JPS5832810B2 - 位相同期形ディジタル周波数シンセサイザ - Google Patents

位相同期形ディジタル周波数シンセサイザ

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JPS5832810B2
JPS5832810B2 JP52153100A JP15310077A JPS5832810B2 JP S5832810 B2 JPS5832810 B2 JP S5832810B2 JP 52153100 A JP52153100 A JP 52153100A JP 15310077 A JP15310077 A JP 15310077A JP S5832810 B2 JPS5832810 B2 JP S5832810B2
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phase synchronization
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行雄 内藤
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主としてVHF、UHF帯で用いられる多チャ
ネル同時送受話方式FM無線機等の局部発振源に使用す
る位相同期形ディジタル周波数シンセサイザに主従2つ
の位相同期系をもたせこのうち主位相同期系で作られる
ヘテロダイレ出力信号の1部を逆位相同期系の基準周波
数として用いることで、互いの出力周波数間隔が一定な
、2つの多チヤネル出力信号を得るようにした位相同期
形ディジタル周波数シンセサイザの改良に関する。
最近のVHF、UHF帯周波数を利用する移動通信では
周波数有効利用の目的から周波数が多チヤネル広帯域化
される傾向にあるが、このときはこれと同時に他の通信
系に妨害を与えないよう特に送信出力信号に於ける不要
波の発射強度の低減及び側帯波雑音の低減が強く要求さ
れている。
一方通信の多チャネル化に伴ない送受信機の心臓部に位
置する局部発振周波数の信号源としては極めて多数の周
波数を容易に得ることのできる「位相同期形ディジタル
周波数シンセサイザ」が活発に利用されて来ており、そ
の装置は送信系及び受信系の局部発振周波数信号源を1
つの位相同期形ディジタル周波数シンセサイザで得るこ
と、ならびにその周波数帯域内を広(とることを目的と
して第1図に示すようなブロック構成、即ち位相同期形
ディジタル周波数シンセサイザ1、周波数混合器2、サ
イドステップ発振器3、帯域沢波器4、変調器(位相若
しくは周波数変調器)5、送信周波数ティ倍器6、受信
曲発ティ倍器9の構成をとるのを常としている。
ところが、第1図のブロック構成は、その送信系局部発
振出力8に広帯域の周波数特性を得るためには帯域沢波
器4と送信周波数ティ倍器6との関係で、もし周波数混
合器2から発生する不要波を抑圧せんとして帯域沢波器
40通過帯域巾を狭めるときには、それに伴って必然的
に送信周波数ティ倍器6のティ倍次数を高めざるを得な
いことになるが、この結果として送信系局部発振出力8
の側帯波雑音を増加させるという不都合を生じる。
送信周波数ティ倍器6のティ倍次数を下げると、この側
帯波雑音を減少させることはできるが、この時は帯域沢
波器40通過帯域巾を広げる必要を生じ、その為周波数
混合器2で発生する不要波を抑圧することが困難になる
という新しい不具合を生ずる欠点がある。
これらの問題を解決するものとして、第1図に於ける周
波数混合器2、サイドステップ発振器3、帯域沢波器4
を、「位相同期形ディジタル周波数シンセサイザ10周
波数混合器の出力信号の1部を基準周波数とする(新規
の)位相同期系」に置き換えることで送信系局部発振出
力8に於ける不要波の発生及び側帯波雑音の増加の両者
の抑圧、低減を可能にする改良型の装置がある。
