JP2596729B2 - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

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JP2596729B2 JP60071870A JP7187085A JP2596729B2 JP 2596729 B2 JP2596729 B2 JP 2596729B2 JP 60071870 A JP60071870 A JP 60071870A JP 7187085 A JP7187085 A JP 7187085A JP 2596729 B2 JP2596729 B2 JP 2596729B2
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    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
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    • H04N3/23Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
    • H04N3/233Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、水平偏向回路に関するものであり、特に
フライバック変成器の負荷の変動が偏向リトレース共振
回路によって生成されるリトレース・パルス電圧に影響
をおよぼすのを防止すると共に、水平偏向巻線で生じた
エネルギ損失を水平リトレース期間中に補充するように
した水平偏向回路に関するものである。
<発明の背景> 左右ピンクッション・ラスタ歪修正回路を具えた水平
偏向回路の一例が「左右ピンクッション修正を行うこと
のできる可変水平偏向回路(Variable Horizontal Defl
ection Circuit Capable of Providing East−West Pin
cushion Correction)」という名称の米国特許第442925
7号明細書中に示されている。同明細書に示されている
回路では、フライバック変成器の巻線および水平偏向巻
線は各々互いに分離された別々のリトレース共振回路を
形成している。この構成によれば、フライバック変成器
のリトレース負荷共振回路と水平偏向巻線のリトレース
共振回路との間の好ましくない相互作用を避けることが
できる。この回路ではピンクッション修正電流源はチョ
ーク・インピーダンスを経て水平偏向巻線に結合されて
いる。
上述の米国特許明細書に示されている回路では、フラ
イバック変成器リトレース共振回路および偏向リトレー
ス共振回路の一方のみがアースされており、他方の共振
回路はリトレース期間中アースから浮いている。リトレ
ース・パルス電圧は水平発振器に同期情報を供給するた
めに使用される。もし偏向リトレース共振回路がアース
されていると、このようなリトレース・パルス同期情報
は偏向リトレース・キャパシタンス回路網から容易に得
られる。しかしながらフライバック変成器リトレース共
振回路はリトレース期間中フローティング状態にあり、
リトレース期間中フライバック変成器をB+電源から切離
すための別の回路を必要とする。
別の構成では、フライバック変成器リトレース共振回
路はアースされており、偏向リトレース共振回路はフロ
ーティングの状態にある。このような構成では、リトレ
ース・パルス同期情報は、偏向リトレース共振回路より
もフライバック変成器の2次巻線からの方がより容易に
得られる。しかしながら2個のリトレース共振回路は互
いに切離されているから、フライバック変成器リトレー
ス・パルス電圧中に含まれる同期情報は、偏向リトレー
ス・パルス電圧中に含まれる所望の同期情報に正確には
対応しない可能性がある。
<発明が解決しようとする課題> 解決しようとする問題点は、従来の水平偏向回路で
は、リトレース期間中フライバック変成器をB+電源から
切離すための別の回路を必要とするか、あるいはフライ
バック変成器リトレース・パルス電圧中に含まれる同期
情報が偏向リトレース・パルス電圧中に含まれる所望の
