JP2596898B2 - かき氷用粉末シロップ - Google Patents
かき氷用粉末シロップInfo
- Publication number
- JP2596898B2 JP2596898B2 JP62243658A JP24365887A JP2596898B2 JP 2596898 B2 JP2596898 B2 JP 2596898B2 JP 62243658 A JP62243658 A JP 62243658A JP 24365887 A JP24365887 A JP 24365887A JP 2596898 B2 JP2596898 B2 JP 2596898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaved ice
- flavor
- syrup
- cyclodextrin
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Seasonings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はかき氷用粉末シロップに関し、詳しくはかき
氷にふりかけた時にかき氷の水分で溶解し、色,味,香
りを発するかき氷用粉末シロップに関する。
氷にふりかけた時にかき氷の水分で溶解し、色,味,香
りを発するかき氷用粉末シロップに関する。
従来からかき氷用シロップとしては液状のものが用い
られているが、かき氷上にふりかけると、かき氷が溶け
てしまい、ボリュームが小さくなってしまうという欠点
があった。また、水分が約50%の液状品であるため、仮
りに1回の使用量を35mlとすると、液比重が約1.23であ
るから1回分の重量は約43gと多い上に、濃度が約50%
の糖液であるので、開栓後は微生物による発酵を防止す
るために冷蔵庫保存が必要であるなどの問題があった。
られているが、かき氷上にふりかけると、かき氷が溶け
てしまい、ボリュームが小さくなってしまうという欠点
があった。また、水分が約50%の液状品であるため、仮
りに1回の使用量を35mlとすると、液比重が約1.23であ
るから1回分の重量は約43gと多い上に、濃度が約50%
の糖液であるので、開栓後は微生物による発酵を防止す
るために冷蔵庫保存が必要であるなどの問題があった。
本発明者は、上記問題点を解消すべく鋭意研究を重ね
た結果、本発明を完成した。
た結果、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、色素,香料および酸味料または
天然果汁をサイクロデキストリンで包接した粉末品およ
び/または顆粒品に甘味料を配合してなるかき氷用粉末
シロップに関する。
天然果汁をサイクロデキストリンで包接した粉末品およ
び/または顆粒品に甘味料を配合してなるかき氷用粉末
シロップに関する。
本発明で用いる色素としては、天然着色料,合成着色
料のいずれでもよく、2種以上を混合して用いてもよ
い。天然着色料としてはベニバナ,ブドウ,クチナシな
ど、合成着色料としては食用赤色102号,食用黄色4
号,食用緑3号などをあげることができる。色素の添加
量はかき氷を着色させる程度により適宜選択すればよい
が、通常は粉末シロップ中に0.01〜1%含まれるように
添加すればよい。
料のいずれでもよく、2種以上を混合して用いてもよ
い。天然着色料としてはベニバナ,ブドウ,クチナシな
ど、合成着色料としては食用赤色102号,食用黄色4
号,食用緑3号などをあげることができる。色素の添加
量はかき氷を着色させる程度により適宜選択すればよい
が、通常は粉末シロップ中に0.01〜1%含まれるように
添加すればよい。
次に本発明で用いる香料は天然香料,調合香料のどち
らも使用することができ、また両者を混合して用いても
良い。香料にはフレーバー系香料,オイル系香料があ
り、特に制限なくどちらも使用できる。これらの香料と
してはペパーミント香料,チェリー香料,バニラ香料,
コーヒー香料,プラム香料,グレープ香料,ストロベリ
ー香料,オレンジ香料,梅酒香料,レモン香料,パイナ
ップル香料などが例示できる。香料の添加量はかき氷に
付与する香りの程度により適宜選択すればよく、通常は
粉末シロップ中に0.01〜2%含まれるように加えればよ
い。
らも使用することができ、また両者を混合して用いても
良い。香料にはフレーバー系香料,オイル系香料があ
り、特に制限なくどちらも使用できる。これらの香料と
してはペパーミント香料,チェリー香料,バニラ香料,
コーヒー香料,プラム香料,グレープ香料,ストロベリ
ー香料,オレンジ香料,梅酒香料,レモン香料,パイナ
ップル香料などが例示できる。香料の添加量はかき氷に
付与する香りの程度により適宜選択すればよく、通常は
粉末シロップ中に0.01〜2%含まれるように加えればよ
い。
さらに、本発明で用いる酸味料としてはクエン酸など
をあげることができる。酸味料の添加量はかき氷に付与
する酸味の程度により適宜選択すればよく、一般的には
粉末シロップ中に0.01〜1%含まれるように加えればよ
い。同様に天然果汁を用いる場合も適切なものを選択し
て適量使用すればよい。
をあげることができる。酸味料の添加量はかき氷に付与
する酸味の程度により適宜選択すればよく、一般的には
粉末シロップ中に0.01〜1%含まれるように加えればよ
い。同様に天然果汁を用いる場合も適切なものを選択し
て適量使用すればよい。
本発明では、上記の色素,香料および酸味料または天
然果汁をサイクロデキストリンで包接する。ここで、サ
イクロデキストリンはブドウ糖が数個α−1,4結合した
環状オリゴ糖であり、種々のものが知られており、たと
えばブドウ糖の数が6個のものをα−サイクロデキスト
リン,7個のものをβ−サイクロデキストリン,8個のもの
をγ−サイクロデキストリンと称している。本発明を実
施する場合、サイクロデキストリンは単品を用いてもよ
く、2種以上を組合せて用いてもよい。
然果汁をサイクロデキストリンで包接する。ここで、サ
イクロデキストリンはブドウ糖が数個α−1,4結合した
環状オリゴ糖であり、種々のものが知られており、たと
えばブドウ糖の数が6個のものをα−サイクロデキスト
