関係になっている。
【0010】尚、扉用框の凹部と係合する鏡板の凸部
は、鏡板が一般に薄いので、該鏡板の厚み方向の中央部
に位置しているのが一般的である。
【0011】本考案の扉用框は、芯層であるLVLの厚
み方向の中央部に鏡板の凸部を係合するような凹部が形
成され、扉用框と鏡板とが連結されている。又、LVL
の両面に積層させる各MDFの厚みが異なっており、鏡
板の面から突出する扉用框の量を扉の表側と裏側とで相
違させている。
【0012】一般に扉用框の厚みは、強度面からある程
度の厚みが必要である。しかも、扉の表側で鏡板の面か
ら突出する扉用框の量は、余り大きくならない方が意匠
性等の面から好ましい。即ち、鏡板の面から突出する扉
用框の量を、扉の表側よりも裏側の方により大きく突出
させるのが好ましい。そこで、本考案では、鏡板の面か
ら突出する扉用框の量を扉の表側よりも裏側をより大き
くするために、扉の裏側になる框の面に厚みの厚いMD
Fを積層させ、扉の表側になる框の面に厚みの厚いMD
Fを積層させる。
【0013】しかし、鏡板の面から突出する扉用框の量
を表側と裏側とで相違させるために、鏡板の凸部を係合
させる扉用框の凹部をLVLの厚み方向の中心部から外
すと、LVLの表面から凹部までの距離が近い側に鏡板
が凸状に湾曲する。そこで、本考案では、LVLの厚み
方向の中心部に凹部を形成し、該凹部に鏡板の凸部を係
合させることにより鏡板の湾曲をなくした。
【0014】尚、鏡板の湾曲は、特に長手方向に生じ易
いので、本考案の扉用框は扉の周囲四方全てに用いる必
要はなく、少なくとも長手方向の二辺に用いてもよい。
【0015】本考案の扉用框に用いられるLVLは、単
板の繊維方向を平行に積層させた単板積層板で、従来一
般に用いられるものであり、積層させる単板の枚数や厚
み等については特に限定されるものではない。
【0016】尚、LVLの繊維方向は、扉用框の長さ方
向で、該LVLに設けられた凹部は該繊維方向に直交す
るように掘られている。
【0017】又、本考案の扉用框に用いられるMDF
は、密度が0.4〜0.8g/cm3の中密度木質繊維
板で、従来一般に用いられているものがそのまま用いら
れる。
【0018】そして、LVLとMDFの積層について
も、特に限定されるものではなく、従来一般に行われて
いる接着剤による積層方法等により行われる。
【0019】又、本考案の扉用框の表面には、塩ビシー
ト等を貼り付けて表装することも出来る。
【0020】鏡板としては、木質系板状のものが用いら
れるが、無垢の板は高価であるので、一般的には合板や
パーティクルボード、特に化粧合板や化粧パーティクル
ボードが好適に用いられる。
【0021】尚、本考案の扉用框の凹部には、鏡板の凸
部のみならず、鏡板の端部をそのまま係合させることも
できる。
【0022】本考案の扉用框は、家屋等の木製ドアーや
折戸、或は、木製のクローゼットや家具等の折戸や扉等
に用いることができる。
【0023】
【考案の効果】考案の扉用框は、鏡板に湾曲を生じさせ
ないので、扉に狂いが生ぜず、扉の開け閉めが何時まで
もスムーズである。特に、長尺の扉に大きな効果を発揮
する。しかも、鏡板面よりも突出している扉用框の量
を、扉の表側よりも裏側の量を多くしても、鏡板に湾曲
を生じさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】LVLの両面に積層されたMDFの厚みが同じ
で、しかも、鏡板から突出している扉用框の量が同じで
ある従来の扉用框に鏡板が係合されている状態を示す断
面図である。
【図2】LVLの両面に積層されたMDFの厚みが異な
り、しかも、鏡板から突出している扉用框の量が異なる
本考案の扉用框に鏡板が係合されている状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 :扉用扉 2 :単板積層板(LVL) 21 :凹部 3,3’:木質系中密度繊維板(MDF) 4 :鏡板 41 :凸部 L1 :扉の表側で扉用框が鏡板面から突出してい
る量 L2 :扉の裏側で扉用框が鏡板面から突出してい
る量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 3/70 - 3/78

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単板積層板(2)(以下、LVLと称す
    る。)の両面に木質系中密度繊維板(3),(3’)
    (以下、MDFと称する。)が積層され、上記LVLの
    厚み方向の中央部に、鏡板(4)の凸部(41)を係合
    するような凹部(21)が形成され、しかも、LVLの
    両面に積層されている各MDF(3),(3’)の厚み
    が相違していることを特徴とする扉用框(1)。
JP1993029983U 1993-06-04 1993-06-04 扉用框 Expired - Lifetime JP2600163Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993029983U JP2600163Y2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 扉用框

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993029983U JP2600163Y2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 扉用框

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Publication Number Publication Date
JPH071268U JPH071268U (ja) 1995-01-10
JP2600163Y2 true JP2600163Y2 (ja) 1999-10-04

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