JP2599034B2 - 装飾体付コンクリート部材製造用寒天及び寒天溶解注入装置 - Google Patents

装飾体付コンクリート部材製造用寒天及び寒天溶解注入装置

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JP2599034B2
JP2599034B2 JP2416192A JP41619290A JP2599034B2 JP 2599034 B2 JP2599034 B2 JP 2599034B2 JP 2416192 A JP2416192 A JP 2416192A JP 41619290 A JP41619290 A JP 41619290A JP 2599034 B2 JP2599034 B2 JP 2599034B2
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輝文 青木
誠 遠藤
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昭和プレハブ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート製の基
材の表面に多数個の装飾体を設けてなる各種のコンクリ
ート部材、例えば、建築用パネル(カーテンウォール、
レリーフパネル、床パネル等)、防音用パネル、塀パネ
ル、門柱、擁壁用ブロック、護岸用ブロック、土留用ブ
ロック又はパネル、橋梁親柱、側溝蓋、コミュニティ水
路、歩道板、歩車道用ブロック、花壇用ブロック、植木
鉢等を製造する際に使用する寒天と寒天溶解注入装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ビルの
外壁工事においては、下地モルタルにタイル等の装飾体
を一枚一枚貼付ける工法が従来から広く知られている。
ところが、この現場工法によると、足場が必要になり施
工能率が非常に悪いとか、施工する職人が不足している
とか、設計又は施工が不完全な場合には耐久性不足によ
るタイルの剥離事故が起こり得るとかという問題があっ
た。そこで、近年においては、前記装飾体付コンクリー
トパネルを工場で製造し、これを建築現場に搬入して外
壁に組付けるユニット工法が採用されつつある。このユ
ニット工法によると、工場生産のため装飾体付コンクリ
ートパネルの品質の安定が図れ、耐久性が良く、工期の
短縮が可能になるという利点がある。
【0003】この装飾体付コンクリートパネルを製造す
る従来の方法は、貼付ける装飾体の種類又は形状に応じ
て異なっている。例えば、自然石又はそれに類似したタ
イルの場合は、図13に示すように、型箱51の底部に
自然石52を任意に配置するとともに、各自然石52の
下部を浸すように二液性樹脂からなるコンクリート浸入
防止剤53を充填し、これが固化した後に型箱51の上
方空間にコンクリート54を打設し、固化後離型してコ
ンクリート浸入防止剤53を除去し、第14図に示すよ
うな自然石付コンクリートパネル55を製造する。
【0004】ところが、この方法によると、コンクリー
ト浸入防止剤53として高価な二液性樹脂を使用する必
要があり、しかも、一度使用したら廃棄しなければなら
ない無駄もあり、製造コストが高くなるという不都合が
あった。そのうえ、自然石52の表面が凹凸状の粗面と
なっている場合、その粗面にコンクリート浸入防止剤5
3が食込んで白く変色するため、これを除去する作業に
大変な手間がかかり、完全に除去できない場合もあっ
た。
【0005】次に、特開昭62−148209号公報に
は、型枠の底面に、表装材となる種石を敷設し、その目
地間に溶融した寒天を注入硬化させ、次いでコンクリー
トを打設し、養生後に脱型し、目地間の造形剤を除去す
る、という化粧ブロックの製造方法が記載されている。
この寒天には、二液性樹脂と異なり、安価で、しかも容
易に除去できるという特徴がある。
【0006】ところが、この方法においても、次のよう
な問題があった。 寒天は腐敗しやすいため、再利用可能回数が少なか
った。 寒天は透明なので、注入レベルを見分けにくく、注
入不足又は注入過多を起こしやすかった。 寒天には特有の匂いがあるため、作業環境が悪かっ
た。
【0007】そこで、この発明の第一の目的は、装飾体
