JP2599642Y2 - 折り返し試験のシフト周波数発生装置 - Google Patents
折り返し試験のシフト周波数発生装置Info
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- JP2599642Y2 JP2599642Y2 JP1993072794U JP7279493U JP2599642Y2 JP 2599642 Y2 JP2599642 Y2 JP 2599642Y2 JP 1993072794 U JP1993072794 U JP 1993072794U JP 7279493 U JP7279493 U JP 7279493U JP 2599642 Y2 JP2599642 Y2 JP 2599642Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、出力周波数を入力周
波数に対してシフト周波数(例えば±30MHz〜±4
00MHz)だけ周波数を変換して出力する試験装置
(折り返し試験器)において、出力信号のスプリアス周
波数を低減し、また、ミキサに供給するVCO(電圧制
御発振器)の回路構成を簡素にする回路に関する。
波数に対してシフト周波数(例えば±30MHz〜±4
00MHz)だけ周波数を変換して出力する試験装置
(折り返し試験器)において、出力信号のスプリアス周
波数を低減し、また、ミキサに供給するVCO(電圧制
御発振器)の回路構成を簡素にする回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロ・ウエーブ中継回線等
において、中継地点毎に送信周波数(例えば運用周波数
が4GHz〜6GHz)は、送信電波等からのまわり込
みや、中継器装置内でのスプリアス信号が受信側に混入
するトラブルを防止する為に、通常は、受信周波数とは
変えて、別の周波数で送信出力している。この為に、送
信周波数は、受信周波数に対してシフト周波数分(例え
ば±30MHz〜±400MHz)の周波数変換して送
信出力している。
において、中継地点毎に送信周波数(例えば運用周波数
が4GHz〜6GHz)は、送信電波等からのまわり込
みや、中継器装置内でのスプリアス信号が受信側に混入
するトラブルを防止する為に、通常は、受信周波数とは
変えて、別の周波数で送信出力している。この為に、送
信周波数は、受信周波数に対してシフト周波数分(例え
ば±30MHz〜±400MHz)の周波数変換して送
信出力している。
【0003】本装置の利用分野は、このようなマイクロ
ウエーブ中継装置の試験をする為に、送信周波数を入力
して、任意の周波数に変換して出力する周波数変換装置
が必要となっている。例えば、受信器の入力感度と受信
信号の品質(ビット・エラー・レート試験等)を、直接
アンテナからの電波を受信して行うのではなく、別の試
験接続形態で定量的に試験している。本試験装置の利用
目的は、このような通信回線の受信機、送信機(いわゆ
る中継伝送装置)の伝送品質評価や、受信品質感度の評
価の一環として使用する。
ウエーブ中継装置の試験をする為に、送信周波数を入力
して、任意の周波数に変換して出力する周波数変換装置
が必要となっている。例えば、受信器の入力感度と受信
信号の品質(ビット・エラー・レート試験等)を、直接
アンテナからの電波を受信して行うのではなく、別の試
験接続形態で定量的に試験している。本試験装置の利用
目的は、このような通信回線の受信機、送信機(いわゆ
る中継伝送装置)の伝送品質評価や、受信品質感度の評
価の一環として使用する。
【0004】上記の様に、各種性能試験評価・測定をす
る為に、本折り返し試験(ループバック試験)形態とし
て試験される。この為に、周波数変換後の出力周波数の
品質劣化を極力少なくする必要があり、本試験装置から
の出力周波数は、高純度が要求されている。例えば、中
心周波数から10KHz離れた周波数でのノイズレベル
は、−100dB以下である必要がある。また、出力周
波数のスプリアスは例えば−60dB以下であることが
必要である。
る為に、本折り返し試験(ループバック試験)形態とし
