JP2595461B2 - 粘性土の造粒装置 - Google Patents

粘性土の造粒装置

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JP2595461B2
JP2595461B2 JP4514694A JP4514694A JP2595461B2 JP 2595461 B2 JP2595461 B2 JP 2595461B2 JP 4514694 A JP4514694 A JP 4514694A JP 4514694 A JP4514694 A JP 4514694A JP 2595461 B2 JP2595461 B2 JP 2595461B2
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啓蔵 坪井
尚宏 内田
正三 新庄
善洋 佐々木
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株式会社森組
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、採石場や鉱山の分野
において特に粒子の細かないわゆる『シルト』及び『粘
土』(以下、これらを合わせて粘性土とする)を礫分及
び砂分(以下、これらを合わせて砂質土とする)に類す
る径の大きな粒度の成分に造粒するための粘性土の造粒
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】採石場(或いは鉱山)等の現場において
は、加工した原料を振動スクリ−ン等によって用途別に
幾種類かの大きさの砕石(骨材)にふるい分ける。骨材
の生産方法としては水を用いる湿式砕石と、水を用いな
い乾式砕石とがあるが、いずれにしても大量の土砂が発
生する。一般に採石場や鉱山において処理或いは発生す
る土砂の土質を分類する場合、土の種類を粒子の大きさ
によって分類し、粒子径が2000μmを越えるものを
礫分、粒子径が2000μm以下で75μmを越えるも
のを砂分、粒子径が75μm以下で5μmを越えるもの
をシルト分、粒子径が5μm以下のものを粘土分として
いる。そして上記のように分類した土質の75μm以下
のシルト分及び粘土分の細粒分を粘性土といい、75μ
mを越える粗粒分を砂質土という。
【0003】砕石場において、骨材等の建築資材を生産
する場合、砂質土までは建築資材として利用され且つ採
取も比較的容易であるが、上記するような粘性土は利用
価値がなく、せいぜい埋め立て用としての用途しかなか
った。そこで近年はかかる粘性土を回収しある一定の径
以上の粒子の大きさ即ち砂質土に類する大きさに造粒し
て土質を改良する方法或いは装置が提案されるようにな
っている。
【0004】粘性土を回収し砂質土に造粒する場合、先
ず粘性土の混入している水を大きな水槽に入れて沈殿さ
せ且つ脱水装置で脱水し粘性土分を回収してから造粒処
理するが、このような粘性土には通常一定の水分(通
常、20〜40%程度)が含まれる。尚、粘性土に含ま
れる水分は完全には除去することは困難である。
【0005】図12(A)は従来知られている造粒装置
の全体概要図である。即ち、この造粒装置は一定の水分
を除去した粘性土を積込装置100等で解砕機101へ
投入し、該解砕機101のロ−タ121でこの粘性土を
少量づつ掻き取り小さな土塊としてコンベヤ102に載
せて送り、途中でサイロ103、104に入れた水分調
整用石粉や硬化剤(セメント)等を混入し、更にこの混
合粘性土をコンベヤ105で搬送し、スタビライザ10
6及びスクリュプレス107で攪拌・搬送しつつ細砕機
108でこれらの混入攪拌物を排出させ、更にコンベヤ
109、110で造粒トロンメル111へ送り回転させ
つつ造粒し砂質土となったものはコンベヤ112で保管
場所へ送り、前記トロンメル111からメッシュオ−バ
した一部の混合粘性土はコンベヤ113で前記コンベヤ
105へ回収する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】粘性土の含水率は、場
所により或いはその場所におけるシルト分と粘土分の成
分割合により更には脱水装置により異なっている。そし
て上記する構成の造粒装置では水分の含有率が40%以
上の粘性土或いは逆に20%以下のものでなければ円滑
に機能しない。即ち、上記造粒装置は極端に水分が多い
か少ないかのいずれかの場合しか運転することが出来な
いという問題がある。その理由は通常含水率が20〜4
0%程度の粘性土を処理する場合、従来の解砕機101
の回転ロ−タ121は、図12(B)に示すように回転
軸121aに板状の丸棒状のブレ−ド121bを付けた
だけのものであり、回転時に粘性土がブレ−ド121b
に固着したり或いは粘性土の山を切るだけで掻き取り作
用をしなかったり或いは少量の土塊にして飛ばした粘性
土が解砕機101のカバ−122に固着してしまいうま
くコンベヤ102上に次から次へ落下しないことが多い
ためである。
【0007】更に、上記造粒装置の解砕機101で分割
された小塊は途中の処理工程のコンベヤ105上で石粉
やセメント等を添加され且つスタビライザ106及びス
クリュプレス107でミキシングしながら搬送・排出さ