同期情報に正確に対応しない可能性があるという点であ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明は、偏向リトレース共振回路とフライバック変
成器リトレース共振回路をそれぞれアースに結合すると
共に、リトレース期間中はダイオードによって上記2個
のリトレース共振回路を互いに完全に分離して、リトレ
ース期間中、フライバック変成器をB+電源から切離すた
めの何らの特別な付加回路をも使用することなく同期情
報を偏向リトレース共振回路から容易に取出すことがで
きるラスタ歪修正装置を備えた水平偏向回路を得ること
を目的とする。
本発明のラスタ歪修正装置を備えた水平偏向回路は、
参考として各構成素子毎に後程説明する図示の実施例で
使用されている参考番号を付して示すと、直流電圧源
(例えばB+)と、上記直流電圧源に直流的に結合された
第1の巻線(例えばW1)と負荷回路(例えば30)に結合
された第2の巻線(例えばW4)とを有するフライバック
変成器(例えばT1)と、水平偏向巻線(LH)と、この水
平偏向巻線に結合された第1のリトレース・キャパシタ
ンス(例えばC1、C2、C3)と、上記第1の巻線に結合され
た第2のリトレース・キャパシタンス(例えばCRT
と、上記水平偏向巻線および上記第1の巻線に結合され
ていて水平偏向周波数で動作し、水平偏向巻線中に水平
走査電流を発生させると共に、上記第1の巻線中にエネ
ルギを蓄積するために該第1の巻線に上記直流電源電圧
を供給するスイッチング手段(例えばQ1、D1;Q′1、D′
1)と、上記フライバック変成器および第1の共振回路
(例えば33)から磁気的に分離されており且つこれらフ
ライバック変成器および偏向リトレース共振回路(第1
の共振回路に結合された供給源インダクタンス(例えば
T2)とを具備している。
<作用> 本発明の水平偏向回路では、上記スイッチング手段
(Q1、D1;Q′1、D′1)の動作によりリトレース期間
中、上記水平偏向巻線(LH)と上記第1のリトレース・
キャパシタンス(C1、C2、C3)とにより偏向リトレース共
振回路(第1のリトレース共振回路33)を形成して第1
のパルス電圧(V5)を発生し、また上記第1の巻線
(W1)と上記第2のリトレース・キャパシタンス
(CRT)とによりフライバック変成器リトレース共振回
路(第2のリトレース共振回路32)を形成して上記第1
の巻線中(W1)に蓄積されたエネルギを上記負荷回路に
転送する第2のパルス電圧(V4)を発生するように、水
平トレース期間および水平リトレース期間を特定する。
また、上記スイッチング手段は、上記負荷回路による負
荷期間中、上記2つのリトレース共振回路(32)と(3
3)との間に相互作用が最少になるようにこれら2つの
リトレース共振回路を互いに分離するように作用する。
さらに、上記供給源インダクタンス(T2)は、水平トレ
ース期間中はフライバック変成器(T1)からのエネルギ
を蓄積し、水平リトレース期間中は上記水平偏向巻線
(LR)で生ずる損失を補充するために上記偏向リトレー
ス共振回路中に供給電源電流(i2)を発生させるように
動作する。
<詳細な説明> 第1図はラスタ歪修正回路を具えた水平偏向回路20を
示し、B+電源電圧およびエネルギ源は端子21と、基準電
位にあるアース端子22の点との間に結合されている。端
子21は入力インダクタンスとして作用するフライバック
変成器T1の1次巻線W1に結合されている。1次巻線W1
下側の端子は、水平出力トランジスタQ1、直列接続され
たダンパ・ダイオードD2およびD3、および分離用ダイオ
ードD1からなる水平スイッチング手段の上記水平出力ト
ランジスタQ1のコレクタに結合されている。
ダンパ・ダイオードD2のカソードとアースとの間に
は、S字整形キャパシタCS、磁気的にバイアスされた直
線性修正コイル23および水平偏向巻線LHが直列に接続さ
れている。またダンパ・ダイオードD2のカソードとアー
スとの間には、リトレース・キャパシタC1、C2およびC3
の直列接続からなるリトレース・キャパシタンス回路網
が結合されている。
水平発振器および駆動回路31は水平出力トランジスタ
Q1のベースに水平周波数のスイッチング信号を供給す
