JP2596372Y2 - 車両のブレーキテスト用交角測定用定規 - Google Patents
車両のブレーキテスト用交角測定用定規Info
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- JP2596372Y2 JP2596372Y2 JP1992021661U JP2166192U JP2596372Y2 JP 2596372 Y2 JP2596372 Y2 JP 2596372Y2 JP 1992021661 U JP1992021661 U JP 1992021661U JP 2166192 U JP2166192 U JP 2166192U JP 2596372 Y2 JP2596372 Y2 JP 2596372Y2
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- Japan
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のブレーキテスト
用交角測定用定規に関するものである。
用交角測定用定規に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のトラクタとトレーラ等の連
結車のブレーキ時におけるトラクタに対するトレーラの
停止姿勢(交角)を測定する場合、次のように方法が採
られている。即ち、前記トラクタと、これに対するトレ
ーラの停止姿勢を、図に示すように、路面上に2本の水
糸を張って表し、この2本の水糸で作られた微小の交角
(2°前後)を測定す場合、水糸の一辺を1mとり、こ
れにより作られる直角三角形の高さを測定し、この直角
三角形の角度を演算するようにしている。
結車のブレーキ時におけるトラクタに対するトレーラの
停止姿勢(交角)を測定する場合、次のように方法が採
られている。即ち、前記トラクタと、これに対するトレ
ーラの停止姿勢を、図に示すように、路面上に2本の水
糸を張って表し、この2本の水糸で作られた微小の交角
(2°前後)を測定す場合、水糸の一辺を1mとり、こ
れにより作られる直角三角形の高さを測定し、この直角
三角形の角度を演算するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、巻尺及び直
角三角定規等を使用しているが、交角が微小であるた
め、水糸が振れると、交点がずれる等の不具合が生じ、
測定し難く、測定も正確ではない。本考案は如上のよう
な従来の問題に鑑み、車両のトラクタとトレーラ等の連
結車のブレーキ時におけるトラクタに対するトレーラの
停止姿勢(交角)を能率的に、正確に測定することを目
的とするものである。
角三角定規等を使用しているが、交角が微小であるた
め、水糸が振れると、交点がずれる等の不具合が生じ、
測定し難く、測定も正確ではない。本考案は如上のよう
な従来の問題に鑑み、車両のトラクタとトレーラ等の連
結車のブレーキ時におけるトラクタに対するトレーラの
停止姿勢(交角)を能率的に、正確に測定することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、車
両のブレーキテストに際して、道路上に張られた第1の
水糸によって指示される基準線と、第2の水糸によって
指示される測定線との交角を測定する定規であって、前
記第1及び第2の水糸相互の交点近傍位置の道路上に置
かれる長尺の透明板部材からなり、該透明板部材には、
長手方向に直線状に延びる所定長さの長さ線と、該長さ
線と直交する方向に直線状に延びる目盛付きの所定長さ
の高さ線と、前記長さ線を基準にして円弧状に延びる目
盛付きの所定角度の角度線とを記すと共に、透明板部材
の長手方向の両端部のうち一方の端部を、前記基準線と
測定線との交点の外側に、他方の端部を、前記高さ線又
は角度線の外側とし、当該透明板部材の長手方向の両端
部の道路側の面には滑り止め部材を装着した。
両のブレーキテストに際して、道路上に張られた第1の
水糸によって指示される基準線と、第2の水糸によって
指示される測定線との交角を測定する定規であって、前
記第1及び第2の水糸相互の交点近傍位置の道路上に置
かれる長尺の透明板部材からなり、該透明板部材には、
長手方向に直線状に延びる所定長さの長さ線と、該長さ
線と直交する方向に直線状に延びる目盛付きの所定長さ
の高さ線と、前記長さ線を基準にして円弧状に延びる目
盛付きの所定角度の角度線とを記すと共に、透明板部材
の長手方向の両端部のうち一方の端部を、前記基準線と
測定線との交点の外側に、他方の端部を、前記高さ線又
は角度線の外側とし、当該透明板部材の長手方向の両端
部の道路側の面には滑り止め部材を装着した。
【0005】
【作用】かかる構成において、2本の水糸で形成される
微小交角を専用の定規で直接測定するため、短時間で能
率良く測定でき、2本の水糸を定規で固定保持しながら
測定できるため、水糸がずれることがなく、正確な測定
が可能となる。
微小交角を専用の定規で直接測定するため、短時間で能
