JP2599980Y2 - 鎧飾り用芯木 - Google Patents

鎧飾り用芯木

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JP2599980Y2
JP2599980Y2 JP1992084756U JP8475692U JP2599980Y2 JP 2599980 Y2 JP2599980 Y2 JP 2599980Y2 JP 1992084756 U JP1992084756 U JP 1992084756U JP 8475692 U JP8475692 U JP 8475692U JP 2599980 Y2 JP2599980 Y2 JP 2599980Y2
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armor
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JP1992084756U
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Inventor
望月和風
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有限会社望月五月店
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は日本の武具である大鎧を
装飾用としてミニチュア化した所謂五月人形の鎧飾りを
飾り付けるための鎧飾り用芯木に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、五月五日の子供の日に、男児があ
る家庭では、鯉幟,桃太郎,鍾馗,金時,鎧,兜,太
刀,弓矢などを五月飾りとして各家庭毎に飾り付ける風
習がある。これらの五月飾りの中でも、鎧飾りは見栄え
がして飾り甲斐があるものである。しかしながら鎧は本
来、人が着用するものであるから、この鎧をミニチュア
化した鎧飾りもまた人体に替えて、芯になるものが必要
であり、従来は図3で示したような芯木(しんぎ)を用
いて鎧の飾り付けをしていた。図3で示したように芯木
2は、台2aで柱2bを直立状態に保持し、この柱2b
の頂部に冠木2cを固着したものであり、2bに対し
て台2a及び冠木2cが釘,膠,木組などの各種の手段
で固着されている。この芯木2は言わば衣桁のように、
鎧3の肩の部分を冠木2cに引懸け、その上に兜4を載
置して飾るもので、図示していないが、埃などから保護
するため、ガラスケースなどで覆うことが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】和式の大鎧は、身体の
前部即ち腹部や胸部と、後部即ち背部とを覆う部分とが
肩部で繋がって一体的に構成され、身体の側部即ち脇腹
部などは脇楯と称する他の部材を紐などで前後部材と結
び付け、肩部から腕部に掛けて馬手袖や弓手袖と称する
鎧状の板で覆うようにしている。五月飾りとしての鎧飾
りも畢竟この大鎧をミニチュア化したものであるから、
前後方部分と側方部分とが夫々別体で構成されている。
このため、この鎧飾りを芯木に組み付けた状態で包装し
て顧客に発送しても、脇楯や袖の突張りがないため、側
方部材が前後部分の間にめり込むなどして、偏平状にな
ってしまうことが生じた。このように折角の美々しい飾
り鎧が開包すると偏平状態で姿を現すと、顧客も興を殺
がれ、ガッカリさせてしまうと言う問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような従来
技術の問題点に鑑み、土台となる台と、この台に直立し
た状態で基部が固着される棒状の柱と、この柱より短い
棒状体であって、その中央部を柱の頂部に水平な状態で
固着されている冠木と、前記柱の上部であって、前記冠
木よりも下部に、水平な状態で中央部を前記柱に取り付
られている鎧飾りの胴部の整形用の棒状の横木とから
なる鎧飾り用芯木を提供する。
【0005】
【作用】本考案によって、芯木に鎧飾りをセットした状
態で包装しても、脇楯や袖部を内部から突張っているた
め胴部にめり込まない。このため、開包して直立させる
と、直ちに立方的な美々しい鎧飾りの飾り付けが行われ
る。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図示した実施例によって具体
的に説明する。図1は本考案の一実施例の全体を示す斜
視図で、図2は図1の組立過程を示す斜視図である。図
1乃至図2において、芯木1は台1aに柱1bの基部を
固着し、台1aを適宜な基板等に載置することによって
柱1bが直立されているものである。台1aと柱1bと
を固着する手段は、螺着,釘着,接着など或はその他の
公知の如何なる手段によってもよい。柱1bの頂部には
冠木1cが台1aと同様にして固着されている。また、
柱1bの中間部よりやや上部であって、鎧飾り3の袖に
相当する高さの部分に、鎧飾りの胴部の整形用の横木1
dを形成する。この横木1dは柱1bの表面或は裏面に
釘その他の手段で固着してもよい。この実施例では、図
2で示すように柱1bに角孔1bを穿設して、角孔1
に適合する形状に横木1dの端部1dを形成し、
この端部1dを角孔1bに嵌合させている。横木1
dは柱1bに嵌合させたままでもよいが、接着剤などで
固着してもよく、また本実施例で図示したように、横木
1dを柱1bに嵌合させた状態で柱1b,横木1dを貫
通するホゾ孔1b,1bを穿設し、ホゾ1eを挿通
させるようにしてもよい。尚、このホゾ1eの長さは柱
1bと横木1dとに亘って挿通されればよく、柱1bの
表裏を貫通しなくてよいから、比較的短いものでよい。
【0007】以上のように、芯木1に鎧飾り3を装着す
るに際しては、予め組み立てた鎧飾り3を芯木1の上部
からかぶせるようにし、鎧飾り3の肩部を冠木1cに引
懸ければ組立てが終了する。以後、兜4を鎧飾り3の上
に載置すれば、鎧兜の飾りセットが完成される。この
際、横木1dは、鎧飾りの胴部内に張られるので、胴部
の本来の膨らんだ形に整えられ、飾り全体に立体感が生
じる。尚、既述の芯木は通常木製であるが、その他の材
料、例えばプラスチックスや金属などを用いても本考案
を実施することができる。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、以上のように、左右の
馬手袖,弓手袖を鎧飾りの内側で突張るため、両袖は内
側へ入り込むようなことがなく、また両袖が鎧の前後部
に当たるため、脇楯部をも内側へ入り込まないように保
護するから、包装時や梱包・配送時に鎧飾りが変形する
ことを防止する。更に、本考案によれば、芯木に横木を
設けたことによって、単に包装・梱包時だけではなく、
飾付時にも鎧飾りの胴部と左右両袖との釣合いがよくな
り、全体としてふくらみのある立体的な飾り付けがで
き、鎧飾りを引き立てて立派に表現できる効果が得られ
る。また、本考案によれば、芯木に横木を取り付けるだ
けの構造で鎧飾りの変形を防止できるから、実施が極め
て容易であり、且つコストも低く経済的に極めて効果が
大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体の斜視図である。
【図2】図1の組立過程を示す斜視図である。
【図3】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 芯木 1a 台 1b 柱 1c 冠木 1d 横木 3 鎧飾り 4 兜

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土台となる台と、 この台に直立した状態で基部を固着されている棒状の柱
    と、 この柱より短い棒状体であって、その中央部を柱の頂部
    に水平な状態で固着されている冠木と、 前記柱の上部であって、前記冠木よりも下部に、水平な
    状態で中央部を前記柱に取り付けられている鎧飾りの胴
    部の整形用の棒状の横木とからなることを特徴とする鎧
    飾り用芯木。
  2. 【請求項2】 横木は、柱に固着した状態で取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の鎧飾り用芯
    木。
  3. 【請求項3】 横木は、柱に着脱自在な状態で取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載の鎧飾り用芯
    木。
JP1992084756U 1992-12-09 1992-12-09 鎧飾り用芯木 Expired - Lifetime JP2599980Y2 (ja)

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JP1992084756U JP2599980Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 鎧飾り用芯木

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JPH0648790U JPH0648790U (ja) 1994-07-05
JP2599980Y2 true JP2599980Y2 (ja) 1999-09-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584558Y2 (ja) * 1979-03-07 1983-01-26 株式会社神谷製作所 鎧兜立

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JPH0648790U (ja) 1994-07-05

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