付コンクリート部材製造中は、コンクリートのモルタル
分やセメントペースト分が装飾体の表面に付着するのを
防止して、仕上時の清掃作業を簡略化することができ、
装飾体付コンクリート部材製造後は、装飾体から容易か
つ完全に除去して装飾体の変色を防止することができる
だけでなく、再利用可能回数を増やすことができ、ある
いは注入不足又は注入過多を防止することができ、ある
いは作業環境を改善することができる装飾体付コンクリ
ート部材製造用寒天を提供することにある。
【0008】また、この発明の第二の目的は、寒天を素
早く溶解させることができ、あるいは寒天の再利用によ
って該寒天に混入した不純物を取り除くことができる装
飾体付コンクリート部材製造用の寒天溶解注入装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る装飾体付コンクリート部材製造用寒
天は、型面に多数の装飾体をそれらの表面が型面に接し
た状態で又は型面から離れた状態で配列した後、前記装
飾体の裏面側にコンクリートを打設するより前に、前記
型面上に装飾体の表面側の一部が浸るように注入する寒
天であって、前記寒天に防腐剤を添加したこと、あるい
は色素を添加したこと、あるいは香料を添加したこと
を、それぞれ特徴としている。また、防腐剤、色素又は
香料のいずれか二つ以上を添加することもできる。
【0010】ここで、「装飾体」は、コンクリート部材
の表面に設けることができるものであればその材質や寸
法や形状は限定されず、例えば、タイル(割肌タイル、
粗面タイル、滑面タイル等)、自然石(割石、玉石、岩
石、砂岩、大理石、御影石等)、人造石、陶板レリーフ
等を挙げることができる。
【0011】また、前記「型面」とは、製造するコンク
リート部材の種類、寸法、形状等によって種々異なる型
の成形面をいう。また、多数の装飾体をそれらの表面が
型面から離れた状態で配列するためには、型面に立設し
た支持突片に、装飾体を支持させることが好ましい。こ
の支持突片による装飾体の被支持部位としては、装飾体
の側面に形成された段部が一般的であるが、装飾体の表
面に設けられた凹部等の部位も可能である。
【0012】また、前記「寒天」とは、各種寒天(例え
ば工業用の粉末状の寒天)を熱水に溶かしたものをい
う。
【0013】なお、前記装飾体の配列工程においては、
支持突片上に多数の装飾体が配列されるが、目地を必要
とする場合は各装飾体が目地に相当する間隔をおいて支
持突片に支持され、また、目地を必要としない場合は各
装飾体が側面を接合した状態で支持される。前記コンク
リートの打設工程においては、好ましくは、装飾体の裏
面側に補強用の鉄筋や、各種金具(組立金具、取付金
具、連結金具等)が配設され、打設後のコンクリートは
シートを被せて養生される。
【0014】次に、本発明に係る装飾体付コンクリート
部材製造用の寒天溶解注入装置は、型面に多数の装飾体
をそれらの表面が型面に接した状態で又は型面から離れ
た状態で配列した後、前記装飾体の裏面側にコンクリー
トを打設するより前に、前記型面上に寒天を装飾体の表
面側の一部が浸るように注入するための溶解注入装置で
あって、寒天の溶解槽と、前記溶解槽内の寒天を底部か
ら加熱する加熱手段と、高温水蒸気発生装置から溶解槽
内へ延びて高温水蒸気を噴出する流気ホースとを備えた
ことを特徴としている。
【0015】また、別の本発明に係る装飾体付コンクリ
ート部材製造用の寒天溶解注入装置は、型面に多数の装
飾体をそれらの表面が型面に接した状態で又は型面から
離れた状態で配列した後、前記装飾体の裏面側にコンク
リートを打設するより前に、前記型面上に寒天を装飾体
の表面側の一部が浸るように注入するための溶解注入装
置であって、寒天の溶解槽と、前記溶解槽内の寒天を加
熱する加熱手段とを備え、前記溶解槽には傾斜した底板
が設けられ、前記底板の低い側の溶解槽部位には寒天中
に沈澱した不純物を排出するための排出ドレンが設けら
れ、前記底板の高い側の溶解槽部位には溶解した寒天を
取り出すための取出ドレンが設けられたことを特徴とし
ている。
【0016】これらの寒天溶解注入装置においては、前
記溶解槽が、移動可能な台車の上に載置されることが好
ましい。
【0017】また、前記溶解槽に、クレーンを引掛ける
ためのフックが設けられることが好ましい。
【0018】