れるが処理に要する時間に差があるため処理量がバラン
スせず、これらのスタビライザ106及びスクリュプレ
ス107が全体的な造粒処理の流れのネックとなってい
る。また更に、上記造粒工程においてトロンメル111
の内壁に混合ミキシング処理された粘性土と硬化剤等の
混合物や造粒された砂質土が付着し徐々にその付着量が
増大し造粒処理効率を低減しているという問題がある。
この発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とする所はある程度水分を含んだ粘性土であって
もこれを円滑且つ効率的に砂質土に造粒して建築資材そ
の他の種々の用途に有効利用することの出来る粘性土の
造粒装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、粘性土の造粒装置が、 粘性土を投入するホッパ部と該ホッパ部の端部に配置
され回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に設けると共に
これらブレ−ドの先端部の軸方向に細長板を固定して成
るロ−タ及び該ロ−タ駆動装置と該ロ−タを覆うように
設置されたカバ−に懸垂され該ロ−タの近傍に配置され
たスクリ−ンと前記ホッパ部の下部に設置され粘性土を
積載しつつ前記ロ−タ方向に搬送するコンベヤ及び該コ
ンベヤ駆動装置とより成る解砕機と、前記解砕機のロ−
タにより砕かれた粘性土小塊を連続的に搬送するコンベ
ヤと該コンベヤ駆動装置とより成る搬送機構と、ブレ−
ド及びル−ダ駆動装置と変速機構とブレ−ドを配置した
攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ−ダ室とより成り
前記搬送機構より搬送される粘性土小塊を一定量投入し
硬化剤或いは石粉或いは石灰或いは乳化剤等と共に攪
拌、混練するミキサ−と、回転駆動機構を備え内壁に複
数枚のシ−トを貼った胴体部と粘性土と硬化剤等の混合
物或いは砂質土を落下させるメッシュ部とより成り、攪
拌、混練処理された粘性土及び硬化剤或いは石粉或いは
石灰或いは乳化剤等との混合物を回転しつつ造粒処理す
るトロンメルと、より成ることを特徴とする。また粘
性土を投入するホッパ部と該ホッパ部の端部に配置され
回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に設けると共にこれ
らブレ−ドの先端部の軸方向に細長板を固定して成るロ
−タ及び該ロ−タ駆動装置と該ロ−タを覆うように設置
されたカバ−に懸垂され該ロ−タの近傍に配置されたス
クリ−ンと前記ホッパ部の下部に設置され粘性土を積載
しつつ前記ロ−タ方向に搬送するコンベヤ及び該コンベ
ヤ駆動装置とより成る解砕機と、前記解砕機のロ−タに
より小塊に砕かれた粘性土小塊を連続的に搬送するコン
ベヤと該コンベヤ駆動装置と該コンベヤの途中に設置さ
れ該粘性土小塊の重量を計量する計量装置とより成る搬
送機構と、ブレ−ド及びル−ダ駆動装置と変速機構とブ
レ−ドを配置した攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ
−ダ室とより成り前記搬送機構より搬送される粘性土小
塊を一定量投入し硬化剤等と共に攪拌、混練するミキサ
−と、回転駆動機構を備え内壁に複数枚のシ−トを貼っ
た胴体部と粘性土と硬化剤等の混合物或いは砂質土を落
下させるメッシュ部とより成り、攪拌、混練処理された
粘性土及び硬化剤或いは石粉或いは石灰或いは乳化剤等
との混合物を回転しつつ造粒処理するトロンメルと、よ
り成ることを特徴とする。更に粘性土を投入するホッ
パ部と該ホッパ部の端部に配置され回転軸に複数本のブ
レ−ドを放射状に設けると共にこれらブレ−ドの先端部
の軸方向に細長板を固定して成るロ−タ及び該ロ−タ駆
動装置と該ロ−タを覆うように設置されたカバ−に懸垂
され該ロ−タの近傍に配置されたスクリ−ンと前記ホッ
パ部の下部に設置され粘性土を積載しつつ前記ロ−タ方
向に搬送するコンベヤ及び該コンベヤ駆動装置とより成
る解砕機と、前記解砕機のロ−タにより小塊に砕かれた
粘性土小塊を連続的に搬送するコンベヤと該コンベヤ駆
動装置と該コンベヤの途中に設置され該粘性土小塊の重
量を計量する計量装置とより成る搬送機構と、ブレ−ド
及びル−ダ駆動用モ−タと変速機構とブレ−ドを配置し
た攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ−ダ室とより成
り前記搬送機構より搬送される粘性土小塊を一定量投入
し硬化剤等と共に攪拌、混練するミキサ−と、回転駆動
機構を備え内壁に複数枚のシ−トを貼った胴体部と粘性
土と硬化剤等の混合物或いは砂質土を落下させるメッシ
ュ部とより成り、攪拌、混練処理された粘性土及び硬化
剤或いは石粉或いは石灰等との混合物を回転しつつ造粒
処理するトロンメルと、粘性土小塊を計量する前記計量
装置を介して前記解砕機のコンベヤ駆動装置とロ−タ駆
動装置と前記搬送機構のコンベヤ駆動装置と前記ミキサ
−のブレ−ド駆動装置及びル−ダ駆動装置を制御する演
算処理装置と、より成ることを特徴とする。更に又粘
性土を投入するホッパ部と該ホッパ部の端部に配置され
