JP2595572Y2 - ワークの位置決め・判別装置 - Google Patents

ワークの位置決め・判別装置

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JP2595572Y2
JP2595572Y2 JP1993066249U JP6624993U JP2595572Y2 JP 2595572 Y2 JP2595572 Y2 JP 2595572Y2 JP 1993066249 U JP1993066249 U JP 1993066249U JP 6624993 U JP6624993 U JP 6624993U JP 2595572 Y2 JP2595572 Y2 JP 2595572Y2
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positioning
work
pin
vehicle body
limit switch
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JP1993066249U
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喜幸 村田
聖 長谷部
猛 秋元
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数種類のワークを位
置決めすると共に、その種類を判別するワークの位置決
め・判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同一ラインで複数種類の車体を流す自動
車の混流生産ラインにおいて、溶接・塗装・組立等の各
工程で車体を搬送又は移載する場合に、複数種類の車体
に対応出来る位置決め装置が搬送台車や搬送ハンガなど
に設けられている。従来、搬送台車等に対する車体の位
置決め装置としては、車体のフロントフロア部の左右に
形成された水抜き孔等を利用し、この水抜き孔に搬送台
車等に取付けた位置決めピンを嵌合して位置決めするも
のが知られている(例えば、実公昭63−38998号
公報参照)。
【0003】また、混流生産ラインの各工程において、
搬送されてくる各種ワークに対して自動機により溶接や
塗装などの作業を行わせるには、ワークの種類を判別し
て自動機に指示する必要がある。従来、ワークの判別装
置としては、光電管等の検出器を用いてワークの種類に
よる形状の相違を識別する装置や、ワークに設けられた
穴を利用してワークの種類を判別する装置(例えば、実
開昭63−93245号公報参照)が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた位
置決め装置においては、位置決めピンがシリンダの圧力
室への流体の供給により、ピストンの動きに連動して位
置決めを行う機構を設けているため、装置の構造が複雑
であるという問題点を有していた。
【0005】また、従来の技術で述べた判別装置におい
ては、装置の構造が複雑で部品点数が多いため、製作が
煩雑でコスト高になるという問題点を有していた。
【0006】本考案は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、簡易な構造により複数種類のワークを確実に位
置決めすると共に、その種類を判別することが同一装置
で行うことが出来るワークの位置決め・判別装置を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
考案は、スプリングを縮装して出没自在に可動する複数
位置決めピンと、これらの位置決めピンの出没を各々
検知する複数のリミットスイッチとを備え、位置決めピ
ンは先とがりテーパ形状のピンであって、ワーク側の位
置決め孔に進入することでピン軸直角方向のワークの位
置決めを実施し、且つ、ワーク側の位置決め孔に進入し
たピンと位置決め孔に進入しないピンとをリミットスイ
ッチで検知し、この検知情報に基いてワークの種類を判
別することを特徴とする。
【0008】
【作用】位置決めピンが位置決め孔に嵌合してワークが
位置決めされ、同時にリミットスイッチの検知状態によ
りワークの種類が判別される。
【0009】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本考案に係るワークの位置決
め・判別装置の側断面図、図2は同じく平断面図、図3
はワークの位置決め・判別装置を備えた搬送台車に位置
決めされた車体の側面図、図4は同じく正面図、図5は
ワークの位置決め・判別装置の作用説明図である。
【0010】図1及び図2に示すように、ワークの位置
決め・判別装置1は、ハウジング2と、位置決めピン3
と、インナピン4と、スプリング5と、ドグ6と、リミ
ットスイッチ7から成っている。
【0011】位置決めピン3は、ハウジング2のピン穴
2aより突出し、スプリング5は、位置決めピン3の開
口穴3aとハウジング2のピン穴2aの底部2bに固着
したインナピン4との間に縮装されている。ドグ6は、
位置決めピン3の下部3bに設けられ、ドグ6の押圧に
よりオン状態になるリミットスイッチ7がハウジング2
内の下部2bに取付けられている。
【0012】位置決めピン3は、スプリング5により突
出方向に付勢されているが、ドグ6がハウジング2のピ
ン穴2a側面に形成した長孔2cの上部2dに当接する
ことで、ハウジング2の上面2eから所定の突出量をも
った状態で突出している。
【0013】また、位置決めピン3の先端部3cは、図
3及び図4に示す車体8の位置決め孔9に嵌合し易いよ
うにテーパ状に形成されている。なお、位置決めピン3
の外径は、位置決め孔9の内径よりも小さく、搬送台車
10に載置した車体8が搬送台車10に対して所定の位
置決め精度が得られるようなクリアランスとなってい
る。2fはハウジング2の蓋部材である。
【0014】また、位置決めピン3と同様な構成の位置
決めピン13が同じハウジング2に配設されている。そ
して、ワークの位置決め・判別装置1は、車体8のフロ
