JP2599314B2 - 自動縫いミシン - Google Patents

自動縫いミシン

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JP2599314B2
JP2599314B2 JP3063055A JP6305591A JP2599314B2 JP 2599314 B2 JP2599314 B2 JP 2599314B2 JP 3063055 A JP3063055 A JP 3063055A JP 6305591 A JP6305591 A JP 6305591A JP 2599314 B2 JP2599314 B2 JP 2599314B2
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JP
Japan
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sewing machine
shaft
needle bar
sewing
housing
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次朗 藤田
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被縫製物を保持した布
押さえをPROM等の記憶素子によりXY方向に二次元
的に移動させ、所定形状の縫い目を得るように構成され
た自動縫いミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は従来の自動縫いミシンを
示す斜視図で、図中、1はミシンアーム、2はミシンア
ーム1を支持するベースで、テーブル6上に載置されて
いる。ベース2上には、被縫製物を挾持する布押え装置
3と、布押え装置3をXY方向に移動させるXYテーブ
ル装置4とが載置されており、さらにベース2には滑り
板5が固着されている。7はテーブル6に備えた制御装
置である。また8、9、15、16、19および20は
軸受、10はプーリ、11は主軸、12はクランク、1
3は針棒クランク、14は天秤、17は針棒、18は針
棒抱き、21はかま、22はかま軸、23、24は傘歯
車列、25はカバー、26は移動レースである。
【0003】図において、クランクアーム1内の軸受
8、9に軸支された主軸11は、モータ(図示せず)に
よりプーリ10を介し回転駆動される。主軸11の端部
に装着されたクランク12には、針棒クランク13がオ
フセットして取り付けられており、針棒クランク13の
一端には天秤14が装着され、また他端には針棒17が
針棒だき18を介して装着されている。なお針棒17は
ミシンアーム1内の軸受15、16に軸支され上下動自
在である。また先端にかま21が装着されベース2内の
軸受19及び20に軸支されたかま軸22は、傘歯車2
3、24を介して主軸11により駆動回転される。上記
かま軸はXYテーブル装置4の駆動装置などと干渉しな
いように配置されている。カバー25は布押え装置3が
X方向に移動したとき、XYテーブルを覆うためのもの
である。
【0004】布押え装置3のXY方向の二次元的な運動
は、PROM(プログラム可能な読みだし専用メモリ)
(図示せず)によって行われる。すなわちPROMの指
示により、XYテーブル装置4のX及びYのパルスモー
タを介し、図示しないタイミングベルトと駆動部品によ
って移動レース26を移動させ、最終的には移動レース
26に装着された布押え装置3に所望の運動が与えられ
るのである。
【0005】また、図5は特開昭62−197098号
公報に開示された自動縫いミシンの要部の斜視図で、図
中70はアーム、71はベッド、72は上軸、73は水
平送り軸(下軸)、74は上軸用サーボモータ、75は
下軸用サーボモータ、76は制御回路部材、77はガイ
ドレール部材である。この自動縫いミシンの特徴は、ワ
ークの仕様特にその大きさの変化に対応するため、上軸
機構を構成するアーム70と下軸機構を構成するベッド
71とを分離独立させ、同時にアーム70とベッド71
との間隔を調節自在としたことと、アーム70とベッド
71との分離に伴い、上軸72と下軸73は別個のサー
ボモータ74、75により制御回路部材76を介して同
期的に回転駆動されていることである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動縫いミシン
は上記のように構成されている。図3、図4に示すミシ
ンにおいては、被縫製物の寸法が大きく、X及びY方向
の縫製エリアを拡大する必要がある場合、XYテーブル
