JP2597280Y2 - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2597280Y2
JP2597280Y2 JP1992091172U JP9117292U JP2597280Y2 JP 2597280 Y2 JP2597280 Y2 JP 2597280Y2 JP 1992091172 U JP1992091172 U JP 1992091172U JP 9117292 U JP9117292 U JP 9117292U JP 2597280 Y2 JP2597280 Y2 JP 2597280Y2
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JP
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pin
print head
carriage
flange
guide groove
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JP1992091172U
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JPH0649047U (ja
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庄八 仁平
誠 河崎
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印字ヘッド駆動機構を
有するプリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置の印字ヘッドの駆動
機構としては、例えば、実開昭61ー78639号公報
に記載されているようなものがある。このような従来の
プリンタ装置の印字ヘッドの駆動機構にあっては、無端
状ベルトの幅方向両側から突出したピンの両端部を、印
字ヘッドのキャリッジの上面板及び下面板に設けた案内
溝に係合する構造となっていたため、ベルト本体に対す
るピンの倒れを防止することはできるが、プーリの軸を
通過させるための切欠きを当該キャリッジに設けている
ことから、キャリッジの中央部分における剛性が著しく
弱くなり、キャリッジが印字圧力により振動し或は弾性
変形して印字ウスレ等の悪影響が生じるという問題点が
あった。また、前記従来の印字ヘッド駆動機構の下面板
に設けた案内溝が切欠きにより切断されて不連続となっ
ているため、ピンが一方の案内溝から他方の案内溝へ移
る際に切欠きと干渉を起すことがあり、キャリッジ駆動
の作動不良が生じ易いという問題点もあった。そこで本
出願人は先に、無端状ベルトに固着したピンの一方を長
く突出し、その突出部をキャリッジの案内溝に係合して
当該ピンの倒れを防止することにより前記問題点を解決
する考案を行った(実願昭62ー91383号、実開昭
63ー201748号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この考
案(実願昭62ー91383号、実開昭63ー2017
48号)においても、ピンの倒れを防止するため、ピン
を長くして、この長い部分を係合するキャリッジの案内
溝で受けているので、キャリッジを厚くしなければなら
ず、多くのスペースを必要とするという問題点があっ
た。本考案は前記考案の改良に係る考案であって、ピン
にフランジを形成し、印字ヘッドの案内溝に前記ピンの
フランジと係合する係合部を形成して、ピンの倒れを防
ぐことにし、スペースを稼ぎ、プリンタの小型化を図る
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決し、本
考案の目的を達成するため、本考案に係るプリンタ装置
は、印字ヘッドと、この印字ヘッドを保持してガイドレ
ールに沿って移動可能なキャリッジと、一方向に回転す
る無端ベルトと、この無端ベルトに固着したピンとを有
し、当該ピンが前記キャリッジに設けられた案内溝と係
合することで、前記印字ヘッドが前記ピンの駆動力によ
りガイドレールに沿って往復移動させる印字ヘッド駆動
機構を有するプリンタ装置において、前記ピンにはフラ
ンジを形成し、前記キャリッジには前記ピンが摺動自在
に係合する案内溝と前記フランジが摺動自在に係合する
係合用の溝と前記フランジを収納するための空洞部とを
形成したことを特徴とし、また、前記印字ヘッドの案内
溝にピンの逃げ部を形成し、当該ピンの逃げ部に前記ピ
ンのフランジと摺動自在に係合する係合部を形成したこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案は、ピンにフランジを形成し、印字ヘッ
ドの案内溝に前記ピンのフランジと係合する係合部を形
成することにより、ピンのフランジと案内溝の係合部と
を係合させて、ピンの倒れを防ぐことにしたので、ピン
を短くすることができ、その分スペースを稼ぎ、プリン
タの小型化を図ることができる。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係るプリンタ装置の第1実施
例の全体斜視図、図2は第1実施例の要部の断面図、図
