JP2595562B2 - ガス供給制御装置 - Google Patents
ガス供給制御装置Info
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- JP2595562B2 JP2595562B2 JP62239333A JP23933387A JP2595562B2 JP 2595562 B2 JP2595562 B2 JP 2595562B2 JP 62239333 A JP62239333 A JP 62239333A JP 23933387 A JP23933387 A JP 23933387A JP 2595562 B2 JP2595562 B2 JP 2595562B2
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- Japan
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- gas outlet
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガステーブル等のガスバーナへガスを供給
する複数個の出口をもつ、カス供給制御装置に、関する
ものである。
する複数個の出口をもつ、カス供給制御装置に、関する
ものである。
従来の技術 近年、ガス供給制御装置は弁本体内に収容した弁体を
有する操作軸を、軸方向へ移動させて、ガス通路を開閉
するものが多く採用されている。
有する操作軸を、軸方向へ移動させて、ガス通路を開閉
するものが多く採用されている。
複数個の出口をもつ、即ち、親子バーナに供されてい
るものは、前述したガス供給制御装置を複数個使用する
か又は、第9図、第10図に示すヘイシを用いたものが多
く採用されている。
るものは、前述したガス供給制御装置を複数個使用する
か又は、第9図、第10図に示すヘイシを用いたものが多
く採用されている。
以下図面を参照しながら上述した従来のガス供給制御
装置の一例について説明する。
装置の一例について説明する。
第9図は従来のガス供給制御装置の平面断面図、第10
図は同縦断面を示すものである。第9図、第10図におい
て、操作ツマミ5を回してガス入口7より、ガスがガス
コックボディ2とヘイシ4によって構成されたガス供給
制御装置の中を流れて、子ガス出口1および、親ガス出
口3より流出している状態図である。
図は同縦断面を示すものである。第9図、第10図におい
て、操作ツマミ5を回してガス入口7より、ガスがガス
コックボディ2とヘイシ4によって構成されたガス供給
制御装置の中を流れて、子ガス出口1および、親ガス出
口3より流出している状態図である。
6はガスコックボディ2の構成上からくるガス通路の
ヘイソクフタ6である。
ヘイソクフタ6である。
以上のように構成されたガス供給制御装置について以
下その動作について説明する。
下その動作について説明する。
まず、操作ツマミ5を軸方向へ回すことにより、ガス
入口7より入ったガスは、親ガス出口3,子ガス出口1よ
り流出する。操作ツマミ5を止方向へ回すことにより、
ヘイシ4はガスコックボディ2の中で回転し、親ガス出
口路8の孔を、ヘイシ孔4′が暫時閉じていき親ガス出
口3へのガス量を減じていく。さらに、操作ツマミ5を
回すと完全に親ガス出口路8は閉じられ、子ガス出口1
だけへのガス流出となる。さらに、操作ツマミ5を止方
向へ回していくと、ガス入口7の孔をヘイシ4が閉じて
いく。この時、子のガス量も絞られるものである。さら
に回していくと、子のガス出口1も完全にヘイシ4によ
って閉じられ、ここにガスは完全に止るものである。
又、家庭用ガステーブルに用いられるものは弁体式ガス
供給制御装置を用いるものにあっては、ガス供給出口が
1ケ所しか存在しているものしかなく、ガスバーナが親
子バーナ式のものにあっては、複数個のガス供給制御装
置を同時使用しているのが実態である。
入口7より入ったガスは、親ガス出口3,子ガス出口1よ
り流出する。操作ツマミ5を止方向へ回すことにより、
ヘイシ4はガスコックボディ2の中で回転し、親ガス出
口路8の孔を、ヘイシ孔4′が暫時閉じていき親ガス出
口3へのガス量を減じていく。さらに、操作ツマミ5を
回すと完全に親ガス出口路8は閉じられ、子ガス出口1
だけへのガス流出となる。さらに、操作ツマミ5を止方
向へ回していくと、ガス入口7の孔をヘイシ4が閉じて
