JP2651750B2 - 装飾体付コンクリート部材の製造方法及び装置 - Google Patents

装飾体付コンクリート部材の製造方法及び装置

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JP2651750B2
JP2651750B2 JP2416191A JP41619190A JP2651750B2 JP 2651750 B2 JP2651750 B2 JP 2651750B2 JP 2416191 A JP2416191 A JP 2416191A JP 41619190 A JP41619190 A JP 41619190A JP 2651750 B2 JP2651750 B2 JP 2651750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート製の基
材の表面に多数個の装飾体を設けてなる各種のコンクリ
ート部材、例えば、建築用パネル(カーテンウォール、
レリーフパネル、床パネル等)、防音用パネル、塀パネ
ル、門柱、擁壁用ブロック、護岸用ブロック、土留用ブ
ロック又はパネル、橋梁親柱、側溝蓋、コミュニティ水
路、歩道板、歩車道用ブロック、花壇用ブロック、植木
鉢等、の製造方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビルの外壁工事においては、下地モルタ
ルにタイル等の装飾体を一枚一枚貼付ける工法が従来か
ら広く知られている。ところが、この現場工法による
と、足場が必要になり施工能率が非常に悪いとか、施工
する職人が不足しているとか、設計又は施工が不完全な
場合には耐久性不足によるタイルの剥離事故が起こり得
るとかという問題があった。そこで、近年においては、
前記装飾体付コンクリートパネルを工場で製造し、これ
を建築現場に搬入して外壁に組付けるユニット工法が採
用されつつある。このユニット工法によると、工場生産
のため装飾体付コンクリートパネルの品質の安定が図
れ、耐久性が良く、工期の短縮が可能になるという利点
がある。
【0003】この装飾体付コンクリートパネルを製造す
る従来の方法は、貼付ける装飾体の種類又は形状に応じ
て異なっている。例えば、表面が平らなタイルの場合
は、定盤上に型枠を組付け、その型枠の内側に多数個の
タイルを表面を伏せて配列し、各タイルの間に目地成形
用の発泡樹脂テープを詰める。なお、多数個のタイルの
表面に粘着フィルムを貼付け、各タイルの間に発泡樹脂
テープを詰めてユニット化したタイルを使用する場合に
は、このユニット化したタイルを定盤の上に伏せる。続
いて、タイルの裏面側にコンクリートを打設し、そのコ
ンクリートが固化した後に離型してタイル付コンクリー
トパネルを製造する(第一従来例)。
【0004】また、割肌タイル又は粗面タイルのように
表面が凹凸状又は粗面状に形成されたタイルの場合は、
型枠の内側にコンクリートを打設して基板を成形し、未
固化状態の基板の表面に多数のタイルを一枚一枚水糸に
沿って貼付け、固化した後に離型してタイル付コンクリ
ートパネルを製造する(第二従来例)。
【0005】また、自然石又はそれに類似したタイルの
場合は、図13に示すように、型箱51の底部に自然石
52を任意に配置するとともに、各自然石52の下部を
浸すように二液性樹脂からなるコンクリート浸入防止剤
53を充填し、これが固化した後に型箱51の上方空間
にコンクリート54を打設し、固化後離型してコンクリ
ート浸入防止剤53を除去し、第14図に示すような自
然石付コンクリートパネル55を製造する(第三従来
例)。
【0006】また、特公昭56−2865号公報に開示
されたタイル付コンクリートパネルの製造方法において
は、平坦な普通タイルと両端に重接部を有する変形タイ
ルとを交互に組合わせて釘により外枠板に固定し、その
外枠板と内枠板との間にコンクリートを打設し、固化後
離型してタイル付コンクリートパネルを製造する(第四
従来例)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第一従来例
のタイル付コンクリートパネルの製造方法によると、目
地成形用の発泡樹脂テープを詰める作業に大変手間がか
かるばかりでなく、その発泡樹脂テープを再使用できな
いという無駄があった。そのうえ、コンクリート中のモ
ルタル分やセメントペースト分が発泡樹脂テープとタイ
ルとの隙間から滲み出しタイルの表面に付着して汚れに
