JP2548573Y2 - 水位測定用定規 - Google Patents

水位測定用定規

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JP2548573Y2
JP2548573Y2 JP1991014591U JP1459191U JP2548573Y2 JP 2548573 Y2 JP2548573 Y2 JP 2548573Y2 JP 1991014591 U JP1991014591 U JP 1991014591U JP 1459191 U JP1459191 U JP 1459191U JP 2548573 Y2 JP2548573 Y2 JP 2548573Y2
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清 後藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水中に立て置き、目視
で水位を読み取るようにした水位測定用定規に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川等の簡易な水位の測定法で
は、水中に、平板状の水位測定用定規を立て置き、その
水位目盛を目視で読み取る方法が採られていた。水位測
定用定規は、所定箇所に固定したものや、携帯可能で任
意の箇所を測定できるようにしたものがあるが、いずれ
の場合でも、測定者は、定規を水中に立てた状態で、そ
のときの水面を切る水位目盛の値を読み取っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、上述した従来
の水位測定用定規による測定方法では、そのときの水位
の高さや測定場所によっては、測定者は、水位目盛を正
確に読み取るために、腰を屈めたり、不自然な姿勢を強
いられることがあった。また、周囲の明度が低いとき
や、比較的に流速が速くて水面が波立つようなときに
は、水位目盛の判読に手間取ることがあった。
【0004】本考案は、このような事情を考慮してなさ
れ、簡易かつ正確に水位目盛を読み取れる水位測定用定
規を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、水中に立て置
き、目視で水位を読み取るようにした水位測定用定規に
あって、上記の目的を達成するための手段を以下のよう
に構成している。すなわち、平板状の基材の表面に、水
位目盛を付すとともに、特定の温度で変色する示温塗料
を塗着し、前記基材の表面に、水位目盛と直交するよう
に、流速に対応した縦線を付している。
【0006】
【作用】水位測定用定規を水中に立て置くと、水面下で
は、基材の表面に塗着された示温塗料が、温度の低い水
と接触して変色する。よって、その変色部分の境目の水
位目盛を目視で読み取ることにより、そのときの水位を
明確に把握できる。その変色部分の読み取りは、水位測
定用定規を水中に立てた状態であっても、容易かつ明確
におこなうことができるのみならず、水位測定用定規を
水中から抜き取っても当座は変色状態が維持されている
ため、任意の楽な姿勢で水位を読み取ることもできる。
また、基材の表面に、水位目盛と直交するように、流速
に対応した縦線を付しているので、そのときの流速に応
じて変化する水位をより正確に把握することができる。
つまり、流水が基材を通過するときには、そのときの流
速に比例して水位目盛で波立つように水位が変動する
が、予め、その変位の割合を流速対応で求めておき、水
位目盛に対して直交する方向に、流速に対応させた縦線
を付しておくと、そのときの流速に対応した縦線と交わ
る位置で変色している水位目盛を読み取れば、そのとき
の水位を正確に得ることができる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案を実施例に基づいて説明す
る。本例に示す水位測定用定規は、簡易かつ正確に水位
目盛を読み取ることができるように以下の如く構成して
いる。図1に示すように、平板状の基材1の両面に、下
から縦方向に水位目盛2を付すとともに、その上に特定
の温度で変色する示温塗料3を全面に塗着し、さらに、
その水位目盛2と直交するように、流速に対応した縦線
4を付している。基材1は、図2に示すように、矢印で
示す水の流れ方向に対してできるだけ抵抗が少なくなる
ように、上流側をやや膨らませて下流側を細長くした抵
抗の少ない断面形状として、波立ちができるだけ少なく
なるようにしている。基材1に塗着する示温塗料3とし
ては、特定の温度で変色反応するペイント状やクレヨン
状のもの、あるいは貼付式のもの等、いずれを採用して