リン,7個のものをβ−サイクロデキストリン,8個のもの
をγ−サイクロデキストリンと称している。本発明を実
施する場合、サイクロデキストリンは単品を用いてもよ
く、2種以上を組合せて用いてもよい。
サイクロデキストリンは、その環状構造の内側に親油
性を、外側に親水性を示すために、空洞内に種々の物質
を取り込み、安定化する作用を有している。前記各成分
を包接するには常法によればよく、たとえば一定量のサ
イクロデキストリンに上記の色素,香料および酸味料ま
たは天然果汁を添加し、均一に撹拌,混合することによ
り目的とする包接品が得られる。次いで、常法により乾
燥後、適当な手段にて粉末化あるいは顆粒化すればよ
い。
性を、外側に親水性を示すために、空洞内に種々の物質
を取り込み、安定化する作用を有している。前記各成分
を包接するには常法によればよく、たとえば一定量のサ
イクロデキストリンに上記の色素,香料および酸味料ま
たは天然果汁を添加し、均一に撹拌,混合することによ
り目的とする包接品が得られる。次いで、常法により乾
燥後、適当な手段にて粉末化あるいは顆粒化すればよ
い。
このようにして得られる包接粉末品および/または顆
粒品に甘味料を90〜98%となるように加えて混合すれ
ば、本発明のかき氷用粉末シロップが得られる。ここで
甘味料としては砂糖,果糖のほかステビア甘味料,アス
パルテーム甘味料などの人工甘味料も用いることがで
き、また両者を混合して用いてもよい。
粒品に甘味料を90〜98%となるように加えて混合すれ
ば、本発明のかき氷用粉末シロップが得られる。ここで
甘味料としては砂糖,果糖のほかステビア甘味料,アス
パルテーム甘味料などの人工甘味料も用いることがで
き、また両者を混合して用いてもよい。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例 下記処方によりかき氷用粉末シロップを調製した。 成 分 使用量(固形分中%) サイクロデキストリン 4.0 香 料 0.6 着 色 料 0.2 酸 味 料 0.2 果 糖 57.0 砂 糖 38.0 上記粉末シロップ22gをかき氷上にふりかけたとこ
ろ、溶解して発色すると共に良好な香りも発生した。
ろ、溶解して発色すると共に良好な香りも発生した。
本発明の粉末シロップはほぼ白色で、かき氷上にふり
かけると、かき氷の水分により溶解するので、かき氷が
全く溶けることなく、当初のボリュームのまま食するこ
とができる。その上、シロップが溶けてはじめて着色さ
れ、香りが発せられるという面白味がある。また、水分
が約0.2%と少ないので防湿性の容器で保存する限り、
室温でも半永久的に変質することはない。さらに、使用
量も液状シロップの約半分で同じ甘さにすることかでき
る。なお、本発明の粉末シロップはかき氷の他,プレー
ンヨーグルトや製菓等の分野での利用も期待される。
かけると、かき氷の水分により溶解するので、かき氷が
全く溶けることなく、当初のボリュームのまま食するこ
とができる。その上、シロップが溶けてはじめて着色さ
れ、香りが発せられるという面白味がある。また、水分
が約0.2%と少ないので防湿性の容器で保存する限り、
室温でも半永久的に変質することはない。さらに、使用
量も液状シロップの約半分で同じ甘さにすることかでき
る。なお、本発明の粉末シロップはかき氷の他,プレー
ンヨーグルトや製菓等の分野での利用も期待される。
Claims (1)
- 【請求項1】色素,香料および酸味料または天然果汁を
サイクロデキストリンで包接した粉末品および/または
顆粒品に甘味料を配合してなるかき氷用粉末シロップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62243658A JP2596898B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | かき氷用粉末シロップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62243658A JP2596898B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | かき氷用粉末シロップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6486856A JPS6486856A (en) | 1989-03-31 |
JP2596898B2 true JP2596898B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17107084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62243658A Expired - Lifetime JP2596898B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | かき氷用粉末シロップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596898B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4931817B2 (ja) * | 2005-08-15 | 2012-05-16 | 河淳株式会社 | 商品前出し具 |
JP6148827B2 (ja) * | 2012-06-22 | 2017-06-14 | 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 | 油脂包接組成物及び該組成物を含有する粉末調味料 |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP62243658A patent/JP2596898B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6486856A (en) | 1989-03-31 |
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