る。水平出力トランジスタQ1の動作により、1次巻線W1
中に電流を流通させ、また水平偏向巻線LH中に水平走査
電流i3を流通させる。水平リトレース期間の初期の間で
は、ダンパ・ダイオードD2、D3は水平走査電流i3を流通
させ、フライバック変成器の巻線W1中にダイオードD1
経て電流を流通させる。水平トレース期間の後半では、
水平出力トランジスタQ1はフライバック変成器の巻線W1
から電流を流通させ、またダイオードD1を経て水平走査
電流を流通させる。
水平リトレース期間を開始するために水平出力トラン
ジスタQ1が非導通になると、2個のリトレース共振回路
が形成される。第1のリトレース共振回路である偏向リ
トレース共振回路33は水平偏向巻線LHとリトレース・キ
ャパシタンス回路網C1−C3とによって形成される。この
偏向リトレース共振回路33は偏向巻線LHの両端間にリト
レース・パルス電圧を発生し、またダイオードD1のアノ
ードにリトレース・キャパシタンス回路網C1−C3の両端
間のリトレース・パルス電圧V1を発生する。
第2のリトレース共振回路であるフライバック変成器
リトレース共振回路32はフライバック変成器の1次巻線
W1の入力インダクタンスと、巻線W1とアースとの間に結
合されたフライバック変成器リトレース・キャパシタン
スCRTとによって形成される。リトレース・パルス電圧V
4は、ダイオードD1のカソードに、従ってリトレース・
キャパシタンスCRTの両端間に上記フライバック変成器
リトレース共振回路32によって発生される。
フライバック変成器リトレース・パルス電圧V4の振幅
は偏向リトレース・パルス電圧V1の振幅よりも大であ
り、それによってダイオードD1は逆バイアスされる。こ
れによって、リトレース期間中、ダイオードD1は2個の
リトレース共振回路32、33を互いに分離または減結合
い、フライバック変成器の巻線W1から偏向リトレース共
振回路33へ電流は流れない。
水平トレース期間中、B+電源からのエネルギはフライ
バック変成器の1次巻線W1の入力インダクタンスに蓄積
される、このエネルギはフライバック変成器リトレース
共振回路32に転送される。このエネルギは、高電圧巻線
W4に結合された高電圧回路30のようなフライバック変成
器の2次巻線のそれぞれのものに結合されたリトレース
駆動負荷回路を駆動するに当たって生ずる損失を補充す
る。
高電圧回路30によるフライバック変成器リトレース共
振回路32のビーム電流負荷は、高調波歪を受けたリトレ
ース・パルス電圧V4を発生する。偏向リトレース共振回
路33は分離用ダイオードD1によってフライバック変成器
リトレース共振回路32から切離されているので、ビーム
電流負荷の変動やフライバック変成器T1の他の負荷、例
えば音声負荷の変動によって偏向リトレース・パルス電
圧V1や水平偏向巻線LHの両端間のリトレース・パルス電
圧に重大な歪を与えることはない。
ラスタ歪修正回路34は、ダイオードD6を経て偏向巻線
LHに修正電流i2を供給する供給源となっている。電流i2
は、左右ピンクッション歪のようなラスタ歪修正を与え
ることに加えて、この発明の1つの目的である水平偏向
損失を補充する駆動電力を与えている。
ラスタ歪修正回路34では、垂直偏向回路(図示せず)
から得られた垂直またはフィールド周波数パラボラ波形
修正信号27が通常のパルス幅変調左右制御回路29に供給
される。フィールド周波数の鋸歯状波信号28は制御回路
29に台形歪修正用信号を供給する。パルス幅変調は、偏
向リトレース・キャパシタC2とC3との接続点に結合され
た偏向リトレース・パルス電圧26によって水平偏向と同
期した水平周波数信号で行われる。左右制御回路29によ
って発生され、駆動トランジスタQ2に供給されるパルス
幅変調されたベース駆動電圧が電圧波形VR1として第1
図に示されている。
電流i2を得るために、左右ピンクッション駆動トラン
ジスタQ2の導通期間中、変成器の巻線Waを流れる電流i1
によって左右ピンクッション修正用変成器T2のインダク
タンス中にエネルギが蓄積される。
フライバック変成器T1の2次巻線W3は、供給源インダ
クタンスとして作用する上記変成器T2に対するエネルギ
源または電圧源として作用し、各水平トレース期間の後