なることも多く、この汚れは容易には取れないため、そ
の清掃に大変な手間がかかっていた。特に、表面に不規
則な凹凸があるタイルの場合は、発泡樹脂テープがずれ
てモルタル分やセメントペースト分がタイルの表面側に
流出しやすいため、この製造方法は、実際上、表面が平
らなタイルのみにしか適用できないという問題点があっ
た。
【0008】第二従来例の製造方法によると、基板にタ
イルを貼付ける作業に特別な左官技術が要求されるの
で、熟練者でないと良好な仕上がりが得られず、特に、
表面に不規則な凹凸があるタイルを貼付ける場合は、目
地の方向性ばかりでなく表面の高さにも注意を払う必要
があって、タイル貼付け工程に相当の時間がかかり、生
産性が低下するという問題点があった。また、タイル貼
付け中の振動により、タイルが沈下したり移動したりす
ることもあった。
【0009】第三従来例の製造方法によると、コンクリ
ート浸入防止剤53で自然石52の露出面を被覆してコ
ンクリートの付着を防止できるが、各自然石52が型箱
51の底部に支持されているので、目地からの各自然石
52の突出高さが常に一様となり(勿論、一様で良い場
合もあるが)、自然石52又はそれに類似するタイル特
有の意匠に応じて前記突出高さを適宜変化させるような
ことはできなかった。また、各自然石52を型箱51の
底部に置くだけなので、各自然石52をランダムに配置
することは容易であるが、整然と配列することは難しか
った。
【0010】また、第四従来例の製造方法によると、素
材が普通タイル及び変形タイルの組合わせに限定される
ので汎用性がなく、しかも、各タイルを釘で外枠板に固
定するなどタイルの配列作業が大変面倒であった。ま
た、第一従来例と同じく、モルタル分やセメントペース
ト分がタイルの表面に付着するおそれもあった。
【0011】そこで、この発明の目的は、熟練者でなく
ても多数の装飾体を整然かつ迅速に配列することがで
き、また、目地からの各装飾体の突出高さを装飾体特有
の意匠に応じて一様にしたり適宜変化させたりすること
もでき、さらには、コンクリートのモルタル分やセメン
トペースト分が装飾体の表面に付着するのを防止して、
仕上時の清掃作業を簡略化できる装飾体付コンクリート
部材の製造方法及び装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の装飾体付コンクリート部材の製造方法
は、次の(1)(2)のように構成した。 (1)支持面と目地成形面とを備えた支持突片を型面に
立設し、該支持面に各装飾体の側面に形成された段部を
支持させて、多数の装飾体をそれらの表面が型面を向い
て且つ型面から離れた状態で配列する工程と、前記装飾
体の表面側空間にコンクリート浸入防止剤を該装飾体の
表面を覆うように充填する工程と、前記装飾体の裏面側
空間にコンクリートを打設して基板を成形するととも
に、隣接する装飾体間に前記目地成形面によって目地を
成形する工程と、前記コンクリートが固化した後にコン
クリート浸入防止剤を除去する工程とを含む装飾体付コ
ンクリート部材の製造方法。 (2)支持突片自体又は支持突片間に連通孔を備えた支
持突片を型面に立設し、該支持突片に各装飾体を支持さ
せて、多数の装飾体をそれらの表面が型面を向いて且つ
型面から離れた状態で配列する工程と、前記装飾体の表
面側空間にコンクリート浸入防止剤を注入し、該コンク
リート浸入防止剤を前記連通孔を通して各装飾体の表面
側空間に該装飾体の表面を覆うように充填する工程と、
前記装飾体の裏面側空間にコンクリートを打設する工程
と、前記コンクリートが固化した後にコンクリート浸入
防止剤を除去する工程とを含む装飾体付コンクリート部
材の製造方法。
【0013】また、この発明の装飾体付コンクリート部
材の製造装置は、次の(3)(4)のように構成した。 (3)多数の装飾体をそれらの表面が型面を向いて且つ
型面から離れた状態で支持するための支持突片を型面に
立設し、前記支持突片に、各装飾体の側面に形成された
段部を支持する支持面と、隣接する装飾体間に目地を成
形する目地成形面とを設けた装飾体付コンクリート部材
の製造装置。 (4)多数の装飾体をそれらの表面が型面を向いて且つ
型面から離れた状態で支持するための支持突片を型面に
立設し、前記支持突片自体又は支持突片間に各装飾体の
表面側空間を連通する連通孔を設けた装飾体付コンクリ
ート部材の製造装置。
【0014】ここで、「装飾体」は、コンクリート部材