いく。この時、子のガス量も絞られるものである。さら
に回していくと、子のガス出口1も完全にヘイシ4によ
って閉じられ、ここにガスは完全に止るものである。
又、家庭用ガステーブルに用いられるものは弁体式ガス
供給制御装置を用いるものにあっては、ガス供給出口が
1ケ所しか存在しているものしかなく、ガスバーナが親
子バーナ式のものにあっては、複数個のガス供給制御装
置を同時使用しているのが実態である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、ヘイシ式ガス供
給制御装置にあっては、ガス開閉操作が操作ツマミの回
転式であるため、操作がプッシュボタン式より面倒であ
るとともに、ガス量調節時、回しすぎてガスの火炎が消
えたり、又、微妙な火力調節が難しい。さらには、親子
バーナの火力調節時、親バーナは火力が絞られても、同
時に燃焼している子バーナは、全開の強燃焼であり、子
バーナの火力を絞ろうとすると、親バーナはガス通路を
ヘイシの回転によって閉ざされており、即ち親バーナは
消火の状態となったままであり、親子バーナの同時絞り
は、不可能であった。このことは、家庭における実調理
上、使用鍋底の熱分布の不均一化となり調理用器具であ
りながら、多くの調理上の問題点、使い勝手上の問題点
があった。弁体式ガス供給制御装置使用にあっては前述
したが如く、複数個のガス供給制御装置の同時使用をす
る必要があり、使い勝手上、2つの器具栓を同時使用せ
ねばならない使いにくさと同時に、コスト的にも高くつ
くという問題点があった。
給制御装置にあっては、ガス開閉操作が操作ツマミの回
転式であるため、操作がプッシュボタン式より面倒であ
るとともに、ガス量調節時、回しすぎてガスの火炎が消
えたり、又、微妙な火力調節が難しい。さらには、親子
バーナの火力調節時、親バーナは火力が絞られても、同
時に燃焼している子バーナは、全開の強燃焼であり、子
バーナの火力を絞ろうとすると、親バーナはガス通路を
ヘイシの回転によって閉ざされており、即ち親バーナは
消火の状態となったままであり、親子バーナの同時絞り
は、不可能であった。このことは、家庭における実調理
上、使用鍋底の熱分布の不均一化となり調理用器具であ
りながら、多くの調理上の問題点、使い勝手上の問題点
があった。弁体式ガス供給制御装置使用にあっては前述
したが如く、複数個のガス供給制御装置の同時使用をす
る必要があり、使い勝手上、2つの器具栓を同時使用せ
ねばならない使いにくさと同時に、コスト的にも高くつ
くという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するものであり簡
単な構成で、ガス通路の流れ方向の切替え、および、ガ
ス流量の調節を容易に操作せしめるガス供給制御装置を
提供するものである。
単な構成で、ガス通路の流れ方向の切替え、および、ガ
ス流量の調節を容易に操作せしめるガス供給制御装置を
提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のガス供給制御装
置は、1つのガス入口と複数個のガス出口に連通する主
ガス通路からなる弁本体と、この弁本体内に軸方向へ移
動して、主ガス通路を開閉する弁体を有する操作軸と、
前記弁本体内に外部操作により任意に、主ガス通路の流
れ方向を切替え又は、ガス量を調節する複数個の開口孔
と、円筒又は円柱状の多段形状からなるニードル弁体
と、前記弁本体の主ガス出口通路内に、前記ニードル弁
体との間で前記ニードル弁体に連結された操作レバーの
任意の操作により、1ケ所又は、複数個所のガスシール
部を形成せしめ、ガス流出を1ケ所又は複数個所に流通
せしめると共に、ガス量をも調節することが可能という
構成を備えたものである。
置は、1つのガス入口と複数個のガス出口に連通する主
ガス通路からなる弁本体と、この弁本体内に軸方向へ移
動して、主ガス通路を開閉する弁体を有する操作軸と、
前記弁本体内に外部操作により任意に、主ガス通路の流
れ方向を切替え又は、ガス量を調節する複数個の開口孔
と、円筒又は円柱状の多段形状からなるニードル弁体
と、前記弁本体の主ガス出口通路内に、前記ニードル弁
体との間で前記ニードル弁体に連結された操作レバーの
任意の操作により、1ケ所又は、複数個所のガスシール
部を形成せしめ、ガス流出を1ケ所又は複数個所に流通