【作用】本発明に係る装飾体付コンクリート部材製造用
寒天によれば、装飾体付コンクリート部材製造中は、型
面上に寒天が装飾体の表面側の一部が浸るように注入さ
れるため、この寒天のシール作用によりコンクリート中
のモルタル分やセメントペースト分が装飾体の表面に滲
出する現象が効果的に阻止される。したがって、装飾体
の表面形状に係わりなくコンクリートの付着を確実に防
止して、仕上時の清掃作業を簡略化できる。さらに、装
飾体付コンクリート部材製造後は、寒天を装飾体から容
易かつ完全に除去することができるので、装飾体の表面
の変色を防ぐことができる。また、この寒天はそれ自体
安価であるとともに多数回繰り返して再利用することが
できるため、製造コストを低減することもできる。
【0019】また、前記寒天に防腐剤を添加した場合に
は、寒天の腐敗が防止されるので、寒天の再利用可能回
数を増やすことができる。前記寒天に色素を添加した場
合には、寒天の注入レベルを容易に見分けることがで
き、注入不足又は注入過多を防止することができる。前
記寒天に香料を添加した場合には、作業者に心地好い香
りを与えることにより、作業環境を改善することができ
る。
【0020】次に、本発明に係る装飾体付コンクリート
部材製造用の寒天溶解注入装置において、溶解槽内の寒
天を底部から加熱する加熱手段と、高温水蒸気発生装置
から溶解槽内へ延びて高温水蒸気を噴出する流気ホース
とを設けた場合には、寒天を素早く溶解させることがで
きる。また、溶解槽に傾斜した底板を設け、底板の低い
側の溶解槽部位に排出ドレンを設け、底板の高い側の溶
解槽部位に取出ドレンを設けた場合には、寒天中に沈澱
した不純物を排出ドレンから排出することができ、不純
物が取除かれた寒天を取出ドレンから取り出すことがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、この発明を装飾体としてのタイル付の
外壁用コンクリートパネル(カーテンウォール等)に具
体化した一実施例を図1〜図7に基づいて説明する。図
1はタイル付コンクリートパネルの製造方法及び装置の
特徴部を示す断面図、図2はタイルの形状を示す斜視
図、図3は製造装置の略全体を示す斜視図、図4はタイ
ル配列工程を示す一部破断正面図、図5はコンクリート
打設工程を示す断面図、図6は完成したタイル付コンク
リートパネルを示す部分斜視図、図7はコンクリート浸
入防止剤としての寒天の溶解注入装置を示す断面図であ
る。
【0022】図2に示すように、この実施例においては
装飾体として外壁に好適な略直方体形状のタイル1が使
用される。このタイル1は表面に不規則な凹凸状かつ粗
面状の意匠表面2が設けられた割肌タイルであって、裏
面にはあり溝形状の一対のコンクリート結合溝3が刻設
され、左右両側面には段部4が全長にわたって形成され
ている。この裏面から段部4までの高さは各タイル1と
も略同一であるが、段部4から意匠表面2までの高さは
各タイル1毎に異なる。
【0023】この実施例の製造装置は、図3に示すよう
に、定盤5、型枠6、及びタイル支持部材7から構成さ
れている。定盤5は金属板によりコンクリートパネルよ
り大きな面積で形成され、型面としてのその上面は水平
となっている。型枠6は前記定盤5上に四本の型鋼材を
ボルト(図示略)により分解可能に組付けてなり、コン
クリートパネルと同形の成形空間を構成している。な
お、定盤5と型枠6との間には、後記するコンクリート
浸入防止剤をシールするゴム等からなるシール材8が介
装されている。
【0024】前記タイル支持部材7は、図1及び図4に
示すように、断面が横コ字形の長尺材からなり、その左
右両側には支持突片9が立設されている。支持突片9の
上端にはタイル1の前記段部4を支持する支持面10
と、隣接するタイル1の側面間に目地を成形する目地成
形面11とが同一の高さで設けられるとともに、支持突
片9の基部には連通孔12が長手方向に所定の等間隔を
おいて穿設されている。そして、多数本のタイル支持部
材7が前記支持突片9を接合した状態で定盤5上に載置
され、各支持突片9上に多数のタイル1が前記意匠表面
2を下向きに伏せて支持されている。これにより、各タ
イル1は支持突片9により定盤5から浮いた状態で支持
され、各タイル1の表面側空間は前記連通孔12を介し
て横方向に連通されている。なお、タイル支持部材7の
材質としては、タイル1の成形誤差を吸収できる柔軟材
料、例えば、NBR等の耐油性及び耐候性に優れた合成
ゴムが好適である。
【0025】一方、各タイル1の端面と端面との間に
は、タイル支持部材7と同一の材料でその内法とほぼ等
しい大きさに成形されたスペーサ13が介装され、その
上端には隣接するタイル1の端面間に目地を成形する目
地成形面14が支持突片9の前記目地成形面11と同じ
高さで設けられるとともに、下部には各タイル1の表面
側空間を縦方向に連通する連通孔15が形成されてい
る。そして、適宜箇所のタイル1を外して注入されたコ
ンクリート浸入防止剤としての寒天16が支持突片9の
連通孔12及びスペーサ13の連通孔15を介し縦横に
流れて各タイル1の表面側空間に充填され、各タイル1
の意匠表面2に浸潤してこれを覆うようになっている。
なお、図5において、17はタイル1の上方に配設され
た補強筋であり、18は前記補強筋17を埋設してタイ
ル1の裏面側空間に打設されたコンクリートを示す。図
6において、19はタイル付コンクリートパネルの全体
を示し、20は前記コンクリート18からなる基板、2
1は基板20の表面に縦横に成形された目地である。
【0026】図7に示すように、コンクリート浸入防止
剤としての寒天16の溶解注入装置31は、容易に移動
可能な台車32の上に設けられている。台車32の上に
は溶解槽33が載置され、該溶解槽33には上げ底でし
かも図7において左側が低くなるよう傾斜した底板34
が設けられている。溶解槽33の側壁35のうち前記底
板34の左端の直ぐ上には寒天16中に沈澱した不純物
を排出するための排出ドレン36が設けられ、同じく前
記底板34の右端の直ぐ上には溶解した寒天16を自然
流下方式で取り出すための取出ドレン37が設けられて
いる。この取出ドレン37には耐熱ホース38が接続さ
れ、耐熱ホース38の先端には注入ノズル39が取付け
られている。このように自然流下方式にしたのは、溶解
した寒天16の温度は90〜95゜Cと高温であり、安
全を期すためである。勿論、ポンプ圧送式にすることも
できるが、その場合は安全性に留意する必要がある。
【0027】前記底板34の直下の台車32上にはガス
炎式加熱器40が載置され、また、溶解槽33の内部に
は図示しない高温水蒸気発生装置から延びる流気ホース
41の開口先端が挿入されている。従って、溶解槽33
内に入れられた寒天16は、ガス炎式加熱器40により
底部から加熱されるとともに、流気ホース41から噴出
する高温水蒸気により撹拌を伴いながら効率的に加熱さ
れ、素早く溶解するようになっている。また、溶解槽3
3の内部には図示しない水源から延びる注水ホース42
の開口先端が挿入され、寒天16に適宜水を補給できる
ようになっている。さらに、溶解槽33の開口上端に
は、該開口の蓋43が開閉可能に取り付けられるととも
に、溶解槽33を吊上移動するクレーン44を引掛ける
ためのフック45が設けられている。
【0028】次に、上記のように構成した製造装置を使
用してタイル付きコンクリートパネル19を製造する方
法について説明する。まず、図3に示すように、水平な
定盤5上にシール材8を介して型枠6を四角形状に組付
ける。次いで、型枠6の内側に多数本のタイル支持部材
7を載置すると、各支持突片9が定盤5上に立設され、
図1に示すように、隣接する支持突片9が隙間のない状
態で接合されるとともに、それらの支持突片9に設けた
連通孔12が横方向に相互に接続される。
【0029】次に、タイル1の段部4を相対向する一対
の支持突片9の支持面10に支持して、多数のタイル1
をそれらの意匠表面2を伏せて定盤5から浮かせた状態
で順次配列する。このとき、図4に示すように、隣接す
るタイル1の端面と端面との間にはスペーサ13を介装
する。これにより、隣接するタイル1の側面と側面との
間及び端面と端面との間に目地21に相当する間隔が確
保される。また、各タイル1の表面側空間は支持突片9
の連通孔12及びスペーサ13の連通孔15を介して縦
横に接続される。こうすれば、支持突片9によりタイル
1の位置と方向性が正確に決定されるため、熟練者でな
くても多数のタイル1を整然かつ迅速に配列できる。ま
た、各タイル1は段部4を基準として支持突片9上に浮
いた状態で支持され、この段部4から意匠表面2までの
高さは各タイル1毎に異なるので、目地21からの意匠
表面2の突出高さを各タイル1毎に変化させることがで
き、その凹凸感を効果的にだすことができる。
【0030】一方、溶解注入装置31により、熱水に溶
けた寒天16を作成する。初めて作成するときは、まず
溶解槽33に所定量の水を入れ、ガス炎式加熱器40の
ガス炎により底部から加熱するか、及び/又は、流気ホ
ース41から噴出する高温水蒸気により加熱する(後者
の場合、水蒸気分だけ水量が増えるので、量目調整が必
要である。)。続いて、所定量の寒天(例えば粉末状の
寒天)を図示しない別容器で少量の水にとき、これを溶
解槽33に少しずつ投入して熱水に溶かす。ここで、寒
天を30〜100倍の水で溶かして使用すれば、固化後
の硬度が200〜1000g/cmとなり、強度的に
充分な寒天16を成形できる。望ましくは、50〜70
倍の水で溶かして注入すると、気温が22℃前後の条件
下において、型枠6内に注入し終った後10〜15分程
度で固化するため、次工程においてコンクリート18を
早期に打設することができる。また、寒天の固化温度は
65℃前後なので、上記のように溶かした寒天16は例
えば90〜95゜Cとなるまで十分に追焚し、型枠6内
に注入した寒天16が隅々にまで流れ終わるまでは冷却
して固化しないようする。また、寒天には次のいずれか
一つ以上を添加することが好ましい。 防腐剤を添加すれば、寒天の腐敗を防止し、寒天1
6の再利用可能回数を増やすことができる。 色素(特にタイル1の色と明瞭に識別できる色素)
を添加すれば、寒天16の注入レベルを容易に見分ける
ことができ、注入不足又は注入過多を防止することがで
きる。 香料を添加すれば、作業者に心地好い香りを与える
ことにより、作業環境を改善することができる。
【0031】さて、前記のように全部のタイル1が配列
された型枠6の近傍又は上方に、前記の溶解注入装置3
1を台車32又はクレーン44により移動させる。そし
て、適宜箇所のタイル1を取り外してそこに前記注入ノ
ズル39を挿入し、取出ドレン37を開けて、注入ノズ
ル39から前記のように熱水に溶けた寒天16を自然流
下方式で注入する。型枠6が大きい場合には、複数箇所
から注入することが好ましい。注入した寒天16は前記
連通孔12、15を通って各タイル1の表面側空間に充
填され、各タイル1の意匠表面2に浸潤してこれを覆
う。従って、この寒天16のシール作用とタイル1の段
部4とによりコンクリート18のモルタル分又はセメン
トペースト分の滲出を効果的に阻止して、意匠表面2へ
のモルタル分等の付着を確実に防止でき、もって、仕上
時の清掃作業を簡略化することができる。
【0032】なお、冬期のように気温が低い場合には、
定盤5や型枠6やタイル1も冷えていて、寒天16が注
入している最中に急速に冷却して固化しやすいので、上
記のように寒天16を十分に追焚しながら作業すること
は勿論のこと、定盤5をヒータで暖めることが好まし
い。反対に、夏期のように気温が高い(例えば25℃以
上)場合には、寒天16の冷却が遅くなり、型枠6内に
注入し終った後もなかなか固化しないことがあるので、
定盤5を内部に冷却水を流すなどして冷やすことが好ま
しい。
【0033】前記寒天16が固化(ゲル化)した後、図
5に示すように、タイル1の上方に補強用の補強筋17
及び各種の組立金具、取付金具、連結金具等(図示略)
を配設する。続いて、タイル1の裏面側空間に補強筋1
7等を埋設するようにしてコンクリート18を所定の厚
みで打設する。このコンクリート18が若干硬化した
後、さらに脱型に必要な強度を確保する目的で、コンク
リート18の表面にシート(図示略)を被せて2〜3時
間蒸気養生する。この蒸気養生時において、コンクリー
ト18の放熱で寒天16の一部又は全部が溶ける可能性
があるが、このときに寒天16を回収するかしないかに
より、次のいずれかの作業法を採用することができる。 (1)回収しない場合には、溶けた寒天16が型枠6の
外側へ漏れ出すことを防止しなければならないが、前記
の通り定盤5と型枠6との隙間はシール材8によってシ
ールされているので、寒天16が漏れ出る心配はない。
なお、次の段落以降は、この蒸気養生時に寒天16を回
収しなかったとして、説明を続ける。 (2)回収する場合には、例えば型枠6の下部に図示し
ないドレン弁を設けるとともに、該ドレン弁に回収ホー
ス、回収容器等を接続しておく。そして、このドレン弁
を開けば、溶けた寒天16の大部分を容易に回収するこ
とができる。
【0034】前記蒸気養生によりコンクリート18が脱
型に必要な強度になったならば、型枠6を分解して定盤
5から撤去した後、タイル付コンクリートパネル19を
クレン又はチェーンブロック等の揚重機械により定盤5
から吊り上げる。そして、この状態で、タイル付コンク
リートパネル19からタイル支持部材7を取外すと、寒
天16はその70%程度がタイル1から剥離しタイル支
持部材7側に付着した状態で定盤5上に自然落下する。
タイル1側に残った寒天16の半分程度は、適当な掻き
落し治具で容易に掻き落とすことができるので、前記自
然落下分と合わせて80〜90%程度の寒天16を容易
に回収することができる。
【0035】回収した寒天16は溶解注入装置31の溶
解槽33に投入して戻し、ガス炎式加熱器40のガス
炎、及び/又は、流気ホース41から噴出する高温水蒸
気により再加熱して溶解させ、再利用する。なお、ガス
炎式加熱器40だけで追焚する場合は、寒天16が底板
34に焦げ付くおそれがあるので、注水ホース42から
水を補給する。また、高温水蒸気分により加熱する場合
は、その水蒸気分だけ水量が増えて寒天の硬度が低下す
る原因となるので、粉末状の寒天を補充する等の調整が
必要である。また、回収した寒天16はできるだけ細か
く漬してから溶解槽33に投入した方が、早く溶解する
ので好ましい。以上のようにして、寒天16は寿命が尽
きるまで多数回繰り返し再利用することができる。ま
た、寒天16にごみや砂等の不純物が混入した場合に
は、前記排出ドレン36から取除くことができる。ま
た、寒天16は無害であるため、作業時の安全性が高
く、廃棄しても問題が起こらない。
【0036】前記のようにタイル支持部材7を取外すと
ともに寒天16の大部分を剥離したタイル付コンクリー
トパネル19は、前記クレン又はチェーンブロック等の
揚重機械により例えばストックヤードに移送し、危険防
止のため架台等に載せて自然養生を行った後、パネル表
面の清掃作業を行う。一週間程(季節により変動する)
自然養生すると、タイル付コンクリートパネル19に薄
く残った寒天16はオブラート状に乾燥し、自然剥離す
る。その後、タイル1側が上になるようにタイル付コン
クリートパネル19を反転し、前記オブラート状の寒天
16を図示しないノズルから噴射する高圧空気により吹
き飛ばして剥離させる。また、タイル付コンクリートパ
ネル19に厚く残った少量の寒天16がある場合には、
図示しないノズルから噴射する高圧水により吹き飛ばし
て洗い落とす。以上の清掃作業は、例えば前記第一従来
例に比べて、50%以上短縮される。
【0037】以上により、図6に示すように、コンクリ
ート製の基板20の表面に縦横の目地21を介して多数
個のタイル1を見栄えよく貼り付けてなるタイル付コン
クリートパネル19が完成する。これら各タイル1の意
匠表面2にはコンクリート中のモルタル分やセメントペ
ースト分が全く付着していない。また、意匠表面2に付
着した寒天は前記のようにして容易かつ完全に除去され
るため、意匠表面2が凹凸の粗面であってもそこには寒
天が残らず、従来の二液性樹脂の場合とは異なり、外観
を損なう心配がない。
【0038】次に、この発明の別の実施例を図8〜図1
2に従って説明する。図8はタイルの別例を示す斜視
図、図9はタイル支持部材の別例を示す断面図、図10
乃至図12は支持突片の別例を示す断面図である。な
お、前記実施例と同一又は相当する構成部分には各図に
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0039】図8に示したタイル1においては、その両
側面と両端面とに段部4がそれぞれ形成され、両端面の
段部4がスペーサ13の上端面に支持されるようになっ
ている。したがって、このタイル1を使用すれば、縦横
の目地21に段部4が露出したデザインのタイル付コン
クリートパネル19を製造できる。
【0040】図9に示したタイル支持部材7は断面逆T
字形の長尺材からなり、多数本のタイル支持部材7がそ
の下部を互いに接合した状態で定盤5上に載置されてい
