JP2595754C - - Google Patents

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JP2595754C
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Brother Industries Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、文字等をテープ状の被記録媒体に記録するテープ記録装置及びその
テープ記録装置に装着されるテープカセットに関する。 [従来技術] 従来、文字、図形等の像が形成された粘着性を有する被記録媒体(以下、ラベ
ルと称する)の1つとしては、フィルム状記録媒体に前記像を記録後、その記録
媒体の片面に永久接着力を有する両面テープを貼付けることにより作成されるも
のがあった。 また、他のものとしては、磁性を利用したラベルに対して、文字、図形等の像
を記録することにより作成されるものもあった。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、前者すなわち永久接着力を有する両面テープを用いたラベルに
おいては、そのラベルを金属や紙等の被接着面に貼付けた後に剥がした場合、テ
ープの接着剤がテープより剥がれて金属等の被接着面に貼付いてしまったり、被
接着面が紙の場合、紙が破れてその紙がテープに貼付いてしまう。このため、一
旦貼付けたラベルを剥がして繰返し被接着物に貼付けることは困難であった。ま
た、後者つまり磁性を利用したラベルにおいては、繰返し被接着物に貼ることは
できるが、金属にしか貼れないという欠点があった。 本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、文字、図形
等の所望の像が形成され、金属、紙、あるいはプラスチック等の被接着面に対し
て何度も貼付けたり剥がしたりすることが可能なテープ状の被記録媒体を作成す
るためのテープ記録装置及びそのテープ記録装置に装着されるテープカセットを
提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] この目的を達成するために、請求項1に係るテープカセットは、テープ状の被
記録媒体を搬送する搬送手段と被記録媒体に文字等を記録する記録手段とを備え
、被記録媒体を搬送しつつ記録を行うテープ記録装置に装着されるテープカセッ
トであって、前記被記録媒体と、その被記録媒体に記録を行うためインクリボ
ンと、ベースフィルムの一方の面に粘着力が1グラム以上400グラム以下であ
る粘着層とその粘着層に貼り付けられた離型紙とを備え、該ベースフィルムの他
方の面に永久接着型粘着層を備え、その他方の面が前記被記録媒体の記録面に貼
り付けられる粘着テープとを巻回された状態で収納している。 また、請求項2に係るテープ記録装置は、テープ状の被記録媒体と、被記録媒 体に記録を行うためインクリボンと、ベースフィルムの一方の面に粘着力が1
グラム以上400グラム以下である粘着層とその粘着層に貼り付けられた離型紙
とを備え、該ベースフィルムの他方の面に永久接着型粘着層を備え、その他方の
面が前記被記録媒体の記録面に貼り付けられる粘着テープとを巻回された状態で
収納するテープカセットと、被記録媒体にインクリボンを介して文字等を記録す
る記録手段と、粘着テープをテープカセットから引き出すと共に記録済みの被記
録媒体に粘着テープを貼り付けつつ装置外部へ送り出す貼付手段とから構成され
る。 [作用] 上記の構成を有する請求項1に係るテープカセットは、テープ記録装置に装着
されて、テープ記録装置により被記録媒体にインクリボンを介して文字等の記録
がなされると共に、その被記録媒体に粘着テープが貼り付けられる。その記録済
みの粘着テープ付き被記録媒体はテープカセット外部に排出され、文字等で所望
の像が形成され、且つ被接着面に対して何度も貼り付けたり剥がしたりできるラ
ベルとなる。 請求項2に係るテープ記録装置は、テープ収納部に装着されたテープカセット
の被記録媒体に対して記録手段により文字等の記録を行うと共に、貼付手段によ
り粘着テープをテープカセットから引き出すと共に記録済みの被記録媒体に粘着
テープを貼り付け、文字等の所望の像が形成され、且つ被接着面に対しても何度
も貼り付けたり剥がしたりできるラベルを作成する。 [実施例] 以下に、本発明に係る粘着シート、及びテープカセット及びテープ記録装置を
具体化した実施例について図面を参照して説明する。 第1図は、本実施例に係る粘着シートの説明図であり、粘着シートの断面を示
している。 第1図において、紙、プラスチック等により形成されたベースフィルム64の
片面には、粘着力が1000グラム以上となる要に組成決定されたゴム系、アク