これによって、位相同期形ディジタル周波数シンセサイ
ザ10本来の機能を損うことなく高性能で広帯域の送受
信系多チヤネル局部発振周波数信号源をも実現せんとす
るものである。
以下図を用いてその改良型装置の「主従2つの位相同期
系を有し互いに出力周波数間隔が一定な2つの多チヤネ
ル出力信号を得るようにした位相同期形ディジタル周波
数シンセサイザ」の構成を説明する。
第1図は既述の従来の、位相同期形ディジタル周波数シ
ンセサイザを用いた送受信系の局部発振周波数信号源の
ブロック構成国であるが、第1図のブロック構成に於け
る周波数関係は次式の如くなる。
ここで FT :送信系局部発振出力8の周波数 FRL :受信系局部発振出力100周波数FOUT
:位送同期形ディジタル周波数シンセサイザ1の出力周
波数 Fs :サイドステップ発振器3の出力周波数MT:
送信周波数ティ倍器6のティ倍次数MR:受信周波数テ
ィ倍器9のティ倍次数その動作を説明すると位相同期形
ディジタル周波数シンセサイザ1の出力信号FOUTは
二分岐され一方は送信系、もう一方は受信系の局発信号
源として使用されるが、送信系に供給されるFOUTは
、サイドステップ発振器3の出力周波数Fsと共に周波
数混合器2に人力され、こ匁で周波数変換が行なわれ、
変換出力信号中から帯域沢波器4で希望する出力信号を
選択P液抽出し、それを変調器5で変調入力信号7によ
って変調しそれが送信周波数ティ倍器6でMT倍されて
送信系局部発振出力8を得る。
一方受信系に供給されるF。
UTは受信周波数ティ倍器9によってMR倍され受信系
局部発振出力10を得るものである(通常、送信周波数
ティ倍器6のティ倍次数MTと受信周波数ティ倍器9の
ティ倍次数MRは等しくしている。
)。ここで問題となるのが前述の、送信系局部発振出力
8の信号内の所定帯域内に発生又は混入する必要波及び
側帯波雑音、であるが、先づ帯域内不要波の発生混入に
ついて述べると、多チヤネル広帯域化を計るためには周
波数混合器2、帯域沢波器4、変調器5、送信周波数テ
ィ倍器6のそれぞれには、その要求に応じた広さの帯域
中が要求されるが、そのうち周波数混合器2では周知の
通り、次の条件式で現わされるような無数の周波数の組
合せをその出力に生じる。
今これらのうちFS+FOUTなる周波数を希望信号と
すれば、その他の組合せ周波数はすべて不要波となり、
この不要波は次段に附加している帯域F波器4で抑圧さ
せなげればならない。
しかし高次数のm、nによって生じる不要波は、希望す
る帯域巾が広くなればなるほどその帯域内に落ち込みそ
こに混入して雑音を大きくする。
一般にこの周波数混合器2の内部で発生する不要波の抑
圧対策としては、FS又はFOUTのどちらかの信号人
力レベルを一方よりかなり低レベルに調整しておき不要
波発生の比較的少ない「直線性の良好な部分」で周波数
混合器2を使用するのが通常であるが、この入力信号の
低レベル化調整を行なうと、それに伴なって周波数混合
器2の希望波出力信号レベルと、周囲に発生成いは混在
している雑音レベルと、のレベル差が減少するため出力
信号に於げる側帯波雑音の増加をまねくことになる。
又周波数混合器2で発生する不要波が帯域内に落ち込む
のを防止減少させる方法としては、送信周波数ティ倍器
6のティ倍次数を高めて帯域F波器4の帯域巾を狭める
と云う方法が採られるが、すでに述べた通りこれにはテ
ィ倍次数に比例した側帯波雑音の増加を生むと云う欠点
がある。
上記の理由のため第1図に示すような送受信系の局部発
振周波数信号源のブロック構成に於いては、不要波の発
生及び側帯波雑音抑圧対策としての周波数混合器2の入
力レベル調整、帯域沢波器40通過帯域巾の広狭ならび
に送信周波数ティ倍器6と受信周波数ティ倍器9のティ
倍次数の決定の関係が互に複雑にからみ合い種々の技術
的な困難さを生じ、性能向上の実効が上らない。
ここで第1図の従来の位相同期形ディジタル周波数シン
