JP2596987B2 - 張り合わせ石鹸および複数の異種石鹸の張り合わせ方法 - Google Patents
張り合わせ石鹸および複数の異種石鹸の張り合わせ方法Info
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- JP2596987B2 JP2596987B2 JP26553488A JP26553488A JP2596987B2 JP 2596987 B2 JP2596987 B2 JP 2596987B2 JP 26553488 A JP26553488 A JP 26553488A JP 26553488 A JP26553488 A JP 26553488A JP 2596987 B2 JP2596987 B2 JP 2596987B2
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- Japan
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- soaps
- different kinds
- soap
- vacuum
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、色彩、材質、模様等が異なる複数の異種石
鹸を張り合わせて形成する石鹸およびその石鹸の張り合
わせた方法に係るものであって、複数の異種石鹸を組み
合わせることにより、趣味感の高い石鹸を得ようとする
ものである。
鹸を張り合わせて形成する石鹸およびその石鹸の張り合
わせた方法に係るものであって、複数の異種石鹸を組み
合わせることにより、趣味感の高い石鹸を得ようとする
ものである。
従来の技術 従来、色彩、材質、模様等が異なる複数の異種石鹸を
張り合わせた石鹸を得ようとする場合には、一般的に接
着剤が使用されている。しかしながら、接着剤を用いる
には当然の事ながら接着剤の塗布作業を行わねば成ら
ず、作業性が悪いとともにこの接着剤が外部にはみ出
し、この除去作業に手数を要するものとなる。また透明
石鹸の張り合わせの場合には、接着面が接着剤によって
明確となったり、接着面に気泡が混入し、この混入が外
部から目視できるため、体裁を悪くする等の欠点を有し
ている。
張り合わせた石鹸を得ようとする場合には、一般的に接
着剤が使用されている。しかしながら、接着剤を用いる
には当然の事ながら接着剤の塗布作業を行わねば成ら
ず、作業性が悪いとともにこの接着剤が外部にはみ出
し、この除去作業に手数を要するものとなる。また透明
石鹸の張り合わせの場合には、接着面が接着剤によって
明確となったり、接着面に気泡が混入し、この混入が外
部から目視できるため、体裁を悪くする等の欠点を有し
ている。
またこの欠点を除去するために、成形型によって、複
数の異種石鹸を成形圧着する方法が知られているが、こ
の方法は成形圧着を大気圧中で行うため、圧着面に気泡
が混入し、透明石鹸の場合には外観的体裁が悪いととも
に気泡によって実効接着面積が狭くなったり、またこの
気泡が、圧着により発熱して石鹸を溶かし、圧着強度を
更に低下させる原因となり、使用中に剥離する欠点を有
していた。
数の異種石鹸を成形圧着する方法が知られているが、こ
の方法は成形圧着を大気圧中で行うため、圧着面に気泡
が混入し、透明石鹸の場合には外観的体裁が悪いととも
に気泡によって実効接着面積が狭くなったり、またこの
気泡が、圧着により発熱して石鹸を溶かし、圧着強度を
更に低下させる原因となり、使用中に剥離する欠点を有
していた。
発明が解決しようとする問題点 本発明は上述のごとき問題点を解決しようとするもの
であって、色彩、材質、模様等が異なる複数の異種石鹸
を張り合わせて趣味感の高い石鹸を得ようとする場合
に、接着剤を用いずに張り合わせを行いながら、張り合
わせ面に気泡の混入もなく、また張り合わせ強度を高く
し、剥離等を生じることのない張り合わせ石鹸を得よう
とするものである。
であって、色彩、材質、模様等が異なる複数の異種石鹸
を張り合わせて趣味感の高い石鹸を得ようとする場合
に、接着剤を用いずに張り合わせを行いながら、張り合
わせ面に気泡の混入もなく、また張り合わせ強度を高く
し、剥離等を生じることのない張り合わせ石鹸を得よう
とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上述のごとき問題点を解決するため、減圧状
態とした真空成形型内で、複数の異種石鹸を加圧し張り
合せて形成したものである。
態とした真空成形型内で、複数の異種石鹸を加圧し張り
合せて形成したものである。
またこの張り合わせ石鹸を製造するには、真空ポンプ
に接続した真空成形型内に、張り合わせるべき複数の異
種石鹸を挿入し、この挿入後、複数の異種石鹸を押圧し
得る方向から、石鹸を押圧することなく押圧金型を真空
成形型内に挿入し、真空成形型内を気密的に保持すると
ともに真空ポンプを作動して真空成形型内を減圧状態と
した後、押圧金型で複数個の異種石鹸を押圧し、異種石
鹸を固着して張り合せる事を特徴として成るものであ
る。
に接続した真空成形型内に、張り合わせるべき複数の異
種石鹸を挿入し、この挿入後、複数の異種石鹸を押圧し
得る方向から、石鹸を押圧することなく押圧金型を真空
成形型内に挿入し、真空成形型内を気密的に保持すると
ともに真空ポンプを作動して真空成形型内を減圧状態と
した後、押圧金型で複数個の異種石鹸を押圧し、異種石
鹸を固着して張り合せる事を特徴として成るものであ
る。
作 用 上述のごとく構成したものに於いて、真空ポンプに接
続した真空成形型内に、色彩、材質、模様等が異なる、
張り合わせるべき複数の異種石鹸を挿入し、この挿入