半の期間中、トランジスタQ2は導通し、第1図を示す波
形V1、i1、VR1から判るように巻線Wa中に上向きの傾斜電
流i1を発生させる。各水平リトレース期間の開始時に
は、トランジスタQ2はベース駆動電圧VR1によって非導
通状態にされる。
フライバック変成器T1の巻線W3によってダイオードD5
のアノード側に負のリトレース・パルス電圧25が発生
し、このパルス電圧25によって該ダイオードD5は逆バイ
アスされる。
変成器T2の巻線Wa中の電流がリトレースの開始時に急
激に遮断することにより、巻線Wbの点の付された端子は
正になり、第1図の時間t3における電流i2に示すよう
に、巻線WaとWbとの間のエネルギの転送によって巻線Wb
中に電流i2が発生する。電流i2は偏向リトレース・キャ
パシタC1とC2との接続点で偏向リトレース共振回路(第
1のリトレース共振回路)33に流れ込み、水平偏向巻線
におけるエネルギ損失を補充すると共に水平走査電流i3
の左右ピンクッション修正変調を行う。
修正電流i2の水平リトレースの開始時における振幅
を、垂直トレースの上部(開始時)および底部(終了
時)におけるよりも垂直トレースの中央部でより大きく
なるように変化させることにより、垂直トレースの中央
部における水平偏向を大きくして、水平走査電流i3およ
び偏向リトレース・パルス電圧を同様に変化させて、左
右ピンクッション修正を行うことができる。
第1図の波形の時間t2は、頂部および底部のラスタ線
が走査されつつあるときにトレースQ2が導通する各水平
トレース期間内の瞬間を示し、時間t1は中心ラスタ線が
走査されつつあるときの時間を示す。期間t1−t2全体の
位置を水平リトレース期間内の初めの方に進めることに
より、修正電源i2のピーク値を大きくすることができ
る。それによって走査電流i3の振幅は増大あれ、ラスタ
幅は大きくなる。時間t1−t2の位置が遅らされると、走
査電流の振幅は小さくなる。
各水平トレース期間中に左右ピンクッション歪修正用
変成器T2に蓄積されるエネルギの量が多くなればなる
程、修正電流i2の振幅、リトレース・キャパシタC1とC2
との接続点に発生する偏向リトレース・パルス電圧V5
偏向リトレース・パルス電圧V1および走査電流i3の各振
幅は大きくなる。修正電流i2は水平リトレース期間の終
了時の時間t4で0に減少しないことに注意する必要があ
る。従って、時間t4の後、駆動トランジスタQ2が導通に
なるまで、電流i2はダンパ・ダイオードD2およびD3の適
当な一方または双方の導通によって与えられるアース接
続を経て巻線Wb中を循環する。修正電流i2は水平リトレ
ース期間中に0に減少しないので、偏向リトレース・パ
ルス電圧のリトレース時間変調を避けることができる。
このような変調は、水平リトレース期間中にダイオード
D6が非導通になると生ずる。
回路動作の始動期間中は、水平発振器および駆動回路
31、および左右制御回路29のような回路に対するB+電源
線路電圧は第1図には示されていない通常の形態で供給
される。水平発振器および駆動回路31の始動時に、水平
出力トランジスタQ1はそのスイッチング動作を開始し、
フライバック変成器T1の巻線中にフライバック変成器リ
トレース・パルス電圧を発生させる。
ダイオードD1は、フライバック変成器リトレース共振
回路(第2のリトレース共振回路)32から偏向リトレー
ス共振回路33への電力の転送を阻止するので、水平出力
トランジスタQ1のスイッチング動作は、それ自身によっ
ては偏向リトレース・パルス電圧および水平走査電流の
発生を開始させることができない。電圧26のような偏向
リトレース・パルス電圧の発生がなければ、自走発振器
を具えていない代表的な左右制御回路29は、駆動トラン
ジスタQ2に必要な水平周波数スイッチング電圧VR1を発
生させることができない。駆動トランジスタQ2のスイッ
チングが存在しなければ、偏向リトレース・パルス電圧
および水平走査電流の発生を開始させるためのエネルギ
は偏向リトレース共振回路33に流れることは出来ない。
このような状態を解消するために従来は、主整流電源の
ような電圧源からの始動電流源を設け、S字整形キャパ
シタC3の電流路に電流を注入していた。このような構成
