JP2599692Y2 - 刈払機のブレードキャップ - Google Patents
刈払機のブレードキャップInfo
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Description
軸に対してブレードキャップ本体及びボルトカバーを介
してナット締めして装着するようにした刈払機のブレー
ドキャップに関する。
に示すものがある。この従来の刈払機は、伝動軸13を
内装する前後方向の長さが長い操作杆1の基端部にエン
ジン2を装着し、遠心クラッチ2aを介して伝動軸13
を駆動し、操作杆1の先端部に設けた刈刃ユニット3に
伝動軸13を介して動力伝達すると共に、刈刃ユニット
3では地面側に突出する回転軸14の先端に、図6に示
すブレードキャップ17を介してナット18により締め
付けて刈刃3aを装着している。ブレードキャップ17
には、回転軸14に螺合するネジ17aと、回転軸14
の先端部及びナット18を摩耗から保護するボルトカバ
ー部17bとが形成されている。
けユニット4を介してツノ形のハンドル5が取付けられ
ている。ハンドル5の両端部にはグリップ6,7が取付
けられており、グリップ7側のハンドル5には、スロッ
トルレバー8が取付けられている。このスロットルレバ
ー8を操作すると、エンジン2に連結されているスロッ
トルワイヤ9が引かれエンジン2の回転数が上がる。エ
ンジン2の回転数が所定以上に達すると、遠心クラッチ
2aが接合して操作杆1内の伝動軸13が回転し、刈刃
ユニット3側に駆動力が伝達される。ハンドル5とエン
ジン2との間の操作杆1には、肩掛けバンド10の取付
け金具10aを取付けるための吊り金具11及びグリッ
プ12が設けられている。
個の金属製の軸受1aによって回転自在に軸支されてい
る。刈刃ユニット3の内部には、縦方向に回転軸14が
軸支されており、この回転軸14には傘歯車15が取付
けられ、この傘歯車15には伝動軸13の先端部に設け
られた傘歯車16が噛合っている。伝動軸13からの駆
動力は両傘歯車15,16の噛合によって回転軸14に
伝えられ、これにより回転軸14の先端に、ブレードキ
ャップ17を介してナット18により締め付けられて固
定されている刈刃3aが回転するようになっている。
ジン2を始動させ、スロットルレバー8を操作してスロ
ットルワイヤ9を引き、エンジン2の回転数を所定以上
に上げると、遠心クラッチ2aが接合状態になって伝動
軸13を介して刈刃ユニット3側に駆動力が伝達され
る。そして、刈刃3aが回転することによって刈払い作
業が行われるが、刈刃3aを固定している回転軸14の
先端及びナット18は、ブレードキャップ17のボルト
カバー部17b内に収容されているので、地面との接触
による直接の摩耗が回避され、刈刃3aを交換する際の
ナット18の脱着が容易に行える。
刈払機のブレードキャップ17においては、回転軸14
に螺合するネジ17aを形成したキャップ本体部と、回
転軸14の先端部及びナット18の摩耗を防止するよう
保護するボルトカバー部17bとが一体に形成されてい
るので、製造過程でボルトカバー部17bを削り出す必
要があり、加工が面倒となって手数を要する。また、ボ
ルトカバー部17bの耐摩耗性を考慮すると、硬度が高
くて重量の重い金属で製造する必要があり、軽量化が難
しい。さらに、ボルトカバー部17bが摩耗した場合に
は、ブレードキャップ17全体を交換しなければならな
い、といった各種の問題点があった。本考案は、上記の
問題点を解決することを目的になされたものである。
めに本考案は、伝動軸13を内装する操作杆1の基端部
にエンジン2を装着して伝動軸13を駆動し、操作杆1
の先端部に設けた刈刃ユニット3に伝動軸13を介して
動力伝達すると共に、刈刃ユニット3では地面側に突出
する回転軸14にブレードキャップ20を介してナット
18を締め付けて刈刃3aを装着するようにした刈払機
において、上記ブレードキャップ20は、キャップ本体
21,24と、該キャップ本体21,24とは別に成形
され、キャップ本体21,24に対して接合手段23,
26により接合されるボルトカバー22,25と、から
なることを特徴とする。
キャップ20は、キャップ本体21,24とボルトカバ
ー22,25とを別体で成形して接合手段23,26に
より接合しているので、例えばキャップ本体21,24
をアルミダイキャストで、ボルトカバー22,25を鉄
板のプレス加工でそれぞれ製造することにより、製造が
容易となる。また、ボルトカバー22,25の耐摩耗性
を大きくして、キャップ本体21,24と共に軽量化が
容易となり、ボルトカバー22,25を大型化すること
も可能となる。さらに、ボルトカバー22,25が摩耗
した場合にはボルトカバー22,25のみを交換するこ
とが可能となる。
明する。なお、本考案のブレードキャップ20は、上述
の刈払機に適用されるものであり、刈払機の構成につい
ての説明はここでは省略する。
の第1実施例、図2及び図3は第2実施例を示す。図1
に示すブレードキャップ20は、キャップ本体21とボ
ルトカバー22とから構成されている。そして、キャッ
プ本体21はアルミダイキャストにより成形し、その中
心部に回転軸14の先端部と螺合するネジ21aを刻設
している。また、キャップ本体21の下部外周には、ボ
ルトカバー22の外周内側面を圧入嵌合させる圧入嵌合
溝23が形成されている。
をプレス加工して製造され、中央部に円形状の回転軸挿
通孔22aを開口させ、回転軸挿通孔22aの両側に回
転軸挿通孔22aと同心円状に形成された山部22bの
間に、回転軸及びナット収容空間22cを形成してい
る。そして、山部22bの外周縁内面を、キャップ本体
21の圧入嵌合溝23に対して圧入嵌合して接合するよ
うにしている。なお、キャップ本体21に対してボルト
カバー22を、圧入嵌合のほか、かしめ、溶接、接着な
どの手段により接合するようにしてもよいものである。
ャップ20においては、それぞれ別に成形されたキャッ
プ本体21とボルトカバー22とを、圧入嵌合部23に
おいて圧入嵌合して接合する。そして、回転軸14に刈
刃3aを挿通し、回転軸14の先端部にキャップ本体2
1のネジ21aを螺合させて刈刃3aを挟圧し、さら
に、回転軸挿通孔22aから回転軸及びナット収容空間
22cに突出した回転軸14の先端部に、ナット18を
ねじ込んで締め付けて固定する。この状態で刈刃3aに
より刈払い作業が行われる。このとき、回転軸14の先
端部及びナット18は、回転軸及びナット収容空間22
cに収容されているので、刈払い作業時には山部22b
が地面と接することになって、回転軸14の先端部及び
ナット18の摩耗は防止される。
交換するときは、まずナット18を緩めて回転軸14の
先端部から抜取り、次いでブレードキャップ20を回転
させてネジ21aと回転軸14の先端部との螺合を解除
して、ブレードキャップ20を抜き取ることにより刈刃
3aを容易に交換することができる。
プ20の第2実施例について説明する。この第2実施例
のブレードキャップ20は、キャップ本体24とボルト
カバー25とから構成されている。そして、キャップ本
体24はアルミダイキャストにより成形し、その中心部
に回転軸14の先端部と螺合するネジ24aを刻設して
いる。また、キャップ本体25の下面外周には、ボルト
カバー25の内周部をスポット溶接26(周方向に3
点)するようにしている。
をプレス加工により上記キャップ本体24の外径よりか
なり大きく形成され、中央部に円形状の穴を開口し、こ
こにキャップ本体24の中央部分を嵌挿させ、その当接
部分をスポット溶接26(周方向に3点)するようにし
ている。そして、スポット溶接26部分の外周に同心円
状に形成された山部25aの間に、回転軸及びナット収
容空間25bを形成している。なお、キャップ本体24
に対してボルトカバー25を、スポット溶接26のほ
か、かしめ、接着などの手段により接合するようにして
もよい。
ャップ20においては、それぞれ別に成形されたキャッ
プ本体24とボルトカバー25とを、3点のスポット溶
接26によって接合する。そして、回転軸14に刈刃3
aを挿通し、回転軸14の先端部にキャップ本体24の
ネジ24aを螺合させて刈刃3aを挟圧し、さらに、回
転軸及びナット収容空間25bに突出した回転軸14の
先端部に、ナット18をねじ込んで締め付けて固定す
る。この状態で刈刃3aにより刈払い作業が行われる。
このとき、回転軸14の先端部及びナット18は、回転
軸及びナット収容空間25bに収容されているので、刈
払い作業時には山部25aが地面と接することになっ
て、回転軸14の先端部及びナット18の摩耗は防止さ
れる。
交換するときは、まずナット18を緩めて回転軸14の
先端部から抜取り、次いでブレードキャップ20を回転
させてネジ24aと回転軸14の先端部との螺合を解除
して、ブレードキャップ20を抜き取ることにより刈刃
3aを容易に交換することができる。
ブレードキャップによれば、ブレードキャップ20を、
キャップ本体21,24と、該キャップ本体21,24
とは別に成形され、キャップ本体21,24に対して接
合手段23,26により接合されるボルトカバー22,
25とにより構成したので、例えばキャップ本体21,
24をアルミダイキャストにより簡易に形成することが
でき、ボルトカバー22,25を鉄板のプレス加工によ
り簡単に製造することができる。そして、キャップ本体
21,24に対してボルトカバー22,25を接合して
ブレードキャップ20として使用することができる。
で形成することにより、耐久性を増大させることができ
る。また、ボルトカバー22,25を大型化することも
可能であり、キャップ本体21,24と共に軽量化を図
ることもできる。さらに、ボルトカバー22,25が摩
耗した場合には、ボルトカバー22,25のみを交換す
ることが可能である。
側断面図である。
側断面図である。
れる刈払機の斜視図である。
22b,25a 山部 22c,25b 回転軸及びナット収容空間 23 圧入嵌合溝 26 スポット溶接
Claims (1)
- 【請求項1】 伝動軸(13)を内装する操作杆(1)
の基端部にエンジン(2)を装着して伝動軸(13)を
駆動し、操作杆(1)の先端部に設けた刈刃ユニット
(3)に伝動軸(13)を介して動力伝達すると共に、
刈刃ユニット(3)では地面側に突出する回転軸(1
4)にブレードキャップ(20)を介してナット(1
8)を締め付けて刈刃(3a)を装着するようにした刈
払機において、 上記ブレードキャップ(20)は、キャップ本体(2
1,24)と、該キャップ本体(21,24)とは別に
成形され、キャップ本体(21,24)に対して接合手
段(23,26)により接合されるボルトカバー(2
2,25)と、からなることを特徴とする刈払機のブレ
ードキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034599U JP2599692Y2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 刈払機のブレードキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034599U JP2599692Y2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 刈払機のブレードキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075318U JPH075318U (ja) | 1995-01-27 |
JP2599692Y2 true JP2599692Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=12418818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993034599U Expired - Lifetime JP2599692Y2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 刈払機のブレードキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599692Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002291315A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-08 | Diatop Kk | 刈払機に用いる刈払いヘッド |
JP5607382B2 (ja) * | 2010-02-16 | 2014-10-15 | 株式会社北村製作所 | 保護体及びこれを備えた刈払機 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP1993034599U patent/JP2599692Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075318U (ja) | 1995-01-27 |
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