回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に設けると共にこれ
らブレ−ドの先端部の軸方向に細長板を固定して成るロ
−タ及び該ロ−タ駆動装置と該ロ−タを覆うように設置
されたカバ−に懸垂され該ロ−タの近傍に配置されたス
クリ−ンと前記ホッパ部の下部に設置され粘性土を積載
しつつ前記ロ−タ方向に搬送するコンベヤ及び該コンベ
ヤ駆動装置とより成る解砕機と、前記解砕機のロ−タに
より小塊に砕かれた粘性土小塊を連続的に搬送するコン
ベヤと該コンベヤ駆動装置と該コンベヤの途中に設置さ
れ該粘性土小塊の重量を計量する計量装置とより成る搬
送機構と、ブレ−ド及びル−ダ駆動装置と変速機構とブ
レ−ドを配置した攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ
−ダ室とより成り前記搬送機構より搬送される粘性土小
塊を一定量投入し硬化剤等と共に攪拌、混練する複数の
ミキサ−と、回転駆動機構を備え内壁に複数枚のシ−ト
を貼った胴体部と粘性土と硬化剤等の混合物或いは砂質
土を落下させるメッシュ部とより成り、攪拌、混練処理
された粘性土及び硬化剤或いは石粉或いは石灰或いは乳
化剤等との混合物を回転しつつ造粒処理するトロンメル
と、前記複数のミキサ−のうちの一方のミキサ−の攪
拌、混練室へ投入する前記計量装置より計量した粘性土
の小塊が所定量に達すると前記搬送機構より搬送される
粘性土小塊を他方のミキサ−へ投入するよう設置した粘
性土小塊搬送先変更機構と、粘性土小塊を計量する前記
計量装置を介して前記解砕機のコンベヤ駆動装置とロ−
タ駆動装置と前記搬送機構のコンベヤ駆動装置と前記複
数のミキサ−のブレ−ド駆動装置とル−ダ駆動装置及び
前記粘性土小塊搬送先変更機構駆動装置を制御する演算
処理装置と、より成ることを特徴とする。
【0009】
【作用】粘性土の造粒装置を上記手段とした場合の作用
について添付図(図1乃至図11)とその符号を用いて
説明する。以下の作用の説明において『計量装置2を設
けない場合』とは上記による手段の場合であり、『作
業者の手動或いは作業者の目分量或いはCPU4を設け
ない場合』とは上記及びによる手段の場合であり、
『計量装置2を・・・』とは上記乃至の手段の場合
であり、『CPU4を・・・』とは上記若しくはの
手段の場合であり、『ミキサ−を二台併設』とは上記
の手段において複数台のミキサ−を特に二台併設した場
合である。 (1)先ず、粘性土が解砕機1のホッパ部11に投入さ
れると、該解砕機1ではコンベヤ14が絶えず回転ロ−
タ12の方向へ粘性土を移動するように稼働させている
ので、前記回転ロ−タ12は回転しつつブレ−ド12b
及び該ブレ−ド先端部の細長板12cが粘性土の一部を
掻き取り、粘性土小塊Mとしてスクリ−ン17方向へ飛
ばす。粘性土小塊Mはスクリ−ン17に衝突して固着す
ることなく該解砕機1の下側へ設置された搬送機構3の
コンベヤ31へ次々に落下する。 (2)コンベヤ31に落下した粘性土小塊Mは計量装置
2で計量されつつミキサ−5へ投入される。該計量装置
2を監視する作業者又はCPU4は、粘性土小塊Mが所
定量になると、手動或いは自動的に解砕機1と粘性土搬
送機構3を停止させる。そしてミキサ−5に投入した粘
性土が良く攪拌、混練されるまでブレ−ド51a、51
bで混合する。但し、ミキサ−5を二台併設した場合、
前記解砕機1と粘性土搬送機構3は停止させず他方のミ
キサ−へ粘性土小塊Mを投入する。尚、計量装置2やC
PU4を設けない場合は作業者が自身による目分量で判
断して、前記解砕機1と粘性土搬送機構3の停止及び始
動操作とミキサ−5のフィ−ダ室52のル−ダ52a、
52bの駆動及び停止操作を行う。 (3)ミキサ−5には更に硬化剤或いは石粉或いは石灰
或いは乳化剤等を一定量投入してモ−タ53によりブレ
−ド51a、51bを回転させるが、一定時間攪拌、混
練されると別個のモ−タ54が始動して粘性土と硬化剤
等の混合物はル−ダ52a、52bによりトロンメル7
に排出される(この場合でもブレ−ド51a、51b用
のモ−タ53は停止しない)。そしてル−ダ52a、5
2b用モ−タ54を停止させて再度、前記解砕機1及び
搬送機構3を始動させ、該ミキサ−5に粘性土の小塊M
或いは硬化剤等を投入する。尚、ミキサ−5を二台併設
してある場合には他方のミキサ−で粘性土の攪拌、混練
が行われているので同様に所定時間後そのミキサ−のル
−ダ用モ−タを始動させて混合物をトロンメル7へ排出
する。 (4)次に、前記ミキサ−5より排出された粘性土と硬
化剤等の混合物は回転しているトロンメル7の胴体部7
a内で共に回転しつつ、徐々に粘性土の粒子径より大き
な粒子径を有する砂質土が硬化し形成される。この場合
胴体部7a内壁に貼り付けたシ−ト7dの揺れや振動作
用等により粘性土と硬化剤等の混合物が固着し且つ蓄積
されることはなく、砂質土は徐々にトロンメル7のメッ
シュ部7bからコンベヤ10上に落下して所定の完成品
置場へ搬送される。また、トロンメル7内では一部砂質
土の大きな塊が形成され、メッシュ部7bを越えて端部
より外へオ−バ−フロ−(メッシュオ−バ−)しようと
するが、塊砕機8のブレ−ド8bを回転させ解砕すると
共に風圧で押し戻し小径の砂質土としてメッシュ部7b
