JP2595161B2 - レールガス圧接機 - Google Patents

レールガス圧接機

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JP2595161B2
JP2595161B2 JP4496492A JP4496492A JP2595161B2 JP 2595161 B2 JP2595161 B2 JP 2595161B2 JP 4496492 A JP4496492 A JP 4496492A JP 4496492 A JP4496492 A JP 4496492A JP 2595161 B2 JP2595161 B2 JP 2595161B2
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宗行 大原
国雄 北川
宏登 吉田
正男 田中
文夫 田中
辰夫 紺野
利 桑原
等 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接合すべきレール同
士をクランプするとともに接合部位をガスバーナーで加
熱しながら一方側から加圧して圧接を行うレールガス圧
接機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のレールガス圧接機では、例えば
特公昭53ー4060号公報に見られるように、加圧源
としての加圧用シリンダが取り付けられる支持フレーム
と、接合すべきレールの一方をクランプする固定フレー
ムとがレールの長手方向に間隔をおいて対向配置されて
おり、支持フレーム側内方には他方のレールをクランプ
するとともに加圧用シリンダで駆動される移動フレーム
が設けられているとともに、移動フレームと固定フレー
ムとの間にはガスバーナーを支持するバーナーケースが
配置された概略構成となっている。そして、各フレーム
とバーナーケースが共通部材としてのガイドシャフトで
貫通態様で連結されて全体の機枠が構成されている。
【0003】接合部位をガスバーナーで加熱しながら加
圧用シリンダで移動フレームを移動させて加圧し、圧接
を行うようになっている。また、接合後に生じる接合部
位の余盛りを剪断するための押抜バイトを移動フレーム
に取り付けた構造のものも知られている。
【0004】各フレームは、図16に示すように、底部
中央部位にレールRを挿通したりクランプするためのレ
ール収容部150が形成された略四角形ないし略台形に
形成されており、ガイドシャフト152は上部と底部の
幅方向に間隔をおいた計4箇所に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の圧
接機では、レール接合部位への設定に際して、人力で運
んだり、あるいはクレーン等の機械的手段で移動させる
ことが行われているが、人力設定のほうが任意性に富む
とともに機動性に富むことは言うまでもない。
【0006】このため、人力によるいわゆる可搬タイプ
へ移行する趨勢となっているが、各フレームや4本のガ
イドシャフト及び加圧用シリンダ等を加えた総重量はか
なりの重さになるため、機種によっては可搬タイプへの
移行に限界があったり、あるいは大勢の作業者を要する
ために可搬タイプでありながらもそのメリットを十分に
活かせない現状にある。
【0007】可搬タイプ移行化への重量軽減対策とし
て、例えば多数部品であるとともに重量要素としての各
フレームの形状を、図16に二点鎖線で示すようにカッ
トすることなどが考えられるが、上部のガイドシャフト
152とレール収容部150との距離nが接近しすぎて
構造強度の低下を招くなど、重量軽減には限界があっ
た。
【0008】そこで、この発明は、構造強度の低下を招
くことなく全体重量をできるだけ削減できて可搬タイプ
への適用を円滑に成し得るレールガス圧接機の提供をそ
の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、その特徴は、各フレーム
はそれぞれ略々三角形外郭を有しその底部両側とレール
上方に位置する頂部の三箇所をもってガイドシャフトで
支持されているとともに、三角形外郭のうちで各ガイド
シャフトの周辺とそれぞれの周辺との間の略々逆V字形
部分のみが各フレームの構造強度を得られる厚肉に形成
されている構成にある。
【0010】また、この発明によれば、バーナーケース
を前記三本のガイドシャフトに上方から被せる着脱構成
とすることができる。
【0011】
【作用】この発明によれば、圧接機全体の重量における
占有率の高い各フレームにおいて、構造強度を維持する
に必要な厚肉部分が略逆V字形となるので不要な重量が
削減されるとともに、ガイドシャフトが1本少なくなる
ので、全体重量の低減がなされる。
【0012】また、この発明によれば、圧接機本体から
