JP2599705Y2 - デジタルキャリパーゲージ - Google Patents

デジタルキャリパーゲージ

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JP2599705Y2
JP2599705Y2 JP1993055747U JP5574793U JP2599705Y2 JP 2599705 Y2 JP2599705 Y2 JP 2599705Y2 JP 1993055747 U JP1993055747 U JP 1993055747U JP 5574793 U JP5574793 U JP 5574793U JP 2599705 Y2 JP2599705 Y2 JP 2599705Y2
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slider
receiving plate
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movable
spring
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JP1993055747U
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JPH0720502U (ja
Inventor
猪佐夫 井上
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エヒメ精工有限会社
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Publication date
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案に係るデジタルキャリパー
ゲージは、可動測定子の支点を中心に弧状に動く可動測
定子後端部の調整軸の先端部をスライダー受け板で受け
て、直線的なスライダー軸に設けられこれに平行に移動
するスライダーの直線移動に置き換えてデジタル表示を
することを目的とするデジタルキャリパーゲージに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、目盛盤を有するダイヤ
ルキャリパーゲージは可動測定子の動きを歯車で受けて
目盛盤上の指針を回転させその目盛りを読み取るように
したものであった。即ち、従来のダイヤルキャリパーゲ
ージでは、数値を表示する文字盤の上に測定距離だけ動
く指針があり、測定点に測定子を合わせることにより歯
車等で移動する指針の位置を文字盤に刻まれた数値で読
み取り、測定距離とするものであるが、この可動測定子
は、直線運動するものではなく支点を中心にして弧状に
動くのでデジタル表示をするためにはそのままでは利用
することが出来ないものである。デジタルキャリパーゲ
ージの開発には、この可動測定子の支点を中心に弧状に
動くその後端部をスライダーの直線の正確な動きに置き
換える機構に改良する必要があった。
【0003】トリモス・シルバック・ジャパン株式会社
(大阪市天王寺区空堀町16−22)の発行するカタロ
グには、デジタルノギス、デジタルダイヤルゲージ等に
おいて、マイヤー氏(MR.H. MEYER J
r.)の発明に係るシルバック静電容量システムを応用
したデジタル表示機能を有しているものがある。しかし
ながら、このシルバック静電容量システムをキャリパー
ゲージに応用するためには、可動測定子の弧状運動をス
ライダーの直線運動の移動に置き換える機構をキャリパ
ーゲージの本体に搭載することが必要であったのであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、支点を中心
に可動測定子の弧状運動をスライダーの直線運動の移動
に置き換える機構を新規に開発して、キャリパーゲージ
に於けるデジタル表示を可能にしようとしているもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は固定子と可動測
定子からなる両測定子の内、ハウジングに設ける可動測
定子の支点を軸にして梃子の原理により可動測定子の最
後部に設けられる調整軸が支点を中心としている弧状の
動きを生じるので、その弧状の調整軸の動きをスライダ
ー受け板で受けて真っすぐなスライダー軸上で直線移動
するようにしているスライダーの動きに変換して、その
スライダーの移動で測定点の測定距離をデジタル表示す
る表示窓を備えることによりデジタルキャリパーゲージ