は「トランジスタ偏向用の線分離を具えた整流切換安定
器(Commutated Switched Regulator With Line Isolat
ion For Transistor Deflection)」という名称の米国
特許第4362974号明細書中に示されている。
この発明によれば、第1図の水平偏向回路20は、偏向
リトレース共振回路33にエネルギを転送するための別の
始動用電源を必要としない。フライバック変成器T1は定
常動作期間中は偏向巻線LHに電力を転送しなくても、こ
の変成器T1は始動期間中は都合よく電力を転送すること
ができる。フライバック変成器T1の巻線W2によって発生
されるリトレース・パルス電圧24はダイオードD4によっ
て整流され、偏向リトレース・キャパシタC1とC2との接
続点に供給される。巻線W2は初期偏向電力を供給して偏
向リトレース・パルス電圧26を発生させ、左右制御回路
29を始動させると共に水平発振器および駆動回路31に初
期同期情報を供給する。定常動作状態の期間中は偏向リ
トレース・パルス電圧V5の振幅はフライバック変成器の
リトレース電圧24の振幅よりも大で、ダイオードD4は遮
断し、巻線W2を偏向リトレース共振回路33から切離す。
第1図に示すラスタ歪修正回路を具えたこの発明によ
る水平偏向回路20は幾つかの利点をもっている。例え
ば、水平走査電流i3の振幅は端子21におけるB+電圧の変
化には概して無関係になる。水平偏向巻線LHのインピー
ダンスは端子21における選ばれたB+電圧の値に整合して
いる必要はない。フライバック変成器T1のビーム電流負
荷は、従来は白色のクロスハッチ線パターンを表示させ
たときに見られるようなぴくぴくと小さく振動する走査
電流の乱れ(所謂鼠の歯形歪と称される)を生じさせる
ことはない。また走査電流の振幅はB+電圧には比較的無
関係であるので、非常に大きな範囲にわたってラスタの
幅を調整することができる。
第1図の回路の種々の変形も可能である。例えば、ダ
イオードD6とD4との接続点をダイオードD2とD3との接続
点に接続する代わりにダイオードD1とD2との接続点に接
続することもできる。またダイオードD3とキャパシタC2
を省略し、ダイオードD2のアノードを直接接地し、キャ
パシタC1の下側の極板をキャパシタC3の上側の極板に直
接接続してもよい。そして、ダイオードD4とD6との接続
点をダイオードD1とD2との接続点に接続する。
第2図は第1図の回路と同様なラスタ歪修正回路を具
えた水平偏向回路120を示している。この回路120は、利
用できるB+電圧が水平偏向巻線LHに供給される平均トレ
ース電圧よりも低いとき、およびヨークの交換が好まし
くないときに使用して効果がある。第1図および第2図
中の各符号、数値は同じ機能を有しているか、あるいは
同様な量を表わしている。
第2図において、水平出力トレースQ1は直接S字整形
キャパシタCSおよび水平偏向巻線LHに接続されている。
フライバック変成器T1の巻線W1は分離用ダイオードD′
1を経て水平出力トランジスタQ1に結合されている。第
2図のダイオードD′1は第1図の対応するダイオードD
1の極性と反対方向の極性にされている。
リトレース期間中ダイオードD′1の作用によってフ
ライバック変成器リトレース共振回路(第2のリトレー
ス共振回路)32を偏向リトレース共振回路(第1のリト
レース共振回路)33から切離すために、水平偏向回路12
0は、フライバック変成器リトレース・パルス電圧V4
振幅よりも大きな振幅の偏向リトレース・パルス電圧V1
を発生するように設計されている。これによってリトレ
ース期間中ダイオードD′1は遮断状態になる。
フライバック変成器リトレース共振回路のリトレース
・キャパシタCRTがダイオードD′1のアノードに接続さ
れており、ダンパ・ダイオードD2およびD3がダイオード
D′1のカソードに接続されていることにより、ダンパ
動作はダイオードD2およびD3によってフライバック変成
器リトレース共振回路32に利用することができない。キ
ャパシタCRTの両端間に別のダンパ・ダイオードD7が接
続されていて、リトレースの終了時にフライバック変成
器リトレース共振回路32に必要なダンパ動作を与えてい
