JP3000239U

JP3000239U - 置物

Info

Publication number: JP3000239U
Application number: JP10494U
Authority: JP
Inventors: 香宇佐美
Original assignee: 香宇佐美
Priority date: 1994-01-18
Filing date: 1994-01-18
Publication date: 1994-08-02
Anticipated expiration: 1999-11-16

Abstract

(57)【要約】【目的】結納に使用した飾り用置物が各種のお祝い用
の飾り用置物として使用できる。【構成】ガラスケ−ス１内中央に大型置台２を配置
し、この大型置台２上の左右手前側に一対のぼんぼり
３．３を配置する。ぼんぼり３．３の後方である大型置
台２上に等間隔に三個の小型置台４．４．４を配置し、
各小型置台４．４．４の上には松竹梅の飾り物５．６．
７を各々配置してなる置物。ガラスケ−ス１の前方に結
納の飾り物８を置いて結納時に使用する他、ぼんぼり
３．３間に種々の他飾り物（ひな人形，かぶと等）を置
くことにより、各種のお祝い用の飾り置物としても使用
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は置物に関し、さらに詳細には種々のお祝い時に共通して使用できる飾装用の置物に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、お正月，ひな祭り，端午の節句，結婚記念日，結納などの多種類のお祝の行事に共通して使用できる飾り用の置物はなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、各種のお祝いに各々全く別の飾り物を使用することは各飾り物の使用期間が短くなり、特に結納用の飾り物などは１回しか使用せず無駄が多かった。そこで、本考案の課題は各種のお祝の行事に共通して用いることのできる置物を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決する為、請求項１の置物は松，竹及び梅の各形態を有する飾り物を横一列に配置してあることを特徴とし、請求項２の置物は松，竹及び梅の各形態を有する飾り物の手前側の左右位置に一対のぼんぼりを有していることを特徴とし、請求項３の置物は一つのガラスケ−ス内に請求項１又は請求項２に記載の飾り物が配置されていることを特徴とする。

【０００５】

【作用】

請求項１ないし請求項３に記載の置物によると、松竹梅の各形態を有する飾り物は結納や各種お祝いに使用できる。そしてこれらの松竹梅の各形態を有する飾り物が横一列に配置されているので、これらの飾り物の手前位置に、さらに各種のお祝いにふさわしい装飾品を付加して飾ることにより、請求項１ないし３の置物を各種のお祝いに適したものとして使用することができる。請求項２に記載の置物によると、さらに松竹梅の飾り物の手前側の左右位置に一対のぼんぼりを有しているので、このぼんぼりの間に各種のお祝いにふさわしい装飾品を付加して飾ることにより各種のお祝いに使用することができる。この一対のぼんぼりも各種のお祝いに使用可能であり、また置物がお祝い用としてよりふさわしくされる。請求項３に記載の置物によるとさらにガラスケ−スを有するので、結納時に使用する場合には結納にふさわしい意義を有する置物とされ、又、各種のお祝いのための装飾用の置物としても見栄えがさらに良くなる。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の実施例を図１ないし図５に基づき説明する。本例の置物は図１に示される様に長方体の全面透明ガラスのガラスケ−ス１（なお、ガラスケ−ス１は前面側のみが透明ガラスよりなるものであってもよい。）内の中央に長方形状の大型置台２を配置し、この置台２の左右前側にぼんぼり３．３を各一個配置し、このぼんぼり３．３の後方位置であって置台２の上に三個の正方形状の小型置台４，４，４を略等間隔に配置し、さらにこの小型置台４，４，４上に松を形どった松の飾り物５，竹を形どった竹の飾り物６及び梅を形どった梅の飾り物７を各々配置してなるものである。

【０００７】本例のガラスケ−ス１の大きさは横78cm、幅38cm及び高さ47cmである。大型置台２はこのガラスケ−ス１の底面よりもひとまわり小さい大きさである。ぼんぼり３．３の高さは松竹梅の飾り物の高さよりも少し高くされており、均等のとれた美しさが作り出されている。

【０００８】大型置台２及び小型置台４，４，４は全て黒いうるし塗りの木製の台であり、ぼんぼり３．３の本体も黒いうるし塗りの木製である。そしてぼんぼり３．３のかさ部分は白い和紙製とされ、赤い組みひもがその本体に結ばれて美しく飾られている。松，竹及び梅の飾り物５，６，７も金糸及び銀紙の水引製であり、各種のお祝い行事にふさわしく、かつ、美しい。