を構成するようにしたものである。本体にスライダー取
り付け穴を設け、このスライダー取り付け穴に設けられ
るスライダー軸にスライダーを設け、この移動するスラ
イダーとこのスライダーの上部に突出部を有するように
してなるスライド受け板をボルトで一体に固定し、該ス
ライド受け板の上に設けられるバネ取り付け部並びに本
体に設けられるバネ取り付け部とにバネ両端部を設け、
ハウジングの支点に設けられる可動測定子の最後部に調
整軸を設け、この調整軸の弧状の動きをそのスライド受
け板の突出部で受けて、該スライド受け板に固定したス
ライダイーの直線の動きに変換するようにした。
【0006】
【作用】手動ボタンを押してその手動ボタンの先端部が
該接点を押圧し、可動測定子の最後部の調整軸の先端が
スライド受け板の突出部を押圧し、スライダー軸上でス
ライダーが移動することにより、両測定子を閉じられた
時の数値が表示窓に表示される。手動ボタンを接点から
解放して、調整軸先端の押圧力が0になると、スライダ
ー受け板が該バネにより引き付けられるので真っすぐな
動きでスライダーを引き付けるようにしている。測定点
の両端に測定子の先端部を内接することが完了するとこ
ろまでは、該調整軸がバネにより引かれているスライド
受け板の突出部で押される。同時に、該バネで引かれる
スライド受け板を上部に有するようにしたスライダーを
引き付けているので、表示窓には測定点に内接されてい
る測定子の位置で測定距離を表示できることになる。
【0007】
【実施例】添付図面に基づいて本考案に係るデジタルキ
ャリパーゲージの実施例について詳細に説明する。図1
は、デジタルキャリパーゲージの内部構造を図示する背
面図、図2は、デジタルキャリパーゲージの内部構造を
図示する正面図、図3は、デジタルキャリパーゲージの
内部構造を図示するA−A線断面図をそれぞれ図示する
ものである。
【0008】諸符号に基づいて説明すれば、1は、本
体、2は、本体の側面に設けられ可動測定子を押さえて
測定点に両測定子の先端部を当てるようにする手動ボタ
ン、3は、本体に固定して設けられ測定点に先端部が当
てられ固定子、4は、本体に設けられるハウジングの支
点に設けられる可動測定子、5は、ハウジングに設けら
れている可動測定子の支点、6は、本体に設けられるハ
ウジング、7は、可動測定子の最後部、8は、手動ボタ
ンを押している状態でその先端部が可動測定子を押さえ
る接点、9は、本体に矩形の穴として開けられるスライ
ダー取り付け穴、10は、そのスライダー取り付け穴の
中に本体に軸両端部を設けられるスライダイー軸、11
は、そのスライダー軸に設けられ該軸上を直線移動する
スライダー、12は、スライダーの上に設けられるスラ
イダー受け板、13は、本体のバネ取り付け部に一端を
設けもう一端をスライダー受け板の上のバネ取り付け部
に設けられるバネ、14は、測定距離の単位の切り替え
スイッチ、15は、同切り替えスイッチ、16は、デジ
タル表示の電源である電池、17は、デジタル表示窓、
18は、バネ取り付け部、19は、可動測定子とスライ
ダー受け板の突出部との距離を調節する機能を有してい
ると共に可動測定子の最後部に設けられている調整軸、
20は、デジタル表示窓取り付け台、21は、スライド
受け板の突出部をそれぞれ図示するものである。
【0009】本体1に矩形のスライダー取り付け穴9を
設け、このスライダー取り付け穴の長手方向に設けられ
るスライダー軸10に移動自在なスライダー11を設け
る。このスライダーの上部には下方に突出部を有するよ
うにしてなるスライド受け板12を設ける。本体のバネ
取り付け部18とそのスライド受け板12のバネ取り付
け部18とに設けられるようにしたバネ13により又は
このスライド受け板の突出部21に可動測定子4の最後
部に設けた調整軸19で圧力を加える事により、スライ
ダーがスライダー軸上を自由に移動するようにしてい
る。該スライド受け板12の上に設けられるバネ取り付
け部18にスライダー11を常時引き付けているバネ1
3の先端部を取り付け、もう一方の先端部を本体1に設
けられるバネ取り付け部18に設ける。このバネ13に
よってスライダー11を引き付けている。
【0010】可動測定子4を本体に設けられるハウジン
グ6に設ける支点5に設け、その可動測定子に手動ボタ
ンの接点8を設ける。本体の側面に設けられる手動ボタ
ン2を押して可動測定子の接点8に押圧することによ
り、可動測定子の先端部を閉じる。その最後部7に設け
られる調整軸19でスライド受け板の突出部21を押圧
することにより、バネ13が伸びてスライダー11が真