バーナーケースを分離できるので、分離搬送が可能とな
り、運搬時の圧接機本体の重量がさらに軽減される。
【0013】
【実施例】図1乃至図15はこの発明の一実施例を示す
もので、レールの接合部位へ上方から被せて設置するタ
イプへの適用例である。図1及び図2に示すように、レ
ールガス圧接機2には、接合すべきレール(R1
2 )の長手方向に間隔をおいて、加圧用シリンダ4,
4が取り付けられた支持フレーム6と、接合すべき一方
のレールR1 をクランプして加圧を受ける固定フレーム
8が対向配置されているとともに、支持フレーム6側内
方には加圧用シリンダ4で駆動される移動フレーム10
が設置されており、各フレーム6,8,10はそれぞれ
底部両側とレール上方に位置する頂部の3箇所をもって
共有のガイドシャフト14,14,14で組付けられて
いる。
【0014】また、固定フレーム8と移動フレーム10
との間には、接合部位の加熱源であるガスバーナーを支
持するバーナーケース12が3本のガイドシャフト14
に上方から被せる着脱方式で設置されている。
【0015】固定フレーム8と移動フレーム10にはそ
れぞれレールR1 ,R2 をクランプするためのクランプ
用シリンダ16,18が取り付けられており、移動フレ
ーム10の前面には、接合後の余盛りを押し抜く押抜バ
イト部材20が設けられている。また、移動フレーム1
0はその後面に取り付けられるジョイントブロック2
2,23をもって加圧用シリンダ4のロッド24に連結
されている。なお、符号25は移動フレーム10の上面
に設けられる指示目盛りを示し、符号26は支持フレー
ム6に取り付けられる移動距離指示部材を示す。また、
符号27は運搬用ロッドを示し、符号28は吊金具を示
す。符号29は移動フレーム10の後面に取り付けられ
るいわゆる加圧時の補強部材としてのバックプレートを
示し、符号30は固定フレーム8側のバックプレートを
示す。
【0016】移動フレーム10は、図3及び図4に示す
ように、三角形状の外郭を有する形状に形成されてお
り、底部両側と頂部にはガイドシャフト14の挿通孔3
1が形成されている。中央部位には底面側が開放された
レール収容部32が形成されており、一側部にはクラン
プ用シリンダ18の取付用孔33が形成されている。収
容孔33にはクランプ用シリンダ18の係合凸部18b
(図11)を通過させた後回転によって抜止め状態とす
る形状の挿入口33aが形成されている。固定フレーム
8におけるクランプ用シリンダ16の取付も同様であ
る。符号34はクランプ用シリンダ18を装着後固定す
るためのねじ孔を示す。また、他側部にはレールクラン
プ部材の一要素である固定チャック90(図12)を取
り付けるための固定チャック取付面35が形成されてい
る。
【0017】また、移動フレーム10の前面(固定フレ
ーム8との対向面)には、押抜バイト部材20のガイド
部材74を取り付けるための取付用溝10a,10b,
10cが形成されているとともに、押抜バイト部材20
の裏面に嵌合する高さtの幅広の凸面10d,10dが
形成されており、各取付用溝10a,10b,10cに
は、固定ねじが螺合されるねじ孔36が形成されてい
る。符号37は運搬用ロッド27の挿通孔を示す。
【0018】移動フレーム10では、レール収容部32
を区画する内周面と破線で囲まれる略逆V字形部分が厚
肉部分10eとなっており、この部分で基本的な構造強
度を得るとともに前後の薄肉プレート部分で全体構成を
形成するようになっている。
【0019】上方部分におけるガイドシャフト14が1
本となるので、フレームの全体形状を左右肩部をカット
した略三角形とすることができるとともに、上方のガイ
ドシャフト14を支持する厚肉部分10eの容積も可能
な限り少なくできる。これによって、レール収容部32
と上方のガイドシャフト14間の距離に因る構造強度の
低下を来すことなく移動フレーム10の重量を大幅に低
減することができる。
【0020】支持フレーム6も図6に示すように、移動
フレーム10と同様の軽量構造を有する。すなわち、全
体が左右肩部をカットした略三角形に形成されており、
中央部位にはレール収容部38が形成されている。底部
両側と頂部にはそれぞれガイドシャフト14の挿通孔4
0が形成されており、両側部には加圧用シリンダ4が取
り付けられる取付用孔41が形成されている。取付用孔
41は移動フレーム10の場合と同様に、挿入後の回転
によって抜止め可能な挿入口41aを有する。また、内
周面と破線で囲まれる略逆V字形部分が厚肉部分6aで
ある。符号42はシリンダロック用のねじ孔を示し、符
号43は吊金具28を固定するためのねじ孔を示す。ま
た、符号44は運搬用ロッド27の挿通孔を示す。
【0021】固定フレーム8もまた、図7及び図8に示
すように、左右肩部がカットされた略三角形に形成され