よりコンベヤ9へ落下させる。 (5)トロンメル7から一部外へオ−バ−フロ−(メッ
シュオ−バ−)したメッシュ7bの規格より大きな造粒
途中の混合物や砂質土の塊の砂は回収用コンベヤ10に
落下させてフィ−ドバックさせ再度前記ミキサ−5へ投
入する。 (6)尚、前記ミキサ−5を二台併設した場合、CPU
4により解砕機1と粘性土搬送機構3の稼働を停止させ
ることなく他方のミキサ−へ粘性土小塊を投入すること
が出来るので、二組のミキサ−のル−ダ52a、52b
用のモ−タ54の始動と停止を制御することにより連続
無人運転が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの発明の粘性土の造粒装
置の全体構成図である。この造粒装置は、脱水装置(図
示せず)により水分含有率を大体40%程度以下とした
粘性土を小塊Mに掻き取る解砕機1と、該解砕機1によ
り掻き取られた小塊Mを連続的に搬送する搬送機構3
と、一定量の粘性土と硬化剤或いは石粉或いは石灰或い
は乳化剤等を投入して攪拌、混練するミキサ−5と、攪
拌、混練処理された粘性土及び硬化剤等の混合物を該ミ
キサ−5よりシュ−タ20を介して投入し回転しつつ造
粒処理するトロンメル7と、より構成される。また、前
記トロンメル7には、一定の径以下に造粒された砂(即
ち、完成品である砂質土)を搬出するコンベヤ9と造粒
途中でトロンメル7端部よりオ−バ−フロ−(メッシュ
オ−バ−)した砂を前記ミキサ−5にフィ−ドバックす
るコンベヤ10等が設置されている。
【0011】図2は前記解砕機1の構成を示す側面図で
ある。この解砕機1は、投入した粘性土Gを溜めるホッ
パ部11と、該ホッパ部11の端部に配置され溜められ
た粘性土Gを回転しながら掻き取るロ−タ12と、該ロ
−タ駆動装置13(図3参照)と、絶えず該ロ−タ12
方向に粘性土を送り込むように駆動されるコンベヤ14
及び該コンベヤ駆動装置15と、掻き取られた粘性土の
小塊Mが飛び出さないように防護するとともにロ−タ1
2を覆うように設けたカバ−16と、該カバ−16に懸
垂され前記ロ−タ12の近傍に設置されるスクリ−ン1
7と、より構成される。ロ−タ駆動装置13及びコンベ
ヤ駆動装置15としては電動モ−タ又は油圧モ−タ或い
は内燃機関等の駆動源及びそれらの変速機構等が含まれ
る。尚、後述するコントロ−ラ或いは演算処理装置4
(以下、CPU4とする)を設置する場合、前記ロ−タ
12の駆動装置13及びコンベヤ14の駆動装置15は
該CPU4により制御される。また、前記コンベヤ14
の前端部下側にはミキサ−5方向へ粘性土の小塊Mを搬
送するコンベヤ31へうまく投入落下させるための投入
用シュ−タ18が設置されている。前記スクリ−ン17
は、所謂『イツキ(固着)』防止用のスクリ−ンであっ
て小塊Mが衝突したとき揺動させて前記コンベヤ31へ
振り落とすためのものである。該スクリ−ン17は通常
表面が滑らかなゴム(天然ゴムや合成ゴム或いは合成樹
脂でも可)製で製作される。このスクリ−ン17は小塊
Mの衝突時の揺れや振動で該小塊Mを落下させるもので
ある。即ち、該スクリ−ン17を設置しない場合、粘性
土の小塊は前記カバ−16へ衝突するとかなりの量の粘
性土小塊Mがそのまま固着しコンベヤ31へ落下しない
恐れがあるのでこれを防止するためである。
【0012】前記ロ−タ12は、図3に示すように、回
転軸12aに放射状に回転ブレ−ド12bを取付ける
が、これらの回転ブレ−ド12bには先端部軸方向に細
長板12cを固定してある。即ち、従来の図12(A)
に示す解砕機101のロ−タ121の回転軸121aに
丸棒状のブレ−ド121bを取付けたものは先端部に粘
性土が固着し小塊として掻き取りコンベヤへうまく落下
させなかったり、或いは粘性土の山(塊)に切込みを入
れるだけで小塊として掻き取り不能ということがあっ
た。特に前記ロ−タ121の回転数が一定であると粘性
土の水分含有率によっては解砕機として機能しなくなる
ものがあった。しかしこの発明の造粒装置で使用される
前記解砕機1のロ−タ12はその回転ブレ−ド12b
を、先端部軸方向に細長板12cを固定すると確実に且
つ所定の大きさの小塊とすることが出来るという優れた
特徴を有するようになる。特に前記ロ−タ12の駆動装
置13としてインバ−タ付モ−タ或いはギヤドモ−タ或
いは変速機構付モ−タ等の可変速装置を装着した駆動装
置を用いると、粘性土の掻き取り量を変更する場合や適
正な掻き取り量を探す場合、ロ−タ12による適正な粘
性土の掻き取り量となる回転数を探すことが出来る。
【0013】図4は前記解砕機1と、粘性土の小塊Mを
搬送する搬送機構3と小塊Mを投入するミキサ−5等の
全体を示す平面図であり、図5はその側面図である。搬
送機構3は前記解砕機1より落下する粘性土小塊Mを連
続的に搬送するコンベヤ31と該コンベヤ31を駆動す
る駆動装置32と、該コンベヤ31の下側設置され搬送
される粘性土小塊Mの重量を連続的に測定する計量装置
2とより構成される。駆動装置32としては電動モ−タ
又は油圧モ−タ或いは内燃機関等の駆動源及び変速機構
が含まれる。更に、該計量装置2とコンベヤ31の駆動
装置32及び後述するミキサ−5のモ−タ(電動モ−タ
又は油圧モ−タ或いは内燃機関等の駆動源)53、54