セサイザ1の内部を具体的に示したブロック構成図を第
2図に示す。
11は第1基準発振器、12は固定分局器、13は位相
検出器、14は低域沢波器、15は電圧制御発振器、1
6は周波数混合器、17は可変分周器、18は第2基準
発振器、19は出力である。
第2図のブロック構成で閉ループ系が位相同期した場合
に於ける周波数の相互の関係は周知のように次式で現わ
される。
このうちFl、F2、Noは固定されNVは出力周波数
FOUTのチャネル必要数に応じた可変範囲を有するの
が常であるが、今ループ系が同期している状態で可変分
周器17の分周数をNV+1、Nv+2・・・・・・N
V + n と変更すると出力周波数FOUT+FC
1FOUT+2FC”””FOUT+nFCと変化する
、と共に周波数混合器16の出力周波数FMもまたFM
+FC,FM+2FC−・−−−−FM +nFc と
変化する。
第3図は既述の「主従2つの位相同期系を有し互いに出
力周波数間隔が一定な2つの多チヤネル出力信号を得る
ようにした位相同期形ディジタル周波数シンセサイザ」
を利用した送受信系局部発振周波数信号源のブロック構
成図であってこの図の各符号のうち、第1図及び第2図
と等しいものは、同一の働きをし、同一名称を付せられ
ているものとする。
図中点線で囲んだ部分は従来の周波数混合器2、サイド
ステップ発振器3、帯域沢波器4に代替して新たに付加
されたものであって、31は位相検出器、32は低域沢
波器、33は電圧制御発振器、34は周波数混合器、3
5は第3基準発振器である。
以下では、本発明の第3図における、第2図で説明した
閉ループ系を「主位相同期系」、点線で囲んだ閉ループ
系を「従位相同期系」と呼ぶことにする。
今、第3図の主位相同期系が同期状態にあるとするとき
は、(2)式で示した周波数関係により、周波数混合器
16の出力周波数はFMとなり従位相同期系はこの出力
周波数FMを基準入力信号として下記に示す周波数関係
で位相同期する。
さて、この従位相同期系の動作を説明すると、電圧可変
周波数発振器33で発振された出力信号FOUTと、発
振周波数が固定された第3基準発振器35の出力信号F
sとは互いに周波数混合器34に加えられ混合された後
その出力にFM(FM−FOUT F≦)を得る。
この周波数混合器34で得られた出力FMと周波数混合
器16の出力周波数FMとは位相検出器31に加えられ
こ工で両者の信号が位相比較される。
位相検出器31の出力信号は低域E波器32で不要波成
分を除去されて電圧制御発振器330制御端子に入力さ
れるが、この一連の系は負帰還位相制御系であり、今、
周波数混合器16の出力周波数FMと周波数混合器34
の出力周波数F/の画周波数が一致しているとすれば、
位相検出器31の出力信号は直流となりそれが低域沢波
器32を介して電圧制御発振器33の発振周波数FOU
Tの位相を制御する。
さて、と工でたとえば、主位相同期系の可変分周器17
の分周数Nvを(NV+1)に切替えるときは、それに
よって周波数混合器16の出力周波数FMは(FM+F
C)に変化するが、このとき従位相同期系の出力周波数
FouTには(3)式で示した周波数関係の(FouT
+Fc )なる信号を得ることができる。
又、もし可変分周器17の分周数NVを(Nv+n)と
切替えた場合には、同様の動作で出力周波数にはFo(
JTに代って(FO6T+nFc)なる信号が得られる
この従位相同期系が同期状態にある時、入力端子36か
ら出力端子370周波数特性を見ると、それはループ系
の周波数応答特性に起因する一定の帯域巾をもつ帯域p
波特性をもっており、中心周波数が入力信号FMに対応
して変化する「可変形帯域p波特性」を示すことは周知
である。
このループ系の帯域巾は主位相同期系周波数混合器16
の出力周波数FMの変化範囲に於いて、自動的に十分位
相同期される範囲にまで、できるだけ狭いものになるよ