後、複数の異種石鹸を押圧し得る方向から、石鹸に接触
しない位置まで押圧金型を挿入し、真空成形型内を気密
的に保持する。次に真空ポンプを作動して、真空成形型
内を減圧状態、好ましくは真空状態とした後、押圧金型
で複数個の異種石鹸を押圧し、この異種石鹸を固着して
張り合せる。
続した真空成形型内に、色彩、材質、模様等が異なる、
張り合わせるべき複数の異種石鹸を挿入し、この挿入
後、複数の異種石鹸を押圧し得る方向から、石鹸に接触
しない位置まで押圧金型を挿入し、真空成形型内を気密
的に保持する。次に真空ポンプを作動して、真空成形型
内を減圧状態、好ましくは真空状態とした後、押圧金型
で複数個の異種石鹸を押圧し、この異種石鹸を固着して
張り合せる。
この異種石鹸の張り合わせは、真空成形型内を減圧状
態、好ましくは真空状態とすることにより行うから、複
数の石鹸の接触面に介在している空気が、除去若しくは
著しく減少されるため、接触面が空気を介在させる事な
く直接接触できるものとなり、この状態で複数の石鹸を
圧着すれば、石鹸相互は接触面の全部を密に接触し、接
触面全部に渡るアンカー効果によって強固な接着を可能
にする。また複数の石鹸の接着面に空気が介在しないか
ら、空気加圧による発熱もなく、石鹸を溶かすような事
もないから、圧着強度を強くし、使用中の剥離も確実に
防止できるものである。
態、好ましくは真空状態とすることにより行うから、複
数の石鹸の接触面に介在している空気が、除去若しくは
著しく減少されるため、接触面が空気を介在させる事な
く直接接触できるものとなり、この状態で複数の石鹸を
圧着すれば、石鹸相互は接触面の全部を密に接触し、接
触面全部に渡るアンカー効果によって強固な接着を可能
にする。また複数の石鹸の接着面に空気が介在しないか
ら、空気加圧による発熱もなく、石鹸を溶かすような事
もないから、圧着強度を強くし、使用中の剥離も確実に
防止できるものである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に於いて説明すれば、
（１）は真空成形型で、成形筒（２）の下端にオーリン
グ（３）を介して下金型（４）を接続するとともに成形
筒（２）の側面に真空ポンプ（５）の吸引管（６）を接
続する。そして、この成形筒（２）内に、色彩、材質、
模様等が異なる、張り合わせるべき複数の異種石鹸
（７）を挿入し、この挿入後、複数の異種石鹸（７）を
押圧し得る方向から、外周にオーリング（８）を固定し
た押圧金型（10）を石鹸に接しないように成形筒（２）
内に挿入し、真空成形型（１）の成形筒（２）を気密的
に保持する。次に真空ポンプ（５）を作動して真空成形
型（１）の成形筒（２）内を減圧状態とする。この減圧
状態は、好ましくは真空とするのが良いが、−750mmHg
程度、少なくとも−650mmHg以上の真空度を必要とす
る。そして成形筒（２）内を減圧状態としたまま、押圧
金型（10）で複数の異種石鹸（７）を押圧し、異種石鹸
（７）を固着して張り合せるものである。この押圧金型
（10）による複数の異種石鹸（７）の、押圧手段そのも
のは、従来公知の任意の方法を用いることが可能である
が、本実施例では最大圧20トンの油圧ピストン（11）
に、手動式の油圧ポンプ（12）を接続して、５〜10トン
の押圧力を押圧金型（10）に加えて圧着を行う。
（１）は真空成形型で、成形筒（２）の下端にオーリン
グ（３）を介して下金型（４）を接続するとともに成形
筒（２）の側面に真空ポンプ（５）の吸引管（６）を接
続する。そして、この成形筒（２）内に、色彩、材質、
模様等が異なる、張り合わせるべき複数の異種石鹸
（７）を挿入し、この挿入後、複数の異種石鹸（７）を
押圧し得る方向から、外周にオーリング（８）を固定し
た押圧金型（10）を石鹸に接しないように成形筒（２）
内に挿入し、真空成形型（１）の成形筒（２）を気密的
に保持する。次に真空ポンプ（５）を作動して真空成形
型（１）の成形筒（２）内を減圧状態とする。この減圧
状態は、好ましくは真空とするのが良いが、−750mmHg
程度、少なくとも−650mmHg以上の真空度を必要とす
る。そして成形筒（２）内を減圧状態としたまま、押圧
金型（10）で複数の異種石鹸（７）を押圧し、異種石鹸
（７）を固着して張り合せるものである。この押圧金型
（10）による複数の異種石鹸（７）の、押圧手段そのも
のは、従来公知の任意の方法を用いることが可能である
が、本実施例では最大圧20トンの油圧ピストン（11）
に、手動式の油圧ポンプ（12）を接続して、５〜10トン
の押圧力を押圧金型（10）に加えて圧着を行う。
この圧着に於いては、複数の異種石鹸（７）の接触面
に介在している空気が、除去若しくは著しく減少された
状態で行われるため、接触面に空気を介在させる事なく
直接接触できるものとなり、この状態で複数の異種石鹸
（７）を圧着すれば、異種石鹸（７）相互は接触面を密
に接触し、接触面全部に渡るアンカー効果によって、強
固な固着を可能にする。また複数の異種石鹸（７）の接
触面に空気が介在しないから、空気加圧による発熱もな
く、石鹸を溶かすような事もないから、圧着強度を強く
し、使用中の剥離も確実に防止できるものである。
に介在している空気が、除去若しくは著しく減少された
状態で行われるため、接触面に空気を介在させる事なく
直接接触できるものとなり、この状態で複数の異種石鹸
（７）を圧着すれば、異種石鹸（７）相互は接触面を密
に接触し、接触面全部に渡るアンカー効果によって、強
固な固着を可能にする。また複数の異種石鹸（７）の接
触面に空気が介在しないから、空気加圧による発熱もな
く、石鹸を溶かすような事もないから、圧着強度を強く
し、使用中の剥離も確実に防止できるものである。
発明の効果 本発明は上述のごとく構成したものであるから、複数
