JP3075329U

JP3075329U - ガスオーブン燃焼装置

Info

Publication number: JP3075329U
Application number: JP2000005485U
Authority: JP
Inventors: 書光鄭
Original assignee: 書光鄭
Priority date: 2000-08-01
Filing date: 2000-08-01
Publication date: 2001-02-16
Anticipated expiration: 2006-08-01

Abstract

(57)【要約】【課題】燃焼効率が高く点火が容易なガスオーブン燃
焼装置を提供する。【解決手段】複数の噴焔孔が形成される燃焼管１０
と、両端部が湾曲し鴎の翼の形状に形成され、噴焔孔１
１が形成される移火板２０とを備える。噴焔孔１１は管
の弧度に沿って斜め上方向に形成される。燃焼管１０の
入口近傍には噴焔孔１１の近傍に複数の助燃焔孔１２が
形成され、燃焼管１０の両端部および中間部には延焼焔
孔１４が形成される。移火板２０は、燃焼管１０にねじ
で固定される。混合機をさらに備える。混合機の内部で
送風機から流入される空気とガスが混合され混合気体が
形成され、前記混合気体は前記燃焼管に流入される。空
気とガスは充分に混合され燃焼管に流入するため、低温
でも容易に点火でき、燃焼効率を増大できる。一酸化炭
素の排出量が減少するため、噴焔孔および助燃焔孔の設
置により燃焼効率はさらに増大する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ガスオーブン燃焼装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のガスオーブン燃焼装置は混合強制燃焼式の技術が用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、燃焼管の移火板により燃焼過程がコントロールされないため、燃焼が不完全で、比較的多くの一酸化炭素を産出する。燃焼管上の噴焔孔を増設が不可能で、燃焼管の発熱効果を増大させることができない。また、混合器部分では、混合器の混合効果が良くないため、混合気体内のガス含有量が不均衡で燃焼が不完全となり、不完全燃焼により高濃度の一酸化炭素が産出される。混合気体中のガス含有量を減少させると一酸化炭素の濃度は減少するが、点火が困難になる。気温が低い、長期間使用されていない、あるいは燃焼装置本身が湿っているあるいは作業の温度に達していないとき、点火が非常に困難である。

【０００４】そこで、本考案の目的は、燃焼効率が高く点火が容易なガスオーブン燃焼装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のガスオーブン燃焼装置によると、一部または全面に長軸方向に平行な複数の列の噴焔孔が形成される燃焼管と、両端部が湾曲し鴎の翼の形状に形成され、両端部との間に燃焼室が形成されるよう噴焔孔が形成される移火板とを備える。噴焔孔は管の弧度に沿って斜め上方向に形成される。燃焼管の入口近傍の噴焔孔の近傍には複数の助燃焔孔が形成され、燃焼管の両端部および中間部には延焼焔孔が形成される。燃焼管には、助燃焔孔の上部を被覆するように鉄の網が設置されている。移火板は、前部移火板、中間部移火板、後部移火板に分割され、中間移火板は複数設置される。移火板には、燃焼管にねじで固定される。移火板の間には連結板が設置され、連結板は移火板とともに燃焼管に固定される。連結板は、両端部が前記移火板と同様に湾曲して形成される。混合機をさらに備える。混合機は送風機と前記燃焼管の間に設置され、内部が空洞の管状体に形成され、一端は前記送風機と接続され、他端は前記燃焼管と接続され、複数の孔が形成される。孔にはガス流量バルブが接続される。送風機から流入される空気とガスは混合機の内部で混合され、燃焼管に流入される。ガス流量バルブは外部でガス供給管と接続されている。混合器は、内部に回転可能なプロペラが設置される。プロペラは旋回式で複数の葉を有する。

【０００６】空気とガスは充分に混合され燃焼管に流入するため、低温でも容易に点火でき、燃焼効率を増大できる。また、燃焼効率が増大すると一酸化炭素の排出量が減少するため、噴焔孔および助燃焔孔の設置により燃焼効率はさらに増大する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１に示すように、一般のガスオーブンは外殻Ａ、前面に設置されるドアＢ、ガス供給管Ｃ、送風機Ｄ、リモートコントロールメーターＥおよび機械の内部に延伸する複数の燃焼装置Ｆを備える。