3は第2実施例の要部の斜視図、図4は第2実施例の要
部の断面図である。ここで、10は無端状ベルト、11
はベルト本体、12はピン、12aはフランジ、13は
歯、18は駆動側タイミングプーリ、19は従動側タイ
ミングプーリ、18a、19aはピン受溝、20は減速
ギア機構、21はモータ、22はスリット、23はタイ
ミングディスク、24はフォトセンサ、25はキャリッ
ジ、26はベルト溝、27は透孔、28は支持溝、2
9、30はガイドレール、31は案内溝、31a、31
bはピンの逃げ部、31kは係合用の溝、32は印字ヘ
ッド、32aは溝を形成する板状部分、32kは係合用
の溝、33はカラーリボン、34はプラテン、35は用
紙を示す。
【0007】第1実施例のプリンタ装置は、ピン12を
固着した、一方向に回転する無端状ベルト10と、前記
ピン12と係合する案内溝31を形成し、且つガイドレ
ール29、30に移動可能に支持した印字ヘッド32と
を有し、前記ピンの駆動力により印字ヘッドをガイドレ
ールに沿って往復移動させる印字ヘッド駆動機構を有す
る。無端状ベルト10は、無端状に連続したベルト本体
11と、このベルト本体11に固着したピン12とから
なる。ベルト本体11は、その内側に長手方向の断面形
状が台形をなす歯13を等間隔に多数有しており、その
歯13の1つに関連してピン12をベルト本体11に固
着している。当該無端状ベルト10は、所定間隔を隔て
て互いに平行に配設した駆動側タイミングプーリ18、
従動側タイミングプーリ19の両タイミングプーリ間に
掛け渡してある。各タイミングプーリ18、19の外周
にはピン12との係合を許容するための半円形のピン受
溝18a、19aを、その係合タイミングを考慮して所
定位置にそれぞれ設けている。かかるタイミングプーリ
18、19は、図示しないプリンタ本体に回転自在に支
持されているとともに、駆動側タイミングプーリ18に
は減速ギア機構20を介してモータ21の駆動力を伝達
可能に構成している。
【0008】減速ギア機構20は、駆動側タイミングプ
ーリ18の回転軸に固定したプーリ側ギア20aと、モ
ータ21の回転軸に固定したモータ側ギア20bと、両
ギア20a、20bに個別に歯合し且つ互いに一体をな
す2個の中間ギア20c、20dとから構成している。
そして、モータ側ギア20bには、モータ21の回転軸
を中心として複数のスリット22を設けたタイミングデ
ィスク23を取り付けているとともに、そのタイミング
ディスク23にはフォトセンサ24を臨ませて設け、こ
れらタイミングディスク23とフォトセンサ24とでプ
リンタヘッド32の印字タイミング検出器を構成してい
る。
【0009】印字ヘッド32はその下面に、直方体状に
形成したキャリッジ25を一体に取り付け、その長手方
向中途部の下側には、下方に開口し且つ幅方向に連続す
るベルト溝26を設けている。更にキャリッジ25に
は、上記ベルト軸26と平行にして、幅方向に貫通する
透孔27と長手方向に開口し且つ幅方向に連続する支持
溝28とを設けている。そしてキャリッジ25の透孔2
7には、プリンタ本体に両端を支持した第1のガイドレ
ール29を摺動自在に挿通しているとともに、支持溝2
8には、同じくプリンタ本体に両端を支持した第2のガ
イドレール30を摺動自在に係合し、このようにしてキ
ャリッジ25を、無端状ベルト10を挟むように平行に
配設した第1及び第2のガイドレール29、30により
摺動自在に支持している。
【0010】更に、印字ヘッド32のキャリッジ25の
長手方向中央部には、これを上下に貫通して下端がベル
ト溝26内に開口し且つ当該ベルト溝26内に配設した
無端状ベルト10と交差するように長手方向に延びる案
内溝31を設けている。この案内溝31には無端状ベル
ト10に設けたピン12が係合し、このピン12の駆動
力により、キャリッジ25が2本のガイドレール29、
30に案内されてその軸方向へ移動する。
【0011】ピン12にはフランジ12aを形成し、前
記印字ヘッドの案内溝31には前記ピンのフランジ12
aと係合する係合部31kを形成する。本第1実施例
は、図1、図2に示されるように、ピン12のフランジ
12aと係合する印字ヘッド32の案内溝31の係合部
31kとが係合しているので、印字ヘッド32のキャリ
ッジ25が移動するに当り、従来の直線状の案内溝の場
合には、ピンを長くしなければピンの倒れを防ぐことが
できなかったが、本第1実施例の場合は、ピン12のフ
ランジ12aと係合部31kと係合していることにより
ピンの倒れを防ぐことができ、従ってピンを短くするこ
とができて、その分スペースを稼ぎ、プリンタの小型化
を図ることができる。
【0012】なお、33は印字ヘッド32の全面に臨ま
せた2色のカラーリボン、34は印字ヘッド32の全面
に配設したプラテンであり、このプラテン34上に供給
された用紙35に印字ヘッド32がカラーリボン33を
介して2色で印字する。
【0013】次に本第1実施例の動作について説明す
る。モータ21の回転力を減速ギア機構20を介して駆
動側タイミングプーリ18に伝達し、その回転力で無端
状ベルト10を矢印Y方向に走行させると、無端状ベル
ト10に設けたピン12が移動する。このピン12が案
内溝31に係合しているので、案内溝31を設けたキャ
