JP2599142Y2 - トランスファーの切換安全装置 - Google Patents

トランスファーの切換安全装置

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JP2599142Y2
JP2599142Y2 JP1991012310U JP1231091U JP2599142Y2 JP 2599142 Y2 JP2599142 Y2 JP 2599142Y2 JP 1991012310 U JP1991012310 U JP 1991012310U JP 1231091 U JP1231091 U JP 1231091U JP 2599142 Y2 JP2599142 Y2 JP 2599142Y2
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air
pressure
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valve
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卓士 田島
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のトランスファー
の切換安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】4WD式のトラックにおいては、トラン
スファーのハイロウの切換えはハイロウのギア比の差が
大きい関係上、シンクロ装置の装着が困難なため、走行
中は切換えができない。そこで、トランスファーの切換
えを安全に行うために従来は、図5系統図に示すよう
に、車速センサー01の出力が5km/hより大きいと
きはコントロールユニット02を介して3ウエイマグネ
ットバルブ03をオフとすることにより、走行中のハイ
ロウ切換えを防止している。車速センサーの出力が5k
m/h以下、つまり停車中のときはコントロールユニッ
ト02の作用により3ウエイマグネットバルブ03はオ
ンとなり、エアタンク04からのエアはクラッチブース
ター05及び3ウエイマグネットバルブ03を経てエア
バルブ06に至り、いまエアバルブをハイ(H)からロ
ウ(L)にシフトすると、エアバルブ06の出力エアは
シフトフオーク07のハイ側Hに入り、ロウ側Lのエア
はエアバルブ06から外部に排出され、これにより、ギ
アシフトフオークはハイからロウに切換わる。なお、ク
ラッチブースターは、クラッチが踏込まれたときは、ク
ラッチ及び3ウエイマグネットバルブにエアを供給する
が、クラッチが踏込まれていないときは、エアを出力し
ないので、エアバルブの切換えを行ってもシフトフオー
クは駆動されない。また、エアバルブをロウからハイに
シフトするときは、エアバルブの出力エアはギアシフト
フオークのロウ側に入り、ハイ側のエアはエアバルブを
経て外部に排出され、シフトフオークはロウからハイに
切換わる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなシステムに
よれば、トランスファーを誤操作して損傷することな
く、トランスファーのハイロウを切換えることができる
のであるが、図6に示すように、トランスファーはシャ
ーシフレームに据付けられているのに対し、ハイロウ切
換バルブはティルティング自在のキャビンに付設されて
いる関係上、クラッチブースター05の出力エアは3ウ
エイマグネットバルブ03を経てエアパイプ及びエアホ
ースによりキャビンのハイロウ切換バルブに入り、ハイ
ロウ切換バルブからの出力エアはそれぞれ第1,第2の
エアパイプ及びエアホースを経てトランスファーに入る
ように接続されている。それ故、従来のトランスファー
切換システムではチルト式キャビンへのエア配管のため
に、配管が長くかつ複雑であるために、コスト及び重量
が嵩むとともにトランスファーの切換動作の応答性が鈍
いという問題がある。
【0004】本考案はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、エア配管を短くかつ簡単化してコスト及び重
量を低減するとともに切換動作の応答性をよくするトラ
ンスファーの切換安全装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本考案は、
フトフォークを一方向へ付勢するばねと、圧力源からの
作動圧が配管を介して供給可能に設けられ該作動圧によ
り上記ばね力に抗して上記シフトフォークを他方向へ付
勢する圧力室とを有するシフトフォークシリンダと、上
記圧力室と上記圧力源との間の上記配管を連通または遮