せしめると共に、ガス量をも調節することが可能という
構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、操作軸を押すと弁本
体のガス通路を開閉することができ、且つ開状態時、前
記弁本体の主ガス出口通路内に複数個のガス出口に連通
する。複数個の開口孔と多段状の円筒又は円柱状からな
るニードル弁体を内蔵せしめているため、1本のニード
ル弁体でガス流出を1カ所又は複数個所に切替え、さら
にガス量をも容易に調節できるものとなる。
体のガス通路を開閉することができ、且つ開状態時、前
記弁本体の主ガス出口通路内に複数個のガス出口に連通
する。複数個の開口孔と多段状の円筒又は円柱状からな
るニードル弁体を内蔵せしめているため、1本のニード
ル弁体でガス流出を1カ所又は複数個所に切替え、さら
にガス量をも容易に調節できるものとなる。
実 施 例 以下本発明の一実施例のガス供給制御装置について図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
第5図は本発明の実施例におけるガス供給制御装置の
全体概略断面図で、ガスが止状態を示すものである。ガ
ス入口7より弁本体2に入ったガスは安全弁13によっ
て、主ガス出口路12への通路を遮断されている状態であ
る。第6図は、主ガス通路を構成する弁体2に遊嵌して
いる操作軸9を軸方向に移動することにより、安全弁13
は、操作軸9の一端部により押圧縮される。この動作状
態に連動して他方に設けられたガスバーナに着火し、そ
の熱起電力が安全弁に導通し、安全弁13は吸着したま
ま、即ちガス通路は開かれた状態となる。
全体概略断面図で、ガスが止状態を示すものである。ガ
ス入口7より弁本体2に入ったガスは安全弁13によっ
て、主ガス出口路12への通路を遮断されている状態であ
る。第6図は、主ガス通路を構成する弁体2に遊嵌して
いる操作軸9を軸方向に移動することにより、安全弁13
は、操作軸9の一端部により押圧縮される。この動作状
態に連動して他方に設けられたガスバーナに着火し、そ
の熱起電力が安全弁に導通し、安全弁13は吸着したま
ま、即ちガス通路は開かれた状態となる。
するとガスは、弁本体2と操作軸9の間を通って主ガ
ス出口通路12へと至る。
ス出口通路12へと至る。
したがって、ガス入口7から入ったガスは、複数個設
けられたガス出口1,13に連通する。
けられたガス出口1,13に連通する。
第1図〜第4図は、本発明のガス供給制御装置の主要
部のガス出口切替部の動作断面図を示したものである。
第1図において、1は子ガス出口、2は弁本体、3は親
ガス出口、11はニードル弁体、12は主ガス出口通路であ
る。14はニードル弁体にとりつけられた第1シールであ
る。第2図において15は、ニードル弁体の先端に設けら
れた第2シールであり、16はニードル弁体の軸心に設け
られたニードルガス孔であり、その大きさは、第1孔1
7,第2孔18を合計した開口面積よりも大きな孔にて構成
されているものである。
部のガス出口切替部の動作断面図を示したものである。
第1図において、1は子ガス出口、2は弁本体、3は親
ガス出口、11はニードル弁体、12は主ガス出口通路であ
る。14はニードル弁体にとりつけられた第1シールであ
る。第2図において15は、ニードル弁体の先端に設けら
れた第2シールであり、16はニードル弁体の軸心に設け
られたニードルガス孔であり、その大きさは、第1孔1
7,第2孔18を合計した開口面積よりも大きな孔にて構成
されているものである。
第3図において、19はニードル弁体11と、弁本体2の
間に載置された第3シールである。20は第3シール19を
弁本体2に固定するために設けた固定リングである。第
4図において、弁本体2とニードル弁体11は、ニードル
弁体の先端リング部21によって当接している状態図であ
る。
間に載置された第3シールである。20は第3シール19を
弁本体2に固定するために設けた固定リングである。第
4図において、弁本体2とニードル弁体11は、ニードル
弁体の先端リング部21によって当接している状態図であ
る。
以上のように構成されたガス供給制御装置について、
以下第1図〜第4図および第7図、第8図を用いてその
動作を説明する。
以下第1図〜第4図および第7図、第8図を用いてその
動作を説明する。
まず第1図は、ガス出口切替部が全開状態となってい
る図であり、弁本体2のニードル弁体11は、空間をもっ