る。さらにダイオードD7は、各リトレース期間の終了近
くで2個のリトレース共振回路32と33を互いに分離して
いる。
第2図のダイオードD′1は水平トレース期間中、第
1図の対応するダイオードD1よりも低い振幅のフライバ
ック変成器の電流を流通させる。
ダイオードD′1は、フライバック変成器T1の巻線W1
から偏向リトレース共振回路33に電流を導通させるよう
に極性が定められているので、端子21におけるB+電源
は、始動期間中ダイオードD′1を経て偏向リトレース
共振回路33を充電する始動電流を供給する。従って、第
1図のフライバック変成器T1の巻線W2およびダイオード
D4は第2図の回路では必要でない。定常導通状態では、
B+電源から偏向リトレース共振回路33への始動電流路
は、ダイオードD′1による切離し動作により開路され
る。
ダイオードD1またはD′1のような阻止または分離用
素子を含む水平スイッチング回路を設けることにより、
フライバック変成器リトレース・キャパシタCRTおよび
偏向リトレース・キャパシタンス回路網C1−C3はアース
に接続され、それらのリトレース・パルス電圧はアース
が基準となる。アースを基準とする偏向同期リトレース
・パルスは、リトレース期間中フライバック変成器回路
をアース上にAC的に浮かせる必要なしに偏向回路から容
易に得ることができる。
フライバック変成器リトレース共振回路32と偏向リト
レース共振回路33の共振周波数またはリトレース時間
は、リトレース期間中、2個の回路間の分離を維持し、
且つ第1図のダイオードD1または第2図のダイオード
D′1が確実に非導通状態にあるように選定されてい
る。第1図において、フライバック変成器リトレース共
振回路32のリトレース周波数は偏向リトレース共振回路
33のそれよりも低く選定されており、その結果、リトレ
ース・パルス電圧V4に対するリトレース時間はリトレー
ス・パルス電圧のV1の時間よりも長くなる。第2図にお
いて、リトレース共振回路32のリトレース周波数をリト
レース共振回路33のリトレース周波数よりも高く選定す
ることができ、それによってリトレース・パルス電圧V4
に対するリトレース時間はリトレース・パルス電圧V1
リトレース時間よりも短くなる。
フライバック変成器リトレース共振回路および偏向リ
トレース共振回路はダイオードD1またはD′1によって
互いに分離され、フライバック変成器リトレース共振回
路のみが高電圧負荷30にエネルギを供給することができ
る。従って、ピーク負荷状態のもとで充分に低い等価高
電圧源インピーダンスを得るために、トレースの終了時
に充分のエネルギが変成器T2に蓄積されるように、フラ
イバック変成器T1の1次インダクタンスは充分に低くな
ければならない。
<発明の効果> 以上のように、本発明の水平偏向回路は、偏向リトレ
ース共振回路33およびフライバック変成器リトレース共
振回路32が共にアースに結合されているから、修正およ
びエネルギ供給電流i2をフライバック変成器共振回路を
経由することなく直接偏向リトレース共振回路33に供給
して水平トレース期間中に水平偏向巻線で生じたエネル
ギ損失を補充することができ、またリトレース期間中は
ダイオードD1によって偏向リトレース共振回路33はフラ
イバック変成器リトレース共振回路32から切離されるか
ら、負荷の変動の影響を受けることなく上記偏向リトレ
ース共振回路から正確な同期情報を確実に取出すことが
できるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による水平偏向回路の第1の実施例を
示す図、第2図はこの発明による水平偏向回路の第2の
実施例を示す図である。 LH……水平偏向巻線、W1……入力インダクタンス、C1、C
2、C3……第1のリトレース・キャパシタンス、CRT……
第2のリトレース・キャパシタンス、Q1、D1……スイッ
チング手段、Q2……ラスタ歪修正電流源、32……フライ
バック変成器リトレース共振回路(第2のリトレース共
振回路)、33……偏向リトレース共振回路(第1のリト
レース共振回路)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧源と、 上記直流電圧源に直流的に結合された第1の巻線と負荷