断するように介装された第1電磁弁と、該第1電磁弁と
上記圧力源との間の上記配管に介装され上記圧力源から
の作動圧を上記圧力室へ供給可能にまたは上記圧力室内
の作動圧を解放可能にする第2電磁弁と、車両の停止状
態を検出し、上記第1電磁弁を停止状態のときに連通状
態にし停止状態以外のときに遮断状態にする第1制御回
路と、切換スイッチの操作により上記第2電磁弁を供給
状態または解放状態に切換える第2回路とを有すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成によれば、クラッチブースター
からキャビンへのエア配管は省略され、キャビンには、
エアバルブの代わりに、ハイロウ切換スイッチを配置
し、キャビンを貫通する電気配線を介して関係機器を制
御する。その結果、エア配管を短くかつ簡単化してコス
ト及び重量を低減するとともに切換動作の応答性を向上
させ、変速機構の破損や異音の発生を防止するトランス
ファーの切換安全装置が得られる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図面について説明する
と、図1はその系統図、図2は本考案装置を具えたトラ
ックのエア配管を示す斜視図、図3は図2における切換
表示灯の回路図、図4は図3の表示灯を示す斜視図であ
る。上図において、図5と同一の符番はそれぞれ同図と
同一の部材を示し、まず図1において、エアタンク04
の充填エアはクラッチブースター05及びエア配管に直
列に挿入された3ウエイマグネットバルブ3,オンオフ
マグネットバルブ4を経て復元ばね内蔵型シフトフオー
クエアシリンダ9に導入される。ここで、シフトフオー
クシリンダ9は、シフトフオーク10をHIGH側に付
勢するリターンスプリングと、エアタンク04からエア
が供給されることによりシフトフオーク10をリターン
スプリングに抗してLOW側に移動可能な圧力室とを有
している。また、バッテリBの出力電流は2回路に分流
し、第1の電気回路1ではハイロウ切換スイッチ5を経
て3ウエイマグネットバルブ3を励磁し、第2の電気回
路2ではコントロールユニット02を経て、オンオフマ
グネットバルブ4を励磁するようになっている。図1に
述べた第1,第2の電気回路、3ウエイマグネットバル
ブ3,オンオフマグネットバルブ4は図2に示すように
配置され、キャビンへのエア配管は廃止され、キャビン
に付設されるハイロウ切換スイッチ5は点線で示す電気
配線によりキャビンを貫通して関係機器にそれぞれ接続
されている。
【0008】このような構造において、車速センサー0
1の出力車速が5km/h以下、つまり停車中の場合に
は、第2の電気回路2によりコントロールユニット02
を経てオンオフマグネットバルブ4が励磁されるので、
そのエア流路は矢印Aのようになり、ハイロウ切換スイ
ッチ5をオンすると、の電気回路により3ウエイ
マグネットバルブ3が励磁されそのエア流路は矢印A
に示すようになる。その結果、エアタンク04の充填エ
アはクラッチブースター05,3ウエイマグネットバル
ブ3,オンオフマグネットバルブ4を経てシフトフオー
クエアシリンダ9の圧力室に入り、シフトフオークをそ
のリターンスプリングに抗してLOW側に移動する故、
トランスファーT/FはLOWにシフトされる。ハイロ
ウ切換スイッチ5をオフにすると、第1の電気回路1で
は3ウエイマグネットバルブ3は励磁されないので、そ
のエア流路は矢印Bに示すようになる。その結果、シフ
トフオークエアシリンダ9ではそのリターンスプリング
の作用により圧力室のエアはオンオフマグネットバルブ
4,3ウエイマグネットバルブ3を経て外部に排出さ
れ、シフトフオークはHIGHへ移動する。ただし
速センサー01の出力車速が5km/hより大きい場
合、つまり走行中の場合には、コントロールユニット0
2は第2の電気回路の電流を遮断するので、オンオフ
グネットバルブ4は励磁されなくなり、そのエア流路は
矢印となり、シフトフオークエアシリンダ9とエアタ
ンク04とが遮断され、ハイロウの切換えは行われない
とともに、シフトフオーク10を現変速段に維持する。
なお、エンジンキーがオフのときは、バッテリの電圧は
遮断されるので、オンオフマグネットバルブのエア流
路は自動的に矢印Cとなる故、リターンスプリングの作
用でトランスファーT/Fが勝手にロウからハイにシフ
トするようなことはない。走行中に車速が5km/h以
になれば、コントロールユニット02の働きにより、
第2の電気回路に再び電流が流れオンオフマグネットバ
ルブ4は励磁され、そのエア流路は矢印Aに示すように
なり、前記した要領で、ハイロウ切換スイッチ5の操作
により、トランスファーT/Fのハイロウ切換えが可能