の異種石鹸の圧着は、接触面に空気が介在しないか著し
く減少された状態で行われ、石鹸相互は接触面を密に接
触し、接触面全部に渡るアンカー効果によって、強固な
固着を可能にするとともに固着面に接着剤を用いた場合
のごとく区画が出来ないために、透明石鹸の場合は特に
外観的体裁が良く、色素、材質、模様等が異なる透明石
鹸が一連一体に固着されるため、高度の趣味感を得るこ
とが出来る。また複数の異種石鹸の接触面に空気が介在
しないから、空気加圧による発熱もなく、石鹸を溶かす
ような事もないから、圧着強度を強くし、使用中の剥離
も確実に防止できる。また接着剤を用いる場合のごと
く、固着に塗布等の手数を要することがなく、簡易な固
着を可能にするものである。
の異種石鹸の圧着は、接触面に空気が介在しないか著し
く減少された状態で行われ、石鹸相互は接触面を密に接
触し、接触面全部に渡るアンカー効果によって、強固な
固着を可能にするとともに固着面に接着剤を用いた場合
のごとく区画が出来ないために、透明石鹸の場合は特に
外観的体裁が良く、色素、材質、模様等が異なる透明石
鹸が一連一体に固着されるため、高度の趣味感を得るこ
とが出来る。また複数の異種石鹸の接触面に空気が介在
しないから、空気加圧による発熱もなく、石鹸を溶かす
ような事もないから、圧着強度を強くし、使用中の剥離
も確実に防止できる。また接着剤を用いる場合のごと
く、固着に塗布等の手数を要することがなく、簡易な固
着を可能にするものである。
第１図は本発明の一実施例を示す一部切欠き斜視図であ
る。 （１）……真空成形型、（５）……真空ポンプ （７）……異種石鹸、（10）……押圧金型
る。 （１）……真空成形型、（５）……真空ポンプ （７）……異種石鹸、（10）……押圧金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 英夫 大阪府茨木市三島丘１丁目５―13 資生 堂ホネケーキ工業株式会社内 (72)発明者 亀川 徳彦 大阪府茨木市三島丘１丁目５―13 資生 堂ホネケーキ工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】減圧状態とした真空成形型内で、複数の異
種石鹸を加圧して張り合せた張り合せ石鹸。 - 【請求項２】真空ポンプに接続した真空成形型内に、張
り合わせるべき複数の異種石鹸を挿入し、この挿入後、
複数の異種石鹸を押圧し得る方向から、石鹸を押圧する
ことなく押圧金型を真空成形型内に挿入し、真空成形型
内を気密的に保持するとともに真空ポンプを作動して真
空成形型内を減圧状態とした後、押圧金型で複数個の異
種石鹸を押圧し、異種石鹸を固着して張り合せる事を特
徴とする複数の異種石鹸の張り合せ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26553488A JP2596987B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 張り合わせ石鹸および複数の異種石鹸の張り合わせ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26553488A JP2596987B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 張り合わせ石鹸および複数の異種石鹸の張り合わせ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02113098A JPH02113098A (ja) | 1990-04-25 |
| JP2596987B2 true JP2596987B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17418461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26553488A Expired - Lifetime JP2596987B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 張り合わせ石鹸および複数の異種石鹸の張り合わせ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2596987B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105034444A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-11-11 | 李小国 | 一种手工皂冲压机 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030076140A (ko) * | 2002-03-22 | 2003-09-26 | 손형철 | 가압성형기에 이용되는 형틀 |
-
1988
- 1988-10-21 JP JP26553488A patent/JP2596987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105034444A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-11-11 | 李小国 | 一种手工皂冲压机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02113098A (ja) | 1990-04-25 |
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