JP2598447Y2 - ドラム型記録装置 - Google Patents

ドラム型記録装置

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JP2598447Y2
JP2598447Y2 JP1993038633U JP3863393U JP2598447Y2 JP 2598447 Y2 JP2598447 Y2 JP 2598447Y2 JP 1993038633 U JP1993038633 U JP 1993038633U JP 3863393 U JP3863393 U JP 3863393U JP 2598447 Y2 JP2598447 Y2 JP 2598447Y2
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recording
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recording drum
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町田俊文
中村雅司
折田賢哉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、記録ドラムを正逆回転
することにより記録紙を移動するとともに、記録紙の移
動方向と直交する方向に記録部を移動することにより所
望の記録を行うドラム型記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のドラム型記録装置は、記録紙の
両側に列状に設けられた送り穴に係合するスプロケット
歯を記録ドラムの両端部に設け、このスプロケット歯と
記録紙の送り穴を係合させるとともに、記録ドラムを正
転或いは逆転させて記録紙を搬送し、記録紙の搬送方向
と直交する方向に記録ヘッドを移動させることにより、
所望の記録を行うよう構成されている。
【0003】また、この種の記録装置では、記録紙が記
録ドラムに密着し、常に一体となって正転及び逆転する
ことが必須要件であり、特にプロッタ等の高速で記録を
行う記録装置においては、記録ドラムが急激な加減速を
伴って記録紙を搬送する場合に、記録ドラム及び記録紙
に無理な力が加わることがなく、且つ記録紙が記録ドラ
ムに追従するよう構成する必要がある。このため、従来
の装置においては、記録ドラムの前後部分に記録紙の幅
と同等な大きさを有するバキュームチャンバを設け、こ
のバキュームチャンバ内に記録紙を所定量弛ませて垂下
部を形成すると同時に、バキュームチャンバの底部に設
けた吸引手段によりチャンバ内を負圧状態にして記録紙
を記録ドラムに密着させ、また、この記録紙の垂下量を
検出して記録紙の送り出し,巻取り量を制御するように
して、常時所定の垂下部を形成するように構成されてい
る。以上の構成により、バキュームチャンバ内の吸引手
段は記録紙を記録ドラムに密着させる張力付与部として
作用し、また、バキュームチャンバ内に形成される垂下
部は、記録ドラムの急激な移動に対する緩衝部として作
用する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のドラム型記録装
置においては、上述の通り、記録紙に対する張力付与お
よび急激な加減速を伴う記録紙移動の緩衝のために、記
録ドラムの前後部分に記録紙の垂下部を形成し、これを
包含する大きさのバキュームチャンバを、記録ドラムの
前後部分にそれぞれ設置する必要があり、これにより記
録装置全体が非常に大型化してしまうという不具合を生
じていた。
【0005】本考案は、上述の欠点に鑑み、バキューム
チャンバを設けずに装置全体を大型化することなく、記
録紙を記録ドラムに密着させ、且つ安定した記録紙の垂
下部を形成することができるドラム型記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、記録紙の両側に列状に設けられた送り穴
に係合するスプロケット歯を円筒型の記録ドラムの両端
部に設け、このスプロケット歯と記録紙の送り穴を係合
させるようにして記録紙を記録ドラムに載置し、記録ド
ラムを正逆回転することにより記録紙を送るとともに、
この記録紙の送り方向と直行する方向に記録部を移動す
ることにより所望の記録を行うドラム型の記録装置にお
いて、この記録ドラムの径より小なる開口部を有すると
ともに、記録紙が載置される記録ドラムの円筒面が全周
の半分以上露出するように、所定の隙間をもってこの開
口部より記録ドラムの一部を覆うように設けられた紙送
りガイドと、記録ドラムと紙送りガイドの隙間より空気
を吸引して記録紙を記録ドラムの表面に吸着させる吸引
手段を設けて構成した。
【0007】
【作用】吸引手段により、記録紙と記録ドラムの間の空
気は記録ドラムと紙送りガイドの隙間からガイド部材内
に吸引され、これにより記録紙は記録ドラムに密着す
る。また、ガイド部材の開口部分が記録ドラムの径より
小さく形成されているので、記録紙は記録ドラムの略半
分の表面に密着すると共に、安定した垂下部を形成す
る。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて、本考案のドラム型記録
装置について説明する。図1および図2は、本考案に係
るドラム型記録装置を示す説明図で、図において、1は
記録ドラム,2は紙送りガイド,3は記録紙吸引手段と
してのファン,4は記録紙,5は記録ヘッドである。
【0009】図1に示されるように、紙送りガイド2
は、上部に開口部を有した容器状に形成されており、こ
の開口部の大きさlは、記録ドラム1の径Lよりも小と