の表面に設けることができるものであればその材質や寸
法や形状は限定されず、例えば、タイル(割肌タイル、
粗面タイル、滑面タイル等)、自然石(割石、玉石、岩
石、砂岩、大理石、御影石等)、人造石、陶板レリーフ
等を挙げることができる。
【0015】また、前記「型面」とは、製造するコンク
リート部材の種類、寸法、形状等によって種々異なる型
の成形面をいう。また、前記「支持突片」は、型と一体
に形成されたものと、型とは別の部材により構成され型
面に分解可能に立設されるものとの両者を含み、好まし
くは後者である。後者の場合、支持突片の材質は装飾体
の寸法誤差を吸収できるゴム等の柔軟材料が好適であ
り、また、支持突片は、これを型面に安定的に立設する
ために、例えば断面横コ字形又は断面逆T字形の長尺材
の一部に形成される。この支持突片を、前記支持面と目
地成形面とを備えたものとするとき、目地を装飾体の段
部と同じ高さで成形する場合には、前記支持面及び目地
成形面がそれぞれ支持突片の上端面に設けられ、また、
目地を装飾体の段部よりも深く成形する場合には、目地
成形面が支持面よりも高い位置に設けられる。この支持
突片による装飾体の被支持部位としては、装飾体の側面
に形成された段部が一般的であるが、装飾体の表面に設
けられた凹部等の部位も可能である。
【0016】また、前記「コンクリート浸入防止剤」
は、装飾体の表面を覆うことにより該表面にコンクリー
トが滲出するのを防止し得るものであればどのようなも
のでもよく、二液性樹脂、砂、ヘドロ、粘土等を例示す
ることができるが、好ましくは寒天である。寒天は、装
飾体の変色を防止でき、離型後の除去が簡単かつ完全に
でき、安価でしかも容易に再使用できるからである。
【0017】なお、前記装飾体の配列工程においては、
支持突片上に多数の装飾体が配列されるが、目地を必要
とする場合は各装飾体が目地に相当する間隔をおいて支
持突片に支持され、また、目地を必要としない場合は各
装飾体が側面を接合した状態で支持される。前記コンク
リートの打設工程においては、好ましくは、装飾体の裏
面側に補強用の鉄筋や、各種金具(組立金具、取付金
具、連結金具等)が配設され、打設後のコンクリートは
シートを被せて養生される。
【0018】
【作用】請求項1〜4に係る発明の装飾体付コンクリー
ト部材の製造方法及び装置によれば、型面に立設した支
持突片に装飾体を支持することにより装飾体の位置又は
方向性が正確に決定されるため、熟練者でなくても多数
の装飾体を整然かつ迅速に配列できる。また、各装飾体
は支持突片により型面から離れた状態で支持されるの
で、装飾体の被支持部位の高さや該被支持部位から装飾
体の意匠面までの高さや支持突片の高さ等を適宜設定す
ることにより、目地からの各装飾体の突出高さを装飾体
特有の意匠に応じて一様にしたり適宜変化させたりする
ことができる。しかも、装飾体の表面側空間にはコンク
リート浸入防止剤が充填されるため、このコンクリート
浸入防止剤のシール作用によりコンクリートが装飾体の
表面に滲出する現象が効果的に阻止される。したがっ
て、装飾体の表面形状に係わりなくコンクリートの付着
を確実に防止して、仕上時の清掃作業を簡略化できる。
【0019】加えて、請求項1又は3に係る発明によれ
ば、支持突片に設けた支持面により、装飾体の段部を整
然と支持できるとともに、支持突片に設けた目地成形面
により、隣接する装飾体間に所要幅の目地が正確な寸法
で美しく成形される。また、請求項2又は4に係る発明
によれば、支持突片自体又は支持突片間に設けた連通孔
によりコンクリート浸入防止剤が各装飾体の表面側空間
にスムーズに流動案内されて、前記シール作用が充分に
発揮される。
【0020】
【実施例】以下、この発明を装飾体としてのタイル付の
外壁用コンクリートパネル(カーテンウォール等)に具
体化した一実施例を図1〜図7に基づいて説明する。図
1はタイル付コンクリートパネルの製造方法及び装置の
特徴部を示す断面図、図2はタイルの形状を示す斜視
図、図3は製造装置の略全体を示す斜視図、図4はタイ
ル配列工程を示す一部破断正面図、図5はコンクリート
打設工程を示す断面図、図6は完成したタイル付コンク
リートパネルを示す部分斜視図、図7はコンクリート浸
入防止剤としての寒天の溶解注入装置を示す断面図であ
る。
【0021】図2に示すように、この実施例においては
装飾体として外壁に好適な略直方体形状のタイル1が使
用される。このタイル1は表面に不規則な凹凸状かつ粗
