JP2598773Y2 - 乾燥炉 - Google Patents

乾燥炉

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JP2598773Y2
JP2598773Y2 JP1993041702U JP4170293U JP2598773Y2 JP 2598773 Y2 JP2598773 Y2 JP 2598773Y2 JP 1993041702 U JP1993041702 U JP 1993041702U JP 4170293 U JP4170293 U JP 4170293U JP 2598773 Y2 JP2598773 Y2 JP 2598773Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乾燥炉に関する。詳し
くは、アルミサッシ建材等の上下方向に長大な背高ワー
クを均一に加熱乾燥することができる乾燥炉に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は乾燥炉の従来構成を示す横断面
図、図4は同じく側断面図、図5は背高ワークの一例を
示す図である。
【0003】図3および図4において、1は乾燥炉の炉
体である。炉体1内には、搬送手段5(搬送レール6
等)によって当該炉体1長手方向(図3中紙面と直交方
向)に搬送される背高ワークWを加熱乾燥する熱風形成
手段10が設けられている。ここにおいて、背高ワーク
W(高さ寸法H)は、図5に示す如く、搬送治具9に上
下方向に所定間隔で支持された複数個の被加熱処理物
(ここではアルミサッシ建材8)より形成されている。
なお、背高ワークWは、上下方向に長大(例えば、高さ
寸法H=2m)な単一の被加熱処理物から形成されるこ
ともある。図3中、7は背高ワークWの出入り口であ
る。
【0004】上記熱風形成手段10は、設備経済の向上
を図るために周囲空気よりも高温の空気が密度差により
上昇するのを積極的に利用して炉体1内の下部から上部
へ向けて上昇する熱風を形成する手段で、熱風吹出ダク
ト11,吸込ダクト13,立下りダクト15および熱風
循環装置21から構成されている。
【0005】熱風吹出ダクト11は、図3および図4に
示す如く、炉体1内の下部両側に配設されており、炉体
1内を搬送される背高ワークWの下部Wlに向けて熱風
(Q)を直角に吹出し可能な吹出口12を有している。
【0006】また、吸込ダクト13は、炉体1内の上部
に配設されており、炉体1内の空気を吸引するための吸
込口14を有している。通常、吸込ダクト13は、炉体
1内の空気温度の変動を抑えるために熱風吹出ダクト1
1より少ない設置個数とされている。
【0007】また、熱風循環装置21は、吸込ダクト1
3の吸込口14から炉体1内の空気を吸引導入し該空気
を加熱後熱風吹出ダクト11へ循環供給可能に形成され
ており、循環ファン22,加熱器(バーナー23),ブ
ロワー24および立下りダクト15を含み構成されてい
る。
【0008】したがって、循環ファン22の駆動によ
り、吸込ダクト13の吸込口14から吸引された炉体1
内の空気(ブロワー24からの空気も含む)は、バーナ
ー23によって所定温度(例えば250°C)に加熱
後,立下りダクト15を介して熱風吹出ダクト11へ供
給され各吹出口12から背高ワークWの下部Wlへ向け
て吹き出される。そして、吹き出された熱風Qは、炉体
1内を上部へ向けて上昇しつつ当該ワークWの中央部W
mおよび上部Wuを加熱し、吸込ダクト13の吸込口1
4へ吸引される。
【0009】このように、炉体1内を搬送される背高ワ
ークWは、当該炉体1内に循環供給される熱風Qによっ
て加熱乾燥される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した乾
燥炉において、背高ワークWの下部Wlは吹出口12か
ら熱風が直交する方向より吹き付けられるため良好に加
熱されるとともに、その上部Wuは炉体1内上部に停滞
する高温空気によって加熱され加熱不足となることはな
いが、その中央部Wmは加熱不足となる傾向にある。
【0011】そこで、かかる不都合が生じないように、
熱風吹出ダクト11をワークWの中央部Wmに熱風を直
交する方向から吹き付けることができるように上下方向
に一段と長く形成することが考えられるが、これでは設
備が大型化してコスト高となってしまう。
【0012】本考案の目的は、上記事情に鑑み、背高ワ
ークの中央部の加熱不足を解消して当該背高ワークを均
一に加熱乾燥することができる乾燥炉を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案に係る乾燥炉は、
炉体内の下部から上部へ向けて上昇する熱風を形成する
熱風形成手段を有し、当該熱風によって炉体内を搬送さ
れる背高ワークを加熱乾燥可能な乾燥炉において、前記
炉体に、熱風の流路横断面積を前記背高ワーク中央部と
同一高さ領域において実質的に減少させる絞り部を設け
たことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成による本考案の場合、炉体内を搬送さ
れる背高ワークは熱風によって加熱乾燥される。この
際、熱風は、絞り部を通過するときにその流路横断面積
が強制的に減少されるので上昇速度は増幅され背高ワー
クの中央部と接触する流量は増大される。これにより、
背高ワーク中央部への熱伝達が促進されることになり、
当該ワーク中央部の加熱不足が解消される。
【0015】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づき説明する。本
乾燥炉は、図1に示す如く、基本的構成(炉体1、搬送
手段5、熱風形成手段10等)が従来例(図3,図4)
と同様とされ、絞り部(31)によって熱風Qの流路横
断面積を減少させることにより背高ワークWの中央部W
mと接触する熱風流量を増大させて熱伝達を促進可能に
形成されている。なお、従来例(図3,図4)と共通す
る構成要素については同一の符号を付し、その説明は省
略もしくは簡略化する。
【0016】絞り部は、熱風Qの流路横断面積を背高ワ
ークWの中央部Wmと同一高さ領域において実質的に減
少する手段である。本実施例においては、絞り部は、背
高ワークWの中央部Wmおよび上部Wuと対向するよう
に当該ワークWの両側に配設された断面仕切板31,3
1より形成されている。この断面仕切板31は、炉体1
の内側壁面に取付部材を介して取り付けられており、熱
輻射性に富んだ板部材より形成されている。この板部材
としては、平滑表面処理鋼板、平滑黒皮薄鋼板、黒皮状
薄鋼板等が挙げられるが、本実施例では黒皮薄鋼板が選
定されている。
【0017】次に、本実施例の作用について説明する。
炉体1内を搬送される背高ワークWは熱風Qによって加
熱乾燥される。この際、熱風Qは、絞り部(断面仕切板
31,31間)を通過するときにその流路横断面積が強
制的に減少されるので上昇速度は増幅され背高ワークW
の中央部Wmと接触する流量は増大される。これによ
り、背高ワーク中央部Wmへの熱伝達が促進されること
になり、当該ワーク中央部Wmの加熱不足が解消され
る。
【0018】しかして、この実施例によれば、炉体1に
熱風の流路横断面積を背高ワークWの中央部Wmと同一
高さ領域において実質的に減少させる絞り部(31,3
1)を設けた構成としたので、当該ワーク中央部Wmに
おいて熱風Qの上昇速度は増幅されて当該ワーク中央部
Wmへの熱伝達が促進される。その結果、背高ワークW
の中央部Wmの加熱不足を解消することができる。
【0019】また、断面仕切板31を黒皮薄鋼板より形
成したので、加熱された鋼板面の熱軸射により背高ワー
クWの中央部Wmの温度上昇の促進を一段と図ることが
でき、より一層効率よく当該中央部Wmの加熱不足を解
消することができる。
【0020】なお、絞り部を、背高ワーク中央部Wmと
対向配設された断面仕切板31,31より形成したが、
当該ワーク中央部Wmの周囲を流れる熱風の実質的流路
横断面積を減少させることができれば、どのように形成
してもよい。例えば、絞り部を、図2に示す如く、背高
ワーク中央部Wmと対向配設されたフィン部材32,3
2より形成してもよい。フィン部材32は、支軸部材3
4を介して上下方向に所定間隔で配設された複数個の水
平板部材33より形成される。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、炉体に熱風の流路横断
面積を背高ワーク中央部と同一高さ領域において実質的
に減少させる絞り部を設けた構成としたので、背高ワー
クの中央部の加熱不足を解消して当該ワークを均一加熱
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を説明するための横断面図であ
る。
【図2】同じく、絞り部の変形例を説明するための図で
ある。
【図3】乾燥炉の従来構成を示す横断面図である。
【図4】同じく、側断面図である。
【図5】背高ワークの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 炉体 10 熱風形成手段 31 断面仕切板(絞り部) 32 フィン部材(絞り部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 9/00 - 9/40 F26B 15/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体内の下部から上部へ向けて上昇する
    熱風を形成する熱風形成手段を有し、当該熱風によって
    炉体内を搬送される背高ワークを加熱乾燥可能な乾燥炉
    において、 前記炉体に、熱風の流路横断面積を前記背高ワーク中央
    部と同一高さ領域において実質的に減少させる絞り部を
    設けたことを特徴とする乾燥炉。
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