っすぐ移動する。スライド受け板12の該突出部に押圧
している調整軸19の圧力が無くなると該バネ13によ
り該スライダー11を引き付ける。このスライダー11
がスライダー軸上を測定点の位置まで移動して止まるこ
とにより、測定距離を表示窓の取り付け台20に設けら
れている表示窓に表示するようにしてなるものである。
本体1に固定子3及び可動測定子4の両測定子を着脱す
ることができる。これらの測定子の各部品は、測定され
る物により内径又は外径を測る目的に対応しているそれ
ぞれの部品と交換して使用される。各測定子は、先端部
の方向が、外に向いているか又は内に向いているかの違
いがある。
【0011】
【考案の効果】本考案に係るデジタルキャリパゲージの
効果について説明すれば、可動測定子の動きをスライダ
ー軸上を真っすぐ移動するスライダーの動きに置き換え
て、デジタルの表示を可能にしたものである。本考案に
よれば測定子が測定しようとする管等の測定点に当てら
れると、可動測定子は測定された距離だけ支点の軸を中
心にして梃子の原理でスライダー受け板を押しスライダ
ーを移動する。言い換えれば、その可動測定子の最後部
に設けられている調整軸の圧力をスライダー受け板で受
けてスライダー軸に設けられているスライダーを直線移
動させる。このスライダーが真っすぐ動いた距離で測定
距離を読み取って表示窓にデジタルの数字で表示される
ことになる。このデジタルキャリパーゲージは、ダイヤ
ル式に較べて複雑な機構的な部分が少ない。従って、本
考案によって低廉で、機構的な誤差が少ない正確なキャ
リパーゲージの製品を提供する事が可能になった。デジ
タルキャリパーゲージは、可動測定子の動きを真っすぐ
動くスライダーの動きに置き換えることでその測定距離
の数値を表示窓に表示することができるようになったも
のである。このデジタル式キャリパーゲージの測定器具
は、従来の歯車等で文字盤の上に指針が指す位置の目盛
りを読み取るダイヤル式キャリパーゲージに比べて読み
取り精度が高くなる有利さがあるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルキャリパーゲージの内部構造を図示す
る背面図
【図2】デジタルキャリパーゲージの内部構造を図示す
る正面図
【図3】デジタルキャリパーゲージの内部構造を図示す
るA−A線断面図
【符号の説明】
1...本体 2...手動ボタン 3...固定子 4...可動測定子 5...支点 6...ハウジング 7...可動測定子最後部 8...手動ボタンの接点 9...スライダー取り付け穴 10...スライダイー軸 11...スライダー 12...スライダー受け板 13...バネ 14,15...切り替えスイッチ 16...電池 17...表示窓 18...バネ取り付け部 19...調整ボルト 20...表示窓取り付け台 21...突出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に矩形のスライダー取り付け穴を設
    け、このスライダー取り付け穴9の長手方向に設けられ
    るスライダー軸10に移動するスライダー11を設け、
    このスライダーの上部に突出部21を有するようにして
    なるスライド受け板12を設け、このスライド受け板の
    突出部21を可動測定子4の最後部7に設けられる調整
    軸19が押圧する事によりスライダー取り付け穴の中に
    あるスライダーがスライダー軸上で直線移動するように
    し、該スライド受け板の上に設けられるバネ取り付け部
    18にスライダーを常時引き付けているバネ13の先端
    部を取り付け、そのバネのもう一方の先端部を本体1に
    設けられるバネ取り付け部18に設け、該突出部21に
    押圧された調整軸19の圧力が無くなると該バネ13に
    より元の位置にスライダーを引き付けられるようにし、
    可動測定子4を本体に設けられるハウジング6に設けら
    れる支点5に設け、その可動測定子に手動ボタンの接点
    8を設け、この接点を先端部が押圧又は解放する手動ボ
    タン2を本体1の側面に設け、可動測定子の最後部7に
    調整軸19を設け、その先端がスライド受け板12の突
    出部21を押圧しすることによりスライダー11が移動
    して、両測定子の先端部が当てられた測定点の測定距離
    を表示窓に表示するようにしてなることを特徴とするデ
    ジタルキャリパーゲージ。
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