ており主ガス出口通路12より、子ガス出口1および親ガ
ス出口3へと流出している。尚、外部への流出を防ぐた
めニードル弁体11には、弁本体2に当接している第1シ
ール14が設けられている。この状態にて第7図において
ガス量は、親ガス出口3よりのガス量はAの5であり、
子ガス出口1よりのガス量はBの5である。総ガス量は
(A+B)の5となる。
る図であり、弁本体2のニードル弁体11は、空間をもっ
ており主ガス出口通路12より、子ガス出口1および親ガ
ス出口3へと流出している。尚、外部への流出を防ぐた
めニードル弁体11には、弁本体2に当接している第1シ
ール14が設けられている。この状態にて第7図において
ガス量は、親ガス出口3よりのガス量はAの5であり、
子ガス出口1よりのガス量はBの5である。総ガス量は
(A+B)の5となる。
第5図は炎の状態図であり5である。即ち、親バーナ
子バーナとは全開(強)燃焼である。
子バーナとは全開(強)燃焼である。
第2図はガス出口切替部が、親ガス出口3,子ガス出口
1が、ガス量を同時燃焼時における最も絞られた状態を
呈している。ニードル弁体11は第5図に示すように、ニ
ードル弁体11に固定された操作レバー10の操作により、
ニードル弁体の一部に設けられたピン22は、操作レバー
の一部が傾斜部23をスライドして第2図に示すごとく、
ニードル弁体の先端部に設けられた第2シール15が弁本
体2に当接する。このため、主ガス出口通路12のガスは
ニードルガス孔16のみからしかガス出口切替部には流入
しない。ニードルガス孔16より入ったガスは、ニードル
ガス孔16に交じわるようにして設けられた第1孔17,第
2孔18より流出し子ガス出口1および、親ガス出口3よ
り流出する。その時の子ガス出口1および親ガス出口3
より流出するガス量の割合は、第1孔17,第2孔18より
の合算ガス量を100として、子ガス出口1の面積、親ガ
ス出口3の面積の割合に比例して、各々のガス出口より
流出する。第7図において、親ガス出口3より出たガス
量はAの3であり、子ガス出口1より出たガス量はBの
3であり、総ガス量は(A+B)の3である。この時の
総ガス量は、第1孔17と第2孔18よりの合算ガス量とほ
ぼ同じものである。炎の状態図第8図では3である。即
ち、親バーナ、子バーナともに弱の燃焼である。
1が、ガス量を同時燃焼時における最も絞られた状態を
呈している。ニードル弁体11は第5図に示すように、ニ
ードル弁体11に固定された操作レバー10の操作により、
ニードル弁体の一部に設けられたピン22は、操作レバー
の一部が傾斜部23をスライドして第2図に示すごとく、
ニードル弁体の先端部に設けられた第2シール15が弁本
体2に当接する。このため、主ガス出口通路12のガスは
ニードルガス孔16のみからしかガス出口切替部には流入
しない。ニードルガス孔16より入ったガスは、ニードル
ガス孔16に交じわるようにして設けられた第1孔17,第
2孔18より流出し子ガス出口1および、親ガス出口3よ
り流出する。その時の子ガス出口1および親ガス出口3
より流出するガス量の割合は、第1孔17,第2孔18より
の合算ガス量を100として、子ガス出口1の面積、親ガ
ス出口3の面積の割合に比例して、各々のガス出口より
流出する。第7図において、親ガス出口3より出たガス
量はAの3であり、子ガス出口1より出たガス量はBの
3であり、総ガス量は(A+B)の3である。この時の
総ガス量は、第1孔17と第2孔18よりの合算ガス量とほ
ぼ同じものである。炎の状態図第8図では3である。即
ち、親バーナ、子バーナともに弱の燃焼である。
第7図、第8図の4の状態は、先に前述した強の状態
5と今述べた弱の状態3との中間に位置した時である。
5と今述べた弱の状態3との中間に位置した時である。
次に第3図は、ガス出口切替部が親ガス出口3へのガ
ス通路が閉ざされ、子ガス出口1のみのガス流出を呈し
ている状態図である。ニードル弁体11が第5図に示す操
作レバー10によって、第2図よりさらに操作されると、
ニードル弁体11は弁本体2の一部に固定リング20によっ
て、固定された第3シール19に当接する。すると、ガス
はニードルガス孔16より流入し、第1孔17および第2孔
18より流出するが、ガス出口は子ガス出口1のみであ
り、第2図において子ガス出口1より噴出していたガス
量に比べて、大巾に増加する。その時の噴出ガス量は、