はCPU4に接続され制御するようにしてある。尚、装
置の簡易化を図る場合、計量装置2及びCPU4を設け
なくても良いが、その場合は作業者自身の目分量で計量
を行い装置の手動操作(解砕機1や搬送装置3の駆動及
び停止操作及びミキサ−5の一部モ−タの起動と停止操
作)を行うことになる。
【0014】また、ミキサ−5の近くには硬化剤或いは
石粉或いは乳化剤或いは石灰(生石灰或いは消石灰)等
を入れたサイロ6が設置され投入された粘性土小塊Mと
共に適宜ミキサ−5に投入するにようにしてある。即
ち、解砕機1のロ−タ12で掻き取られた粘性土の小塊
Mはこれらの硬化剤等と共に搬送機構3により次々とミ
キサ−5に搬送され投入され且つ攪拌、混練される。
【0015】図6は前記ミキサ−5の詳細な平面図であ
り、図7は側面図である。このミキサ−5は、搬送され
て投入された粘性土の小塊Mや硬化剤等を混合した混合
物を攪拌、混練するブレ−ド51a、51bを配置した
攪拌室51と、混合物をトロンメル7側へ投入するル−
ダ52a、52bを配置したフィ−ダ室52と、前記ブ
レ−ド51a、51b用駆動モ−タ53とル−ダ52
a、52bの駆動モ−タ54及び変速機構を収納したギ
ヤボックス55とで構成されている。この場合、混合物
は当初前記モ−タ53とチェ−ンホィ−ル51c、51
dと変速機を収容したギヤボックス55及びカップリン
グ51e、51fで攪拌室51のブレ−ド51a、51
bを回転駆動させて攪拌、混練する。そして良く混合さ
れた混合物は駆動モ−タ54とチェ−ンホィ−ル52
c、52dと変速機構を収容したギヤボックス55及び
カップリング52e、52fでフィ−ダ室52のル−ダ
52a、52bを駆動することによりトロンメル7へ排
出させるようになっている。但し、前記変速機構を収容
したギヤボックス55内のギヤ機構は混合物の排出中も
ブレ−ド51a、51bは駆動し続けるようにしてあ
る。
【0016】また、ミキサ−5から混合物を排出した後
は、再度解砕機1のロ−タ12や搬送機構3の駆動装置
32を起動させる。即ち、解砕機1と搬送機構3とミキ
サ−5とは計量装置2及びCPU4により『解砕機1及
び搬送機構3の起動とミキサ−5のル−ダ52a、52
bの停止』と『解砕機1及び搬送機構3の停止とミキサ
−5のル−ダ52a、52bの起動』とを自動的に周期
的に繰り返すことが出来る。しかし、計量装置2がある
一定量の粘性土の重量を計測すると、これを監視する作
業者が手動により解砕機1のロ−タ12の駆動装置13
やコンベヤ14の駆動装置15及び搬送機構3のコンベ
ヤ31用の駆動装置32を起動したり、停止させること
も可能である。
【0017】更に、ミキサ−5を二台併設すると、前記
解砕機1と粘性土搬送機構3は停止させず、この発明の
造粒装置の連続運転が可能となる。即ち、図示しないが
コンベヤと該コンベヤ全体を往復移動可能に保持する装
置とより成る粘性土小塊搬送先変更機構を前記粘性土の
搬送機構3と二台のミキサ−との間に設置する。そして
一方のミキサ−5に所定量粘性土と硬化剤等をいれ攪
拌、混練中及び該一方のミキサ−のル−ダ52a、52
b駆動中は図示しない他方のミキサ−へ粘性土小塊Mを
投入し且つその図示しない他方のミキサ−のル−ダを停
止するようにすれば、計量装置2及びCPU4により
『解砕機1及び搬送機構3の起動と、両方のミキサ−5
のブレ−ド51a、51bの起動及び一方のミキサ−5
のル−ダ52a、52bの起動と停止』という連続自動
運転を行うことが出来る。勿論、前記計量装置2を作業
者が監視することにより手動でも常に連続的に全体の造
粒装置を運転することはこの場合でも可能である。尚、
ミキサ−5を二台併設する場合は、トロンメル7を二台
設置しても良いし、シュ−タ20へ二台のミキサ−5の
いずれからも混合物が排出可能なように構成ても良い。
更に、ミキサ−5やトロンメル7は台数を増やしても良
い。
【0018】図8はミキサ−5より排出された混合物を
砂質土に成形するためのトロンメル7の側面図、図9は
図8のP矢視図である。このトロンメル7はその端部に
大歯車71が装着され且つ該大歯車71に駆動装置(電
動モ−タ又は油圧モ−タ或いは内燃機関等の駆動源或い
は変速装置)72で起動する小歯車73を噛合させて回
転させる。更に該トロンメル7には両端部にリング7
4、75が装着され、ロ−ラ76、77で支持させて滑
らかにゆっくり回転させるようにしてある。尚、前記駆
動装置72にはインバ−タや変速機構等の可変速装置を
取り付けても良い。前記トロンメル7は円筒状の胴体部
7aと、メッシュ部(網目)7bと、より構成され、更
に該メッシュ部7bの外側に円筒部7cが付設されてい
る。前記ル−ダ52a、52bからシュ−タ20を介し
てトロンメル7の胴体部7a内に排出された混合物は該
トロンメル7の回転と共に該胴体部7a内部で水分を蒸
発させつつ該トロンメル7と共に回転し徐々に硬化し且
つ造粒されて砂分に相当する径を有する粒子、即ち砂質
土となっていく。そして一定の大きさの径の造粒物、即
ち『砂質土』となるとメッシュ部7bから排出されコン
ベヤ10で所定の場所に保管される。尚、8はトロンメ
ル7の端部に設置される塊砕機であるが、詳細は後述す
る。