【０００９】次に本例の置物の使用方法について説明する。本例の置物は結納の儀式においては図１に示される様にガラスケ−ス１の前に結納の飾り物８である目録や結納料の袋等を置いて飾り使用する。本例の置物がガラスケ−ス１の内に入れられているのは置物が透明なガラス張りの内にあることから夫婦の間にかくし事がないことを意味している。また松竹梅の飾り物５，６，７はそれらの芽が多く育つことすなわち、子宝に恵まれることを意味しており、本例の置物は結納にふさわしい含意を有するものである。また紙灯ろう３．３の間にさらに赤いうるし塗り木製の長方形状の小型の置台９を配置しこの赤い毛せんを表した長置台９の上におだいり様とおひな様を形どった陶器製の一対のひな人形10を飾ってもよく、これは縁結びひなを意味し、やはり結納の飾り置物としてふさわしい。

【００１０】そして本例の置物は結納の儀式だけではなく、図２ないし図５に示される様にその他の四季の各種のお祝い事にも使用することができる。まず図２に示される様にぼんぼり３．３の間の中央位置に正方形状の小型置台４をもう一個配置し、この小型置台４上に、はご板を形どった飾り物11を置くと、お正月のお祝用の飾り用置物として使用できる。そして図３に示される様に結納時にも使用可能であった長置台９とその上にひな人形10をぼんぼり３．３の間に配置すれば、ひな祭りのお祝用の飾り用置物として使用できる。

【００１１】同様に図４に示される様にぼんぼり３．３の間に小型置台４及びその小型置台４上にかぶとを形どった飾り物12を配置することにより、五月の端午の節句のお祝い用飾り置物として使用できる。端午の節句の場合にはぼんぼり３．３に代えて弓矢を形どった飾り物及び刀を形どった飾り物とをぼんぼり３．３と同位置に飾ることもでき、又はこいのぼりのミニチュアの飾り物をぼんぼり３．３に代えて飾ってもよい。また図５に示される様にぼんぼり３．３の間に小型置台４．４をさらに二個配置し、この各小型置台４．４の上に翁（おきな）及び媼（おうな）を形どった高砂人形13．13を配置することにより、結婚記念日のお祝い用の飾り置物として使用できる。または結婚記念写真をぼんぼり３．３の間に配置して、結婚記念日のお祝い用飾り置物としてもよい。

【００１２】以上のように本例の置物はぼんぼり３．３の間に飾る物を変えることにより、結納時のみならず四季の各種お祝い用の置物として使用できる。従って使用煩度の多い無駄の少ない飾り用置物とされる。特に一生に一度の儀式である結納時に使用した飾り置物が将来にわたり長く夫婦及び家族で使用できる点で良い記念にもなり、かつ利用価値が高い。そして本例の置物の大きさは、現代の住宅事情にマッチした大きさとされており、飾る場所をあまり採らない点で便利である。さらに本例の置物は収納する場合にも大型置台２，ぼんぼり３．３，小型置台４．４．４，松竹梅の飾り物５．６．７の個々の部品に分けて収納スペ−スが小さくなる様に収納することができ、便利である。なおガラスケ−ス１は省略可能であり、大型置台２や小型置台４等の各置台も省略可能である。そしてぼんぼり３．３は他の飾り物に代えることもでき、省略も可能である。また大型置台２上に松竹梅の飾り物５．６．７及びぼんぼり３．３が固定して取り付けられていてもよい。この場合は飾りつける手間が省略され便利である。

【００１３】

【考案の効果】

請求項１ないし３に記載の置物によると結納及び各種お祝い用の置物として使用できるので、使用煩度が多く無駄の少ない置物とされる。請求項２に記載の置物によるとさらに所定の位置に一対のぼんぼりを有しているので、よりお祝い用に適した置物とされ、かつ、各種お祝いにふさわしい装飾品を付加して飾る位置も明確とされ飾りつけ易い。請求項３に記載の置物によると、さらにガラスケ−スを有しているので、結納時に使用するのにふさわしい意味を有する置物とされる上さらに見栄えの良好な置物とされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本例の置物を結納の儀式に用いた場合の全体図
である。

【図２】本例の置物をお正月のお祝い用飾りに用いた場
合の説明図である。

【図３】本例の置物をひな祭りのお祝い用飾りに用いた
場合の説明図である。

【図４】本例の置物を端午の節句のお祝い用飾りに用い
た場合の説明図である。

【図５】本例の置物を結婚記念日のお祝い用飾りに用い
た場合の説明図である。

【符号の説明】

１ガラスケ−ス２大型置台３ぼんぼり４小型置台５．６．７飾り物

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ａ６３Ｈ 3/50 Ａ 8603−2Ｃ 3/52 Ｇ 8603−2Ｃ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】松，竹及び梅の各形態を有する飾り物を
横一列に配置してあることを特徴とする置物。
【請求項２】松，竹及び梅の各形態を有する飾り物の
手前側の左右位置に一対のぼんぼりを有していることを
特徴とする請求項１に記載の置物。
【請求項３】一つのガラスケ−ス内に請求項１又は請
求項２に記載の飾り物が配置されていることを特徴とす
る置物。