JP2599742B2 - 飲料用パック容器 - Google Patents

飲料用パック容器

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JP2599742B2
JP2599742B2 JP63023436A JP2343688A JP2599742B2 JP 2599742 B2 JP2599742 B2 JP 2599742B2 JP 63023436 A JP63023436 A JP 63023436A JP 2343688 A JP2343688 A JP 2343688A JP 2599742 B2 JP2599742 B2 JP 2599742B2
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宣哉 旭岡
国雄 小坂田
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三井石油化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は飲料を収容する紙パック容器に係り、特に、
そのまま電子レンジで加熱できるようにしたものに関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、冷たい飲料と暖かい飲料を同一の自動販売機
で販売する場合においては、現在、金属製の缶容器に飲
料を詰めたものを冷蔵または温蔵状態に維持しておき、
需要に応じて所望温度の製品を供給する方法、あるい
は、紙コップを備え、販売の都度、水に原料を溶かして
氷を付加し、あるいは、湯に原料を溶かして前記紙カッ
プに入れて供給する方法が行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前者の方法の場合、これら飲料は自動販売
機内部において容器ごと冷蔵部または温蔵部に収容され
ることとなる。
この場合、冷蔵部に収容することは品質管理の点で好
ましく、また飲料の酸化が抑制されることから所期の味
覚を維持することができるが、温蔵部に収容された飲料
は酸化が促進されたりあるいは金属缶の内面コーティン
グ材により本来の味覚を維持することが困難であるとい
う問題がある。
また、後者の場合は、その場で飲料を調合するもので
あるため、どうしても即席のコーヒー等に種類が限ら
れ、品質が劣るばかりだけでなく、容器の点でも搬送性
に欠けその場で飲まざるを得ないものである。
以上の点から、密封可能な容器入り飲料を常時冷蔵状
態で収容しておき、需要に応じてそのまま冷蔵状態で供
給するか、あるいは販売時点で加熱して供給すること
が、商品の品質維持、種類を多く取り揃えること、ある
いは、搬送性の点で最適であることが理解されるが、加
熱をする場合は、加熱を極めて迅速に行う必要があるこ
とからマイクロウェーブ(所謂電子レンジ)による加熱
以外の方法を採ることは困難である。
ところが、マイクロウェーブは金属でシールドされ金
属で囲まれた内部には届かないため、前記要求を充たす
容器として金属製缶は不適である。また、乳飲料や茶飲
料類を収容する紙パック容器においても、内容物の品質
維持用として、容器原料のシートにガスバリアー性を確
保するためのアルミニウムフィルムがラミネートされて
いるので、アルミニウム層がシールドになってマイクロ
ウェーブによる加熱が困難となっている。
本発明はこれら事項に鑑みてなされたもので、ガスバ
リアー性に優れているのは勿論、マイクロウェーブによ
る加熱を可能ならしめた飲料用パック容器を提供するこ
とを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記技術的課題を解決するために、以下のよ
うな構成とした。
即ち、紙層1にガスバリアー性合成樹脂層2を重ねた
積層シートで形成し、前記ガスバリアー性合成樹脂層2
を最内層に配して飲料用パック容器とした。
前記ガスバリアー性合成樹脂層としては、例えばポリ
エチレンテレフタレートまたはポリビニリデンフロライ
ド、或は、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物を用い
ることができる。
〔作用〕
本発明の紙層1にガスバリアー性合成樹脂層2を積層
したものであるため、マイクロウェーブに対してシール
ド性を持つことはない。
これにより、パック飲料を常時冷蔵状態で収容してお
き、販売時点で急加熱して供給することが容易となる。
したがって、自動販売機においてパック飲料を常時温
蔵しておく必要がなく、製品の品質及び味覚を長期にわ
たって維持することが可能となる。
本発明で、容器を形成する積層シートとしては、ガス
バリアー性合成樹脂層2を有していれば、他の材質の層
が存在した3層、あるいは4層以上の積層シートであっ
ても良い。但し、他の層として、マイクロウェーブをシ
ールドする金属層を含まないのは勿論である。
また、容器形状としては、3角錐、直方体、立方体、
円錐台等どのような形状でも良いが、自動販売機に収納
する上で、直方体、立方体、円筒状のものが好ましい。
自動販売機において、本発明の容器は一度電子レンジ
部に移送され、ここでマイクロウェーブにより加熱され
るが、容器自体は紙を主体とし、金属よりも熱伝導性が
良くないため、販売口から加熱された商品を取り出す
際、容器をさわっても熱すぎるということはなく、従来
の金属製缶により温蔵したものが加熱しすぎて、ともす
ると触れることができない程になるのに比較し、扱い易
い。
なお、飲料としては、コーヒー、ティー、ウーロン
茶、牛乳、及びスープ等のように炭酸を含まないものが
適する。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図及び第2図に基づいて説明す
る。
主たる基材の紙層1の内側にガスバリアー性合成樹脂
層たるポリエチレンテレフタレートフィルム2がラミネ
ートされている。一方、紙層1の外側には防水層3が形
成されている。
そして、以上のような3層の積層シートで直方体の紙
パック容器Pが形成され、この紙パック容器Pに飲料を
充填して密封し、パック飲料Aとしてある。
第2図は前記したパック飲料Aを販売するための自動
販売機を示し、パック飲料Aを多数収容するための格納
庫11、及にこの格納庫11から送給されたパック飲料Aを
加熱する電子レンジ部12を有しており、この電子レンジ
部12で暖められたパック飲料Aは販売口13に送られる。
なおその他の機能については自動販売機として周知であ
るため省略してある。
前記電子レンジ部12においては、マグネトロンを用い
たマイクロウエーブ発生機14から高周波エネルギが発せ
られ、このエネルギは紙パックPを貫通して飲料に吸収
されて飲料の温度を上昇させる。
なお、このパック飲料Aは自動販売機で販売するばか
りでなく、店頭や家庭において電子レンジで簡単に加熱
することができるのは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、紙層1にガスバリアー性合成樹脂層
2を積層した積層シートで形成したため充分なガスバリ
アー性が得られるとともに、マイクロウェーブに対して
シールド性を持つことはない。
これにより、冷温いずれの商品も販売できる自動販売
機において、パック飲料を常時冷蔵状態で収容しておき
販売時点で急加熱して供給することが可能となり、パッ
ク飲料を常時温蔵しておく必要がなくなる。
したがって、自動販売機内の製品の品質及び味覚を長
期にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図は要
部の拡大断面図、第2図はパック容器の自動販売機の要
部を示すブロック図である 1……紙層、2……ガスバリアー性合成樹脂層。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙層1にガスバリアー性合成樹脂層2を重
    ねた積層シートで形成し、前記ガスバリアー性合成樹脂
    層2を最内層に配したことを特徴とする飲料用パック容
    器。
  2. 【請求項2】前記ガスバリアー性合成樹脂層はポリエチ
    レンテレフタレート、ポリビニリデンフロライド、また
    はエチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の飲料用パック容
    器。
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