【0019】図10は図8のP矢視方向から見た前記ト
ロンメル7の内部を示す斜視図である。該トロンメル7
の胴体部7a内壁には混合物の固着を防止するためのシ
−ト(天然ゴムや合成ゴム或いは合成樹脂でも可)7d
が数枚周方向に均等に貼ってある。即ち、若しシ−ト7
d無しでミキサ−5より排出された混合物を該トロンメ
ル7の胴体部7a内で回転させると、混合物は回転しつ
つ徐々に砂質土となって行くが、その多くはトロンメル
7の胴体部7aの回転と共に内壁に『イツキ(固着)』
が生じることになる。そこで、前記シ−ト7dを貼り付
けるとトロンメル7の回転と共に該シ−ト7dが揺れ或
いは振動し、トロンメル7の胴体部7a内上部へ上がっ
た混合物は常に落下して『イツキ(固着)』が防止され
る。
【0020】図11は前記トロンメル7の端部に設置さ
れる前記塊砕機8の拡大図である。該塊砕機8は駆動装
置(電動モ−タ又は油圧モ−タ又は内燃機関等の駆動源
或いは変速装置)8cで回転駆動する回転軸8aに放射
状に取り付けたブレ−ド8bを回転させ混合物の塊を破
砕して押し戻す機能を有する。即ち、混合物をトロンメ
ル7と共に回転させると該トロンメル7のメッシュ部7
bから砂質土として排出されない規格より大きな混合物
や砂質土の塊は円筒部7c端部からオ−バ−フロ−(メ
ッシュオ−バ−)する。従来は図1にも示すように、こ
れら混合物或いは砂質土の塊はコンベヤ10によりミキ
サ−に回収し、その回収分が比較的多く、砂質土として
の完成率が比較的低いという問題があった。しかし、該
塊砕機8を設置するとブレ−ド8bの回転により塊砕や
風圧によりトロンメル7の内部へ押し戻される量が多い
ため砂質土としての完成率及び回収率が高くなり処理効
率も良くなる。
【0021】この発明の粘性土の造粒装置は以上のよう
な構成からなるが、次に粘性土を砂質土とするまでの造
粒工程について説明する。 (1)先ず、粘性土が解砕機1のホッパ部11に投入さ
れると、該解砕機1ではコンベヤ14が絶えず回転ロ−
タ12の方向へ粘性土を移動するように稼働させている
ので、前記回転ロ−タ12は回転しつつブレ−ド12b
及び該ブレ−ド先端部の細長板12cが粘性土の一部を
掻き取り、粘性土小塊Mとしてスクリ−ン17方向へ飛
ばす。粘性土小塊Mはスクリ−ン17に衝突して固着す
ることなく該解砕機1の下側へ設置された搬送機構3の
コンベヤ31へ次々に落下する。 (2)コンベヤ31に落下した粘性土小塊Mは計量装置
2で計量されつつミキサ−5へ投入される。該計量装置
2を監視する作業者又はCPU4は、粘性土小塊Mが所
定量になると、手動或いは自動的に解砕機1と粘性土搬
送機構3を停止させる。そしてミキサ−5に投入した粘
性土が良く攪拌、混練されるまでブレ−ド51a、51
bで混合する。但し、ミキサ−5を二台併設した場合前
記解砕機1と粘性土の搬送機構3は停止させず他方のミ
キサ−へ粘性土小塊Mを投入する。尚、計量装置2やC
PU4を設けない場合は作業者が自身による目分量で判
断して、前記解砕機1と粘性土の搬送機構3の停止及び
起動操作とミキサ−5のフィ−ダ室52のル−ダ52
a、52bの起動及び停止操作を行う。 (3)ミキサ−5には更に硬化剤或いは石粉或いは石灰
或いは乳化剤等を一定量投入してモ−タ53によりブレ
−ド51a、51bを回転させるが、一定時間攪拌、混
練されると別個のモ−タ54が起動して粘性土と硬化剤
等の混合物はル−ダ52a、52bによりトロンメル7
に排出される(この場合でもブレ−ド51a、51b用
の駆動装置53は停止しない)。そしてル−ダ52a、
52b用のモ−タ54を停止させて再度、前記解砕機1
及び搬送機構3を起動させ、該ミキサ−5に粘性土の小
塊M或いは硬化剤等を投入する。尚、ミキサ−5を二台
(複数台)併設してある場合には他方のミキサ−で粘性
土の攪拌、混練が行われているので同様に所定時間後そ
のミキサ−のル−ダ用モ−タを起動させて混合物をトロ
ンメル7へ排出する。 (4)次に、前記ミキサ−5より排出された粘性土と硬
化剤等の混合物は回転しているトロンメル7の胴体部7
a内で共に回転しつつ、徐々に粘性土の粒子径より大き
な粒子径を有する砂質土が硬化し形成される。この場合
胴体部7a内壁に貼り付けたシ−ト7dの揺れや振動作
用等により粘性土と硬化剤等の混合物が固着し且つ蓄積
されることはなく、砂質土は徐々にトロンメル7のメッ
シュ部7bからコンベヤ10上に落下して所定の完成品
置場へ搬送される。また、トロンメル7内では一部砂質
土の大きな塊が形成され、メッシュ部7bを越えて端部
より外へオ−バ−フロ−(メッシュオ−バ−)しようと
するが、塊砕機8のブレ−ド8bを回転させ塊砕すると
共に風圧で押し戻し小径の砂質土としてメッシュ部7b
よりコンベヤ9へ落下させる。 (5)トロンメル7から一部外へオ−バ−フロ−(メッ
シュオ−バ−)したメッシュ7bの規格より大きな混合
物や砂質土の塊の砂は回収用コンベヤ10に落下させて
フィ−ドバックさせ再度前記ミキサ−5へ投入する。 (6)尚、前記ミキサ−5を二台(複数台)併設した場
合、CPU4により解砕機1と粘性土搬送機構3の稼働
を停止させることなく他方のミキサ−へ粘性土小塊を投
入することが出来るので、二組(複数組)のミキサ−の
ル−ダ52a、52b用の駆動装置54の起動と停止を