なるよう形成されている(紙送りガイドの開口部l<記
録ドラムの径L)。紙送りガイド2は、開口部より記録
ドラム1の記録面側(記録ヘッド5に対向している側)
の反対側(図の下方向)の一部分、すなわち記録紙4が
載置される記録ドラムの円筒面が全周の半分以上露出す
るようにして、所定の隙間13を設けて覆うように配置
される。紙送りガイド2の底部23には吸引手段として
のファン3が設けられ、このファン3は、紙送りガイド
2内の空気および隙間13より記録紙4と記録ドラム1
の間の空気を吸引する。
【0010】次に本考案のドラム型記録装置の記録動作
を図1を参照して説明する。本考案のドラム型記録装置
において記録を行う際は、先ず、記録紙4を記録ドラム
1上に載置する。この際、記録紙4の送り穴が記録ドラ
ム1の両端に設けられたスプロケット歯11(図示せ
ず)に係合するように載置する。この状態で、ファン3
を作動させると、紙送りガイド2と記録ドラム1の間の
隙間13より、記録紙4と記録ドラム1の間の空気およ
び紙送りガイド2内の空気が吸引される。これにより記
録紙4は記録ドラム1に吸着する。この状態で記録ドラ
ム1を正逆方向に回転させると共に、記録ヘッド5を記
録紙の送り方向と直交する方向に移動させることによ
り、記録紙4に所望の記録を行う。この記録動作中はフ
ァン3を連続して作動させることにより、記録紙4が記
録ドラム1の回転により紙送りが行われても、隙間13
より記録紙4と記録ドラム1の間の空気が絶えず吸引さ
れるので、記録紙4を常時記録ドラム1に吸着させるこ
とができる。
【0011】また、紙送りガイド2の開口部を記録ドラ
ム1の径よりも小さく形成することにより、記録紙4を
記録ドラム1の略半分の表面で保持することができるの
で、記録ドラム1の記録紙4保持面を最大とすることが
でき、記録ドラム1の回転力を記録紙4に伝達し易く、
急激な加減速を伴う記録ドラム1の移動にも記録紙4が
追従できる。また、紙送りガイド2の開口部を記録ドラ
ムの径より小なる大きさで形成し、記録紙4を記録ドラ
ム1の上部の略半分の表面で保持しているので、ファン
3の吸引力を脱した記録紙4は、紙送りガイド2の両側
部分21,22に沿って垂直方向に移動する。これによ
り、記録紙の移動の際に、記録紙が暴れを起こすことが
なく、緩衝部としての記録紙の垂下部を安定した状態で
形成することができる。
【0012】図2は本考案の別の実施例を示す図で、図
2に示す装置は、図1に示される装置の記録ドラム1の
記録範囲(両側のスプロケット歯11に挟まれる部分)
の両端部分に、ドラムの円周方向に凹状の溝12を設け
たものである。これにより、記録紙4は、隙間13より
吸着されて、記録ドラム1の上部の略半分の表面で保持
されるとともに、記録紙4と溝12により形成される空
間が負圧状態となるので、スプロケット歯11の近傍部
分は記録ドラムの円周方向にわたってその表面に吸着さ
れるので、記録紙4の送り穴とスプロケット歯11を常
時安定して係合させることができる。
【0013】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案のドラム型
記録装置においては、記録ドラムの径より小なる開口部
を有する記録紙ガイド部材と記録紙吸引手段を記録ドラ
ムの記録部分の反対側に設けるとともに、記録紙ガイド
部材と記録ドラムの隙間より空気を吸引するよう構成し
たので、記録紙を記録ドラムの記録部側略半分の表面に
密着させると共に、安定した垂下部を形成することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のドラム型記録装置を示す説明図であ
る。
【図2】本考案の第2の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 記録ドラム 2 紙送りガイド 3 ファン 4 記録紙 5 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43L 13/00 B41J 11/02 - 11/13 B41J 11/26 - 11/34 B41J 13/22 B41J 15/04

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の両側に列状に設けられた送り穴
    に係合するスプロケット歯を円筒型の記録ドラムの両端
    部に設け、このスプロケット歯と記録紙の送り穴を係合
    させるようにして記録紙を記録ドラムに載置し、記録ド
    ラムを正逆回転することにより記録紙を送るとともに、
    この記録紙の送り方向と直交する方向に記録部を移動す
    ることにより所望の記録を行うドラム型記録装置におい
    て、 上記記録ドラムの径より小なる大きさの開口部を有し、
    記録紙が載置される記録ドラムの円筒面が全周の半分以
    上露出するように、所定の隙間をもってこの開口部によ
    記録ドラムの一部を覆うよう設けられる紙送りガイド
    と、前記記録ドラムと紙送りガイドの隙間より空気を吸
    引して記録紙を記録ドラムの表面に吸着させる吸引手段
    を有することを特徴とするドラム型記録装置。
  2. 【請求項2】 上記記録ドラムの両側に設けられたスプ
    ロケット歯の間の表面に凹状の溝を設けたことを特徴と
    する、請求項1記載のドラム型記録装置。
JP1993038633U 1993-06-22 1993-06-22 ドラム型記録装置 Expired - Fee Related JP2598447Y2 (ja)

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