JP2600013Y2 - 化粧用溝蓋 - Google Patents

化粧用溝蓋

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JP2600013Y2
JP2600013Y2 JP1993072439U JP7243993U JP2600013Y2 JP 2600013 Y2 JP2600013 Y2 JP 2600013Y2 JP 1993072439 U JP1993072439 U JP 1993072439U JP 7243993 U JP7243993 U JP 7243993U JP 2600013 Y2 JP2600013 Y2 JP 2600013Y2
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plate
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三男 山下
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三男 山下
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、公園、建物、道路など
に付属して設けられる排水溝などの溝蓋として使用さ
れ、周囲の舗装材料と同じ材料を充填することのできる
上面が開口した箱体を有し、両側の溝へ排水するための
スリットを有するステンレス鋼板などの鋼板より組立て
てなる化粧用溝蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、公園、建物、道路などに付属
して設けられる排水溝の溝蓋としては、グレーチングや
コンクリート製の溝蓋が使用されてきたが、近時、美粧
さが要求されるようになり、周囲の舗装材料を充填でき
る上面が開口した箱体の両側に、路上の雨水を溝に排水
するためのスリットを設けた化粧用溝蓋が使用されるよ
うになってきた。
【0003】このような化粧用溝蓋は、耐圧強度が良好
な鋳鉄で一体成型されてきたが、近時、美粧化が要求さ
れようになり、金属光沢のあるステンレス鋼板など鋼板
を使用し組立てた製品が広く用いられるようになってき
た。本願出願人も鋼板を組立ててなる化粧用溝蓋に関
し、実願平3−30441号、実願平3−101874
号、実願平3−101875号、実願平4−48754
号、実願平4−48755号など数多くの提案を行なっ
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ステンレス鋼板など鋼
板を組立ててなる化粧用溝蓋は、周囲の舗装材料と同じ
材料を充填することができる上面が開口する箱体を有
し、両側に排水用のスリットが設けられているが、近
時、周囲の舗装材料も透水性の舗装材料が水性無機質カ
ラー舗装用着色剤により着色が可能となり、カラー舗装
材料として使用されるようになった。このような透水性
のあるカラー舗装材料で充填されると周囲は雨水が止ん
だとき早く乾くが、化粧用溝蓋の部分は雨水が舗装材料
中に残る恐れがあり、舗装材料に含まれた雨水の水抜き
ができることが要望されるようになってきた。
【0005】また、現場にてコンクリートを充填したの
ち、タイルなどの舗装用表面材を貼ることがあり、コン
クリートが鋼板で囲まれた箱体に充填されるため、周囲
と固化に差が生じたり、化粧用溝蓋の設置場所が僅かで
も傾斜しているとコンクリートが箱体の表面に対して傾
斜して固化してしまう恐れがあり、固化を早めたり、箱
体の表面と充填されたコンクリートの表面が平行に充填
できることが要望されるようになってきた。さらに、タ
イルなど表面材を使用するとき、表面材の厚さを考慮し
てコンクリートを充填する必要があり、その必要量を容
易に充填できることが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく種
々検討の結果、箱体の底板または/および側板に透水性
の舗装材料の粒径よりも小さい約2〜3mmの透孔を穿設
し、コンクリートなど流失する恐れのあるものを充填す
るときは予め吸水性のあるシートを底板の裏面または側
板の外側面より該透孔を剥離可能に封着することによ
り、さらに舗装の表面材として使用するタイル、鉄平
石、人造ブロック、レンガなどのそれぞれの厚さがほゞ
決っているので、表面材の厚さより僅か長い側板の表面
からの距離に各側板に少なくも1ケ所または相対する側
板に2ケ所透孔を設けることにより解決せるものであ
る。
【0007】
【作用】底板および/または側板に設けた透孔は、透水
性舗装材料を充填せるときに排水用として、コンクリー
トを充填せるときは透水性のあるシートを介して余分な
水が発散、側板に設けた表面より等距離に設けた透孔は
充填したコンクリートの表面の水平となっているかを示
し、さらに余分なコンクリートや水を流す作用がある。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1〜2に示す如く、本願考案の化粧用溝蓋はステンレス
鋼板など鋼板を所要寸法に切断し、折り曲げ、熔接する
などして組み立ててなり、底板(2)の各辺に側板(3)、
(3)、側板(4)、(4)を隆設し上面が開口した箱体(1)の溝
懸架部側の側板(3)、(3)の外側に、条片(5)、(5)、(5)
を並列に設けてスリット(8)、(8)…を形成せしめてな
り、該スリット(8)、(8)を形成する条片(5)、(5)、(5)
は、図1〜3に示す如く、側板(3)と底板(2)に固定され
るブラケット(6)より支えられるよう固定される。
【0009】このように構成された化粧用溝蓋におい
て、図に示す如く箱体(1)の底板(2)に直径2〜3mmの透
孔(9)を全面に亘り穿設する。また、側板(3)、(3)、側
板(4)、(4)にも必要に応じ透孔(9)を穿設してもよい。
【0010】 また、図3に示す如く、舗装材料のうち
コンクリートなどを充填するときは箱体(1)に穿設し
た排水用の透孔(9)を予め吸水性のあるシート(1
4)で剥離可能に封着しておくとよく、シート(14)
は普通の通気性のある紙を用いるとよい。
【0011】 また、図1、3に示す如く、タイルなど
の表面材(12)の厚さにモルタルなどの目地(13)
の厚さを加えた側板(3)、(4)の各側板の上面より
低い位置に1ケ所宛、または相対する側板に2ケ所間隔
をおいて少くも4ケ所水準の目印用の透孔(10)を穿
設するとよい。この場合、表面材(12)の厚さに合せ
て透孔(10)を穿設することが望ましいが、比較的薄
いタイルなどのグループ、レンガなど比較的厚いものの
グループにわけ、薄いグループと厚いグループの最も厚
いそれぞれの表面材(12)の厚さに合せて穿孔してお
くとよい。
【0012】
【考案の効果】本考案は、以上の述べた如く、化粧用溝
蓋の上面が開口する箱体(1)の底板(2)に透孔(9)を穿設
することにより、透水性の充填材料を充填することがで
き、コンクリートなどを充填するときは裏面に予め吸水
性を有する紙で穴を塞いでおくと、コンクリートが流失
することがなく、早く乾燥させることができ、目的を達
成することができるものである。また、側板(3)、(3)ま
たは/および側板(4)、(4)に上端より同じ寸法の位置に
設けた透孔(10)は、コンクリートなどの充填材の表面を
側板の表面と平行に保つことができ、従ってタイルの表
面材を側板の表面に対し傾いたりすることなく貼ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状況を示す図2のA−A線断面図。
【図2】平面図。
【図3】他の実施例を示す部分拡大断面図。
【符号の説明】
1 箱体 2 底板 3、4 側板 5 条片 6 ブラケット 7 脚片 8 スリット 9 透孔(排水用の) 10 透孔(水準の目印の) 11 コンクリートなどの充填材 12 表面材 13 目地 14 シート

