JP2596339Y2 - ガス分析計のサンプリング装置 - Google Patents

ガス分析計のサンプリング装置

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JP2596339Y2
JP2596339Y2 JP1993030513U JP3051393U JP2596339Y2 JP 2596339 Y2 JP2596339 Y2 JP 2596339Y2 JP 1993030513 U JP1993030513 U JP 1993030513U JP 3051393 U JP3051393 U JP 3051393U JP 2596339 Y2 JP2596339 Y2 JP 2596339Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車排ガスなどのサ
ンプルガスをガス分析計へ供給するサンプリング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】前記サンプリング装置において、サンプ
ルガス流路中に設けたフィルターの詰まりを検出するた
めに、例えば、図2に示した装置が用いられている。
【0003】図2において、1は、サンプリング装置
で、このサンプリング装置は、ガス分析計8にサンプル
ガスを供給するサンプルガス流路2中に並列状態で分岐
させた第一分岐流路3、第二分岐流路4を設けている。
また、これらの各分岐流路3,4中には第一フィルター
30,第二フィルター40と、この第一フィルター30
及び第二フィルター40の前後には電磁弁31,32及
び電磁弁41,42とが設けられている。
【0004】また、各分岐流路3,4の下流側のサンプ
ルガス流路2中には、圧力スイッチ15と吸引ポンプ7
とがこの順番で接続され、この圧力スイッチ15からの
信号を制御装置6に入力し、この制御装置6によって、
第一アラーム61と第二アラーム62及び、二方電磁弁
31,32と二方電磁弁41,42の制御を行うように
構成されている。
【0005】従って、フィルターの詰まりの検出は、前
記圧力スイッチ15からの信号、つまり、吸引ポンプ7
の吸引圧力に基づいて、この吸引圧力が一定以下になっ
たときに、前記第一フィルター30あるいは第二フィル
ター40の詰まり検出を行うようにしていた。
【0006】例えば、二方電磁弁31,32を開放状
態、二方電磁弁41,42を閉塞状態にして、サンプル
ガスSを第一分岐流路3に導き、第一フィルター30を
用いてガスサンプリング動作を行っているときに、前記
圧力スイッチ15によって測定されたポンプ7の吸引圧
が一定圧以下になった場合には、制御装置6は第一アラ
ーム61を鳴らすと共に、二方電磁弁31,32を閉塞
状態、二方電磁弁41,42を開放状態に切換えて、サ
ンプルガスSを第二分岐流路4に導き、この間に作業者
は、第一フィルター30を新しいものに取り替えること
ができるようにしていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが,この従来装
置においては、フィルター30,40の下流側の圧力を
圧力スイッチ15によって測定し、フィルター30,4
0の詰まりによる圧力変化を検出しようとしていたが、
このフィルター30,40の詰まりによる圧力変化は過
渡的に成立するにすぎない。
【0008】吸引ポンプ7の性能が低下した場合には、
フィルター30,40の詰まり検出は困難なものとなっ
ていた。
【0009】本考案は上記の点を考慮にいれてなされた
ものであって、フィルターの詰まり、吸引ポンプの性能
低下によるサンプルガスの流量変化を確実に検出し、フ
ィルターへの分岐流路を切り換えることができるガス分
析計のサンプリング装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、ガス
分析計にサンプルガスを供給するサンプルガス流路中に
並列状態で分岐させた複数の分岐流路を設け、これら各
分岐流路中にフィルターとフィルターの前および/また
は後に配置された弁とを設けると共に、サンプルガス流
路中の二点間の差圧を測定する手段を設けて前記フィル
ターの詰まりを検出し、前記差圧測定手段からの信号に
より前記弁を開閉してフィルターが正常である分岐流路
にサンプルガスを流すように構成したことを特徴とする
ガス分析計のサンプリング装置である。
【0011】
【作用】上記本考案のガス分析計のサンプリング装置に
よれば、サンプルガス流路中に複数の分岐流路および各
分岐流路中にフィルターとフィルターの前および/また
は後に配置された弁とを設け、サンプルガス流路中の二
点間の差圧を測定する手段およびこの差圧測定手段から
の信号により前記弁を開閉してフィルターが正常である
分岐流路にサンプルガスを流すように構成することによ
って、フィルターの詰まりによるサンプルガス流量の低
下を確実に検出し、フィルターへの分岐流路を切り換え
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、本考案の一実施例を示すフロー図で
あって、本実施例が従来例と異なる点は、次に示す差圧
測定手段としての圧力スイッチとキャピラリである。従
って、その他の構成は図2に示した従来例と同じである
から、同符号を付して詳細な説明を省略する。
【0013】51はサンプルガス流路2中のフィルター
30,40の下流側でポンプの上流側に接続された一定
の抵抗を有するキャピラリである。そして、サンプルガ
スSは吸引ポンプ7によってガス分析計8に導入される
のであるが、その全量がフィルター30又は40及びキ
ャピラリ51を介して、吸引されることになる。つま
り、キャピラリ51を通るサンプルガスSの流量は、そ
の両端の二点A,Bの圧力差になって現れることにな
る。
【0014】そして、圧力スイッチ5はこのキャピラリ
51の上流側と下流側の二点A,Bに接続されて、サン
プルガス流路2中の二点A,B間の差圧つまりサンプル
ガスSの流量を測定することになる。また、この圧力ス
イッチ5で測定した信号は制御装置6に入力される。
