JP2598780B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2598780B2
JP2598780B2 JP61079801A JP7980186A JP2598780B2 JP 2598780 B2 JP2598780 B2 JP 2598780B2 JP 61079801 A JP61079801 A JP 61079801A JP 7980186 A JP7980186 A JP 7980186A JP 2598780 B2 JP2598780 B2 JP 2598780B2
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浩司 武藤
正美 山岡
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日本電装株式会社
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、半導体集積回路装置等において、特に電
極を取出すコンタクト部分を改良した半導体装置および
その製造方法に関する。
[従来の技術] 集積回路装置等を構成する半導体装置の電極部分を構
成する材料は、通常アルミニウムが使用される。しか
し、この電極材料となるアルミニウムと半導体基板を構
成するシリコンとは、低温の状態においても相互拡散が
活発である。このため、電極材料となるアルミニウムの
中に半導体基板を構成するシリコンが拡散し、したがっ
て配線抵抗が増大するようになり、またアルミニウムの
アロイビットによる接合部分の破壊、極く微量ながらシ
コン基板中へアルミニウムが拡散するために起こる特性
劣化等の種々の問題が発生するおそれがある。
このため、電極材料としてアルミニウムとシリコンの
合金を用いるという手段で改善を図っているものである
が、半導体基板のコンタクト部でのシリコンの折出が問
題となる。
このような点を考慮して、半導体基板のコンタクト部
にバリア層を形成し、このバリア層を介して、アルミニ
ウムによる電極層を形成するようにすることが考えられ
ている。このバリア層としては、例えば高融点金属を単
独で使用するようにしているものであるが、この場合シ
リコン基板とのコンタクトのオーミック性が問題とな
る。
このため、例えば特開昭58-103168号公報に示される
ように、シリコン基板とのコンタクト部に薄い(600〜1
000Å)のアルミニウム層を形成し、このアルミニウム
層を介して高融点金属からなるバイア層を形成するよう
にしている。また、特開昭56-169363号公報に示される
ように、Ptシリサイド等によりシリサイド層を形成して
からバリア層を形成するようにすることも考えられてい
る。
しかし、上記薄いアルミニウム層を形成するものにあ
っては、コンタクト部のアルミニウムがシリコン基板に
拡散するものであり、実質的にバリア層を設定した意味
が無くなるおそれがある。またシリサイド層を形成する
ものでは、全く相違する複数の層を積層形成しなければ
ならないものであるため、この半導体装置の製造工程が
繁雑化する。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、電
極材料として使用されるアルミニウムと半導体基板を構
成するシリコンの相互拡散を確実に防止するようにする
と共に、上記シリコン基板とのオーミック性が確実に保
たれるようにして、安定した特性が設定され、信頼性の
向上された半導体装置を提供しようとするものであり、
またこの半導体装置を効果的に製造する方法を提供しよ
うとするものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、この発明に係る半導体装置は、シリコン半
導体基板に設定されるコンタクト部に、アルミニウムと
高融点金属との重量比が1:9〜5:5である合金で構成され
る第1の金属層を形成し、さらにこの金属層に積層して
アルミニウムあるいはアルミニウムを含む合金からなる
第2の金属層を形成し、2層の電極配線部が形成される
ようにする。そして、さらにシンタリングを行ないシリ
コン基板と第1の金属層とのコンタクト部に合金・シリ
サイド層を形成させるようにするものである。
[作用] 上記のような半導体装置にあっては、第1および第2
の金属層を形成した後にアニールの工程を実施するだけ
で、第1の金属層とシリコンからなる半導体基板との間
に合金・シリサイド層が形成されるようになる。この場
合、合金・シリサイド層にはアルミニウムが含まれてい
るものであり、したがって半導体基板とのオーミック性
が効果的に保たれるようになる。また、半導体基板とア
ルミニウムあるいはアルミニウムを含む合金からなる第
2の金属層との間に高融点金属を含む第1の金属層が存
在するものである。第1の金属層においては、アルミニ
ウムと高融点金属との重量比を1:9〜5:5としているた
め、バリア効果とオーミックコンタクトとの双方を良好
に保つことができる。
[発明の実施例] 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明す
る。第1図は半導体装置の特に電極を取出すコンタクト
部の金属配線部分を示しているもので、拡散工程等は終
了され、半導体素子が形成された状態のシリコン半導体
基板11の表面には、層間絶縁層となる例えばSiO2の層
が、CVD法等によって絶縁膜12として形成されている。
この絶縁膜12のコンタクトに対応する部分は、露光およ
び現像工程によって形成されたレジストパターンにした
がってエッチングされ、基板11のコンタクト部分が露出
されるようになる。そして、この露出部分に電極が形成
されるようになるものである。
この基板11の露出部分に形成される電極としては、ま
ず高融点金属を含む第1の金属層13が、上記基板11の露
出されたコンタクト領域部分に、厚さ500Å〜1μ程度