う配慮することが不要波及び側帯波雑音抑圧の面から肝
要である。
この従位相同期系の、「同期範囲を確保しながら通過帯
域を狭帯域化する方法」は多数存在するが、例えばその
1例を説明すると、今従位相同期系が周波数混合器16
の出力周波数FMに同期している時FMが” M +
n FCに切替わると、瞬間的に同期はずれを生じて、
位相検出器31の出力にはnFcのビート信号が発生す
る。
ループ系の周波数応答特性がnFcかそれよりも高い場
合にはこのビート信号で電圧制御発振器33の出力周波
数F。
6TをF□ d T 十nF cに制御し再び同期する
が、この場合には、この主位相同期系の可変分周器17
の分周数の変化に連動させて電圧制御発振器33の発振
周波数を切替えることにより、位相検出器31の出力に
発生するビート信号周波数を低下させ、これによって従
位相同期系の狭帯域化が実現できる。
即ち、以上述べたように第3図のブロック構成によれば
、第1図の送受信系局部発振周波数信号源の送信系に於
ける、周波数混合器で発生する不要波が帯域内に落ち込
む欠点を容易に改善することができる。
第4図は上述の位相同期形ディジタル周波数シンセサイ
ザを改良する本願の発明者の一提案であって第3図のブ
ロック構成に於ける、主位相同期系周波数混合器16と
、逆位相同期系位相検出器31との間に、分周数N、で
ある固定分周器41を付加すると共に、逆位相同期系周
波数混合器34の出力に分周数N2である固定分周器4
2を付加することで、従位相同期系の同期範囲を狭める
ことな(閉ループ時に於ける入力端子43と出力端子4
40間の帯域沢波特性を狭帯域化することを可能にした
ものである(こ工で固定分周器41.42の分周数はN
1=N2=N’である。
)。この動作を説明すると従位相同期系が周波数混合器
16の出力周波数FMで同期している時、FMがFM
+ n FCに切替わると位相検出器31の出力にはそ
の瞬間にn F C/N’のビート信号が発生すること
になるがループ系の周波数応答特性をnFC/N’の範
囲まで確保することで、それを補償したものでこの措置
によって従位相同期系の帯域巾を一層簡単に狭帯域化す
ることができるものである。
さて、第5図は上述の位相同期形ディジタル周波数シン
セサイザを改良する本発明の装置であって第3図に於け
る送信系の変調器(位相若しくは周波数変調器)5と同
様のもの(従って同じ符号を使用する。
)を従位相同期系に付加したものである。
この動作を説明すると、今、従位相同期系が同期状態に
あり、入力端子51かも、出力端子52を見た場合の帯
域巾が、変調器入力信号7の周波数及び第3基準発振器
35の出力周波数F≦が変調入力信号7によって周波数
変調された場合の最大周波数偏移に影響をおよぼさない
ものとすると、第3基準発振器35の変調された搬送波
信号は従位相同期系で周波数変換及び帯域沢波され出力
端子52は変調された信号となるが、この信号をた文ち
に送信周波数ティ倍器6でティ倍することで不要波及び
側帯波雑音を十分に抑圧した所要の送信系局部発振出力
8を得ることを可能にしたものである。
又、第3図で示した変調器5に於いては従位相同期系の
出力周波数FOU T ”” ”o 6 T + nF
Cの帯域範囲に於て均一な変調特性が要求されるため
殊にチャネル数が多く従位相同期系からの可変周波数範
囲が広い場合には変調器50回路構成が複雑になるほか
、均一な変調特性を得る上にも技術的な困難さを生じて
いた。
この困難さを克服するためには送信周波数ティ倍器6の
ティ倍次数を高め変調器50入力周波数範囲を狭める必
要があるがティ倍次数を高めると前記したような原因で
側帯波雑音を増加させると云う問題が生じる(この問題
は第1図に示した方式でも同様である。
)。そこでこの問題を解決する方法として第5図に示す
従位相同期系に変調器5を付加するもので変調器5に入
力される搬送波周波数は第3基準発振器35の固定した