制御することにより連続無人運転が可能となる。
【0022】次の
【表1】は、兵庫県西宮市の砕石現場における粘性土
(一部礫分と砂分を含む)を上記造粒装置により造粒処
理した粒度特性の平均値を示す表である。
【表1】 この
【表1】の結果から見てもこの発明の粘性土の造粒装置
は粘性土を砂質土に造粒する装置として著しい効果があ
ることが分かる。
【0023】
【発明の効果】この発明の粘性土の造粒装置は以上詳述
したような構成とし、特に解砕機の構成要素の改良や計
量装置の導入やミキサ−の大幅な改良或いはトロンメル
自体の改良等各要素の大幅な変更・改良を行ったので、
従来低かった粘性土から砂質土への造粒工程の稼働率を
大幅に上げることが出来る。また、この造粒装置により
造粒された砂質土中には殆ど粘性土は見られずほぼ完全
に砂質土とすることが出来る。更に、この造粒装置は従
来埋め立て用程度しか用途が無かった粘性土を素早く効
率的に砂質土に変えることが出来るので砕石場で発生す
る粘性土の有効活用、例えば土壌改良等への活用を図る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の粘性土の造粒装置の全体構成図であ
る。
【図2】この発明の粘性土の造粒装置で使用する解砕機
の構成を示す側面図である。
【図3】解砕機のロ−タの一部斜視図である。
【図4】この発明の粘性土の造粒装置を構成する解砕機
と搬送機構とミキサ−部分の平面図である。
【図5】この発明の粘性土の造粒装置を構成する解砕機
と搬送機構とミキサ−部分の側面図である。
【図6】この発明の粘性土の造粒装置を構成するミキサ
−の平面図である。
【図7】この発明の粘性土の造粒装置を構成するミキサ
−の側面図である。
【図8】この発明の粘性土の造粒装置を構成するトロン
メルの側面図である。
【図9】図8のP矢視図である。
【図10】この発明の粘性土の造粒装置を構成するトロ
ンメルの図8のP矢視方向から見た斜視図である。
【図11】この発明の粘性土の造粒装置を構成するトロ
ンメルの端部に設置する塊砕機の拡大図である。
【図12】図12(A)は従来の粘性土の造粒装置の全
体構成図であり、図12(B)は従来の解砕機のロ−タ
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 解砕機 11 ホッパ部 12 ロ−タ 12a 回転軸 12b ブレ−ド 12c 細長板 13、15 駆動装置 16 カバ− 17 スクリ−ン 2 計量装置 3 搬送機構 31 コンベヤ 32 駆動装置 4 CPU 5 ミキサ− 51 攪拌室 51a、51b ブレ
−ド 52 フィ−ダ室 52a、52b ル−
ダ 53、54 モ−タ 55 ギヤボックス 6 サイロ 7 トロンメル 7a 胴体部 7b メッシュ部 7c 円筒部 8 塊砕機 9、10 コンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 善洋 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目1番 40号 (56)参考文献 特開 昭64−51349(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性土を投入するホッパ部と該ホッパ部
    の端部に配置され回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に
    設けると共にこれらブレ−ドの先端部の軸方向に細長板
    を固定して成るロ−タ及び該ロ−タ駆動装置と該ロ−タ
    を覆うように設置されたカバ−に懸垂され該ロ−タの近
    傍に配置されたスクリ−ンと前記ホッパ部の下部に設置
    され粘性土を積載しつつ前記ロ−タ方向に搬送するコン
    ベヤ及び該コンベヤ駆動装置とより成る解砕機と、 前記解砕機のロ−タにより砕かれた粘性土小塊を連続的
    に搬送するコンベヤと該コンベヤ駆動装置とより成る搬
    送機構と、 ブレ−ド及びル−ダ駆動装置と変速機構とブレ−ドを配
    置した攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ−ダ室とよ
    り成り前記搬送機構より搬送される粘性土小塊を一定量
    投入し硬化剤或いは石粉或いは石灰或いは乳化剤等と共
    に攪拌、混練するミキサ−と、 回転駆動機構を備え内壁に複数枚のシ−トを貼った胴体
    部と粘性土と硬化剤等の混合物或いは砂質土を落下させ
    るメッシュ部とより成り、攪拌、混練処理された粘性土
    及び硬化剤或いは石粉或いは石灰或いは乳化剤等との混
    合物を回転しつつ造粒処理するトロンメルと、より成る
    粘性土の造粒装置。
  2. 【請求項2】 粘性土を投入するホッパ部と該ホッパ部
    の端部に配置され回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に
    設けると共にこれらブレ−ドの先端部の軸方向に細長板
    を固定して成るロ−タ及び該ロ−タ駆動装置と該ロ−タ
    を覆うように設置されたカバ−に懸垂され該ロ−タの近
