JPH02140649A - 油中溶存ガス監視装置 - Google Patents

油中溶存ガス監視装置

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JPH02140649A
JPH02140649A JP29355788A JP29355788A JPH02140649A JP H02140649 A JPH02140649 A JP H02140649A JP 29355788 A JP29355788 A JP 29355788A JP 29355788 A JP29355788 A JP 29355788A JP H02140649 A JPH02140649 A JP H02140649A
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JP
Japan
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gas
oil
chamber
dissolved
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP29355788A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kobayashi
恒夫 小林
Toshio Suzuki
敏夫 鈴木
Toshiyuki Nakano
俊之 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、油入電気機器のタンク内に充填された絶縁油
中の溶存ガスを監視する油中溶存ガス監視装置に関する
ものである。
(従来の技術) 例えば、油入変圧器のように、タンク内に機器本体と共
に絶縁油を充填して成る油入電気機器においては、熱分
解によって生じる絶縁油中のガスの種類あるいは量、経
時変化等を測定することにより、機器が正常に運転され
ているか否か、異常である場合にはどの様な種類、程度
の異常であるか等の重要な情報が得られる。このことか
ら、油入電気機器、特に変圧器の保守・診断等のために
、各種のガス測定及びガス分析が行なわれている。
この様な油中溶存ガスの測定、分析においては、従来、
その一つの例として、タンク内から採取した絶縁油から
油中溶存ガスを抽出し、そのガスをガスクロマトグラフ
ィーにより分析するという方法がとられている。しかし
、この方法は、タンク内から絶縁油を採取するという操
作が必要となるため、油中に溶存するガスを連続的に分
析することができない。また、採取した絶縁油は、研究
所あるいは試験所等、別の離れた場所でガス分析を行う
ので時間がかかり、異常発生初期に異常の確認が遅れ、
その間に事故が拡大してしまうといった欠点があった。
この様な欠点に対し、最近では、連続した油中溶存ガス
監視の要求が高まっており、種々のガスセンサを使用し
て、常時、油中溶存ガスの監視を行う方法が検討されて
いる。これらの方法は、油入電気機器のタンクの近傍に
ガス室を設け、ガス透過膜等を介してタンク内の油中溶
存ガスをガス室内に抽出し、ガス室内に配設したガスセ
ンサによって油中溶存ガスを検出するものである。
第4図に、従来から用いられている高分子ガス透過膜を
用いた油中溶存ガス監視装置の一例を示す。即ち、図示
しないタンク内と連通ずる絶縁油の導入管4及び送出管
5を備えた油室1に、これと隣接して一体的にガス室2
が設けられている。
また、両者間は油は透過させないが溶存ガスは透過させ
る高分子材料からできたガス透過膜6によって仕切られ
、油中溶存ガス8が油室1内からガス室2内に移動し得
るように構成されている。
この様な構成を有する油中溶存ガス監視装置においては
、絶縁油7は導入管4よりタンク内から油室1へ導かれ
、送出管5によって再びタンク内へ排出される。このと
き、油室1の中で絶縁油7はガス透過膜6と接し、この
とき溶存ガス8が、絶縁油7とガス室2間で平衡してい
なければ油中に溶存している溶存ガス8はガス室2内に
移動する。この様にしてガス室2内に導入された油中溶
存ガス8は、ポンプ10により、ガス導入管12を通す
センサ室13へ導かれ、そこに設置されているガスセン
サ9によって検出される。センサ室13へ送られたガス
はガス送出管11を介しガス室2へ戻る。
このようにガスを流通させることによりガス系全体が一
様に平衡させることができる。そしてセンサ室13に設
置されたガスセンサ9の出力信号は、回路部3の異常判
定部へ送出され、ここで電気信号に変換される。
以上述べた様に、ガス透過膜を利用した油中溶存ガス監
視装置は、機器の内部(油側)と外部(センサ側)とが
ガス透過膜6によって仕切られているため、異物の侵入
・油の漏れ等の心配がなく、自動連続監視に適した構成
である。
ところで、油入電気機器においては、正常運転時にも油
中ガスが発生する。例えば、油入変圧器における正常運
転時の油中ガス量の経時変化は、平常運転変圧器におけ
