JP2596464Y2 - キャブチルトストッパ装置 - Google Patents

キャブチルトストッパ装置

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JP2596464Y2
JP2596464Y2 JP1992051477U JP5147792U JP2596464Y2 JP 2596464 Y2 JP2596464 Y2 JP 2596464Y2 JP 1992051477 U JP1992051477 U JP 1992051477U JP 5147792 U JP5147792 U JP 5147792U JP 2596464 Y2 JP2596464 Y2 JP 2596464Y2
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JP
Japan
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tilt
stopper
cab
cylinder
tilt stopper
Prior art date
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Application number
JP1992051477U
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English (en)
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JPH0612272U (ja
Inventor
吉田  隆
耕一 大野
敏明 中沢
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フレーム側に枢着した
シリンダと、キャブ側に枢着したピストンロッドとを有
し、ピストンロッドにチルトストッパを取付け、チルト
ストッパの外側にシリンダに取付けたチルトストッパガ
イドを設けたキャブチルトストッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】キャブオーバ型のキャブを有する車両に
おいて、エンジン等の整備を容易にするためキャブをチ
ルトする技術は知られている。
【0003】また、キャブをチルトするため、例えば図
6の様に、フレーム10に設けられたブラケット11に
シリンダ2を枢着し、そのシリンダ2に油圧で作動する
ピストンロッド1(図2参照)を設けてキャブCに連結
し、ブラケット12と13とで構成する軸14を支点と
して油圧でBのようにキャブCをチルトする技術も行わ
れている。
【0004】そして、ピストンロッド1にチルトストッ
パ3を設け、チルトストッパ3の外側にシリンダに取付
けたチルトストッパガイド4を設け、キャブをチルトし
た時シリンダに回動自在に取付けたストッパレバー5と
チルトストッパ3とを係合させてピストンロッド1の縮
み側の機械的安全装置を構成し、解除レバー6に接続し
たワイヤWで解除する技術は公知である(例えば、本出
願人による実開昭62−100280号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そして、上記の技術
は、縮み側には油圧シリンダと機械式チルトストッパと
の二重の安全構造を有しているが、伸び側については、
油圧シリンダが有するストッパ機能だけでシリンダやピ
ストンロッドに故障がでたときの機械的安全装置がな
い。したがって、本考案は、ピストンロッドの伸び側に
ついても機械的安全装置を有する信頼性の高いキャブチ
ルトストッパ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、フレー
ム側に枢着したシリンダと、キャブ側に枢着したピスト
ンロッドとを有し、ピストンロッドにチルトストッパを
取付け、チルトストッパの外側にシリンダに取付けたチ
ルトストッパガイドを設けたキャブチルトストッパ装置
において、チルトストッパガイドの上端縁を折曲げてフ
ランジを形成し、チルトストッパの下端部には突出部を
設け、その突出部は前記フランジと通常のキャブチルト
位置においては当接しないがキャブが通常のキャブチル
ト位置を越えて傾動したときに当接するように構成して
いる。
【0007】また、本考案によれば、フレーム側に枢着
したシリンダと、キャブ側に枢着したピストンロッドと
を有し、ピストンロッドにチルトストッパを取付け、チ
ルトストッパの外側にシリンダに取付けたチルトストッ
パガイドを設けたキャブチルトストッパ装置において、
チルトストッパの側面に突部を設けたストッパを構成
し、一端がシリンダの枢着部に取付けられて他端がチル
トストッパガイドの上端まで伸びるレバーを設け、その
レバーには前記ストッパを嵌入する案内溝を形成すると
共にその案内溝の上端が通常のキャブチルト位置におい
ては前記ストッパに当接しないがキャブが通常のキャブ
チルト位置を越えて傾動したときに当接するように形成
されている。
【0008】
【作用】上記のように構成されたキャブチルトストッパ
装置において、万一何等かの理由で、キャブが通常のキ
ャブチルト位置からさらにシリンダの伸び側に傾動しよ
うとした場合に、チルトストッパの下端に設けた突出部
がチルトストッパガイドに設けたフランジに当接してピ
ストンロッドはそれ以上伸びないで機械的安全装置とな
ってキャブは傾動できない。
【0009】また、キャブが通常のキャブチルト位置か
らさらにシリンダの伸び側に傾動しようとした場合に、
一端がシリンダの枢着部に取付けられたレバーの案内溝
の上端とチルトストッパの側面に突部で形成されたスト
ッパとが当接してそれ以上伸びないで機械的安全装置と
なってキャブは傾動できない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
【0011】図において、対応する部材には同じ符号を
付して、その都度の説明は省略する。
【0012】図1ないし図3は本考案の第1実施例を示
し、いずれもピストンロッド1が後述するストッパに当
接するまで伸びた状態を図示している。
【0013】シリンダ2にはピストンロッド1が嵌入さ
れ、そのピストンロッド1にはチルトストッパ3aが取
付けられている。また、そのチルトストッパ3aの外側
にはチルトストッパ3aをガイドするチルトストッパガ
イド4aが前記シリンダ2に取付けられている。
【0014】そして、そのチルトストッパガイド4aの
上端縁(図においては左側)は内側に折り曲げられてフ
ランジ8を形成している。
【0015】また、前記チルトストッパ3aの下端部に
は、突出部7が設けられ、キャブが通常のキャブチルト
位置(油圧ポンプで傾動することができる最大の傾動位
置)にチルトされた状態で突出部7がフランジ8と図示
のように2〜3mmの隙間δを有するように構成されて
いる。
【0016】したがって、キャブが通常のキャブチルト
位置から、何等かの理由で更に傾動した場合には、チル
トストッパ3aに設けられた突出部7がフランジ8に当
接する。
【0017】したがって、キャブがピストンシリンダの
伸び側にそれ以上傾動することはない。
【0018】次いで、図4および図5は、本考案の第2
実施例を示し、いずれも通常のキャブチルト位置におけ
る状態を示している。
【0019】シリンダ2にはピストンロッド1が嵌入さ
れ、そのピストンロッド1にはチルトストッパ3bが取
付けられている。また、そのチルトストッパ3bの外側
にはチルトストッパ3bをガイドするチルトストッパガ
イド4が前記シリンダ2に取付けられている。
【0020】そして、チルトストッパ3bの側面には、
突部で形成されたストッパ17が取付けられている。ま
た、シリンダ2を図示しないフレームに設けられたブラ
ケットに枢着する端部には、共締めされてレバー15が
設けられ、そのレバー15の他端はチルトストッパガイ
ド4の上端(図において左側)まで伸び、前記ストッパ
17が嵌入される溝16が形成されている。そして、図
示のようにその溝16の上端は、ストッパ17が通常の
キャブチルト位置においては2〜3mmの隙間δを有し
ている。
【0021】したがって、キャブが通常のキャブチルト
位置から、何等かの理由で更に傾動した場合には、チル
トストッパ3bに設けられた突部で形成されたストッパ
17が、レバー15の溝16の上端部に当接する。
【0022】したがって、キャブがピストンシリンダの
伸び側にそれ以上傾動することはない。
【0023】また、レバーはシリンダの両側に設けても
良い。
【0024】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
以下の効果を奏する。 (a) チルトストッパ装置のピストンロッド伸び側に
機械的な安全装置が設けられ、信頼性が向上する。 (b) 上記安全装置として当接するフランジと突出部
と、あるいは案内溝とストッパとは、シリンダによる通
常のキャブチルト位置では隙間を有しており、したがっ
て、互いに接触して摩耗を生じるようなことがない。 (c) また、チルトストッパガイド部に当接して伸び
を規制するように構成され、全長が長くならず、チルト
ストッパがシリンダをカバーして安全である。 (d) 従来のキャブチルトストッパ装置に対し、容易
に改良が行える構成である。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すシリンダの平面図。
【図2】図1の上面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】本考案の第2実施例を示すシリンダの側面図。
【図5】図3の平面図。
【図6】従来の技術のシリンダを装着した例を示す側面
図。
【符号の説明】
1…ピストンロッド 2…シリンダ 3…チルトストッパ 4…チルトストッパガイド 5…ストッパレバー 6…解除レバー 7…突出部 8…フランジ 10…フレーム 15レバー 16…案内溝 17…ストッパ C…キャブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中沢 敏明 埼玉県与野市大字中里80番地 三輪精機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−275916(JP,A) 実開 平3−75329(JP,U) 実開 平3−107510(JP,U) 実公 平3−52619(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 33/06 - 33/07 F16B 7/16