面状の意匠表面2が設けられた割肌タイルであって、裏
面にはあり溝形状の一対のコンクリート結合溝3が刻設
され、左右両側面には段部4が全長にわたって形成され
ている。この裏面から段部4までの高さは各タイル1と
も略同一であるが、段部4から意匠表面2までの高さは
各タイル1毎に異なる。
【0022】この実施例の製造装置は、図3に示すよう
に、定盤5、型枠6、及びタイル支持部材7から構成さ
れている。定盤5は金属板によりコンクリートパネルよ
り大きな面積で形成され、型面としてのその上面は水平
となっている。型枠6は前記定盤5上に四本の型鋼材を
ボルト(図示略)により分解可能に組付けてなり、コン
クリートパネルと同形の成形空間を構成している。な
お、定盤5と型枠6との間には、後記するコンクリート
浸入防止剤をシールするゴム等からなるシール材8が介
装されている。
【0023】前記タイル支持部材7は、図1及び図4に
示すように、断面が横コ字形の長尺材からなり、その左
右両側には支持突片9が立設されている。支持突片9の
上端にはタイル1の前記段部4を支持する支持面10
と、隣接するタイル1の側面間に目地を成形する目地成
形面11とが同一の高さで設けられるとともに、支持突
片9の基部には連通孔12が長手方向に所定の等間隔を
おいて穿設されている。そして、多数本のタイル支持部
材7が前記支持突片9を接合した状態で定盤5上に載置
され、各支持突片9上に多数のタイル1が前記意匠表面
2を下向きに伏せて支持されている。これにより、各タ
イル1は支持突片9により定盤5から浮いた状態で支持
され、各タイル1の表面側空間は前記連通孔12を介し
て横方向に連通されている。なお、タイル支持部材7の
材質としては、タイル1の成形誤差を吸収できる柔軟材
料、例えば、NBR等の耐油性及び耐候性に優れた合成
ゴムが好適である。
【0024】一方、各タイル1の端面と端面との間に
は、タイル支持部材7と同一の材料でその内法とほぼ等
しい大きさに成形されたスペーサ13が介装され、その
上端には隣接するタイル1の端面間に目地を成形する目
地成形面14が支持突片9の前記目地成形面11と同じ
高さで設けられるとともに、下部には各タイル1の表面
側空間を縦方向に連通する連通孔15が形成されてい
る。そして、適宜箇所のタイル1を外して注入されたコ
ンクリート浸入防止剤としての寒天16が支持突片9の
連通孔12及びスペーサ13の連通孔15を介し縦横に
流れて各タイル1の表面側空間に充填され、各タイル1
の意匠表面2に浸潤してこれを覆うようになっている。
なお、図5において、17はタイル1の上方に配設され
た補強筋であり、18は前記補強筋17を埋設してタイ
ル1の裏面側空間に打設されたコンクリートを示す。図
6において、19はタイル付コンクリートパネルの全体
を示し、20は前記コンクリート18からなる基板、2
1は基板20の表面に縦横に成形された目地である。
【0025】図7に示すように、コンクリート浸入防止
剤としての寒天16の溶解注入装置31は、容易に移動
可能な台車32の上に設けられている。台車32の上に
は溶解槽33が載置され、該溶解槽33には上げ底でし
かも図7において左側が低くなるよう傾斜した底板34
が設けられている。溶解槽33の側壁35のうち前記底
板34の左端の直ぐ上には寒天16中に沈澱した不純物
を排出するための排出ドレン36が設けられ、同じく前
記底板34の右端の直ぐ上には溶解した寒天16を自然
流下方式で取り出すための取出ドレン37が設けられて
いる。この取出ドレン37には耐熱ホース38が接続さ
れ、耐熱ホース38の先端には注入ノズル39が取付け
られている。このように自然流下方式にしたのは、溶解
した寒天16の温度は90〜95℃と高温であり、安全
を期すためである。勿論、ポンプ圧送式にすることもで
きるが、その場合は安全性に留意する必要がある。
【0026】前記底板34の直下の台車32上にはガス
炎式加熱器40が載置され、また、溶解槽33の内部に
は図示しない高温水蒸気発生装置から延びる流気ホース
41の開口先端が挿入されている。従って、溶解槽33
内に入れられた寒天16は、ガス炎式加熱器40により
底部から加熱されるとともに、流気ホース41から噴出
する高温水蒸気により攪拌を伴いながら効率的に加熱さ
れ、素早く溶解するようになっている。また、溶解槽3
3の内部には図示しない水源から延びる注水ホース42
の開口先端が挿入され、寒天16に適宜水を補給できる
ようになっている。さらに、溶解槽33の開口上端に