装置4も拡大を迫られることとなる。したがって被縫製
物の寸法が大きくなるにつれミシンアーム1は長大化
し、強度の点で問題となる他、製作も困難となる。また
縫いを構成するかま軸22も長さを増し、XYテーブル
装置の構造に制約を受けることとなる。さらに被縫製物
の仕様が多様化し、縫い機構部分をその仕様の多様化に
合わせて変更する場合、ミシンアーム1からベース2に
至る全装置の仕様を変更し、再製作することが必要とな
る。
【0007】また図5に示すミシンにおいては、アーム
70とベッド71とが分離独立しているため、被縫製物
寸法の長大化には対応できるが、アーム70を支持する
ためのフレームが必要で設備が膨大化する恐れがあり、
さらに上軸と下軸とを別個のサーボモータで駆動するた
め、余分のモータを必要とするだけでなく、同期のため
の制御回路部材76が必要となるので、上記設備の膨大
化と相俟って設備コストの増嵩を来すこととなる。
【0008】本発明は、従来の自動縫いミシンの上記問
題点を解消するためになされたもので、縫いを構成する
ための針棒や天秤機構を主体とするミシン本体と、かま
機構を主体とするミシンベースをミシン機枠に対し着脱
可能とし、被縫製物寸法の長大化に対応して被縫製物の
縫製エリアを容易に拡大でき、縫製仕様が異なる場合で
も、上記ミシン本体やミシンベースを変換、取付けるこ
とにより、少ない経費で仕様の異なる被縫製物の縫製を
行うことの可能な自動縫いミシン装置を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、XYテーブル装置を載置する筐体と、該筐体上に配
置されたミシン支持アームと、針棒及び天秤機構を内蔵
するミシン本体と、テーブル上に載置されかま及びかま
軸を内蔵するミシンベースとを備えてなる自動ミシン装
置において、上記ミシン本体をミシン支持アームに交換
可能に係着するとともに、ミシンベースをテーブルに交
換可能に取付けて構成した。また上記針棒や天秤機構並
びにかまの駆動機構を、筐体内のXYテーブル装置の下
部に配置した。
【0010】
【作用】ミシン本体及びミシンベースは、それぞれミシ
ン支持アーム及びテーブルに交換可能に係着されている
ので、被縫製物の仕様が変化して縫製エリアが拡大して
も、ミシン本体及びミシンベースだけを取替えればよ
い。また駆動機構を筐体内のXYテーブル装置の下部に
配置したので、XYテーブル装置と駆動機構とは干渉し
ない。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す自動縫いミシ
ンの斜視図、図2はその要部の斜視図である。図におい
て、30はミシン本体、40は支持アームで、ミシン本
体30はボルト40aにより支持アーム40に着脱自在
である。31はミシン本体内の軸受32、33に軸支さ
れた主軸で、主軸31の先端にはクランク12が装着さ
れ、他端は支持アーム40内の軸受34、35に軸支さ
れた上駆動軸36に軸接手37を介して接続されてい
る。したがって主軸31を内蔵するミシン本体30はボ
ルト40aにより、また主軸31は軸接手34により、
それぞれ支持アーム40及び上駆動軸36に対し取換え
可能である。クランク12には中心からオフセットして
針棒クランク13が係着され、針棒クランク13には軸
受15、16に軸支された針棒17が、針棒だき18を
介して上下動自在に係着されている。上駆動軸36に固
着された上ベルト車39と、筐体41内の軸受42、4
3に軸支された下駆動軸44に取付けられた下ベルト車
45との間に伝導ベルト38が巻き掛けられ、上駆動軸
36及び下駆動軸44は、筐体41内に配置されたモー
タ65により、ベルト67とベルト車66を介し回転駆
動される。筐体41に装着されたテーブル47上には、
ミシンベース46が着脱自在に係着されている。下駆動
軸44はその先端に装着されたベルト車48、50及び
伝導ベルト49を介して、ミシンベース46に装着され
た軸受52、53により軸支された中間軸51を駆動
し、さらに歯車列57によりミシンベース46に固着さ
れた軸受55、56に軸支され先端にかま21を装着し
たかま軸54を回転駆動する。かま軸54の部分はこの
様に構成されているので、中間軸51及びかま軸54は
ミシンベース46とともに、テーブル47に対し取換え
可能である。移動レース59の先端に取付けられた布押
さえ装置58は、他端の針棒17の付近において布を挾
持する。移動レース59はXYテーブル装置60の可動
部に取付けられ、XY方向に二次元的に移動する。61
はX方向移動の際の保護カバー、62はY方向移動の際
の保護カバー、63は制御装置、64はスイッチであ