となる。このような装置によれば、キャビン内に付設さ
れるものは、図2に示すように、切換スイッチ5で、こ
れは電気配線を介してキャビン外の関係機器に接続され
ることとなり、キャビンを貫通して延びるエア配管は廃
止されるので、エア配管が簡単化され、組立作業コス
ト,部品コスト及び重量が低減する。また、エア配管の
長さが非常に短くなるとともに曲がり部が少なくなるの
で、エア抵抗が小さくなる結果、トランスファーの切換
えが迅速に行われることとなり、応答性が向上する。な
お、本装置では、図3に示すように、車速センサーの出
力が5km/h以下のときは、リレー6を介して図4に
示す青ランプ7が点灯し、車速が5km/h以上のとき
はリレーは励磁されないので、赤ランプ8が点灯する。
これにより、ドライバーはトランスファーの切換えの可
否を一見して知ることができる。
【0009】
【考案の効果】要するに本考案によれば、シフトフォー
クを一方向へ付勢するばねと、圧力源からの作動圧が配
管を介して供給可能に設けられ該作動圧により上記ばね
力に抗して上記シフトフォークを他方向へ付勢する圧力
室とを有するシフトフォークシリンダと、上記圧力室と
上記圧力源との間の上記配管を連通または遮断するよう
に介装された第1電磁弁と、該第1電磁弁と上記圧力源
との間の上記配管に介装され上記圧力源からの作動圧を
上記圧力室へ供給可能にまたは上記圧力室内の作動圧を
解放可能にする第2電磁弁と、車両の停止状態を検出
し、上記第1電磁弁 を停止状態のときに連通状態にし停
止状態以外のときに遮断状態にする第1制御回路と、切
換スイッチの操作により上記第2電磁弁を供給状態また
は解放状態に切換える第2回路とを有することにより、
エア配管を短くかつ簡単化してコスト及び重量を低減す
るとともに切換動作の応答性を向上させ、また走行中の
切換操作を禁止するとともに、走行中は現変速段を維持
することにより、変速機構の破損や異音の発生を防止す
トランスファーの切換安全装置を得るから、本考案は
産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体系統図である。
【図2】図1を備えたトラックを示す全体斜視図であ
る。
【図3】図2における切換表示灯の回路図である。
【図4】図3における表示灯を示す斜視図である。
【図5】公知のトラックのトランスファー切換システム
を示す系統図である。
【図6】図5のシステムを備えたトラックの斜視図であ
る。
【0010】
【符号の説明】
1 第1のエア配管 2 第2のエア配管 3 3ウエイマグネットバルブ 4 オンオフマグネットバルブ 5 オンオフ型ハイロウ切換スイッチ(切換スイッチ) 6 リレー 7 青ランプ 8 赤ランプ 9 復元ばね内蔵型シフトフオークエアシリンダ 10 シフトフオーク 01 車速センサー 02 コントロールユニット 04 エアタンク 05 クラッチブースター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトフォークを一方向へ付勢するばね
    と、圧力源からの作動圧が配管を介して供給可能に設け
    られ該作動圧により上記ばね力に抗して上記シフトフォ
    ークを他方向へ付勢する圧力室とを有するシフトフォー
    クシリンダと、上記圧力室と上記圧力源との間の上記配
    管を連通または遮断するように介装された第1電磁弁
    と、該第1電磁弁と上記圧力源との間の上記配管に介装
    され上記圧力源からの作動圧を上記圧力室へ供給可能に
    または上記圧力室内の作動圧を解放可能にする第2電磁
    弁と、車両の停止状態を検出し、上記第1電磁弁を停止
    状態のときに連通状態にし停止状態以外のときに遮断状
    態にする第1制御回路と、切換スイッチの操作により上
    記第2電磁弁を供給状態または解放状態に切換える第2
    回路とを有することを特徴とするトランスファーの切換
    安全装置。
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JPH04110259U JPH04110259U (ja) 1992-09-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163257U (ja) * 1983-04-16 1984-11-01 三菱自動車工業株式会社 車両用変速装置
JPS59186548U (ja) * 1983-05-31 1984-12-11 いすゞ自動車株式会社 トランスフアの変速操作装置

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