は、該開口の蓋43が開閉可能に取り付けられるととも
に、溶解槽33を吊上移動するクレーン44を引掛ける
ためのフック45が設けられている。
【0027】次に、上記のように構成した製造装置を使
用してタイル付きコンクリートパネル19を製造する方
法について説明する。まず、図3に示すように、水平な
定盤5上にシール材8を介して型枠6を四角形状に組付
ける。次いで、型枠の内側に多数本のタイル支持部材
7を載置すると、各支持突片9が定盤5上に立設され、
図1に示すように、隣接する支持突片9が隙間のない状
態で接合されるとともに、それらの支持突片9に設けた
連通孔12が横方向に相互に接続される。
【0028】次に、タイル1の段部4を相対向する一対
の支持突片9の支持面10に支持して、多数のタイル1
をそれらの意匠表面2を伏せて定盤5から浮かせた状態
で順次配列する。このとき、図4に示すように、隣接す
るタイル1の端面と端面との間にはスペーサ13を介装
する。これにより、隣接するタイル1の側面と側面との
間及び端面と端面との間に目地21に相当する間隔が確
保される。また、各タイル1の表面側空間は支持突片9
の連通孔12及びスペーサ13の連通孔15を介して縦
横に接続される。こうすれば、支持突片9によりタイル
1の位置と方向性が正確に決定されるため、熟練者でな
くても多数のタイル1を整然かつ迅速に配列できる。ま
た、各タイル1は段部4を基準として支持突片9上に浮
いた状態で支持され、この段部4から意匠表面2までの
高さは各タイル1毎に異なるので、目地21からの意匠
表面2の突出高さを各タイル1毎に変化させることがで
き、その凹凸感を効果的にだすことができる。
【0029】一方、溶解注入装置31により、熱水に溶
けた寒天16を作成する。初めて作成するときは、まず
溶解槽33に所定量の水を入れ、ガス炎式加熱器40の
ガス炎により底部から加熱するか、及び/又は、流気ホ
ース41から噴出する高温水蒸気により加熱する(後者
の場合、水蒸気分だけ水量が増えるので、量目調整が必
要である。)。続いて、所定量の寒天(例えば粉末状の
寒天)を図示しない別容器で少量の水にとき、これを溶
解槽33に少しずつ投入して熱水に溶かす。ここで、寒
天を30〜100倍の水で溶かして使用すれば、固化後
の硬度が200〜1000g/cm2 となり、強度的に
充分な寒天16を成形できる。望ましくは、50〜70
倍の水で溶かして注入すると、気温が22℃前後の条件
下において、型枠6内に注入し終った後10〜15分程
度で固化するため、次工程においてコンクリート18を
早期に打設することができる。また、寒天の固化温度は
65℃前後なので、上記のように溶かした寒天16は例
えば90〜95℃となるまで十分に追焚し、型枠6内に
注入した寒天16が隅々にまで流れ終わるまでは冷却し
て固化しないようする。
【0030】さて、前記のように全部のタイル1が配列
された型枠6の近傍又は上方に、前記の溶解注入装置3
1を台車32又はクレーン44により移動させる。そし
て、適宜箇所のタイル1を取り外してそこに前記注入ノ
ズル39を挿入し、取出ドレン37を開けて、注入ノズ
ル39から前記のように熱水に溶けた寒天16を自然流
下方式で注入する。型枠6が大きい場合には、複数箇所
から注入することが好ましい。注入した寒天16は前記
連通孔12、15を通って各タイル1の表面側空間に充
填され、各タイル1の意匠表面2に浸潤してこれを覆
う。従って、この寒天16のシール作用とタイル1の段
部4とによりコンクリート18のモルタル分又はセメン
トペースト分の滲出を効果的に阻止して、意匠表面2へ
のモルタル分等の付着を確実に防止でき、もって、仕上
時の清掃作業を簡略化することができる。
【0031】なお、冬期のように気温が低い場合には、
定盤5や型枠6やタイル1も冷えていて、寒天16が注
入している最中に急速に冷却して固化しやすいので、上
記のように寒天16を十分に追焚しながら作業すること
は勿論のこと、定盤5をヒータで暖めることが好まし
い。反対に、夏期のように気温が高い(例えば25℃以
上)場合には、寒天16の冷却が遅くなり、型枠6内に
注入し終った後もなかなか固化しないことがあるので、
定盤5を内部に冷却水を流すなどして冷やすことが好ま
しい。
【0032】前記寒天16が固化(ゲル化)した後、図
5に示すように、タイル1の上方に補強用の補強筋17
及び各種の組立金具、取付金具、連結金具等(図示略)
を配設する。続いて、タイル1の裏面側空間に補強筋1