ており、中央部位にはレール収容部45が形成されてい
る。底部両側と頂部にはそれぞれガイドシャフト14の
挿通孔46が形成されており、一側部にはクランプ用シ
リンダ16の取付用孔47が形成されている。取付用孔
47は上記と同様の構造で挿入口47aを有している。
他側部には固定チャック取付面48が形成されている。
符号49,50,51はそれぞれ、シリンダロック用の
ねじ孔、吊金具28を固定するためのねじ孔、運搬用ロ
ッド27の挿通孔を示す。上記と同様に内周面と破線で
囲まれる略V字形部分が厚肉部分8aである。
【0022】また、固定フレーム8の後面(移動フレー
ム10に対向する面と反対の面)には、バックプレート
30の支持部材52を固定するための固定用ねじ孔53
が形成されている。バックプレート30の先端はクラン
プ用シリンダ16に取り付けられる可動チャック89の
後面に止めねじ54で固定されている。符号55は吊金
具28の固定ねじを示す。
【0023】バーナーケース12は、図9に示すよう
に、移動フレーム10等と同様に左右肩部をカットした
形状に形成されており、中央部位には加熱を行うレール
収容部56が形成されている。概略、前後フレームをレ
ールの長手方向に間隔をおいて組付けた構造を呈してお
り、底部両側及び頂部にはガイドシャフト14に取り付
けられるリニアブッシュ等のベアリング部材57に対応
するベアリングガイド58,59が設けられている。符
号60,61はバーナーの装着案内部材を示し、符号6
2は操作棒ホルダを示す。バーナーケース12は3本の
ガイドシャフト14に上方から被せて設置されるもの
で、圧接機本体と分離態様で運搬することができる。
【0024】以上の通り、この例によれば、レールガス
圧接機2の重量要素である支持フレーム6、固定フレー
ム8、移動フレーム10の各フレームを略逆V字形の厚
肉形状として構造強度の低下を招くことなく重量削減を
行えるとともに、バーナーケース12を同様に軽量構造
とすることができ、加えてガイドシャフト14の本数を
3本にすることができるので、全体重量の大幅な削減を
行うことができる。また、バーナーケース12が着脱自
在であるので圧接機本体との分離運搬が可能となり、よ
って圧接機本体の重量をさらに低減することができる。
【0025】従来、上から被せるタイプであって且つト
リミング機能を有する要部一体構造のものでは全体重量
が約600Kgにもなり、4,5人程度の少人数による
可搬タイプとしての使用は不可能であったが、この発明
によれば、同程度の仕様を有するものにおいて重量を約
1/2に軽減することができた。従って、可搬タイプと
しての使用可能による作業能率の向上を図ることができ
るとともに、従来適用が困難であったトリミング機能を
有するタイプにおけるレール緊張機との併用を可能にす
るなど、利用範囲の拡大を図ることができる。
【0026】また、この例では移動フレーム10に対す
る加圧用シリンダ4の取付構造を着脱自在な構造として
いる。その詳細を図10に基づいて説明する。支持フレ
ーム6に取り付けられる各加圧用シリンダ4のロッド2
4は、移動フレーム10の後面に固定されるジョイント
ブロック22,23を介して移動フレーム10に連結さ
れており、ロック部材64でワンタッチ式に着脱自在に
設けられている。
【0027】ジョイントブロック22は、移動フレーム
10の後面に直接固定されるガイドプレート65と、こ
のガイドプレート65に嵌合して取り付けられるブロッ
ク本体66とから構成されており、ブロック本体66に
はバックプレート29の挿通溝67が形成されている。
ブロック本体66に対応してガイドプレート65には挿
通溝67に嵌合する凸面65aが形成されている。符号
65bは止めねじの挿通孔を示す。
【0028】ロッド24の先端部には径小の係合溝68
aを有する係合部68が形成されており、これに対応し
てブロック本体66には係合部68が連結される連結溝
70が形成されている。連結溝70は、係合部68の径
1 より若干大きい幅w1 を有する本溝70aと、ロッ
ク部材64が挿入される幅w2 のロック溝70bとから
構成されている。
【0029】ロック部材64はロック溝70bに挿入可
能な幅w3 を有しており、下半部には係合溝68aの径
2 と同等の寸法w3 を有する係合凹部64aが形成さ
れている。従って、ロッド24の係合部68をブロック
本体66の連結溝70に挿入した後ロック部材64を差
し込むことにより、ロック部材64がロッド24の係合
溝68aに係合してロッド24はジョイントブロック2
2にロックされる。ロックを解除する場合には、ロック
部材64を上方に引き抜くだけで良い。なお、ブロック
本体66において符号71は止めねじの挿通孔を示し、
ロック部材64において符号64bは取手孔を示す。