て試験される。この為に、周波数変換後の出力周波数の
品質劣化を極力少なくする必要があり、本試験装置から
の出力周波数は、高純度が要求されている。例えば、中
心周波数から10KHz離れた周波数でのノイズレベル
は、−100dB以下である必要がある。また、出力周
波数のスプリアスは例えば−60dB以下であることが
必要である。
【0005】まず、図2の従来の構成ブロック図の一実
施例を示して、従来の概要を説明する。従来では、入力
周波数f91をシフト周波数f62により、直接目的と
する出力周波数f99に変換するミキシング回路構成を
とっていて、不要な一方のスプリアス周波数の除去する
為に、位相器76と、ミキサ82、83で90°位相を
ずらした2信号を形成し、この両信号をラングカプラ8
4で合成することで、不要な近傍スプリアスを除去する
構成としている。
施例を示して、従来の概要を説明する。従来では、入力
周波数f91をシフト周波数f62により、直接目的と
する出力周波数f99に変換するミキシング回路構成を
とっていて、不要な一方のスプリアス周波数の除去する
為に、位相器76と、ミキサ82、83で90°位相を
ずらした2信号を形成し、この両信号をラングカプラ8
4で合成することで、不要な近傍スプリアスを除去する
構成としている。
【0006】これについて、動作内容を説明をする。ま
ず、入力周波数f91を分配器81で2方向に分配し、
ミキサ82、83に供給する。そして、両ミキサに与え
るシフト周波数(f94、f97)の供給は、位相器7
6を設けて、シフト周波数f94とf97の周波数出力
間の位相を90°ずらして両ミキサに供給する。次に、
各々のミキサ(82、83)でミキシングされて出力周
波数信号(f93=f91±f94、f96=f91±
f97)を得る。
ず、入力周波数f91を分配器81で2方向に分配し、
ミキサ82、83に供給する。そして、両ミキサに与え
るシフト周波数(f94、f97)の供給は、位相器7
6を設けて、シフト周波数f94とf97の周波数出力
間の位相を90°ずらして両ミキサに供給する。次に、
各々のミキサ(82、83)でミキシングされて出力周
波数信号(f93=f91±f94、f96=f91±
f97)を得る。
【0007】次に、この両信号をラングカプラ84に与
えて合成する。この合成時において、両入力周波数には
90°の位相ずれがある。この為、合成した結果は、一
方の周波数出力の位相関係が逆相で合成され、他方の周
波数出力が同相で合成されることとなり、これにより、
不要であるスプリアス周波数(例えばf91+f94)
を減衰除去し、目的出力とする変換周波数(例えばf9
1−f94)のみを通過させる。これは、いわゆるバン
ド・パス・フィルタ機能として機能していて、30dB
以上の減衰を得ている。その後BPF85でも不要周波
数をフィルタ除去した後、2分岐して出力(f99、f
100)している。
えて合成する。この合成時において、両入力周波数には
90°の位相ずれがある。この為、合成した結果は、一
方の周波数出力の位相関係が逆相で合成され、他方の周
波数出力が同相で合成されることとなり、これにより、
不要であるスプリアス周波数(例えばf91+f94)
を減衰除去し、目的出力とする変換周波数(例えばf9
1−f94)のみを通過させる。これは、いわゆるバン
ド・パス・フィルタ機能として機能していて、30dB
以上の減衰を得ている。その後BPF85でも不要周波
数をフィルタ除去した後、2分岐して出力(f99、f
100)している。
【0008】また、シフト周波数(f62)の発振源に
は、広い周波数範囲(例えば30MHz〜400MH
z)を必要とし、かつ、高純度の発振周波数を得る必要
から、複数のシンセサイザ(71〜74)の発振源を用
意し、これをスイッチ75で切り替えて使用している。
は、広い周波数範囲(例えば30MHz〜400MH
z)を必要とし、かつ、高純度の発振周波数を得る必要
から、複数のシンセサイザ(71〜74)の発振源を用
意し、これをスイッチ75で切り替えて使用している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上記説明のように、シ