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を所要寸法に切断し、折り曲げ、熔
    接するなどして組立ててなり、底板(2)の相対する辺
    に側板(3)、(3)、側板(4)、(4)を隆設する
    よう上方に折り曲げまたは熔接してなる上面が全面開口
    する箱体(1)の溝懸架部側の側板(3)、(3)の外
    側に、条片(5)、(5)、を並列に間隔をおいて設
    け、スリット(8)、(8)を形成し、箱体(1)の溝
    懸架部の底面に脚片を設けてなり、排水用の透孔(9)
    を底板(2)、側板(3)、(3)側板(4)、(4)
    などに穿設した化粧用溝蓋において、該排水用の透孔
    (9)を底板(2)の裏面、側板(3)、(3)側板
    (4)、(4)の外側面より吸水性のあるシート(1
    4)で剥離可能に封着してなる化粧用溝蓋。
  2. 【請求項2】 鋼板を所要寸法に切断し、折り曲げ、熔
    接するなどして組立ててなり、底板(2)の相対する辺
    に側板(3)、(3)、側板(4)、(4)を隆設する
    よう上方に折り曲げまたは熔接してなる上面が全面開口
    する箱体(1)の溝懸架部側の側板(3)、(3)の外
    側に、条片(5)、(5)、を並列に間隔をおいて設
    け、スリット(8)、(8)を形成し、箱体(1)の溝
    懸架部の底面に脚片を設けてなる化粧用溝蓋において、
    側板(3)、(3)または/および側板(4)、(4)
    に、側板(3)、(3)、側板(4)、(4)の上端よ
    り表面材(12)とモルタルなどの目地(13)の厚さ
    を加えた長さだけ低い位置に1ケ所宛または相対する
    側板に2ケ所間隔をおいて少くも4ケ所水準目印用の
    孔(10)を穿設してなる化粧用溝蓋。
JP1993072439U 1993-12-17 1993-12-17 化粧用溝蓋 Expired - Lifetime JP2600013Y2 (ja)

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JPH0735548U JPH0735548U (ja) 1995-07-04
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