にして形成される。この場合、この高融点金属として
は、例えばチタン(Ti)が使用されるもので、上記第1
の金属層13はアルミニウム(Al)とチタンとの合金によ
って構成される。そして、この第1の金属層13の上に、
さらにアルミニウムあるいはアルミニウムを含む合金に
よる第2の金属層14が、厚さ1μ程度に蒸着等の手段に
よって積層形成される。
このように積層形成された第1および第2の金属層13
および14は、再び通常のフォトエッチングによって順次
エッチングし、配線部分に対応する部分を残すようにし
ているものである。
そして、このようにしてコンタクト部分に接続される
ような配線の基本構造が完成されたならば、次に「N2+H
2」ガスの雰囲気中で450℃で30分のシンタリングを実行
する。このシンタリングによってシリコン基板11と第1
の金属層13との接触部分に、Al・Si合金と高融点金属の
シリサイドを同時に形成させた合金・シリサイド層15を
形成させるようにする。
ここで、上記第1の金属層13を構成するアルミニウム
と高融点金属との合金比は、シリコン基板11とオーミッ
クコンタクトを確実に取れるようにすることと、且つ第
1の金属層13がバリアとしての働きを保つことを考慮し
て、「Al:Ti=1.9〜5:5」であることが望ましいこと
が、本発明者等の実験等によって確認された。
第2図は上記実験の結果の状態を示すもので、AlとTi
の合金比と、バリア効果の例としてのh FE劣化率、およ
びP-シリコン基板とのコンタクト抵抗の関係を示してい
るものである。
すなわち、上記のように構成される半導体装置にあっ
ては、アルミニウムとチタンあるいはタングステンのよ
うな高融点金属との合金による第1の金属層13は、上記
したようにオーミックコンタクトを取るための働きと共
に、バリアとしての働きの2つの役割を受持たせるよう
になる。具体的には高融点金属によって、シリコンから
なる半導体基板11と第2の金属層14を構成するアルミニ
ウムとの間の相互拡散を防止するようになるものであ
り、さらに第1の金属層13に合金として含まれるアルミ
ニウムが基板11のシリコンと合金化することによって、
オーミック性が確保されるようになるものである。
しかも、この場合第1の金属層13の高融点金属との合
金として、基板11のシリコンと反応するようになるもの
であるため、ここで合金化するアルミニウムは、アルミ
ニウム単体の場合と比べて非常に微量である。したがっ
て、基板11のシリコンに対する拡散は最少限に止どめら
れるものである。
[発明の効果] 以上のようにこの発明に係る半導体装置にあっては、
電極材料として使用されるアルミニウムと半導体基板を
構成するシリコンとの相互拡散が確実に防止されるよう
になるものであり、同時に配線部とシリコンとのオーミ
ック性が確実に設定されるものである。しかも、この半
導体装置は基本的には2層構造で構成されるようになる
ものであり、2層構造の状態で製造することができる。
したがって、充分に簡単に製造工程によって、諸特性の
安定した信頼性の高い半導体装置が得られるようになる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る半導体装置の特に電
極コンタクト部分を取出して示した断面構成図、第2図
は上記実施例で示された第1の金属層の合金比の状態を
実験で求めた結果を示す特性図である。 11……半導体基板(シリコン)、12……絶縁膜、13……
第1の金属層(Al+高融点金属)、14……第2の金属層
(アルミニウム)、15……合金・シリサイド層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−120442(JP,A) 特開 昭60−206067(JP,A) 特開 昭59−150421(JP,A) 特開 昭51−57163(JP,A) 特開 昭59−219940(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム対高融点金属の重量比が1:9
    〜5:5に設定された合金によって構成され、シリコン半
    導体基板のコンタクト部に積層形成された第1の金属層
    と、 この第1の金属層に積層形成されたアルミニウムあるい
    はアルミニウムを含む合金によって構成された第2の金
    属層と、 上記第1の金属層部に対応して上記シリコン半導体基板
    面のコンタクト部に上記第1の金属層を接続するアニー
    ルによって形成された合金・シリサイド層とを具備し、
    上記第1および第2の金属層によって電極部が形成され
    るようにしたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】シリコン半導体基板の表面に形成された絶
    縁膜を、上記シリコン半導体基板に形成された回路素子
    のコンタクト部に対応して除去する工程と、 上記絶縁膜の除去されたシリコン半導体基板のコンタク
    ト部に、アルミニウム対高融点金属の重量比が1:9〜5:5
    に設定された合金によって構成された第1の金属層を形
    成する工程と、 上記第1の金属層に積層されるようにアルミニウムある
    いはアルミニウムを含む合金によって構成した第2の金
    属層を形成する工程と、 シンタリングを行い、上記シリコン半導体基板と第1の
    金属層とのコンタクト部分に、アルミニウムとシリコン
    との合金、並びに高融点金属のシリサイドを発生させて
    合金・シリサイド層を形成させる工程とを具備し、 上記第1および第2の金属層をエッチングして電極を形
    成させるようにしたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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