【0015】次に、この装置の動作について、順をおっ
て説明する。例えばサンプルガスSを第一分岐流路3に
導いて、第一フィルター30を用いてガスのサンプリン
グ動作を行っているときに、第一フィルター30が徐々
に詰まりはじめた場合には、第一フィルター30の抵抗
が大きくなりサンプルガスSの流量は徐々に低下するこ
とになる。
【0016】従って、前記キャピラリ51を通過するサ
ンプルガスSの流量も低下し、これに比例してキャピラ
リ51の両端の二点A,B間の圧力差は小さくなる。つ
まり、この二点A,Bの差圧は、フィルターの詰まりに
よるサンプルガスSの流量の変化に敏感に反応し、その
詰まり状態を確実に検知できる。
【0017】この二点A,B間の差圧は圧力スイッチ5
によって信号に変換され、制御装置6に入力される。圧
力スイッチ5によって測定された差圧が一定圧以下にな
った場合、つまり、フィルター30の詰まりによって測
定に必要な流量のサンプルガスSを流せなくなった場合
には、制御装置6は第一アラーム61を鳴らすと共に、
二方電磁弁31,32を閉塞状態、二方電磁弁41,4
2を開放状態にして、サンプルガスSを第二分岐流路4
に切り換えて供給するようになっている。
【0018】この間に作業者は、第一フィルター30を
新しいものに取り替えることができる。なお、この間二
方電磁弁31,32は閉塞状態にあるため、第一フィル
ター30の取換え作業はガスサンプリング動作に全く影
響を及ぼすことはない。
【0019】本実施例のサンプリング装置は、上記の手
順によって、測定を続けながら、かつ、フィルター30
の詰まりによってサンプルガスSの流量が分析に影響を
及ぼすほどに少なくなったときには、第一フィルター3
0の交換を速やかに行うことができるが、第二フィルタ
ー40の交換時においても同様に行えることは言うまで
もない。
【0020】また、仮に第二分岐流路4側に切り換えて
も、フィルター詰まりによる影響が無くならない場合
(つまり第二フィルター40も詰まっている場合)に
は、表示装置6は両方のアラーム61,62を鳴らして
装置全体を停止させることにより、作業者に異常を知ら
せることができる。
【0021】また、本実施例においては、キャピラリ5
1および圧力スイッチ5を両フィルター30,40の下
流側でかつポンプ7の上流側に設けているが、その取付
位置はこれに限られるものではなく、ポンプの下流側や
フィルター30,40の上流側に設けることも可能であ
る。
【0022】さらに本実施例では、二方電磁弁31,3
2,41,42をそれぞれフィルター30,40の上流
側と下流側に設けているが、本考案はこれに限られるも
のではなく、第一分岐流路3と第二分岐流路4の分岐点
および/または合流点、つまりフィルターの前および/
または後に三方電磁弁を設けるようにしてもよい。
【0023】加えて、分岐流路は二流路に限られるもの
ではなく、三流路以上設けるようにしてもよいことは言
うまでもない。
【0024】また、本実施例においては、サンプルガス
Sを一定抵抗を有するキャピラリ51に流入させること
によって、その流量を測定しているが、このキャピラリ
51は本考案の必須要件ではなく、前記圧力スイッチ5
の精度が十分にある場合には、前記キャピラリ51を省
略し、流路を構成する配管途中の二点間の差圧を検出す
るようにしてもよく、この場合は吸引ポンプ7に掛かる
負担を軽くすることができる。
【0025】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案に係るガス
分析計のサンプリング装置は、ガス分析計にサンプルガ
スを供給するサンプルガス流路中に並列状態で分岐させ
た複数の分岐流路を設け、これら各分岐流路中にフィル
ターとフィルターの前および/または後に配置された弁
とを設けると共に、サンプルガス流路中の二点間の差圧
を測定する手段を設けて前記フィルターの詰まりを検出
し、前記差圧測定手段からの信号により前記弁を開閉し
てフィルターが正常である分岐流路にサンプルガスを流
すように構成しているので、フィルターの詰まりによっ
て測定に必要な流量のサンプルガスSを流せなくなった
場合には、それを確実に検出し、作業者が容易に交換で
きるように、サンプルガスの流路を切り換えることがで
きる。
【0026】また、本考案において用いられる差圧測定
手段は、サンプルガス流路中の二点間の差圧を測定する
ものなので、この差圧測定手段はサンプルガス流路中の
任意の場所に取付けることができ、ガスサンプリング装
置の設計を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガス分析計のサンプリング装置の一実
施例を示すフロー図である。
【図2】従来例のガス分析計のサンプリング装置をしめ
すフロー図である。
【符号の説明】
1…サンプリング装置、2…サンプルガス流路、3,4
…分岐流路、5…差圧測定手段、8…分析計、30,40 …
フィルター、31,32,41,42 …二方電磁弁、S…サンプル
ガス。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス分析計にサンプルガスを供給するサ
    ンプルガス流路中に並列状態で分岐させた複数の分岐流
    路を設け、これら各分岐流路中にフィルターとフィルタ
    ーの前および/または後に配置された弁とを設けると共
    に、サンプルガス流路中の二点間の差圧を測定する手段
    を設けて前記フィルターの詰まりを検出し、前記差圧測
    定手段からの信号により前記弁を開閉してフィルターが
    正常である分岐流路にサンプルガスを流すように構成し
    たことを特徴とするガス分析計のサンプリング装置
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KR102262883B1 (ko) * 2020-03-18 2021-06-09 단국대학교 산학협력단 일정한 공간속도 제어가 가능한 필터 성능 실험장치

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