発振周波数F乙 であることから簡易な回路構成で上記
問題の克服が容易に実現できるものである。
第6図は第5図に示した方式を更に改良するものであっ
て従位相同期系の変調器5の出力に更に周波数ティ倍器
61を付加することで変調器50回路構成を一層簡易な
ものにすることができる。
この周波数ティ倍器61を付加したことによる新たな不
要波や側帯波雑音の発生混入は従位相同期系の入力端子
62かも出力端子63を見た場合の帯域巾を、変調人力
信号70周波数及び周波数ティ倍器61の出力周波数が
変調入力信号7によって周波数変調された場合の最大周
波数偏移に影響をおよぼさない範囲まで狭めることによ
って十分抑圧させることができる。
第7図は第4図で示した従位相同期系に対してその第3
基準発振器35と周波数混合器340間に変調器5を付
加したものである。
このブロック構成によって第5図で示した方式に比べ従
位相同期系の通過帯域特性を簡単に狭めることができ、
送信系局部発信出力8に混入する不要波及び側帯波雑音
をより効果的に抑圧させることができる。
第8図は第7図で示したブロック構成に於いて、変調器
5と周波数混合器310間に周波数ティ倍器61を付加
したものであり、従位相同期系の通過帯域中を簡単に狭
めると共に変調器5の回路構成の簡易化も同時に計った
方式である。
次に、第3図に示す方式に於いて送信系局部発振出力8
の周波数偏差は第1基準発振器1L第3基準発振器35
で、又受信系局部発振出力10の周波数偏差は第1基準
発振器11.第2基準発振器18の周波数安定度で決定
されるものであるが、合理波数偏差がきびしく要求され
る機器に於いては各基準発振器に対してはそれぞれに分
担させる周波数安定度が一層きびしく課せられることに
なる。
そこで第9図は第1基準発振器11.第2基準発振器1
8、第3基準発振器35の各出力信号を、単一の基準発
振器91で発生させこの信号について固定分局器92及
び周波数ティ倍器93.94を付加することで実現した
ものである。
これによって送信系局部発振出力8と受信系局部発振出
力10の出力周波数偏差は基準発振器91で一意的に決
定されることになり、周波数の高安定化が可能となる。
この発振器の兼用は第1.2及び3基準発振器の三者に
ついて行ったのでもよく、相当の効果が得られる。
第10図は本発明の位相同期形ディジタル周波数シンセ
サイザの具体的実施例であり、800MHz帯の多チャ
ネル同時送受話方式FM無線機の局部発振源のブロック
構成及び分周率、ティ倍数、周波数関係を具体的な数字
と共に図示したものである。
図中101は温度補償形水晶発振器、102.111,
115は固定分周器、103゜112は位相検出器、1
04,113は低域沢波器、105,114は電圧制御
発振器、106゜116は周波数混合器、107は可変
分周器、108,109,118,119は周波数ティ
倍器、117は位相若しくは周波数変調器、121は変
調入力信号、110は受信系局部発振出力、120は送
信系局部発振出力であり、各出力にはそれぞれチャネル
間隔25KHz で1000チヤネルの信号を得ている
以上説明したように従来の多チャネル同時送受話方式F
M無線機等の局部発振源に於いて、送信系の周波数混合
器で発生する不要波の帯域内への落ち込みと、それを防
止するp波対策、又これに伴なう周波数ティ倍で生ずる
側帯波雑音の増加の抑圧除去等のために複雑な回路構成
をとり、部品点数を増加し調整工数を増加すること等で
これを処理してコスト高をよぎなくされていたものであ
るが、本発明の方式によれば、これ等の欠点は一挙に解
決されることとなる。
無線機の性能向上に寄与するところ極めて大きく工業的
に有為の発明と云うべきである。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の送受信系局部発振周波数信号源のブロッ
ク構成図、第2図は従来の位相同期形ディジタル周波数
