JP2596289Y2 - カーテンランナ - Google Patents

カーテンランナ

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JP2596289Y2
JP2596289Y2 JP1993027847U JP2784793U JP2596289Y2 JP 2596289 Y2 JP2596289 Y2 JP 2596289Y2 JP 1993027847 U JP1993027847 U JP 1993027847U JP 2784793 U JP2784793 U JP 2784793U JP 2596289 Y2 JP2596289 Y2 JP 2596289Y2
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清 植田
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エスエム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーテンレール上を
走行するカーテンランナに関し、より詳しくは、上部の
ランナ本体と下部の吊環取付け部材との相互回転可能な
結合状態が強固であるようなカーテンランナに関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンランナは、カーテン地を吊下げ
る吊環取付け部材がランナ本体に対して回転自在になる
ように構成されており、両者は、ランナ本体の下端部に
形成された嵌入孔と、吊環取付け部材の上端部に形成さ
れたきのこ状の嵌入突起との嵌合で一体化されている。
例えば実開昭58−55587号公報に開示されている
カーテンランナがそれで、このカーテンランナでは、嵌
入突起に対して、縦方向の割り溝を、上端面から形成し
ている。これは、嵌入孔に対して嵌入するときに、割り
溝の幅が狭まって、つまりきのこ状の突起の頭部が収縮
して嵌入し易くするためであり、嵌入孔への嵌入が完了
すると、割り溝は元通りになり、頭部が嵌入孔の上端縁
に係止することとされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、カーテンの
開け閉めの時など、カーテンランナに対して斜め下方へ
の荷重がかかると、嵌入突起を嵌入孔に嵌入するときと
同様に、割り溝の幅が容易に狭められて嵌入突起の頭部
側が収縮し、頭部の係止が外れて嵌入突起が嵌入孔から
脱落してしまう難点がある。
【0004】また、斜めに荷重がかかった時ばかりでな
く、真下に荷重がかかる場合にも割り溝が狭められる方
向の力が働く。すなわち、嵌入突起の頭部は嵌入孔の上
端縁に係止しているので、カーテンの重み等を原因とし
て嵌入突起に対し外側からかかる力は、割り溝の幅を狭
める力となって歪みが発生し、経時に伴って嵌入突起の
頭部は収縮する。割り溝の復元は、何か詰め物でもしな
い限り期待できない。
【0005】このため、上述のような割り溝のない嵌入
突起を有する吊環取付け部材もあるが、これの場合に
は、嵌入孔との微妙な寸法差が必要であり、嵌入作業が
容易でない上に、前述のように荷重がかかった場合に、
嵌入孔の方に大きな負荷がかかって破損してしまうとい
う難点がある。
【0006】そこでこの考案は、ランナ本体に対する吊
環取付け部材の嵌入作業が容易であるとともに、両者の
結合状態が強固であって長期の使用に耐え得るカーテン
ランナの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段を実施例の図1を用いて説明すると、その構
成は、カーテンレール上を走行する上部のランナ本体2
下端部に嵌入孔7を形成するとともに、下部の吊環取付
け部材3上端部にきのこ形嵌入突起10を形成し、該嵌
入突起10を上記嵌入孔7に対して嵌入して、嵌入突起
10の頭部10bを上記嵌入孔7の上端縁に係止し、相
互回転自在に一体とするカーテンランナ1であって、前
記嵌入突起10の上下方向の中間部に径方向に沿って可
撓孔11を形成したカーテンランナ1であることを特徴
とする。
【0008】
【作用】すなわち、上述の構成によれば、ランナ本体の
嵌入孔に吊環取付け部材の嵌入突起を嵌入する場合に
は、嵌入突起の上下方向中間部に形成した可撓孔が撓ん
で、嵌入突起中間部および頭部の幅を狭める方向に変形
して嵌入を容易にするとともに、両者の嵌着時には、真
下あるいは斜め下方向に荷重が係る場合であっても、嵌
入突起に対して外側からかかる力は可撓孔を撓ませて吸
収される結果、嵌入突起の頭部を収縮する力とはなり得
ず、頭部の嵌入孔上端縁に対する係止状態は維持でき
る。
【0009】
【考案の効果】上述の結果、この考案によると、嵌入突
起の上下方向の中間部に可撓孔を形成しているので、嵌
入時には嵌入突起が細くなって作業が容易である。
【0010】また、その可撓孔の形成位置を上下方向の
中間部に設定しているので、上端面には割り溝のような
切欠き部分がなく、真下や斜め下方向への荷重によって