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(10)側に枢着したシリンダ
    (2)と、キャブ(C)側に枢着したピストンロッド
    (1)とを有し、ピストンロッド(1)にチルトストッ
    パ(3a)を取付け、チルトストッパ(3a)の外側に
    シリンダ(2)に取付けたチルトストッパガイド(4
    a)を設けたキャブチルトストッパ装置において、チル
    トストッパガイド(4a)の上端縁を折曲げてフランジ
    (8)を形成し、チルトストッパ(3a)の下端部には
    突出部(7)を設け、その突出部(7)は前記フランジ
    (8)と通常のキャブチルト位置においては当接しない
    がキャブ (C)が通常のキャブチルト位置を越えて傾
    動したときに当接するように構成したことを特徴とする
    キャブチルトストッパ装置。
  2. 【請求項2】 フレーム(10)側に枢着したシリンダ
    (2)と、キャブ(C)側に枢着したピストンロッド
    (1)とを有し、ピストンロッド(1)にチルトストッ
    パ(3b)を取付け、チルトストッパ(3b)の外側に
    シリンダ(2)に取付けたチルトストッパガイド(4)
    を設けたキャブチルトストッパ装置において、チルトス
    トッパ(3b)の側面に突部を設けたストッパ(17)
    を構成し、一端がシリンダ(2)の枢着部に取付けられ
    て他端がチルトストッパガイド(4)の上端まで伸びる
    レバー(15)を設け、そのレバー(15)には、前記
    ストッパ(17)を嵌入する案内溝(16)を形成する
    と共にその案内溝(16)の上端が通常のキャブチルト
    位置においては前記ストッパ(17)に当接しないがキ
    ャブ(C)が通常のキャブチルト位置を越えて傾動した
    ときに当接するように形成されていることを特徴とする
    キャブチルトストッパ装置。
JP1992051477U 1992-07-22 1992-07-22 キャブチルトストッパ装置 Expired - Lifetime JP2596464Y2 (ja)

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JPH0612272U JPH0612272U (ja) 1994-02-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726643B2 (ja) * 1988-04-28 1995-03-29 絢子 長谷川 立体トラス用継手
JPH0352619U (ja) * 1989-09-28 1991-05-22
JP3075329U (ja) * 2000-08-01 2001-02-16 書光 鄭 ガスオーブン燃焼装置
JP3107510U (ja) * 2004-09-01 2005-02-03 呂金泉 割り箸

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