率良く測定でき、2本の水糸を定規で固定保持しながら
測定できるため、水糸がずれることがなく、正確な測定
が可能となる。
【0006】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本考案を詳
述する。図1は、車両のブレーキテストに際して、道路
上に張られた第1の水糸1によって指示される基準線
と、第2の水糸2によって指示される測定線との交角を
測定する方法を示し、図2はこの測定を行う本考案の定
規3の一実施例の構成を示している。
述する。図1は、車両のブレーキテストに際して、道路
上に張られた第1の水糸1によって指示される基準線
と、第2の水糸2によって指示される測定線との交角を
測定する方法を示し、図2はこの測定を行う本考案の定
規3の一実施例の構成を示している。
【0007】この定規3は、前記第1及び第2の水糸
1,2相互の交点X近傍位置の道路上に置かれる長尺の
透明板部材4、例えば、図2のように直角三角形の鋭角
部を切断して台形状にしたような透明板部材4から構成
される。この透明板部材4には、長手方向に直線状に延
びる所定長さの長さ線5と、該長さ線5と直交する方向
に直線状に延びる目盛付きの所定長さの高さ線6と、前
記長さ線5を基準にして円弧状に延びる目盛付きの所定
角度の角度線7とが記されている。
1,2相互の交点X近傍位置の道路上に置かれる長尺の
透明板部材4、例えば、図2のように直角三角形の鋭角
部を切断して台形状にしたような透明板部材4から構成
される。この透明板部材4には、長手方向に直線状に延
びる所定長さの長さ線5と、該長さ線5と直交する方向
に直線状に延びる目盛付きの所定長さの高さ線6と、前
記長さ線5を基準にして円弧状に延びる目盛付きの所定
角度の角度線7とが記されている。
【0008】ここで、台形状の透明板部材4の短辺近傍
位置の長さ線5上には交点となるポイント0が記されて
おり、このポイント0から長辺までの長さ線5の長さが
1000mmとなるように設定される。又、高さ線6は
200mmの長さに形成され、0.5 mm単位の目盛が付
与されている。
位置の長さ線5上には交点となるポイント0が記されて
おり、このポイント0から長辺までの長さ線5の長さが
1000mmとなるように設定される。又、高さ線6は
200mmの長さに形成され、0.5 mm単位の目盛が付
与されている。
【0009】かかる透明板部材4の長手方向の両端部の
うち一方の端部(短辺)を、前記基準線と測定線との交
点Xの外側に、他方の端部(長辺)を、前記高さ線6又
は角度線7の外側(本実施例では高さ線6及び角度線7
の外側)とし、かかる短辺と長辺の道路側の面にはラバ
ー等の滑り止め部材8が装着(コーティング)される。
かかる構成において、透明板部材4を第1及び第2の水
糸1,2相互の交点X近傍位置の道路上に置き、該交点
Xに透明板部材4の交点ポイント0を合わせると共に、
第1の水糸1上に透明板部材4の長さ線5を合わせる。
この場合、図2に示すように透明板部材4を第1及び第
2の水糸1,2の上に載せ、滑り止め部材8によって第
1及び第2の水糸1,2を押さえ固定する。そして、第
2の水糸2が透明板部材4の高さ線6と角度線7と交差
して延びるから、該第2の水糸2と高さ線6の交差点に
おける該高さ線6の目盛を読み込むと共に、第2の水糸
2と角度線7との交差点における該角度線7の目盛を読
み込む。この場合、角度線7の目盛を読み込むことによ
り交角θを直接知ることができる。又、読み込まれた高
さ線6の目盛を次の式に当てはめて、交角θを演算によ
り求めることができる。
うち一方の端部(短辺)を、前記基準線と測定線との交
点Xの外側に、他方の端部(長辺)を、前記高さ線6又
は角度線7の外側(本実施例では高さ線6及び角度線7
の外側)とし、かかる短辺と長辺の道路側の面にはラバ
ー等の滑り止め部材8が装着(コーティング)される。
かかる構成において、透明板部材4を第1及び第2の水
糸1,2相互の交点X近傍位置の道路上に置き、該交点
Xに透明板部材4の交点ポイント0を合わせると共に、
第1の水糸1上に透明板部材4の長さ線5を合わせる。
この場合、図2に示すように透明板部材4を第1及び第
2の水糸1,2の上に載せ、滑り止め部材8によって第
1及び第2の水糸1,2を押さえ固定する。そして、第
2の水糸2が透明板部材4の高さ線6と角度線7と交差
して延びるから、該第2の水糸2と高さ線6の交差点に
おける該高さ線6の目盛を読み込むと共に、第2の水糸
2と角度線7との交差点における該角度線7の目盛を読
み込む。この場合、角度線7の目盛を読み込むことによ
り交角θを直接知ることができる。又、読み込まれた高
さ線6の目盛を次の式に当てはめて、交角θを演算によ
り求めることができる。
【0010】 tan-1 高さ線の目盛/1000─式 かかる構成によると、2本の水糸1,2で形成される微
小交角を専用の定規4で直接測定するため、短時間で能
率良く測定でき、2本の水糸1,2を定規4で固定保持
しながら測定できるため、水糸1,2がずれることがな