【０００８】本考案の一実施例によるガスオーブン燃焼装置は、燃焼装置Ｆが改良される。図２に示すように、燃焼装置は燃焼管１０および移火板２０を有し、燃焼管１０は一端が封止されている中空のステンレス管などの金属管であり、金属製の移火板２０は燃焼管１０の上部を被覆するように固定される。燃焼管１０の上部全面には長軸方向に平行に複数の噴焔孔１１が形成され、噴焔孔１１は管の弧に沿って斜め上方向に形成される。噴焔孔１１より出される炎は相互効果により燃焼効果が高くなる。燃焼管１０の入口付近の噴焔孔１１の近傍に複数の助焔孔１２がさらに設置され、流出する可燃気体の量が増加され、点火を補助する。助燃孔には鉄網１３が設置され、可燃気体の噴出速度を減少させ、点火を容易にする。

【０００９】また、燃焼管１０の両端部および中間部に延燃焔光１４が設置され、複数の噴焔孔１１が延焼可能になる。燃焼管の上部にねじ口１５が設けられ、断面が鴎の翼の形の移火板２０は固定される。移火板２０は前部、中間部および後部の移火板２０Ａ、移火板２０Ｂおよび移火板２０Ｃに分割され、移火板２０Ｂの数は不定である。つまり、燃焼管１０は条件により所定の数に分割される。移火板２０Ａ、移火板２０Ｂおよび移火板２０Ｃには長目の孔２１が形成され、燃焼管１０のねじ孔１５にねじが螺合され固定される。長目の孔２１により移火板２０Ａ、移火板２０Ｂおよび移火板２０Ｃは熱を受けて膨張したとき、膨張する空間が設けられているため、互いに押し合わされることによる湾曲または変形を防止できる。

【００１０】移火板２０Ａ、移火板２０Ｂおよび移火板２０Ｃの間隙部２２は移火の性能が低くなっているため連結板２３が設置される。連結板２３には長い目の孔２４が形成され、長目の孔２１および長目の孔２４を介してねじで連結板２３、移火板２０Ａ、移火板２０Ｂおよび移火板２０Ｃはともに燃焼板１０に固定されるため、間隙部２２は被覆され、スムーズに炎は延焼される。

【００１１】着火板３０には二つの長目の孔３１が形成され、ねじで燃焼管の先端部に固定される。着火板３０は下敷片またはその他の方式で燃焼管１０の上方の高い位置に設置され、着火板３０の後端部の凸起の縁部と燃焼管１０は密接に接続され、後方からの可燃気体の排出が防止される。凸起の両側部には長目の孔３２が形成され、燃焼管１０の上の助燃焔孔に接続される。可燃気体が長目の孔３２近傍に集中するとき、点火が容易である。

【００１２】図３に示すように、鴎の翼型の移火板２０と連結板２３の両側の縁部は湾曲状に形成され、燃焼室４０が形成される。ガスと空気の混合気体の外部への流出は遅延され、燃焼室４０の内部の気体は完全燃焼され、燃焼後の廃気中の一酸化炭素の含有量は減少する。移火板２０の両側の縁部が下方に湾曲しているため、炎は補助され、燃焼がさらに安定する。

【００１３】図２に示すように、混合器５０が燃焼装置中の送風機Ｄと燃焼管１０の間に設置される。混合器５０は内部が空洞の管状体であり、管状体の両端部には口が形成され、一端の口５１は送風機Ｄと連結され、他端の口５２はその他の管を介して燃焼管１０と連結される。

【００１４】図４に示すように、混合器５０の上に２個以上の孔が形成され、ガス流量バルブが形成される。前置孔５３には主ガス流量バルブ５５が設置され、後置孔５４には副ガス流量バルブ５６が設置される。主ガス流量バルブ５５および副ガス流量バルブ５６はガスバルブを介して外部でガス供給管Ｃと接続される。混合器５０は内部に回転可能なプロペラ５７が設置され、プロペラの葉５７は複数設置され、形は旋回式が最適である。回転プロペラ５７により送風機Ｄからの空気は渦の流れが形成され、空気とガスの混合面積が増大するため充分に混合され、所定の混合気体が形成される。空気は送風機Ｄより混合器５０を経て、ガス供給管より送られるガスと混合され、二次空気を必要としない可燃混合気体が形成され、燃焼管内に流入する。