シンセサイザのブロック構成図、第3図は従来の「主従
2つの位相同期系を有した位相同期形ディジタル周波数
シンセサイザ」を利用した送受信系局部発振周波数信号
源のブロック構成図、第4図は第3図を改良したブロッ
ク構成図、第5図は第3図の送信系を改良した本発明の
フロック構成図、第6図は第5図の送信系を更に改良し
たブロック構成図、第7図は第4図の送信系を改良した
ブロック構成図、第8図は第1図の送信系を更に改良し
たブロック構成図、第9図は第3図で用いる複数個の基
準発振器を1つの基準発振器に改良したフロック構成図
、第10図は本発明のディジタル周波数シンセサイザを
用いた具体的実施例。 1・・・・・・従来の位相同期形ディジタル周波数シン
セサイザ、2.16,34,106,116・・・・・
・周波数混合器、3・・・・・・サイドステップ発振器
、4・・−・・・帯域沢波器、5,117・・・・・・
位相若しくは周波数変調器、6,9,61,93,94
,108゜109.118,119・・・・・・周波数
ティ倍器、7゜121・・・・・・変調入力信号、8,
120・・・・・・送信系局部発振出力、io、ilo
・・・・・・受信系局部発振出力、11,18,35,
91,1(N・・・・・・基準発振器、12,41,4
2,92,102゜111.115・・・・・・固定分
周器、13,31゜103.112・・・・・・位相検
出器、14,32゜104.113・・・・・・低域P
波器、15,33゜105.114・・・・・・電圧制
御発振器、1γ。 10711.・・・可変分局器、19・・・・・・従来
の位相同期形ディジタル周波数シンセサイザ出力、36
゜43・・・・・・従位相同期系の入力、37,44,
52・・・・・・従位相同期系の出力、51・・・・・
・従位相同期系の搬送波入力。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1基準発振器、固定分周器、位相検出器、低域f
    波器、電圧制御発振器、第2基準発振器、周波数混合器
    、可変分周器を基本として構成される位相同期系を主位
    相同期系とし、主位相同期系のそれぞれとは別の、位相
    検出器、低域沢波器、電圧制御発振器、第3基準発振器
    、周波数混合器、を基本として構成される位相同期系を
    逆位相同期系とする、主従2つの位相同期系を有する位
    相同期形ディジタル周波数シンセサイザに、該主位相同
    期系の周波数混合器で作られる出力信号の1部を基準入
    力周波数として該逆位相同期系を位相同期させ該主位相
    同期系の可変分局器の分周数を切替えることで、該主位
    相同期系の出力周波数と該逆位相同期系の出力周波数と
    を互いの周波数間隔を一定にしたま\可変できるように
    した位相同期形ディジタル周波数シンセサイザにおいて
    、該逆位相同期系内の第3の基準発振器の出力信号系に
    位相変調器若しくは周波数変調器を附加することで該逆
    位相同期系の出力に直接、位相変調波若しくは周波数変
    調波を得る如くしたことを特徴とする位相同期形ディジ
    タル周波数シンセサイザ。 2 該逆位相同期系内の位相変調器若しくは周波数変調
    器の出力信号系に周波数ティ倍器を附加することで該逆
    位相同期系の出力に直接位相変調波若しくは周波数変調
    波を得る如くしたことを特徴とする第1項記載の位相同
    期形ディジタル周波数シンセサイザ。 3 該主位相同期系の第1基準発振器、第2基準発振器
    と該逆位相同期系の第3基準発振器の少(とも三者を1
    つの基準発振器で兼用させたことを特徴とする第1又は
    2項記載の位相同期形ディジタル周波数シンセサイザ。
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