ア部の前後左右の4箇所に対応するように搬送台車10
に設けられている。
【0015】以上のように構成したワークの位置決め・
判別装置1の作用について図5により説明する。なお、
図5は、図3に示す車体8の後部左側の位置決め孔9に
対応するように搬送台車10に設置したワークの位置決
め・判別装置1の作用を示している。ここでは、3種類
の車体8A,8B,8Cが生産ラインを流れる場合を前
提とし、車体8Aと車体8Bの位置決め孔を夫々9A、
9Bとし、車体8C(不図示)の位置決め孔は9Aと9
Bの両方とする。
【0016】先ず、図5(a)に示すように、車体8A
は、車体8Aの位置決め孔9Aに位置決めピン3が嵌挿
することによって、搬送台車10に位置決めされる。こ
の時、リミットスイッチ7はオフ状態である。一方、位
置決めピン13は、車体8Aのフロア部によって押圧さ
れ、スプリング15を縮めてハウジング2のピン穴12
aに押込まれる。すると、位置決めピン13の下部13
bに設けられたドグ16が、リミットスイッチ17のレ
バー17aを押し下げ、リミットスイッチ17は、オン
状態になる。
【0017】そして、リミットスイッチ7,17の検知
信号が、制御盤(不図示)へ送られ、リミットスイッチ
7がオフ状態でリミットスイッチ17がオン状態という
ことで、車体8Aと判別される。
【0018】また、図5(b)に示すように、車体8B
は、車体8Bの位置決め孔9Bに位置決めピン13が嵌
挿することによって、搬送台車10に位置決めされる。
この時、リミットスイッチ17はオフ状態である。一
方、位置決めピン3は、車体8Bのフロア部によって押
圧され、スプリング5を縮めてハウジング2のピン穴2
aに押込まれる。すると、位置決めピン3の下部3bに
設けられたドグ6が、リミットスイッチ7のレバー7a
を押し下げ、リミットスイッチ7は、オン状態になる。
【0019】そして、リミットスイッチ7,17の検知
信号が、制御盤(不図示)へ送られ、リミットスイッチ
7がオン状態でリミットスイッチ17がオフ状態という
ことで、車体8Bと判別される。
【0020】また、車体8Cは、位置決め孔9A,9B
に両方の位置決めピン3,13が嵌挿して位置決めされ
る。この時、リミットスイッチ7とリミットスイッチ1
7が共にオフ状態ということで、車体8Cと判別され
る。
【0021】更に、図5(c)に示すように、車体8A
の位置決め孔9Aに位置決めピン3が嵌挿されず、リミ
ットスイッチ7とリミットスイッチ17が共にオン状態
の場合には、車体8Aが搬送台車10に位置決めされて
おらず、位置決めエラーと判別される。
【0022】なお、本実施例では、各リミットスイッチ
7,17のオン状態とオフ状態の組合せにより、車種判
別を行ったが、各車種に対応する単一のリミットスイッ
チのオン・オフ状態により車種判別することも出来る。
【0023】また、リミットスイッチ7,17の検知信
号の形態として、メーク接点(ノーマルオープン)を使
用してもいいし、ブレーク接点(ノーマルクローズ)を
使用してもいい。
【0024】従来、シーリング塗装のように厳しい精度
が要求される作業を、産業用ロボット等の自動機で行う
場合に、車体フロア部の前側左右の位置決めだけでは、
車体後部にずれが生じ易く、シーリングの品質に大きな
影響を与えていた。
【0025】しかし、以上のようにワークの位置決め・
判別装置1を、車体8のフロア部の前後左右の4箇所に
対応するよう搬送台車10に設けることによって、車体
8は確実に位置決めされ、産業用ロボット等の自動機で
行うシーリング塗装の品質の安定化に寄与する。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ワ
ークの位置決めとワーク種類の判別を簡易な構造の同一
装置で行うことが出来る。また、簡易な構造により、ワ
ークの位置決めとワーク種類の判別を別個独立に行う場
合に比べて、部品点数の削減やコストの低減に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るワークの位置決め・判別装置の側
断面図
【図2】本考案に係るワークの位置決め・判別装置の平
断面図
【図3】ワークの位置決め・判別装置を備えた搬送台車
に位置決めされた車体の側面図
【図4】ワークの位置決め・判別装置を備えた搬送台車
に位置決めされた車体の正面図
【図5】ワークの位置決め・判別装置の作用説明図
【符号の説明】
1…ワークの位置決め・判別装置、2…ハウジング、
3,13…位置決めピン、5,15…スプリング、6,
16…ドグ、7,17…リミットスイッチ、8,8A,
8B…車体、9,9A,9B…位置決め孔、10…搬送
台車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/00 302 B23P 21/00 303

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリングを縮装して出没自在に可動す
    複数の位置決めピンと、これらの位置決めピンの出没
    各々検知する複数のリミットスイッチとを備え、前記
    位置決めピンは先とがりテーパ形状のピンであって、ワ
    ーク側の位置決め孔に進入することでピン軸直角方向の
    ワークの位置決めを実施し、且つ、ワーク側の位置決め
    孔に進入したピンと位置決め孔に進入しないピンとを前
    記リミットスイッチで検知し、この検知情報に基いて
    ークの種類を判別することを特徴とするワークの位置決
    め・判別装置。
JP1993066249U 1993-12-13 1993-12-13 ワークの位置決め・判別装置 Expired - Lifetime JP2595572Y2 (ja)

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JPH0737540U JPH0737540U (ja) 1995-07-11
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