嵌入突起に対して外側から力がかかってもこの力は可撓
孔を撓ませて吸収されるので、頭部が収縮したりせず、
嵌入孔の上端縁に対する係止状態を強固に維持すること
ができる。すなわち、両者の強固な結合状態を得ること
ができる。しかも、収縮したりする変形は、可撓孔のあ
る上下方向の中間位置で行なえるので、外力に対して柔
軟であり、従来のように嵌入孔が不測に破損してしまう
などというようなことを防止でき、長期の使用にも耐え
得るものとすることができる。
【0011】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1はカーテンランナ1を示す一部破断正面図
で、この図に示すようにカーテンランナ1は合成樹脂性
で、相互に嵌着するランナ本体2と吊環取付け部材3と
で構成している。
【0012】ランナ本体2は、図2に示すようにカーテ
ンレール4内を走行する2つのローラ5,5を上端に回
転可能に軸支し、下端には、カーテンレール4のランナ
溝4aよりも大径でリング状の取付け部6を一体形成
し、この取付け部6の内側の孔を嵌入孔7としている。
この嵌入孔7は、テーパ部7aを介して下側を大径部7
bに、上側を小径部7cに設定している。
【0013】また上述の吊環取付け部材3は、図3にも
示すごとく、円板状の座部8の下面に吊環9を一体に垂
設するとともに、上面にきのこ形の嵌入突起10を一体
に立設している。なお、上述の吊環9は、金属製のもの
を係止して一体的に取付けるようにするもよい。また、
嵌入突起10は、下側の胴部10aを上述の嵌入孔7の
小径部7cに嵌合対応する寸法に設定し、上側の頭部1
0bをそれよりも大径に設定している。
【0014】そして、上述の嵌入突起10の上下方向に
おける中間部には、正面視長円形で径方向に貫通する可
撓孔11を形成している。この可撓孔11は、嵌入突起
10の上端面が割れておらず、また割れなければ足り、
例えば可撓孔11の下端が下側の胴部10aの下端に達
するように形成するもよい。
【0015】このように構成したランナ本体2と吊環取
付け部材3とを結合するには、吊環取付け部材3の嵌入
突起10をランナ本体2の嵌入孔7に嵌入すればよい。
嵌入突起10の頭部10bを嵌入孔7に押付け大径部7
bから嵌入を始めると、嵌入突起10は可撓孔11が撓
むことによって、頭部10bを窄めるように変形してテ
ーパ部7aから小径部7cを通って取付け部6の上側に
出る。そして可撓孔11の形状が元通りに復帰して頭部
10bの外周が嵌入孔7の上端縁に係止する。
【0016】このカーテンランナ1の作用および効果を
つぎに説明する。使用状態時において、カーテン地の重
みや開閉操作時にかかるの急激な負荷等によって、真下
あるいは斜め下方向に荷重が係る場合には、嵌入孔7の
上端縁と嵌入突起10の頭部10b外周部との間に負荷
がかかっても、頭部10bの上端面が割れていないの
で、例えば図4に示すように、嵌入突起10に対して外
側からかかる力は、可撓孔11を撓め、変形させはする
が、頭部10bを窄めるような収縮変形を起こし得ず、
頭部10bの外周部が係止した状態を強固に維持でき
る。
【0017】したがって、嵌入時には嵌入突起10が細
くなって作業が容易であるとともに、嵌着後におては嵌
入突起10の頭部10bの変形を阻止して、両者の強固
な結合状態を得ることができる。しかも、上述のように
強固な固定状態が得られる一方、結合している相互が互
いに全く変形しないのではなく、嵌入突起10の可撓孔
11を形成した上下方向の中間位置が変形してかかる負
荷を吸収するので、外力に対して柔軟であり、嵌入孔が
不測に破損してしまうなどというようなことを防止でき
て、長期の使用にも耐え得るものとすることができる。
【0018】なお以上の一実施例では、嵌入突起10に
形成する可撓孔11は貫通形成したが、適宜深さの孔を
1個または複数個形成して、可撓孔とするもよい。また
その可撓孔の形状も、長円形でなく菱形等であるもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンランナを示す一部破断正面図。
【図2】カーテンランナを示す側面図。
【図3】カーテンランナを示す分解斜視図。
【図4】作用状態を示す一部破断正面図。
【符号の説明】
1…カーテンランナ 2…ランナ本体 3…吊環取付け部材 4…カーテンレール 7…嵌入孔 10…嵌入突起 10b…頭部 11…可撓孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテンレール上を走行する上部のランナ
    本体下端部に嵌入孔を形成するとともに、下部の吊環取
    付け部材上端部にきのこ形嵌入突起を形成し、該嵌入突
    起を上記嵌入孔に対して嵌入して、嵌入突起の頭部を上
    記嵌入孔の上端縁に係止し、相互回転自在に一体とする
    カーテンランナであって、 前記嵌入突起の上下方向の中間部に径方向に沿って可撓
    孔を形成したカーテンランナ。
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