く、正確な測定が可能となる。
小交角を専用の定規4で直接測定するため、短時間で能
率良く測定でき、2本の水糸1,2を定規4で固定保持
しながら測定できるため、水糸1,2がずれることがな
く、正確な測定が可能となる。
【0011】尚、本考案は実施例の構成に限定されるも
のではなく、実用新案登録請求の範囲に基づいて種々の
変更が可能である。
のではなく、実用新案登録請求の範囲に基づいて種々の
変更が可能である。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る車両の
ブレーキテスト用交角測定用定規は、第1及び第2の水
糸相互の交点近傍位置の道路上に置かれる長尺の透明板
部材に長さ線、高さ線、角度線とを記し、透明板部材の
長手方向の両端部のうち一方の端部を、前記基準線と測
定線との交点の外側に、他方の端部を、前記高さ線又は
角度線の外側とし、当該透明板部材の長手方向の両端部
の道路側の面には滑り止め部材を装着した構成としたか
ら、2本の水糸で形成される微小交角を短時間で能率良
く測定でき、しかも正確な測定が可能となるものであ
る。
ブレーキテスト用交角測定用定規は、第1及び第2の水
糸相互の交点近傍位置の道路上に置かれる長尺の透明板
部材に長さ線、高さ線、角度線とを記し、透明板部材の
長手方向の両端部のうち一方の端部を、前記基準線と測
定線との交点の外側に、他方の端部を、前記高さ線又は
角度線の外側とし、当該透明板部材の長手方向の両端部
の道路側の面には滑り止め部材を装着した構成としたか
ら、2本の水糸で形成される微小交角を短時間で能率良
く測定でき、しかも正確な測定が可能となるものであ
る。
【図1】 本考案に係る車両のブレーキテスト用交角測
定用定規の一実施例の使用例を示す概略平面図
定用定規の一実施例の使用例を示す概略平面図
【図2】 同上の定規の構造を示す平面図
【符号の説明】 1 第1の水糸 2 第2の水糸 3 定規 4 透明板部材 5 長さ線 6 高さ線 7 角度線 8 滑り止め部材
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のブレーキテストに際して、道路上
に張られた第1の水糸によって指示される基準線と、第
2の水糸によって指示される測定線との交角を測定する
定規であって、前記第1及び第2の水糸相互の交点近傍
位置の道路上に置かれる長尺の透明板部材からなり、該
透明板部材には、長手方向に直線状に延びる所定長さの
長さ線と、該長さ線と直交する方向に直線状に延びる目
盛付きの所定長さの高さ線と、前記長さ線を基準にして
円弧状に延びる目盛付きの所定角度の角度線とを記すと
共に、透明板部材の長手方向の両端部のうち一方の端部
を、前記基準線と測定線との交点の外側に、他方の端部
を、前記高さ線又は角度線の外側とし、当該透明板部材
の長手方向の両端部の道路側の面には滑り止め部材を装
着したことを特徴とする車両のブレーキテスト用交角測
定用定規。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021661U JP2596372Y2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 車両のブレーキテスト用交角測定用定規 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021661U JP2596372Y2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 車両のブレーキテスト用交角測定用定規 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581604U JPH0581604U (ja) | 1993-11-05 |
JP2596372Y2 true JP2596372Y2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=12061230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992021661U Expired - Fee Related JP2596372Y2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 車両のブレーキテスト用交角測定用定規 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596372Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP1992021661U patent/JP2596372Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581604U (ja) | 1993-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |