JP2599673B2 - 多目的ユニット材 - Google Patents

多目的ユニット材

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JP2599673B2
JP2599673B2 JP4350637A JP35063792A JP2599673B2 JP 2599673 B2 JP2599673 B2 JP 2599673B2 JP 4350637 A JP4350637 A JP 4350637A JP 35063792 A JP35063792 A JP 35063792A JP 2599673 B2 JP2599673 B2 JP 2599673B2
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直樹 田中
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Kajima Corp
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築、土木、もしくは
橋梁、その他の分野において、仮設、本設の構造体を簡
単に構築できる多目的ユニット材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部材を現場で組み合わせて仮設も
しくは本設の構造体を構築する技術としては、ビティ足
場やスペーストラスなどに見られるものがある。
【0003】ビティ足場は周知のごとく、例えば鳥居型
の枠体を適宜間隔で平行に並べ、この枠体を側面に架け
渡す筋違いや上面に架設する布枠(足場枠)で連結し、
さらに枠体を上に積層させることで必要な大きさの構造
体とするものである。
【0004】スペーストラスはパイプ等をトラス状に組
み合わせて構造体とするものであり、一例として図12に
示すようにパイプやバーなどの長尺体1の端部にネジに
よる継手2を設け、この継手2を螺入するネジ孔を設け
たボールジョイント3を介して相互に連結し、トラス構
造物として組立てる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記ビティ足場は仮設
以外では使用することができないし、図12に示すような
ボールジョイント3を利用するスペーストラスでは、こ
のボールジョイント3を介しての相互結合しかできない
し、ジョイント部の強度が弱くなるおそれがある。
【0006】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、ジョイント部の耐力が大であり、仮設、本設いずれ
にも適用可能であり、しかも、組立ても簡単に行うこと
ができる多目的ユニット材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、端部から櫛の歯状に接合片を小間隔で一体的
に突設し、この接合片に直向方向へボルトが貫通する透
孔を形成した長尺体を単体として、前記櫛の歯状の接合
片同士を噛み合わせて透孔にボルトを挿通して締付ける
ことにより長尺体同士を連結すること、または、端部か
ら櫛の歯状に接合片を小間隔で一体的に突設し、この接
合片に直向方向へボルトが貫通する透孔を形成した長尺
体と、柱体の周面に櫛の歯状に接合フランジを設け、接
合フランジに直向方向へボルトが貫通する透孔を形成し
たボビン状ジョイントとの組合せからなり、ボビン状ジ
ョイントの櫛の歯状の接合フランジに長尺体の櫛の歯状
の接合片を相互に噛み合わせて透孔にボルトを挿通して
締付けることにより長尺体同士を連結することを要旨と
するものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、長尺体同士を
直接結合する場合に、長尺体同士は櫛の歯状の接合片同
士が交互に位置して噛合い、しかもこの噛合いを直交方
向にボルトで締め付けるので、各接合片は2面摩擦によ
りボルトの軸力の90%以上を伝達することができる。ま
た、各接合片は櫛の歯状に極力小さく細分化されている
ので、各接合片の断面軸方向耐力は前記摩擦力より小さ
い。すなわち、各接合片はボルトで摩擦力が与えられる
と、その断面耐力を100 %発揮できるようになり、2冊
の本を頁を絡ませて組み合わせるように長尺体同士は分
離しにくいものとなる。このようにして長尺体を鎖状に
連結して構造体を簡単に形成することができる。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、長尺体とボビン状ジョイントとの結合でも櫛
の歯状の接合片同士を交互に位置して噛合わせて分離し
にくくするとともに、この噛合いを直交方向のボルトで
締め付けるので、強固なものとした。そして、ボビン状
ジョイントにより複数の長尺体を同時に所望の角度で連
結でき、3次元的な立体構造物を組立てるのに便利であ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について詳細に
説明する。図1は本発明の多目的ユニット材の第1実施
例を示す側面図、図2は同上平面図である。
【0011】図中4は本発明で使用する単体としての長
尺体で、これは図3、図4に示すように左右両端部から
接合片5を櫛の歯状に小間隔で一体的に突設した。ま
た、この接合片5には直向方向へボルトが貫通する透孔
6を形成する。
【0012】この長尺体4の材質は鋼製などの金属製を