る。前記接合部からの寒天16の漏れを防止するため
に、タイル支持部材7と定盤5との間には薄鋼板又はゴ
ムシートからなるシール部材23が介装されている。こ
のタイル支持部材7の形状によれば、前記実施例の横コ
字形の場合とは異なり、支持突片9の目地成形面11に
接合線ができないため、目地21をより美しく成形でき
る。
【0041】図10に示したタイル支持部材7は図9と
同様に断面逆T字形に成形されているが、支持突片9の
上端に目地成形面11が支持面10よりも高い位置に設
けられている。この支持突片9の形状によれば、目地2
1が低く成形されるので、タイル1の段部4が浮き上が
ったデザインのタイル付コンクリートパネル19を製造
できる。
【0042】図11に示した支持突片9は前記各実施例
のそれと比較して薄く形成され、その上端には支持面1
0のみが設けられている。この支持突片9の形状によっ
ても本発明の製造方法を実施でき、特に、内壁用として
使用される目地なしのタイル付コンクリートパネルの製
造に適している。
【0043】図12に示した支持突片9は定盤5上に一
体的に立設されている。この構成によれば、定盤5の製
作コストが高くつくという難点がある反面、タイル1を
配列する際の工数を削減できるという利点があり、特
に、小型のタイル付コンクリートパネルの製造に適して
いる。
【0044】その他、この発明は上記各実施例の構成に
限定されるものではなく、例えば割肌タイル以外の前記
各種装飾体を使用したり、第三実施例のように型面に装
飾体をその表面が接する状態で配列して寒天を注入した
り、コンクリートパネル以外の前記各種コンクリート部
材に具体化したりする等、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更して具体化することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、2又は
3記載の発明に係る装飾体付コンクリート部材製造用寒
天によれば、装飾体付コンクリート部材製造中は、コン
クリートのモルタル分やセメントペースト分が装飾体の
表面に付着するのを防止して、仕上時の清掃作業を簡略
化することができ、装飾体付コンクリート部材製造後
は、装飾体から容易かつ完全に除去して装飾体の変色を
防止することができ、また、この寒天の安価性と再利用
とにより製造コストを低減することもできる。
【0046】さらに、請求項1記載の発明によれば、寒
天の腐敗を防止し、寒天の再利用可能回数を増やすこと
ができる。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、寒天
の注入レベルを容易に見分けることができ、注入不足又
は注入過多を防止することができる。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、作業
者に心地好い香りを与えることにより、作業環境を改善
することができる。
【0049】次に、請求項4記載の発明に係る装飾体付
コンクリート部材製造用の寒天溶解注入装置によれば、
底部からの加熱と、高温水蒸気による攪拌を伴う効率的
な加熱とにより、寒天を素早く溶解させることができ
る。
【0050】また、請求項5記載の発明に係る装飾体付
コンクリート部材製造用の寒天溶解注入装置によれば、
寒天の再利用によって該寒天に混入した不純物を容易に
取り除くことができ、不純物の無い寒天を注入すること
ができる。
【0051】さらに、請求項6記載の発明に係る装飾体
付コンクリート部材製造用の寒天溶解注入装置は、台車
によって容易に移動させることができる。
【0052】また、請求項7記載の発明に係る装飾体付
コンクリート部材製造用の寒天溶解注入装置は、クレー
ンによって容易に吊上移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるタイル付コンクリート
パネルの製造方法の特徴部を示す断面図である。
【図2】前記製造方法で使用するタイルの形状を示す斜
視図である。
【図3】製造装置の略全体を示す斜視図である。
【図4】タイル配列工程を示す一部破断正面図である。
【図5】コンクリート打設工程を示す断面図である。
【図6】完成したタイル付コンクリートパネルを示す部
分斜視図である。