る油劣化防止方式別COガス量の経時変化を表わした第
5図及び平常運転変圧器における油劣化防止方式別H2
ガス量の経時変化を表わした第6図に示す通りである。
また、油入電気機器中に何らかの異常があれば。
発生するガス量あるいは異常の種類により、独特の発生
ガスパターンになる。例えば「電気協同研究」第36巻
第1号においては、油入変圧器の発生ガス量における要
注意レベル、異常レベルのガイドとして、以下の表12
表2に示す様な数値が提示されている。
これらの数値をもとに自動連続監視の管理・判定値を決
定する。
(発明が解決しようとする課題) 第4図に示した従来の油中溶存ガス監視装置は、絶縁油
7中の溶存ガス8とガス室中の溶存ガスが平衡してから
測定することが必要である。ガス透過膜のガス透過速度
は、分子の小さい軽いガスの方が速く、分子の大きな重
い分子のガスの方が遅い。したがって、ガス室中の溶存
ガスが平衡する時間は、重いガス分子により支配され、
測定時間が長くかかってしまっていた。
またセンサを入れるセンサ室の容積を小さくすれば、平
衡時間が短くなるが、センサ室の容積を小さくすると、
センサが、外部の温度変化の影響を受けて特性が安定し
なくなるなど問題があり、センサ室の容積も小さくでき
なかった。
本発明の目的は、油入電気機器に異常が発生した場合の
応答性に優れた、精度の高い油中溶存ガス監視装置を提
供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の油中溶存ガス監視装置は、油入電気機器のタン
ク内に充填された絶縁油中から油中溶存ガスを透過膜を
通して分離し、ガスセンサによって油中溶存ガス濃度を
測定する油中溶存ガス監視装置において、前記分離され
たガスを独立させることのできる循環路で循環させ1分
離されたガスを排出し、ガス室内を初期状態とする機能
を備えていることを特徴とするものである。
(作 用) 本発明の油中溶存ガス監視装置によれば、溶存ガスの分
離部とガスセンサ室とを電磁弁で区切り、この独立させ
たガス区分の中でガスを循環させる。
したがって充分小さな容積のためガス室のガスが平衡に
達する時間が短い、測定時は電磁弁を操作し、センサの
入ったガス室と結合させて測定を行う。測定後にガス室
内のガスを排出しガス室内部を初期の状態とすることが
できる。
(実施例) 以下本発明を第1図および第2図の実施例を参照して説
明する。第1図および第2図で第3図と同一符号は同一
部分を指すものであるからその説明を省略する。まず第
1図において、油室1に絶縁油導入管4および導出管5
を設け、その内部をガス透過膜6で絶縁油7と分離して
ガス室2を形成している。ガス室2の上部をガス送出管
11で内部にガスセンサ9を有するセンサ室13に連通
し、ガス室2の下部をガス導入管12でセンサ室13の
下部と連通ずる。
ガス送出管11の途中にポンプ10および電磁弁15を
設け、ガス心入管12の途中に電磁弁14および16を
設け、その電磁弁14と電磁弁15とをバイパス管17
で接続している。またセンサ管13の上部に吸湿器18
を設けて空気取入口19で大気に通じている。
さらにポンプ10および電磁弁14.15.16は回路
部3の指令によって開閉制御され、ガスセンサ9の検出
結果も回路部3の異常判定部に入力される。
このように構成された本発明においては、測定を実施し
ない時はポンプ10によりガス室2内の溶存ガス8をガ
ス導入管12により、ガス室2の外部へとりだす。この
溶存ガス8は電磁弁14(3方弁)によりバイパス管1
7に導かれ、さらに電磁弁15(3方弁)により、ポン
プ10を介してガス送出管11によりガス室2へ導かれ
る。
このバイパス管17を含む循環路の容積は、センサ室1
3を含めた容積の10分の1程度にすることができる。
したがって、平衡に達するまでの時間も従来の10分の
1程度に短縮することが可能である。
ポンプ10の運転も、ガス室2の等価容積が小さくなっ
たために、連続運転する必要はなく、1時間に数分程度
の運転時間で充分ガス透過膜近傍でのガスの滞留を防止
することができる。この運転時間の制御は回路部3でな
されている。
ガス室2の溶存ガス8の濃度が平衡した際にガス濃度を
測定する。電磁弁14.15を切換える。ガス導入管1
2を通った溶存ガス8は電磁弁14を通り。
電磁弁16を通ってセンサ室13へ導かれる。次に電磁
弁15.ポンプ10を通って、ガス室2へ戻る循環路が
形成される。ガス室2内の溶存ガス8とセンサ室13内
の空気とよく混合するよう数分間ガスを循環し、ガスセ
ンサ9で溶存ガス8の濃度を分析する。
測定が終了すれば、次の測定のためセンサ室内の溶存ガ
ス8を廃棄する必要がある。これは、センサ室13内に
溶存ガス8が残っているとガスを混合した際に混合ガス
の濃度基準が変化してしまうためである。このあとに電
磁弁16を切換え、センサ室13と電磁弁16の間のガ
スの流れをしゃ断し、ガス室2よりガス導入管12.電
磁弁14.電磁弁16を通ったガスは、ガス排出口より
排出される。
一方、センサ室13は、電磁弁16によりガス室2との