はじめとして、木製、合成樹脂製、鉄筋コンクリート製
など種々のものが採用し得る。また、長尺体4の断面形
状は矩形、多角形、円形いずれでもよく、ムクのバーで
も中空のパイプでもよい。
【0013】長さLは、0.5m、1m、2m、3m程度
のものである。一方、接合片5の幅はこの長尺体4の幅
と同程度のものであり、厚さは適宜でよいが、接合片5
間の間隔は施工性を考慮し接合片5の厚さより若干大き
くする。
【0014】このようにして、櫛の歯状の接合片5同士
を噛み合わせて透孔6に高力ボルト7を挿通し、そして
ワッシャー8およびナット9を嵌めてこの接合片5の全
体を締め付ける。その結果、長尺体4同士は連結され
る。
【0015】図5、図6はボビン状ジョイント10を示
し、柱体11の周面に櫛の歯状に小間隔で一体的に接合フ
ランジ12を設けた。図示の例は柱体11は円柱で、接合フ
ランジ12も円形の全体を円盤体としたが、他の形状のも
のでもよい。
【0016】このボビン状ジョイント10の接合フランジ
12にも、直向方向へボルトが貫通する透孔6を形成す
る。
【0017】図7、図8に示すように前記ボビン状ジョ
イント10の櫛の歯状の接合フランジ12に長尺体4の櫛の
歯状の接合片5を噛み合わせて透孔6にボルトを挿通し
て締付ける。このようにボビン状ジョイント10を介して
長尺体4相互を連結することにより、複数の長尺体4を
同時に所望の角度で連結できるものとなる。
【0018】本発明の多目的ユニット材は長尺体4を直
接もしくはボビン状ジョイント10を介して鎖状に繋げて
いくことで、複雑な曲面でも追随でき、図9に示すよう
なトンネル支保工の場合、図10に示すようにスペースト
ラスフレームの場合、図11に示すように橋梁の場合を始
めとして、ビティ足場的な仮設材、アーチや屋根を構成
するものとして装飾および記念的モニューメント、その
他色々の分野に応用が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明の多目的ユニッ
トは、ジョイント部の耐力が大であり、仮設、本設いず
れにも適用可能であり、しかも、組立ても簡単に行うこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多目的ユニット材の第1実施例を示す
側面図である。
【図2】本発明の多目的ユニット材の第1実施例を示す
平面図である。
【図3】単体としての長尺体の側面図である。
【図4】単体としての長尺体の平面図である。
【図5】ボビン状ジョイントの平面図である。
【図6】ボビン状ジョイントの側面図である。
【図7】本発明の多目的ユニット材の第2実施例を示す
平面図である。
【図8】本発明の多目的ユニット材の第3実施例を示す
平面図である。
【図9】本発明の多目的ユニット材の適用例の第1例を
示す説明図である。
【図10】本発明の多目的ユニット材の適用例の第2例
を示す説明図である。
【図11】本発明の多目的ユニット材の適用例の第3例
を示す説明図である。
【図12】従来例の一つを示す側面図である。
【符号の説明】
1…長尺体 2…継手 3…ボールジョイント 4…長尺体 5…接合片 6…透孔 7…高力ボルト 8…ワッシャー 9…ナット 10…ボビン状ジ
ョイント 11…柱体 12…接合フラン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部から櫛の歯状に接合片を小間隔で一
    体的に突設し、この接合片に直向方向へボルトが貫通す
    る透孔を形成した長尺体を単体として、前記櫛の歯状の
    接合片同士を噛み合わせて透孔にボルトを挿通して締付
    けることにより長尺体同士を連結することを特徴とした
    多目的ユニット材。
  2. 【請求項2】 端部から櫛の歯状に接合片を小間隔で一
    体的に突設し、この接合片に直向方向へボルトが貫通す
    る透孔を形成した長尺体と、柱体の周面に櫛の歯状に接
    合フランジを設け、接合フランジに直向方向へボルトが
    貫通する透孔を形成したボビン状ジョイントとの組合せ
    からなり、ボビン状ジョイントの櫛の歯状の接合フラン
    ジに長尺体の櫛の歯状の接合片を相互に噛み合わせて透
    孔にボルトを挿通して締付けることにより長尺体同士を
    連結することを特徴とした多目的ユニット材。
JP4350637A 1992-12-04 1992-12-04 多目的ユニット材 Expired - Lifetime JP2599673B2 (ja)

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JPH06173440A JPH06173440A (ja) 1994-06-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711484B1 (ko) * 2005-12-26 2007-04-24 주식회사 포스코 독립형 가설장치 및 이를 이용한 중층형 스틸하우스시공방법
KR101257106B1 (ko) * 2010-03-03 2013-04-22 주식회사 스틸텍 보강된 격자지보

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JPH06173440A (ja) 1994-06-21

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