【図7】コンクリート浸入防止剤としての寒天の溶解注
入装置を示す断面図である。
【図8】タイルの別例を示す斜視図である。
【図9】タイル支持部材の別例を示す断面図である。
【図10】支持突片の別例を示す断面図である。
【図11】支持突片の別例を示す断面図である。
【図12】支持突片の別例を示す断面図である。
【図13】従来の製造方法を説明する断面図である。
【図14】従来方法により製造したタイル付コンクリー
トパネルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 装飾体としてのタイル 2 意匠表面 4 段部 5 定盤 6 型枠 7 タイル支持部材 9 支持突片 10 支持面 11 目地成形面 12 連通孔 16 寒天 18 コンクリート 19 タイル付コンクリートパネル 21 目地 31 溶解注入装置 32 台車 33 溶解槽 34 底板 35 側壁 36 排出ドレン 37 取出ドレン 40 ガス炎式加熱器 41 流気ホース 44 クレーン 45 フック

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型面に多数の装飾体をそれらの表面が型
    面に接した状態で又は型面から離れた状態で配列した
    後、前記装飾体の裏面側にコンクリートを打設するより
    前に、前記型面上に装飾体の表面側の一部が浸るように
    注入する寒天であって、前記寒天に防腐剤を添加したこ
    とを特徴とする装飾体付コンクリート部材製造用寒天。
  2. 【請求項2】 型面に多数の装飾体をそれらの表面が型
    面に接した状態で又は型面から離れた状態で配列した
    後、前記装飾体の裏面側にコンクリートを打設するより
    前に、前記型面上に装飾体の表面側の一部が浸るように
    注入する寒天であって、前記寒天に色素を添加したこと
    を特徴とする装飾体付コンクリート部材製造用寒天。
  3. 【請求項3】 型面に多数の装飾体をそれらの表面が型
    面に接した状態で又は型面から離れた状態で配列した
    後、前記装飾体の裏面側にコンクリートを打設するより
    前に、前記型面上に装飾体の表面側の一部が浸るように
    注入する寒天であって、前記寒天に香料を添加したこと
    を特徴とする装飾体付コンクリート部材製造用寒天。
  4. 【請求項4】 型面に多数の装飾体をそれらの表面が型
    面に接した状態で又は型面から離れた状態で配列した
    後、前記装飾体の裏面側にコンクリートを打設するより
    前に、前記型面上に寒天を装飾体の表面側の一部が浸る
    ように注入するための溶解注入装置であって、寒天の溶
    解槽と、前記溶解槽内の寒天を底部から加熱する加熱手
    段と、高温水蒸気発生装置から溶解槽内へ延びて高温水
    蒸気を噴出する流気ホースとを備えたことを特徴とする
    装飾体付コンクリート部材製造用の寒天溶解注入装置。
  5. 【請求項5】 型面に多数の装飾体をそれらの表面が型
    面に接した状態で又は型面から離れた状態で配列した
    後、前記装飾体の一裏面側にコンクリートを打設するよ
    り前に、前記型面上に寒天を装飾体の表面側の一部が浸
    るように注入するための溶解注入装置であって、寒天の
    溶解槽と、前記溶解槽内の寒天を加熱す る加熱手段とを
    備え、前記溶解槽には傾斜した底板が設けられ、前記底
    板の低い側の溶解槽部位には寒天中に沈澱した不純物を
    排出するための排出ドレンが設けられ、前記底板の高い
    側の溶解槽部位には溶解した実天を取り出すための取出
    ドレンが設けられたことを特徴とする装飾体付コンクリ
    ート部材製造用の寒天溶解注入装置。
  6. 【請求項6】 前記溶解槽が、移動可能な台車の上に載
    置された請求項4又は5記載の装飾体付コンクリート部
    材製造用の寒天溶解注入装置。
  7. 【請求項7】 前記溶解槽に、クレーンを引掛けるため
    のフックが設けられた請求項4、5又は6記載の装飾体
    付コンクリート部材製造用の寒天溶解注入装置。
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