リル系等の永久接着型粘着剤61が塗布されている。ベースフィルム64の他の
一方の面には、粘着力が1グラム乃至400グラムで、保持力の大きな組成とな る様に配合された粘着剤63が塗布されており、本実施例においては、以下に示
す様に配合された粘着剤を用いている。 まず、溶質としては、アクリル酸ブチルを65重量パーセント、アクリル酸2
エチルヘキシルを25重量パーセント、アクリル酸を10重量パーセントとした
ものを用いる。また、溶剤として、酢酸エチルとトルエンとを1:1の重量比と
したものを用いる。そして、その溶質に対して重量比1.5倍乃至3倍の溶剤を
配合し、この溶質に対する溶剤の重量比を変化させることにより、粘着剤63の
粘着力が1グラム乃至400グラムとなるようにしている。 該粘着力を1グラム乃至400グラムとしているのは、以下のような理由から
である。まず、該粘着力が1グラムに満たない場合には、粘着シート70を金属
、紙等の被接着面に確実に貼付けることができないからである。また、該粘着力
が400グラムを越える場合には、一旦粘着シート70を該被接着面に貼付けた
後に剥がしたときに、粘着剤63がベースフィルム64より剥がれて被接着面に
貼付いたり、被接着面である紙が破れて接着剤63に貼付いてしまい、粘着シー
ト70を繰返し被接着面に貼付けることができないからである。 粘着シート70は、さらに粘着剤63が塗布された面に離型紙62を有し、永
久接着型粘着剤61が塗布された面には、所望の像66が形成された透明なフィ
ルムテープ23が貼着されている。 尚、本実施例においては、ベースフィルム64、粘着剤63、永久接着型粘着
剤61、及び離型紙62により両面テープ33を形成しており、後述する様に透
明なフィルムテープ23に所望の像66を形成した後、両面テープ33によりそ
の像66を被覆する様に構成されている。尚、前記フィルムテープ23が本発明
の請求項1及び請求項2に係る被記録媒体を構成し、前記両面テープ33が本発
明の請求項1及び請求項2に係る粘着テープを構成する。 続いて、本実施例に係るテープ記録装置について第1図乃至第3図を参照して
説明する。 第2図は、本実施例に係るテープ記録装置の外観図であり、ケーシング10の
上面には、所望の文字、記号等の入力、及び印字命令等の入力を行うための操作
ダイヤル12、及びキーボード部14、そして操作ダイヤル12の操作により入 力された文字、記号等の表示を行う液晶表示部16が設けられている。ケーシン
グ10の側面には、作成された粘着シート70を排出するための排出口18が設
けられている。 第3図は、本実施例に係るテープ記録装置のケーシング10内に設けられ、両
面テープ33、フィルムテープ23、及びそのフィルムテープ23に所望の像を
形成するための熱転写リボン27が収納された本発明の請求項1及び請求項2に
係るテープカセットを構成する収納カートリッジ21と、記録手段であるサーマ
ルヘッド43とについて説明するための説明図である。 第3図において、収納カートリッジ21は、透明なフィルムテープ23が巻回
されたフィルムテープスプール25、熱転写リボン27がそのインク面を内側に
して巻回されたリボン供給スプール29、そのリボン供給スプール29から引出
された熱転写リボン27を巻取る巻取スプール31、及び前述した様な粘着力を
有する両面テープ33が離型紙62を外側にして巻回された両面テープスプール
35を有している。収納カートリッジ21は、更にフィルムテープ23と熱転写
リボン27とを案内するガイドピン41、及びフィルムテープ23と両面テープ
33とを整合する整合ローラ37とを有しており、各スプール25,29,31
,35、ガイドピン41、及び整合ローラ37は、それぞれ回転自在に保持され
、図示しない蓋体に覆われ、ケーシング10内に設置されている。 フィルムテープ23及び熱転写リボン27は、ガイドピン41により、熱転写
リボン27のインク面を介して対向した状態で凹部45まで案内されている。更
に、後述するプラテンローラ55及びサーマルヘッド43を介して熱転写リボン
27は、巻取スプール31に案内される。そして、フィルムテープ23は、整合
ローラ33に案内されている。また、両面テープ33は離型紙62を有さない面
を介してフィルムテープ23に対向した状態で、整合ローラ37に案内されてい
る。尚、巻取スプール31及び整合ローラ37は、図示しない駆動モータ及び動
力伝達機構によりそれぞれ矢印A方向及び矢印B方向に回転されるように構成さ
れている。 テープ収納カートリッジ21の凹部45には、熱転写リボン27を介して、フ
ィルムテープ23に所望の文字、記号等を転写するためのサーマルヘッド43が 配されている。そのサーマルヘッド43の近傍には、そのサーマルヘッド43に
対して接離可能に設けられたプラテンローラ55、及び整合ローラ37に対して
接離可能に設けられた送りローラ52が、支持体53に支持されている。 次に、上述の様に構成された粘着シート作成装置の動作について説明する。 キーボード部14及び操作ダイヤル12の操作により、所望の文字、記号等が
入力され、印字命令の入力が行われると、サーマルヘッド43にその入力文字の
反転文字パターンを発生させて、熱転写リボン27を介してプラテンローラ55
上にてフィルムテープ23に反転文字の転写を行う。と同時に図示しない駆動モ
ータを駆動することにより、整合ローラ37を矢印A方向に回転させ、巻取スプ
ール31を矢印B方向に回転させる。この巻取スプール31が回転することによ
って、転写済みのリボンがそのスプール31に巻取られる。また、整合ローラ3
7の回転によって、所望の文字、記号等が転写されたフィルムテープ23の被転
写面と両面テープ33の離型紙62を有さない接着面とが、整合ローラ37と送
りローラ52との間において貼着された後、収納カートリッジ21の外へ案内さ
れ、ケーシング10に設けられた排出口18より排出される。 排出口18より排出されたフィルムテープ23と両面テープ33との接合体す
なわち、粘着シート70は、入力された所望の文字、記号等の像が形成されてお
り、片面に離型紙62を有している。 上述の様に作成された粘着シート70は、離型紙62を剥がす事により、金属
、紙等の被接着面に対して貼付け可能となるのであるが、粘着剤63の粘着力が
1グラム乃至400グラムと弱く、一旦被接着面に貼付けた後に剥がした場合に
も、粘着剤63がベースフィルム64より剥がれて被接着面に貼付いてしまった
り、被接着物である紙が破れてその紙が粘着剤63に貼付いてしまったりするこ
とが無く、何度も繰返して被接着面に対して貼付けたり、剥したりすることがで
きる。 以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で、種々の変更を加えることができる。 例えば、本実施例において粘着シート70は、フィルムテープ23に所望の像
を形成した後、その像を両面テープ33により被覆する様に構成されているが、 片面にも予め粘着剤63が塗布され、その粘着剤63に離型紙62が貼付けられ
たフィルムテープの離型紙62を有さない面に像を形成する様にしてもよい。 また、本実施例においては、記録手段としてサーマルヘッド43及び熱転写リ
ボン27を用いたが、インパクト方式のものを用いても良い。 [発明の効果] 以上詳述した様に、本発明によれば、簡単、且つ安価な構成で、文字、図形等
の所望の像が形成され、金属、紙、あるいはプラスチック等の被接着面に対して
何度も貼り付けたり剥がしたりすることが可能なテープ状の被記録媒体を作成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は第1及び第2の発明の一実施例に係る粘着シートの説明図、第2図は
第2の発明の一実施例に係るテープ記録装置の外観図、第3図は同装置に用いら
れる収納カートリッジの説明図である。 図中、23はフィルムテープ、43はサーマルヘッド、63は粘着剤、64は
ベースフィルム、70は粘着シートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.テープ状の被記録媒体を搬送する搬送手段と被記録媒体に文字等を記録す
    る記録手段とを備え、被記録媒体を搬送しつつ記録を行うテープ記録装置に装着
    されるテープカセットであって、 前記被記録媒体と、 その被記録媒体に記録を行うためインクリボンと、 ベースフィルムの一方の面に粘着力が1グラム以上400グラム以下である粘
    着層とその粘着層に貼り付けられた離型紙とを備え、該ベースフィルムの他方の
    面に永久接着型粘着層を備え、その他方の面が前記被記録媒体の記録面に貼り付
    けられる粘着テープと を巻回された状態で収納することを特徴とするテープカセット。 2.テープ状の被記録媒体と、被記録媒体に記録を行うためインクリボンと
    ベースフィルムの一方の面に粘着力が1グラム以上400グラム以下である粘
    着層とその粘着層に貼り付けられた離型紙とを備え、該ベースフィルムの他方の
    面に永久接着型粘着層を備え、その他方の面が前記被記録媒体の記録面に貼り付
    けられる粘着テープとを巻回された状態で収納するテープカセットと、 前記被記録媒体にインクリボンを介して文字等を記録する記録手段と、 前記粘着テープをテープカセットから引き出すと共に記録済みの被記録媒体に
    粘着テープを貼り付けつつ装置外部へ送り出す貼付手段と からなることを特徴とするテープ記録装置。

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