7等を埋設するようにしてコンクリート18を所定の厚
みで打設する。このコンクリート18が若干硬化した
後、さらに脱型に必要な強度を確保する目的で、コンク
リート18の表面にシート(図示略)を被せて2〜3時
間蒸気養生する。この蒸気養生時において、コンクリー
ト18の放熱で寒天16の一部又は全部が溶ける可能性
があるが、このときに寒天16を回収するかしないかに
より、次のいずれかの作業法を採用することができる。 (1)回収しない場合には、溶けた寒天16が型枠6の
外側へ漏れ出すことを防止しなければならないが、前記
の通り定盤5と型枠6との隙間はシール材8によってシ
ールされているので、寒天16が漏れ出る心配はない。
なお、次の段落以降は、この蒸気養生時に寒天16を回
収しなかったとして、説明を続ける。 (2)回収する場合には、例えば型枠6の下部に図示し
ないドレン弁を設けるとともに、該ドレン弁に回収ホー
ス、回収容器等を接続しておく。そして、このドレン弁
を開けば、溶けた寒天16の大部分を容易に回収するこ
とができる。
【0033】前記蒸気養生によりコンクリート18が脱
型に必要な強度になったならば、型枠6を分解して定盤
5から撤去した後、タイル付コンクリートパネル19を
クレン又はチェーンブロック等の揚重機械により定盤5
から吊り上げる。そして、この状態で、タイル付コンク
リートパネル19からタイル支持部材7を取外すと、寒
天16はその70%程度がタイル1から剥離しタイル支
持部材7側に付着した状態で定盤5上に自然落下する。
タイル1側に残った寒天16の半分程度は、適当な掻き
落し治具で容易に掻き落とすことができるので、前記自
然落下分と合わせて80〜90%程度の寒天16を容易
に回収することができる。
【0034】回収した寒天16は溶解注入装置31の溶
解槽33に投入して戻し、ガス炎式加熱器40のガス
炎、及び/又は、流気ホース41から噴出する高温水蒸
気により再加熱して溶解させ、再利用する。なお、ガス
炎式加熱器40だけで追焚する場合は、寒天16が底板
34に焦げ付くおそれがあるので、注水ホース42から
水を補給する。また、高温水蒸気分により加熱する場合
は、その水蒸気分だけ水量が増えて寒天の硬度が低下す
る原因となるので、粉末状の寒天を補充する等の調整が
必要である。また、回収した寒天16はできるだけ細か
く潰してから溶解槽33に投入した方が、早く溶解する
ので好ましい。以上のようにして、寒天16は寿命が尽
きるまで多数回繰り返し再利用することができる。ま
た、寒天16にごみや砂等の不純物が混入した場合に
は、前記排出ドレン36から取除くことができる。ま
た、寒天16は無害であるため、作業時の安全性が高
く、廃棄しても問題が起こらない。
【0035】前記のようにタイル支持部材7を取外すと
ともに寒天16の大部分を剥離したタイル付コンクリー
トパネル19は、前記クレン又はチェーンブロック等の
揚重機械により例えばストックヤードに移送し、危険防
止のため架台等に載せて自然養生を行った後、パネル表
面の清掃作業を行う。一週間程(季節により変動する)
自然養生すると、タイル付コンクリートパネル19に薄
く残った寒天16はオブラート状に乾燥し、自然剥離す
る。その後、タイル1側が上になるようにタイル付コン
クリートパネル19を反転し、前記オブラート状の寒天
16を図示しないノズルから噴射する高圧空気により吹
き飛ばして剥離させる。また、タイル付コンクリートパ
ネル19に厚く残った少量の寒天16がある場合には、
図示しないノズルから噴射する高圧水により吹き飛ばし
て洗い落とす。以上の清掃作業は、例えば前記第一従来
例に比べて、50%以上短縮される。
【0036】以上により、図6に示すように、コンクリ
ート製の基板20の表面に縦横の目地21を介して多数
個のタイル1を見栄えよく貼り付けてなるタイル付コン
クリートパネル19が完成する。これら各タイル1の意
匠表面2にはコンクリート中のモルタル分やセメントペ
ースト分が全く付着していない。また、意匠表面2に付
着した寒天は前記のようにして容易かつ完全に除去され
るため、意匠表面2が凹凸の粗面であってもそこには寒
天が残らず、従来の二液性樹脂の場合とは異なり、外観
を損なう心配がない。
【0037】次に、この発明の別の実施例を図8〜図1
2に従って説明する。図8はタイルの別例を示す斜視
図、図9はタイル支持部材の別例を示す断面図、図10
乃至図12は支持突片の別例を示す断面図である。な