連絡が断たれたため、空気取入口19より取入れた空気
を吸湿器18により水分を吸湿したうえでセンサ室13
に取り入れる。この空気は電磁弁15゜ポンプ10を通
りガス送出管11を通ってガス室2へ送り込まれる。す
なわち、ガス室2.センサ室13内の溶存ガス8を水分
を取除いた空気に置換することができる。
絶縁油7中の溶存ガス8の状態によっては、絶縁油7中
の溶存ガス8がガス透過膜6を通して、ガス室2へ透過
するのと合わせて、ガス室2中の空気が絶縁油7中に透
過することがあり、これによってガス室2が負圧となる
ことがある。測定時に圧力が変わるとガスセンサ9の特
性が変化するため、圧力を調整する必要があるが、吸湿
器18と空気取入口19はガス室13内に圧力を大気圧
に保つ機能ももっている。尚、大気圧となった後の吸湿
器へのガスリークは、測定時間に対して無視できる。
この様にガス室2の循環時の容積を小さくすることで、
ガス室2内の溶存ガス8の平衡状態を速くすることがで
き、応答性を格段に向上させることができる。また、ガ
スの排出機能を持たせることで、常に同じ状態で測定す
ることができ、精度が向上する。また、センサ室の調圧
機能を同時にもたせることができる。
第2図に示す他の実施例では、電磁弁16の先にさらに
高性能ガスクロマトグラフ、ガス質量分析器等の高精度
分析装置21を取りつけたことを特徴としている。
次に第2図の実施例もガスを循環して透過させ、ガスセ
ンサ9で測定したあとガス排気操作でガスを排出する。
その際、ガス排出口20を通るガスを高精度分析装置2
1を用いてさらに高精度に分析することができる。
第3図はこの高精度分析装置21を電磁弁22を介して
取付けることで、常時はセンサ室13の通常のガスセン
サ9で検出し、万一電気機器に異常が生じた場合に高精
度分析装置21が利用できるように電磁弁22を切換え
る。このようにすることで異常発生時も容易に高精度の
測定が実施できるとともに、異常発生時にのみ高精度分
析装置21を使用することで、高精度分析装置21に必
要なメンテナンス費用等のランニングコストを節約する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上述べた様に、本発明によれば、ガス室内に分離され
た油中溶存ガスを独立させることのできるガス循環路で
強制的に循環させるとともに、測定後に分離した溶存ガ
スを排出する操作を行うことで、油入電気機器に異常が
発生した場合の応答性に優れた、また容易に高精度の分
析装置が利用できる精度の高い油中溶存ガス監視装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油中溶存ガス監視装置の一実施例を示
す概略系統図、第2図は本発明の他の実施例を示す概略
系統図、第3図は本発明のガス排出部における他の実施
例を示すブロック構成図、第4図は従来の油中溶存ガス
監視装置の一例を示す概略系統図、第5図は平常運転変
圧器における油劣化防止方式別COガス量の経時変化を
示す特性図、第6図は平常運転変圧器における油劣化防
止方式別H2ガス量の経時変化を示す特性図である。 1・・・油室 2・・・ガス室 3・・・回路部 4・・・導入管 5・・・送出管 6・・・ガス透過膜 7・・・絶縁油 8・・・溶存ガス 9・・・ガスセンサ 10・・・ポンプ 11・・・ガス送出管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油入電気機器のタンク内に充填された絶縁油中から油中
    溶存ガスをガス透過膜を通して分離し、ガスセンサで油
    中溶存ガス濃度を測定する油中溶存ガス監視装置におい
    て、前記分離したガスを独立させることのできるガス循
    環路を設けたことを特徴とする油中溶存ガス監視装置。
JP29355788A 1988-11-22 1988-11-22 油中溶存ガス監視装置 Pending JPH02140649A (ja)

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JPH02140649A true JPH02140649A (ja) 1990-05-30

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0472556A (ja) * 1990-05-02 1992-03-06 Toshiba Corp 油入電気機器の経年劣化診断方法
JP5859159B1 (ja) * 2015-06-18 2016-02-10 株式会社ピュアロンジャパン 水素ガス濃度の連続測定方法及びそれに用いる水素ガス濃度測定装置
KR20210012300A (ko) * 2019-07-24 2021-02-03 한국수력원자력 주식회사 변압기의 절연유 유중가스 공급라인 압력 밸런스 유지 시스템

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