第1孔17および第2孔18の合算ガス量であり、子ガス出
口面積が第1孔と第2孔の合算面積より小の場合は、子
ガス出口面積に等しいガス量であり、逆に子ガス出口面
積が大の時のは、第1孔と第2孔の合算面積に等しいガ
ス量となる。いずれにしても、第2図における子ガス出
口1より噴出していた場合に比べて増加するものであ
る。第7図において、親ガス出口3よりのガス量はAの
2.5となりガスは止る。子ガス出口1よりのガス量は、
Bの2.5であり、3より増加する。総ガス量(A+B)
は、この時点で子ガス量Bと同一となる。
ス通路が閉ざされ、子ガス出口1のみのガス流出を呈し
ている状態図である。ニードル弁体11が第5図に示す操
作レバー10によって、第2図よりさらに操作されると、
ニードル弁体11は弁本体2の一部に固定リング20によっ
て、固定された第3シール19に当接する。すると、ガス
はニードルガス孔16より流入し、第1孔17および第2孔
18より流出するが、ガス出口は子ガス出口1のみであ
り、第2図において子ガス出口1より噴出していたガス
量に比べて、大巾に増加する。その時の噴出ガス量は、
第1孔17および第2孔18の合算ガス量であり、子ガス出
口面積が第1孔と第2孔の合算面積より小の場合は、子
ガス出口面積に等しいガス量であり、逆に子ガス出口面
積が大の時のは、第1孔と第2孔の合算面積に等しいガ
ス量となる。いずれにしても、第2図における子ガス出
口1より噴出していた場合に比べて増加するものであ
る。第7図において、親ガス出口3よりのガス量はAの
2.5となりガスは止る。子ガス出口1よりのガス量は、
Bの2.5であり、3より増加する。総ガス量(A+B)
は、この時点で子ガス量Bと同一となる。
炎の状態図第8図にては、2.5の状態、即ち、親バー
ナ部の燃焼は止まり、子バーナのみとなり火炎も3より
大きくなる。
ナ部の燃焼は止まり、子バーナのみとなり火炎も3より
大きくなる。
次に第4図はニードル弁体11を、さらに操作レバー10
によって移動していくと、ニードル弁体11の先端リング
部21が弁本体2に当接する。すると、ニードル弁体に設
けられた第1孔17は、リング部21と弁本体2の間でガス
シールされて、ガスは第2孔18のみの噴出となり、子ガ
ス出口1より流出するものである。第2孔18を子ガス出
口1面積より、さらに小さな面積とすることによって、
第7図、第8図の1の状態となる。
によって移動していくと、ニードル弁体11の先端リング
部21が弁本体2に当接する。すると、ニードル弁体に設
けられた第1孔17は、リング部21と弁本体2の間でガス
シールされて、ガスは第2孔18のみの噴出となり、子ガ
ス出口1より流出するものである。第2孔18を子ガス出
口1面積より、さらに小さな面積とすることによって、
第7図、第8図の1の状態となる。
第7図2の状態は、第7図の2.5から1の間、即ち、
ニードル弁体11の動きとしては、第3図と第4図の中間
である。
ニードル弁体11の動きとしては、第3図と第4図の中間
である。
発明の効果 以上のように本発明は、弁本体内に外部操作にり任意
に、主ガス通路の流れの方向の切替えおよび、ガス量を
調節する複数個の開口孔と円筒又は円柱状の多段形状か
らなるニードル弁体と、前記弁本体の主ガス出口通路内
に前記ニードル弁体との間で、ニードル弁体に連結され
た操作レバーの操作により、1ケ所又は複数個所のガス
シール部を形成せしめ、ガス流出を1ケ所又は複数個所
に流通せしめると共に、ガス量をも調節することが可能
なガス出口切替部を設けたものであるから、組立時間と
部品点数を低減し、作業性の向上、ユーザーの使い勝手
の向上、さらには、実調理上において使用鍋底の熱分布
の均一化が可能となり装置自体のコンパクト化が図れ、
ガス器具の設置にスペース的な制約をうける度合も軽減
できる実用上きわめて有利なものである。
に、主ガス通路の流れの方向の切替えおよび、ガス量を
調節する複数個の開口孔と円筒又は円柱状の多段形状か
らなるニードル弁体と、前記弁本体の主ガス出口通路内
に前記ニードル弁体との間で、ニードル弁体に連結され
た操作レバーの操作により、1ケ所又は複数個所のガス
シール部を形成せしめ、ガス流出を1ケ所又は複数個所
に流通せしめると共に、ガス量をも調節することが可能
なガス出口切替部を設けたものであるから、組立時間と
部品点数を低減し、作業性の向上、ユーザーの使い勝手