【００１５】混合器５０には高速で流動する空気によりガスが流入し、回転プロペラの葉５７を介して充分に混合される。ガスは燃焼されるとき主ガス流量バルブ５５を介して混合器５０に流入する。低温下で起動されるときまたは必要に応じて補助コントロールバルブで補助のガスバルブが開かれ、ガスは副ガス流量バルブ５６より混合器５０に流入し、濃度の異なる混合気体が形成され、容易に点火できる。補助のガスバルブは電路でコントロールされ、点火後電路により自動的に補助のガスバルブは閉められ、混合器５０は正常燃焼に必要な混合気体を供給する。

【図面の簡単な説明】

【図１】一般のガスオーブンを示す斜視図である。

【図２】本考案の一実施例によるガスオーブン燃焼装置
を示す分解斜視図である。

【図３】本考案の一実施例によるガスオーブン燃焼装置
を示す断面図である。

【図４】本考案の一実施例によるガスオーブン燃焼装置
の混合器を示す断面図である。

【符号の説明】

１０燃焼管１１噴焔孔１２助燃焼孔１３鉄網１４延燃焔孔１５ねじ口２０移火板２０Ａ前部移火板２０Ｂ中間部移火板２０Ｃ後部移火板２１長目の孔２２間隙部２３連結板２４長目の孔３０着火板３２長目の孔４０燃焼室５０混合器５１口５２口５３前置孔５４後置孔５５主ガス流量バルブ５６副ガス流量バルブ５７プロペラの葉

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一部または全面に長軸方向に平行な複数
の列の噴焔孔が形成される燃焼管と、両端部が湾曲し鴎
の翼の形状に形成され、両端部との間に燃焼室が形成さ
れるよう噴焔孔が形成される移火板と、を備えることを特徴とするガスオーブン燃焼装置。
【請求項２】前記燃焼管は、全面に２列以上の前記噴
焔孔が形成され、前記噴焔孔は燃焼管の弧度に沿って斜
め上方向に形成され、前記燃焼管の入口近傍の噴焔孔の近傍には複数の助燃焔
孔が形成され、前記燃焼管の両端部および中間部には延
焼焔孔が形成され、前記燃焼管にはねじの孔が形成され
ていることを特徴とする請求項１記載のガスオーブン燃
焼装置。
【請求項３】前記燃焼管には、前記助燃焔孔の上部を
被覆するように鉄の網が設置されていることを特徴とす
る請求項２記載のガスオーブン燃焼装置。
【請求項４】前記移火板は、前部移火板、中間部移火
板、後部移火板に分割され、前記中間移火板は複数設置
されることを特徴とする請求項１記載のガスオーブン燃
焼装置。
【請求項５】前記移火板には、複数の長目の孔が形成
され、前記燃焼管に前記ねじの孔とねじで固定され、前
記移火板の間には連結板が設置され、前記連結板は前記
移火板とともに燃焼管に固定されることを特徴とする請
求項１記載のガスオーブン燃焼装置。
【請求項６】前記連結板は、両端部が前記移火板と同
様に湾曲して形成されることを特徴とする請求項５記載
のガスオーブン燃焼装置。
【請求項７】混合機をさらに備え、前記混合機は送風
機と前記燃焼管との間に設置され、内部が空洞の管状体
に形成され、一端は前記送風機と接続され、他端は前記
燃焼管と接続され、複数の孔が形成され、前記孔にはガ
ス流量バルブが設置され、送風機から流入される空気が前記混合機は内部でガスと
混合され、前記燃焼管に流入されるよう組み合わされ、前記ガス流量バルブは外部でガス供給管と接続されるこ
とを特徴とする請求項１記載のガスオーブン燃焼装置。
【請求項８】前記混合器は、内部に回転可能なプロペ
ラが設置され、前記プロペラは旋回式で複数の葉を有す
ることを特徴とすることを特徴とする請求項７記載のガ
スオーブン燃焼装置。