る。本発明に係る自動縫いミシン装置は上記のように構
成されている。
【0012】次に動作についてのべる。モータ65の作
動により、上下の駆動軸36、44は回転する。その結
果主軸31とかま軸54とが協同して針棒17、天秤1
4及びかま21を駆動し、縫製が行われる。一方布押さ
え装置58が予めプログラムされたパターンに従ってミ
シンベース46及びテーブル47面上をXYの二次元的
に移動し、布押さえ装置58上に所望のパターンの縫い
目が形成される。この布押さえ装置58の二次元的移動
は、PROM(図示せず)などの記憶素子により、筐体
41内部に装着されたXYテーブル装置60をXY方向
に移動させるそれぞれのパルスモータによって、移動レ
ース59を介して行われるのである。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る自動縫いミシンは上記のよ
うに構成されており、主として縫いを形成する針棒と天
秤機構を内蔵するミシン本体は、支持アームに対し着脱
自在であり、したがって取換え可能である。またミシン
本体と同様縫いを形成するかまとかま軸を備えたミシン
ベース46は、テーブル47に対して取換え可能であ
る。さらに針棒やかまを駆動する駆動機構は筐体41内
に配置されている。したがって被縫製物の仕様が変化
し、縫製エリアが拡大してXYテーブル装置60が大き
くなるようなことが起こっても、ミシン本体30とミシ
ンベース46だけを被縫製物の仕様の変化に応じて交換
すればよく、ミシン装置の大部分はそのまま利用でき、
従来のミシン装置のように、装置全体を被縫製物の仕様
の変化に対応して取替える必要がなくなった。またミシ
ン本体30及びミシンベース46を駆動する駆動装置を
筐体41内のXYテーブル装置60の下部に配置したの
で、XYテーブル装置の大きさや構成を自由に設定でき
ることとなりミシン装置の設計及び製作が容易となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動ミシン装置の斜視
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す自動ミシン装置の要部
の斜視図である。
【図3】従来の自動ミシン装置の斜視図である。
【図4】上記従来の自動ミシン装置の要部の斜視図であ
る。
【図5】他の従来の自動ミシン装置の要部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
14…………天秤 17…………針棒 21…………かま 30…………ミシン本体 31…………主軸 37…………軸接手 40…………支持アーム 41…………筐体 46…………ミシンベース 47…………テーブル 54…………かま軸 60…………XYテーブル装置 65…………モータ 66…………ベルト車 67…………ベルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】XYテーブル装置を載置する筐体と、該筐
    体に固着されたテーブルと、筐体上に配置されたミシン
    支持アームと、針棒及び天秤機構を内蔵するミシン本体
    と、上記テーブル上に載置されかま及びかま軸を内蔵す
    るミシンベースとを備えてなる自動ミシン装置におい
    て、上記ミシン本体とミシンベースとをそれぞれミシン支持
    アームとテーブルに交換可能に取り付けるとともに、上
    記かまの駆動機構をXYテーブル装置の下部に配置した
    とを特徴とする自動縫いミシン。
JP3063055A 1991-03-27 1991-03-27 自動縫いミシン Expired - Lifetime JP2599314B2 (ja)

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JPH04297292A JPH04297292A (ja) 1992-10-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59214485A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 三菱電機株式会社 自動ミシン
DE3818457C1 (ja) * 1988-05-31 1989-12-28 Duerkoppwerke Gmbh, 4800 Bielefeld, De
JPH02114439U (ja) * 1989-02-23 1990-09-13

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