リッジ25がピン12と同方向に移動する。ここで、印
字ヘッド32のキャリッジ25が移動するに当り、ピン
12のフランジ12aと係合するキャリッジ25の案内
溝31の係合用の溝31kと係合しているので、ピンが
短くてもピンの倒れを防ぐことができ、従ってピンを短
くした分スペースを稼ぎ、プリンタの小型化を図ること
ができる。
【0014】第2実施例は、図3に示されるように、印
字ヘッド32にピンの逃げ部31a、31bを形成した
案内溝31に係合部を設けたものである。すなわち、ピ
ン12にフランジ12a、12aを付け、係合用の溝3
2kを形成する板状部分32aをピンのフランジ12
a、12aで挟んで、ピンの倒れを防ぐように形成した
ものである。この第2実施例においては、印字ヘッド3
2が移動し、ピン12がピン受溝18a、19aと係合
して、タイミングプーリ18、19の周囲を半周する場
合にも、ピン12がピンの逃げ部31a、31bの部分
を移動するので、このピンの逃げ部31a、31bに相
当する長さの間だけ印字ヘッド32が移動を停止するた
め印字ヘッドの移動範囲が小さくなり、プリンタの幅を
小さくすることができる。従ってピンの逃げ部を設ける
ことによってプリンタの幅を小さくし、プリンタの小型
化を図ることができる。なお、図3には印字ヘッドのガ
イドが図示してないが、印字ヘッド全体はガイドにより
往復動する。また、第2実施例はピンの逃げ部を円弧状
に形成したものであるが、ピンの逃げ部の形状は円弧状
に限定されるものではなく、例えば当該円弧状に外接す
る四角形状であっても良い。
【0015】
【考案の効果】本考案に係るプリンタ装置は上記のよう
に、ピンにフランジを形成し、印字ヘッドの案内溝に前
記ピンのフランジと摺動自在に係合する係合部を形成し
てあるので、ピンの倒れを防ぐごとができ、従ってピン
を短くすることができて、その分スペースを稼ぎ、プリ
ンタの小型化を図ることができるという効果を有する。
また、印字ヘッドの案内溝にピンの逃げ部を設けた場合
には、印字ヘッドが移動し、ピンがピン受溝と係合し
て、タイミングプーリの周囲を半周する場合にも、ピン
がピンの逃げ部の部分を移動するので、このピンの逃げ
部に相当する長さの間だけ印字ヘッドが移動を停止する
ため印字ヘッドの移動範囲が小さくなり、プリンタの幅
を小さくすることができ、プリンタの小型化を図ること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリンタ装置の第1実施例の全体
斜視図である。
【図2】第1実施例の要部の断面図である。
【図3】第2実施例の要部の斜視図である。
【図4】第2実施例の要部の断面図である。
【符号の説明】
10 無端状ベルト 11 ベルト本体 12 ピン 12a フランジ 13 歯 18 駆動側タイミングプーリ 19 従動側タイミングプーリ 18a、19a ピン受溝 20 減速ギア機構 21 モータ 22 スリット 23 タイミングディスク 24 フォトセンサ 25 キャリッジ 26 ベルト溝 27 透孔 28 支持溝 29、30 ガイドレール 31 案内溝 31a、31b ピンの逃げ部 31k 係合用の溝 32 印字ヘッド 32a 溝を形成する板状部分 32k 係合用の溝 33 カラーリボン 34 プラテン 35 用紙

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドと、この印字ヘッドを保持し
    てガイドレールに沿って移動可能なキャリッジと、一方
    向に回転する無端ベルトと、この無端ベルトに固着した
    ピンとを有し、当該ピンが前記キャリッジに設けられた
    案内溝と係合することで、前記印字ヘッドが前記ピンの
    駆動力によりガイドレールに沿って往復移動させる印字
    ヘッド駆動機構を有するプリンタ装置において、前記ピ
    ンにはフランジを形成し、前記キャリッジには前記ピン
    が摺動自在に係合する案内溝と前記フランジが摺動自在
    に係合する係合用の溝と前記フランジを収納するための
    空洞部とを形成したことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記印字ヘッドの案内溝にピンの逃げ部
    を形成し、当該ピンの逃げ部に前記ピンのフランジと
    動自在に係合する係合部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載のプリンタ装置。
JP1992091172U 1992-12-16 1992-12-16 プリンタ装置 Expired - Lifetime JP2597280Y2 (ja)

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JPH0649047U JPH0649047U (ja) 1994-07-05
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JPH0649047U (ja) 1994-07-05

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