もよい。このような示温塗料3を、水と接触する水位測
定用定規の外面に塗着すると、水の温度が、通常、周囲
の大気温度よりも低いことから、水位測定用定規を水中
に立て置いたときには、温度変化により、明瞭な変色反
応が得られるのである。従って、前述のように構成され
た水位測定用定規を水中に立て置くと、水面下では、基
材1の表面に塗着された示温塗料3が、温度の低い水と
接触して変色するので、その変色部分の境目の水位目盛
2を目視で読み取ることにより、明確にそのときの水位
を把握できる。その水位目盛2の読み取りに際しては、
変色反応により、水位測定用定規を水中に立てた状態の
ままであっても、非常に読み取りが容易となるのみなら
ず、水位測定用定規を水中から抜き取っても当座は変色
状態が維持されているため、楽な姿勢で水位を読み取る
こともできる。なお、示温塗料3の明瞭な変色反応によ
り、周囲の明度が低くても、水位目盛2を正確に読み取
れることはいうまでもない。
【0008】また、その水位目盛2と直交するように付
した、流速対応の縦線4により、そのときの流速に応じ
て変化する水位をより正確に把握することができる。つ
まり、流水が基材1を通過するときには、そのときの流
速に比例して水位目盛2に沿って水位が波立つように変
動する(図1の仮想線参照)が、予め、その変位の割合
を流速対応で求めておき、水位目盛2に対して直交する
方向に、流速に対応させた縦線4(4A,4B,4C)
を付しておくと、その縦線4と交わる位置の水位目盛2
を読み取れば、そのときの水位を正確に得ることができ
る。なお、流速は、一点鎖線>二点鎖線>三点鎖線の順
に大で、各縦線4が、それぞれ4A,4B,4Cの順に
対応する。つまり、流速が大であるほど波立ちが高くな
るので、正確な水位を得るためには、より後方の位置で
水位目盛2を読む必要があり、縦線4をより後方の位置
に罫書き、水位目盛の読み取り位置、すなわち、・印で
示す縦線4との交点を、そのときの流速に応じて適切な
位置に替えるようにしている。各縦線4の位置は、前述
したように、予め実験的に得ることができるので、使用
場所等に応じて適宜必要な本数だけ罫書けばよく、一本
であってもよく、複数本であってもよい。なお、静水中
での測定に際しては、縦線4は不要であり、また、基材
1の断面形状は、図示のような膨らみを有する形状でな
く、流速の低い場所で使用するもの等については、単な
る平板状であってもよい。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による水位
測定用定規は、平板状の基材の表面に、水位目盛を付す
とともに、特定の温度で変色する示温塗料を塗着したの
で、周囲の明度等の状況の如何にかかわらず、水位目盛
を簡易かつ正確に読み取ることができ、基材の表面に、
水位目盛と直交するように、流速に対応した縦線を付
ているので、水位目盛の読み取り位置を、そのときの流
速に応じて替えることにより、流速の如何にかかわら
ず、常に正確な水位の測定をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水位測定用定規の一実施例における正
面図である。
【図2】水位測定用定規の断面図である。
【符号の説明】 1─基材、2─水位目盛、3─示温塗料、4(4A,4
B,4C)─縦線。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に立て置き、目視で水位を読み取る
    ようにした水位測定用定規であって、 平板状の基材の表面に、水位目盛を付すとともに、特定
    の温度で変色する示温塗料を塗着し、前記基材の表面に
    は、水位目盛と直交するように、流速に対応した縦線を
    したことを特徴とする水位測定用定規。
JP1991014591U 1991-02-21 1991-02-21 水位測定用定規 Expired - Lifetime JP2548573Y2 (ja)

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JPH04104532U JPH04104532U (ja) 1992-09-09
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KR102429555B1 (ko) * 2021-07-22 2022-08-04 엔에이치네트웍스 주식회사 수위측정용 눈금막대 및 이를 포함하는 수위측정 시스템

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