フト周波数が入力周波数の近傍である為、イメージ周波
数除去が困難な点がある。またシフト周波数の発振源が
複数個のシンセサイザが必要である点がある。この為
に、回路規模が多く、部品コスト、調整工数上昇を招く
難点があった。
フト周波数が入力周波数の近傍である為、イメージ周波
数除去が困難な点がある。またシフト周波数の発振源が
複数個のシンセサイザが必要である点がある。この為
に、回路規模が多く、部品コスト、調整工数上昇を招く
難点があった。
【0010】そこで、本考案が解決しようとする課題
は、ミキサを2段構成にして、イメージ周波数を離し、
一般的なバンド・パス・フィルタを用いてスプリアス周
波数の除去を容易にする。また、シフト周波数の可変発
振源を1つにして、かつ、良好なる周波数変換が可能
で、小型・安価に構成することを目的とする。
は、ミキサを2段構成にして、イメージ周波数を離し、
一般的なバンド・パス・フィルタを用いてスプリアス周
波数の除去を容易にする。また、シフト周波数の可変発
振源を1つにして、かつ、良好なる周波数変換が可能
で、小型・安価に構成することを目的とする。
【0011】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、本考案の構成では、第1ミキサ11と、第3ミキサ
19に与えるシンセサイザ23を設け、入力周波数信号
f91とシンセサイザ23の周波数信号を、ミキシング
する第1ミキサ11を設ける。そして、当該シンセサイ
ザ23の信号を当該第1ミキサ11に供給してミキシン
グする。
に、本考案の構成では、第1ミキサ11と、第3ミキサ
19に与えるシンセサイザ23を設け、入力周波数信号
f91とシンセサイザ23の周波数信号を、ミキシング
する第1ミキサ11を設ける。そして、当該シンセサイ
ザ23の信号を当該第1ミキサ11に供給してミキシン
グする。
【0012】そして、当該第1ミキサ11で周波数変換
出力信号のうち、不要な一方のイメージ周波数を除去す
る第1BPF12を設けてイメージ周波数を除去した
後、当該第1BPF12でフィルタされた信号と固定発
振器18をミキシングする第2ミキサ13を設ける。ま
た、当該第2ミキサ13と、第3ミキサ19に周波数信
号を与える固定発振器18を設ける。
出力信号のうち、不要な一方のイメージ周波数を除去す
る第1BPF12を設けてイメージ周波数を除去した
後、当該第1BPF12でフィルタされた信号と固定発
振器18をミキシングする第2ミキサ13を設ける。ま
た、当該第2ミキサ13と、第3ミキサ19に周波数信
号を与える固定発振器18を設ける。
【0013】そして、当該固定発振器18の信号を当該
第2ミキサ13に供給してミキシングする。そして、当
該第2ミキサ13の出力周波数のうちで、目的とする出
力周波数以外の不要なイメージ周波数を除去フィルタす
る第2BPF14を設ける。そして、当該シンセサイザ
23の出力周波数と、固定発振器18の出力周波数をミ
キシングする第3ミキサ19を設けた構成としている。
第2ミキサ13に供給してミキシングする。そして、当
該第2ミキサ13の出力周波数のうちで、目的とする出
力周波数以外の不要なイメージ周波数を除去フィルタす
る第2BPF14を設ける。そして、当該シンセサイザ
23の出力周波数と、固定発振器18の出力周波数をミ
キシングする第3ミキサ19を設けた構成としている。
【0014】
【作用】ミキサ11、13による2段階のミキシング構
成としたことにより、イメージ周波数を十分に離すこと
ができ、BPF12、14によるイメージ周波数除去を
容易にする作用がある。
成としたことにより、イメージ周波数を十分に離すこと
ができ、BPF12、14によるイメージ周波数除去を
容易にする作用がある。
【0015】固定発振器18の出力周波数をミキサ19
に供給して、VCO17の出力周波数とミキシングして
シンセサイザ23のロック・ループを形成することによ
り、当該固定発振器18の変動分をキャンセルする作用
がある。つまり、第1ミキサ11では変動分とは逆の周
波数変動量でミキシングされ、次に、第2ミキサ13で
は固定発振器18自体の周波数変動量でミキシングされ
る結果、出力された周波数は、固定発振器18の変動分
がキャンセルされる。このことは、固定発振器18の周
波数変動の影響をなくする役割をする。
に供給して、VCO17の出力周波数とミキシングして
シンセサイザ23のロック・ループを形成することによ
り、当該固定発振器18の変動分をキャンセルする作用
がある。つまり、第1ミキサ11では変動分とは逆の周
波数変動量でミキシングされ、次に、第2ミキサ13で
は固定発振器18自体の周波数変動量でミキシングされ
る結果、出力された周波数は、固定発振器18の変動分
がキャンセルされる。このことは、固定発振器18の周
波数変動の影響をなくする役割をする。
【0016】
【実施例】本実施例の、実施概要を説明する。本実施例
は、入力周波数信号f91を、第1ミキサ11の一方の
入力に与え、他方の入力には、VCO17の発振出力信
号を与える。そして、当該第1ミキサ11でミキシング
して周波数変換した後、BPF12により不要なスプリ
アス周波数(イメージ周波数)を除去する。次に、この
信号を第2ミキサ13の一方の入力に与え、他方の入力
には、固定発振器18の信号を与える。そして、第2ミ
キサ13でミキシングして周波数変換した後、BPF1
4により不要なスプリアス周波数を除去した後、出力す
る構成としている。
は、入力周波数信号f91を、第1ミキサ11の一方の
入力に与え、他方の入力には、VCO17の発振出力信
号を与える。そして、当該第1ミキサ11でミキシング
して周波数変換した後、BPF12により不要なスプリ
アス周波数(イメージ周波数)を除去する。次に、この
信号を第2ミキサ13の一方の入力に与え、他方の入力
には、固定発振器18の信号を与える。そして、第2ミ
キサ13でミキシングして周波数変換した後、BPF1
4により不要なスプリアス周波数を除去した後、出力す
る構成としている。
【0017】これについて、本考案の構成ブロック図の
一実施例を示して具体的に順次内容を説明する。本説明
では、説明を容易とする為に、入力周波数f91は、
4.0GHzの場合と仮定し、固定発振器18の周波数
を3.0GHzの場合とし、シフト周波数としては、1
00MHzの場合と仮定して、以下説明をする。
一実施例を示して具体的に順次内容を説明する。本説明
では、説明を容易とする為に、入力周波数f91は、
4.0GHzの場合と仮定し、固定発振器18の周波数
を3.0GHzの場合とし、シフト周波数としては、1
00MHzの場合と仮定して、以下説明をする。
【0018】まず、入力周波数信号f91を、第1ミキ
サ11の一方の入力に与え、他方の入力には、VCO1
7の信号を与える。ここで、VCO17の発振周波数の
値は、シフト周波数(100MHz)+固定発振器18
の周波数(3.0GHz)を加算した周波数値(3.1
GHz)である。そして、当該第1ミキサ11でミキシ
ングされた出力周波数は、1.1GHz(4GHz−
3.1GHz)、及び、イメージ周波数として7.1G
Hz(4GHz+3.1GHz)が得られる。このう
ち、BPF12がロー・パス・フィルタとしておくこと
で、不要な7.1GHz帯は、簡単に除去されて出力さ
れる。
サ11の一方の入力に与え、他方の入力には、VCO1
7の信号を与える。ここで、VCO17の発振周波数の
値は、シフト周波数(100MHz)+固定発振器18
の周波数(3.0GHz)を加算した周波数値(3.1
GHz)である。そして、当該第1ミキサ11でミキシ
ングされた出力周波数は、1.1GHz(4GHz−
3.1GHz)、及び、イメージ周波数として7.1G
Hz(4GHz+3.1GHz)が得られる。このう
ち、BPF12がロー・パス・フィルタとしておくこと
で、不要な7.1GHz帯は、簡単に除去されて出力さ
れる。
【0019】次に、この信号(1.1GHz)を第2ミ
キサ13の一方の入力に与え、他方の入力には、固定発
振器18からの信号(3.0GHz)を与える。そし
て、当該第2ミキサ13でミキシングした後の出力周波
数は、4.1GHz(1.1GHz+3.0GHz)
と、イメージ周波数として2.9GHz(3.0GHz
−1.1GHz)が得られる。このうち、BPF14が
ハイ・パス・フィルタとしておくことで、通過後の信号
中には、不要な2.9GHz帯は、容易に除去されて、
目的とする信号周波数のみが出力される。
キサ13の一方の入力に与え、他方の入力には、固定発
振器18からの信号(3.0GHz)を与える。そし
て、当該第2ミキサ13でミキシングした後の出力周波
数は、4.1GHz(1.1GHz+3.0GHz)
と、イメージ周波数として2.9GHz(3.0GHz
−1.1GHz)が得られる。このうち、BPF14が
ハイ・パス・フィルタとしておくことで、通過後の信号
中には、不要な2.9GHz帯は、容易に除去されて、
目的とする信号周波数のみが出力される。
【0020】次に、発振源について説明する。固定発振
器18は、フリーラン状態にある。しかし、この周波数
信号をミキサ19に与えている為、VCO17の発振器
の位相ロック回路のループの一環として組み込まれる
為、固定発振器18側の周波数ドリフト変動分も補正す
る周波数f63を、VCO17は出力する。
器18は、フリーラン状態にある。しかし、この周波数
信号をミキサ19に与えている為、VCO17の発振器
の位相ロック回路のループの一環として組み込まれる
為、固定発振器18側の周波数ドリフト変動分も補正す
る周波数f63を、VCO17は出力する。
【0021】つまり、VCO17の出力周波数f63を
ミキサ19の一方の入力に与え、他方の入力には、固定
発振器18からの周波数(3.0GHz)を与える。こ
のミキサの出力は両周波数のずれを含んだ周波数成分で
ある。この周波数f66を分周器20で、任意の設定値
21により分周されて位相比較器22に一方に与えられ
る。他方の入力には、基準となる高精度固定発振器15
(水晶発振)からの周波数を与える。そして、当該位相
比較器22で、両者の位相が比較されて、その差分によ
りVCO発振周波数を制御することで、全体としてシン
セサイザ23のロック・ループを形成することになる。
ミキサ19の一方の入力に与え、他方の入力には、固定
発振器18からの周波数(3.0GHz)を与える。こ
のミキサの出力は両周波数のずれを含んだ周波数成分で
ある。この周波数f66を分周器20で、任意の設定値
21により分周されて位相比較器22に一方に与えられ
る。他方の入力には、基準となる高精度固定発振器15
(水晶発振)からの周波数を与える。そして、当該位相
比較器22で、両者の位相が比較されて、その差分によ
りVCO発振周波数を制御することで、全体としてシン
セサイザ23のロック・ループを形成することになる。
【0022】このように構成することで、第1ミキサ1
1では変動分とは逆の周波数変動量でミキシングされ、
次に、第2ミキサ13では固定発振器18自体の周波数
変動量でミキシングされる結果、出力された周波数は、
固定発振器18の変動分がキャンセルされる。このこと
は、固定発振器18の周波数変動の影響がなくなること
を意味していて、2つのミキシング周波数f63、f6
5は、単一のシンセサイザから供給されているのと同じ
ように振る舞うこととなる。これにより、2つのミキサ
を通過して変換された周波数は、いわゆるキャンセリン
グ効果によって、常に安定した周波数出力を実現してい
て、高純度の周波数変換を実現している。
1では変動分とは逆の周波数変動量でミキシングされ、
次に、第2ミキサ13では固定発振器18自体の周波数
変動量でミキシングされる結果、出力された周波数は、
固定発振器18の変動分がキャンセルされる。このこと
は、固定発振器18の周波数変動の影響がなくなること
を意味していて、2つのミキシング周波数f63、f6
5は、単一のシンセサイザから供給されているのと同じ
ように振る舞うこととなる。これにより、2つのミキサ
を通過して変換された周波数は、いわゆるキャンセリン
グ効果によって、常に安定した周波数出力を実現してい
て、高純度の周波数変換を実現している。
【0023】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。2
つのミキサ11、13を設けて、BPF12、14での
イメージ周波数の除去を容易化したことで、確実にか
つ、容易に60dB以上のスプリアス除去が実現できる
効果が得られる。
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。2
つのミキサ11、13を設けて、BPF12、14での
イメージ周波数の除去を容易化したことで、確実にか
つ、容易に60dB以上のスプリアス除去が実現できる
効果が得られる。
【0024】ミキサ11、13に供給するミキシング周
波数が、2つの独立した発振源ではなく、1つの共通の
シンセサイザでロックした発振源としたことで、2カ所
でミキシングされた後、出力する周波数は高純度の周波
数変換が実現できる。また、その出力周波数の変動は押
さえられ、安定なシフト周波数を与えられる効果が得ら
れる。
波数が、2つの独立した発振源ではなく、1つの共通の
シンセサイザでロックした発振源としたことで、2カ所
でミキシングされた後、出力する周波数は高純度の周波
数変換が実現できる。また、その出力周波数の変動は押
さえられ、安定なシフト周波数を与えられる効果が得ら
れる。
【0025】また、VCO17の回路が1個で良い為、
回路がシンプルになり部品コスト低減ができ、調整個所
も減る為、調整作業工数の低減の利点も得られる。
回路がシンプルになり部品コスト低減ができ、調整個所
も減る為、調整作業工数の低減の利点も得られる。
【0026】
【図1】本考案の構成ブロック図の一実施例である。
【図2】従来の構成ブロック図の一実施例である。
11、13、19 ミキサ 12、14 BPF 15 高精度固定発振器 17 VCO 18 固定発振器 20 分周器 21 設定値 22 位相比較器 23、71〜74 シンセサイザ 75 スイッチ 76 位相器 81 分配器 82、83 ミキサ 84 ラングカプラ 85 BPF
Claims (1)
- 【請求項1】 第1ミキサ(11)と第2ミキサ(1
3)とによる2段階の周波数変換構成を備えて、入力さ
れる入力周波数信号(f91)に対して所定の周波数値
だけずらした出力周波数を出力する周波数変換装置にお
いて、 第1ミキサ(11)と第3ミキサ(19)へ周波数信号
を供給するシンセサイザ(23)を設け、 入力周波数信号(f91)とシンセサイザ(23)の周
波数信号を、ミキシング(周波数混合)する第1ミキサ
(11)を設け、 当該第1ミキサ(11)の出力のうち、不要なイメージ
周波数をフィルタ除去する第1BPF(12)を設け、 当該第1BPF(12)でフィルタされた信号と固定発
振器(18)をミキシングする第2ミキサ(13)を設
け、 当該第2ミキサ(13)と、第3ミキサ(19)に固定
の周波数信号を与える固定発振器(18)を設け、 当該第2ミキサ(13)の出力のうち、不要なイメージ
周波数をフィルタ除去する第2BPF(14)を設け、 当該シンセサイザ(23)の出力と、固定発振器(1
8)の出力をミキシングした出力信号を、当該シンセサ
イザ(23)がPLLループを形成する一方の位相比較
用入力として当該シンセサイザ(23)へ供給する第3
ミキサ(19)を設け、 以上から構成していることを特徴とした折り返し試験の
シフト周波数発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072794U JP2599642Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 折り返し試験のシフト周波数発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072794U JP2599642Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 折り返し試験のシフト周波数発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739139U JPH0739139U (ja) | 1995-07-14 |
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