    傍に配置されたスクリ−ンと前記ホッパ部の下部に設置
    され粘性土を積載しつつ前記ロ−タ方向に搬送するコン
    ベヤ及び該コンベヤ駆動装置とより成る解砕機と、 前記解砕機のロ−タにより小塊に砕かれた粘性土小塊を
    連続的に搬送するコンベヤと該コンベヤ駆動装置と該コ
    ンベヤの途中に設置され該粘性土小塊の重量を計量する
    計量装置とより成る搬送機構と、 ブレ−ド及びル−ダ駆動装置と変速機構とブレ−ドを配
    置した攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ−ダ室とよ
    り成り前記搬送機構より搬送される粘性土小塊を一定量
    投入し硬化剤等と共に攪拌、混練するミキサ−と、 回転駆動機構を備え内壁に複数枚のシ−トを貼った胴体
    部と粘性土と硬化剤等の混合物或いは砂質土を落下させ
    るメッシュ部とより成り、攪拌、混練処理された粘性土
    及び硬化剤或いは石粉或いは石灰或いは乳化剤等との混
    合物を回転しつつ造粒処理するトロンメルと、より成る
    粘性土の造粒装置。
  3. 【請求項3】 粘性土を投入するホッパ部と該ホッパ部
    の端部に配置され回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に
    設けると共にこれらブレ−ドの先端部の軸方向に細長板
    を固定して成るロ−タ及び該ロ−タ駆動装置と該ロ−タ
    を覆うように設置されたカバ−に懸垂され該ロ−タの近
    傍に配置されたスクリ−ンと前記ホッパ部の下部に設置
    され粘性土を積載しつつ前記ロ−タ方向に搬送するコン
    ベヤ及び該コンベヤ駆動装置とより成る解砕機と、 前記解砕機のロ−タにより小塊に砕かれた粘性土小塊を
    連続的に搬送するコンベヤと該コンベヤ駆動装置と該コ
    ンベヤの途中に設置され該粘性土小塊の重量を計量する
    計量装置とより成る搬送機構と、 ブレ−ド及びル−ダ駆動用モ−タと変速機構とブレ−ド
    を配置した攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ−ダ室
    とより成り前記搬送機構より搬送される粘性土小塊を一
    定量投入し硬化剤等と共に攪拌、混練するミキサ−と、 回転駆動機構を備え内壁に複数枚のシ−トを貼った胴体
    部と粘性土と硬化剤等の混合物或いは砂質土を落下させ
    るメッシュ部とより成り、攪拌、混練処理された粘性土
    及び硬化剤或いは石粉或いは石灰等との混合物を回転し
    つつ造粒処理するトロンメルと、 粘性土小塊を計量する前記計量装置を介して前記解砕機
    のコンベヤ駆動装置とロ−タ駆動装置と前記搬送機構の
    コンベヤ駆動装置と前記ミキサ−のブレ−ド駆動装置及
    びル−ダ駆動装置を制御する演算処理装置と、より成る
    粘性土の造粒装置。
  4. 【請求項4】 粘性土を投入するホッパ部と該ホッパ部
    の端部に配置され回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に
    設けると共にこれらブレ−ドの先端部の軸方向に細長板
    を固定して成るロ−タ及び該ロ−タ駆動装置と該ロ−タ
    を覆うように設置されたカバ−に懸垂され該ロ−タの近
    傍に配置されたスクリ−ンと前記ホッパ部の下部に設置
    され粘性土を積載しつつ前記ロ−タ方向に搬送するコン
    ベヤ及び該コンベヤ駆動装置とより成る解砕機と、 前記解砕機のロ−タにより小塊に砕かれた粘性土小塊を
    連続的に搬送するコンベヤと該コンベヤ駆動装置と該コ
    ンベヤの途中に設置され該粘性土小塊の重量を計量する
    計量装置とより成る搬送機構と、 ブレ−ド及びル−ダ駆動装置と変速機構とブレ−ドを配
    置した攪拌、混練室とル−ダを配置したフィ−ダ室とよ
    り成り前記搬送機構より搬送される粘性土小塊を一定量
    投入し硬化剤等と共に攪拌、混練する複数のミキサ−
    と、 回転駆動機構を備え内壁に複数枚のシ−トを貼った胴体
    部と粘性土と硬化剤等の混合物或いは砂質土を落下させ
    るメッシュ部とより成り、攪拌、混練処理された粘性土
    及び硬化剤或いは石粉或いは石灰或いは乳化剤等との混
    合物を回転しつつ造粒処理するトロンメルと、 前記複数のミキサ−のうちの一方のミキサ−の攪拌、混
    練室へ投入する前記計量装置より計量した粘性土の小塊
    が所定量に達すると前記搬送機構より搬送される粘性土
    小塊を他方のミキサ−へ投入するよう設置した粘性土小
    塊搬送先変更機構と、 粘性土小塊を計量する前記計量装置を介して前記解砕機
    のコンベヤ駆動装置とロ−タ駆動装置と前記搬送機構の
    コンベヤ駆動装置と前記複数のミキサ−のブレ−ド駆動
    装置とル−ダ駆動装置及び前記粘性土小塊搬送先変更機
    構駆動装置を制御する演算処理装置と、より成る粘性土
    の造粒装置。
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