お、前記実施例と同一又は相当する構成部分には各図に
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0038】図8に示したタイル1においては、その両
側面と両端面とに段部4がそれぞれ形成され、両端面の
段部4がスペーサ13の上端面に支持されるようになっ
ている。したがって、このタイル1を使用すれば、縦横
の目地21に段部4が露出したデザインのタイル付コン
クリートパネル19を製造できる。
【0039】図9に示したタイル支持部材7は断面逆T
字形の長尺材からなり、多数本のタイル支持部材7がそ
の下部を互いに接合した状態で定盤5上に載置されてい
る。前記接合部からの寒天16の漏れを防止するため
に、タイル支持部材7と定盤5との間には薄鋼板又はゴ
ムシートからなるシール部材23が介装されている。こ
のタイル支持部材7の形状によれば、前記実施例の横コ
字形の場合とは異なり、支持突片9の目地成形面11に
接合線ができないため、目地21をより美しく成形でき
る。
【0040】図10に示したタイル支持部材7は図9と
同様に断面逆T字形に成形されているが、支持突片9の
上端に目地成形面11が支持面10よりも高い位置に設
けられている。この支持突片9の形状によれば、目地2
1が低く成形されるので、タイル1の段部4が浮き上が
ったデザインのタイル付コンクリートパネル19を製造
できる。
【0041】図11に示した支持突片9は前記各実施例
のそれと比較して薄く形成され、その上端には支持面1
0のみが設けられている。この支持突片9の形状によっ
ても本発明の製造方法を実施でき、特に、内壁用として
使用される目地なしのタイル付コンクリートパネルの製
造に適している。
【0042】図12に示した支持突片9は定盤5上に一
体的に立設されている。この構成によれば、定盤5の製
作コストが高くつくという難点がある反面、タイル1を
配列する際の工数を削減できるという利点があり、特
に、小型のタイル付コンクリートパネルの製造に適して
いる。
【0043】その他、この発明は上記各実施例の構成に
限定されるものではなく、例えば割肌タイル以外の前記
各種装飾体を使用したり、コンクリートパネル以外の前
記各種コンクリート部材に具体化したりする等、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して具体化すること
も可能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明の製造方法によれば、熟練者でなくても多数の装飾体
を整然かつ迅速に配列することができ、また、目地から
の各装飾体の突出高さを装飾体特有の意匠に応じて一様
にしたり適宜変化させたりすることもでき、さらには、
コンクリートのモルタル分やセメントペースト分が装飾
体の表面に付着するのを防止して、仕上時の清掃作業を
簡略化できるという優れた効果を奏する。加えて、支持
突片に設けた支持面により、装飾体の段部を整然と支持
できるとともに、支持突片に設けた目地成形面により、
隣接する装飾体間に所要幅の目地を正確な寸法で美しく
成形できる。
【0045】また、請求項2記載の発明の製造方法によ
れば、熟練者でなくても多数の装飾体を整然かつ迅速に
配列することができ、また、目地からの各装飾体の突出
高さを装飾体特有の意匠に応じて一様にしたり適宜変化
させたりすることもでき、さらには、コンクリートのモ
ルタル分やセメントペースト分が装飾体の表面に付着す
るのを防止して、仕上時の清掃作業を簡略化できるとい
う優れた効果を奏する。加えて、支持突片自体又は支持
突片間に設けた連通孔によりコンクリート浸入防止剤が
各装飾体の表面側空間にスムーズに流動案内され、前記
モルタル分等が装飾体の表面に付着するのを防止する効
果が充分に発揮される。
【0046】また、請求項3記載の発明の製造装置によ
れば、請求項1記載の発明の製造方法を首尾よく実施し
て前記と同様の効果が得られる。
【0047】また、請求項4記載の発明の製造装置によ
れば、請求項2記載の発明の製造方法を首尾よく実施し
て前記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるタイル付コンクリート
パネルの製造方法及び装置の特徴部を示す断面図であ
る。
【図2】前記製造方法及び装置で使用するタイルの形状
を示す斜視図である。
【図3】製造装置の略全体を示す斜視図である。