の向上、さらには、実調理上において使用鍋底の熱分布
の均一化が可能となり装置自体のコンパクト化が図れ、
ガス器具の設置にスペース的な制約をうける度合も軽減
できる実用上きわめて有利なものである。
第1図は本発明の一実施例におけるガス供給制御装置の
ガス出口切替部のガス流出全開状態を示す断面図、第2
図は同ガス流出親、子出口とも最も絞った状態を示す断
面図、第3図は同親出口止、子ガス出口全開を示す断面
図、第4図は同親出口止、子ガス出口最も絞った状態を
示す断面図、第5図a,bはガス止状態の全体断面図およ
び要部斜視図、第6図は同燃焼時における要部断面図、
第7図はガス量変化曲線図、第8図a〜eは火炎燃焼状
態を示す平面図、第9図は従来のガス供給制御装置の平
面断面図、第10図は同縦断面図である。 1……子ガス出口、2……弁本体、3……親ガス出口、
7……カス入口、9……操作軸、11……ニードル弁体、
12……主ガス出口通路。
ガス出口切替部のガス流出全開状態を示す断面図、第2
図は同ガス流出親、子出口とも最も絞った状態を示す断
面図、第3図は同親出口止、子ガス出口全開を示す断面
図、第4図は同親出口止、子ガス出口最も絞った状態を
示す断面図、第5図a,bはガス止状態の全体断面図およ
び要部斜視図、第6図は同燃焼時における要部断面図、
第7図はガス量変化曲線図、第8図a〜eは火炎燃焼状
態を示す平面図、第9図は従来のガス供給制御装置の平
面断面図、第10図は同縦断面図である。 1……子ガス出口、2……弁本体、3……親ガス出口、
7……カス入口、9……操作軸、11……ニードル弁体、
12……主ガス出口通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 淳三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−169925(JP,A) 特開 昭61−103070(JP,A) 特開 昭57−122219(JP,A) 実開 昭62−146071(JP,U) 実開 昭48−44520(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】1つのガス入口と、複数個のガス出口に連
通する主ガス通路からなる弁本体と、この弁本体内に軸
方向へ移動して、主ガス通路を開閉する弁体を有する操
作軸と、前記弁本体内に、外部操作により任意に、主ガ
ス通路の流れ方向の切替を行い、且つ円筒又は円柱状の
多段形状で、その一端部の軸芯に、ニードルガス孔と1
個又は複数個の開口孔を有し、前記ニードルガス孔と直
交するように設けられたニードル弁体と、前記弁本体の
主ガス出口通路内に、前記ニードル弁体との間で、複数
個のシール部を設け、前記ニードル弁体に連結された操
作レバーの任意の操作により、1ヶ所又は、複数個所の
ガスシール部を形成せしめることにより、ガス流出を1
ヶ所又は複数個所に、流通せしめると共に、ガス量をも
調節することが可能なガス出口切替部を備えたガス供給
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62239333A JP2595562B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | ガス供給制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62239333A JP2595562B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | ガス供給制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6484017A JPS6484017A (en) | 1989-03-29 |
JP2595562B2 true JP2595562B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17043169
Family Applications (1)
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JPS6484017A (en) | 1989-03-29 |
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