    回路に結合された第2の巻線とを有するフライバック変
    成器と、 水平偏向巻線と、 上記水平偏向巻線に結合された第1のリトレース・キャ
    パシタンスと、 上記第1の巻線に結合された第2のリトレース・キャパ
    シタンスと、 上記水平偏向巻線および上記第1の巻線に接合されてい
    て水平偏向周波数で動作し、上記水平偏向巻線中に水平
    走査電流を発生させると共に、上記第1の巻線中にエネ
    ルギを蓄積するために該第1の巻線に上記直流電源電圧
    を供給するスイッチング手段と、を有し 上記スイッチング手段の動作により、上記リトレース期
    間中上記水平偏向巻線と上記第1のリトレース・キャパ
    シタンスとが第1のリトレース共振回路を形成して第1
    のパルス電圧を発生し、また上記第1の巻線と上記第2
    のリトレース・キャパシタンスとが第2のリトレース共
    振回路を形成して上記第1の巻線中に蓄積されたエネル
    ギを上記負荷回路に転送する第2のパルス電圧を発生す
    るように、水平トレース期間および水平リトレース期間
    を特定し、また、上記スイッチング手段は、上記負荷回
    路による負荷期間中、上記2個のリトレース共振回路間
    の相互作用が最少になるようにこれら2個のリトレース
    共振回路を互いに分離し、さらに、上記フライバック変
    成器および上記第1のリトレース共振回路から磁気的に
    分離されており、且つこれらフライバック変成器および
    第1のリトレース共振回路に電気的に結合された供給源
    インダクタンスを有し、 上記供給源インダクタンスは、上記水平トレース期間中
    は上記フライバック変成器からのエネルギを蓄積し、上
    記水平リトレース期間中は上記水平偏向巻線で生ずる損
    失を補充するために上記第1の共振回路中に電流を生じ
    させる、 水平偏向回路。
JP60071870A 1984-04-04 1985-04-03 水平偏向回路 Expired - Lifetime JP2596729B2 (ja)

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GB848408692A GB8408692D0 (en) 1984-04-04 1984-04-04 Horizontal deflection circuit
US685242 1984-12-21
US8408692 1984-12-21
US06/685,242 US4594534A (en) 1984-04-04 1984-12-21 Horizontal deflection circuit with raster distortion correction

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JPS60229576A JPS60229576A (ja) 1985-11-14
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NL8006018A (nl) * 1980-11-04 1982-06-01 Philips Nv Schakeling in een beeldweergeefinrichting voor het omzetten van een ingangsgelijkspanning in een uitgangsgelijkspanning.

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ES541670A0 (es) 1986-04-16
EP0158492A3 (en) 1987-09-02
FI851262A0 (fi) 1985-03-28
FI79221C (fi) 1989-11-10
JPS60229576A (ja) 1985-11-14
FI851262L (fi) 1985-10-05
HK189596A (en) 1996-10-18
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