【図4】タイル配列工程を示す一部破断正面図である。
【図5】コンクリート打設工程を示す断面図である。
【図6】完成したタイル付コンクリートパネルを示す部
分斜視図である。
【図7】コンクリート浸入防止剤としての寒天の溶解注
入装置を示す断面図である。
【図8】タイルの別例を示す斜視図である。
【図9】タイル支持部材の別例を示す断面図である。
【図10】支持突片の別例を示す断面図である。
【図11】支持突片の別例を示す断面図である。
【図12】支持突片の別例を示す断面図である。
【図13】従来の製造方法を説明する断面図である。
【図14】従来方法により製造したタイル付コンクリー
トパネルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 装飾体としてのタイル 2 意匠表面 4 段部 5 定盤 6 型枠 7 タイル支持部
材 9 支持突片 10 支持面 11 目地成形面 12 連通孔 16 コンクリート浸入防止剤としての寒天 18 コンクリート 19 タイル付コ
ンクリートパネル 21 目地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−148209(JP,A) 特開 昭61−254302(JP,A) 実公 昭63−21377(JP,Y2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持面と目地成形面とを備えた支詩突片
    を型面に立設し、該支持面に各装飾体の側面に形成され
    た段部を支持させて、多数の装飾体をそれらの表面が型
    面を向いて且つ型面から離れた状態で配列する工程と、 前記装飾体の表面側空間にコンクリート浸入防止剤を該
    装飾体の表面を覆うように充填する工程と、 前記装飾体の裏面側空間にコンクリートを打設して基板
    を成形するとともに、隣接する装飾体間に前記目地成形
    面によって目地を成形する工程と、 前記コンクリートが固化した後コンクリート浸入防止
    剤を除去する工程とを含む装飾体付コンクリート部材の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 支持突片自体又は支持突片間に連通孔を
    備えた支持突片を型面に立設し、該支持突片に各装飾体
    を支持させて、多数の装飾体をそれらの表面が型面を向
    いて且つ型面から離れた状態で配列する工程と、 前記装飾体の表面側空間にコンクリート浸入防止剤を注
    入し、該コンクリート浸入防止剤を前記連通孔を通して
    各装飾体の表面側空間に該装飾体の表面を覆うように充
    填する工程と、 前記装飾体の裏面側空間にコンクリートを打設する工程
    と、 前記コンクリートが固化した後にコンクリート浸入防止
    剤を除去する工程とを含む装飾体付コンクリート部材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 多数の装飾体をそれらの表面が型面を向
    いて且つ型面から離れた状態で支持するための支持突片
    を型面に立設し、前記支持突片に、各装飾体の側面に形
    成された段部を支持する支持面と、隣接する装飾体間に
    目地を成形する目地成形面とを設けた装飾体付コンクリ
    ート部材の製造装置。
  4. 【請求項4】 多数の装飾体をそれらの表面が型面を向
    いて且つ型面から離れた状態で支持するための支持突片
    を型面に立設し、前記支持突片自体又は支持突片間に各
    装飾体の表面側空間を連通する連通孔を設けた装飾体付
    コンクリート部材の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61254302A (ja) * 1985-05-07 1986-11-12 大野 治重 タイル埋込みコンクリ−ト板の製造法
JPS62148209A (ja) * 1985-12-23 1987-07-02 共和コンクリ−ト工業株式会社 化粧ブロツクの製造方法
JPS62254302A (ja) * 1986-04-26 1987-11-06 日立マクセル株式会社 リチウムイオン伝導性ポリマ−電解質
JPH049809Y2 (ja) * 1986-07-28 1992-03-11

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