【0030】ジョイントブロック23は移動フレーム1
0に直に固定固定されるもので、そのシリンダ対向面に
はジョイントブロック22のブロック本体66と同様
に、連結溝70が形成されており、ロッド24がロック
部材64で着脱自在に取り付けられるようになってい
る。なお、加圧用シリンダ4において符号72は、支持
フレーム6の取付用孔41の挿入孔41aに係合する係
合凸部を示す。
【0031】従来、加圧用シリンダ4のロッド先端は移
動フレーム10の後面にボルト締結されていたが、上述
のように着脱自在とすることによって、圧接機の運搬時
取り外すことができ、よって圧接機の可搬化がより促進
される。着脱操作もロック部材64を抜き差しするだけ
で良いので、作業量も極めて少ない。
【0032】また、この例では押抜バイト部材20を着
脱自在な構造としている。その詳細を図11に基づいて
説明する。押抜バイト部材20は、移動フレーム10の
前面に固定されるガイド部材74と、このガイド部材7
4を介して着脱自在に取り付けられる左右一対の上部バ
イト75,75と、これらの上部バイト75,75を装
着状態でロックする取手付のロックピン76と、ガイド
部材74を介して着脱自在に取り付けられる底部バイト
77とから構成されている。
【0033】ガイド部材74は、移動フレーム10の上
方の取付用溝10aに固定される上方ガイド部材78
と、下方寄りの取付用溝10bに固定される中央ガイド
部材79,79と、下方取付用溝10cに固定される底
部ガイド部材80,81とから構成されている。上方ガ
イド部材78の下面には上部バイト75を案内する案内
凸部78aが形成されており、両端部にはロックピン7
6の挿通孔78bが形成されている。符号78cは止め
ねじの挿通孔を示す。また、中央ガイド部材79は断面
凸状に形成されており、上方においては上部バイト75
に対する案内溝79aを有し、下方においては底部バイ
ト77に対する案内凸部79bを有する。符号79cは
止めねじの挿通孔を示す。
【0034】底部ガイド部材80は単なるブロック状に
形成されており、その上面80aは底部バイト77のス
ライド面兼載置面としてなる。他方の底部ガイド部材8
1は底部ガイド部材80と同様の上面81aを有すると
ともに、外方側に底部バイト77のストッパとしての凸
部81bを有している。符号80b,81cは止めねじ
の挿通孔を示す。
【0035】上部バイト75は、取手82を有するとと
もにガイド部材74に係合されるバイトホルダ83と、
このバイトホルダ83に取り付けられるべースプレート
84と、このべースプレート84に取り付けられるバイ
ト本体85とから構成されている。
【0036】バイトホルダ83の上面には上方ガイド部
材78の案内凸部78aに嵌合する嵌合溝83aが形成
されており、下面には中央ガイド部材79の案内溝79
aに係合する係合凸部83bが形成されている。また、
バイトホルダ83には上下方向をもってロックピン76
の挿通孔83cが形成されているとともに、裏面側には
移動フレーム10の凸面10dに嵌合する凹面83dが
形成されている。べースプレート84において、符号8
4aはバイトホルダ83に対する止めねじの挿通孔を示
し、符号84bはバイト本体85に対する止めねじのね
じ孔を示す。バイト本体85はレールの一側においてレ
ール底面を除く部位を押し抜く形状に形成されている。
符号85aはべースプレート84に対する止めねじの挿
通孔を示す。なお、左右の上部バイト75,75は対称
形状に形成されるもので、図面上一方を省略してある。
【0037】底部バイト77は、取手86aを有すると
ともにガイド部材74に係合されるバイトホルダ86
と、このバイトホルダ86に取り付けられるバイト本体
87とから構成されている。バイトホルダ86の上面に
は中央ガイド部材79の案内凸部79bに嵌合する嵌合
溝86bが形成され、押し抜き方向前面にはバイト本体
87を装着する装着凹部86cが形成されている。符号
86dはバイト本体87の角部の寸法誤差を許容する調
整孔を示し、符号86eは止めねじのねじ孔を示す。バ
イト本体87はレール底面を押し抜く形状に形成されて
いる。符号87aは止めねじの挿通孔を示す。
【0038】移動フレーム10の両サイドから上部バイ
ト75,75を装着した後ロックピン76を差し込んで
ロックするとともに、底部バイト77を底部ガイド部材
81の凸部81bに突き当たるまで挿入することによっ
て、押抜バイト部材20の組付けが完了する。組付け作
業は、例えばバーナーによる加熱時の中空き時間を利用
してなされる。組付解除はロックピン76を引き抜いて
上部バイト75,75を取り外すとともに、底部バイト
77を引き抜くことにより完了する。
【0039】従来、押抜バイト部材は移動フレームにね
じ固定されていたが、このように、押抜バイト部材20
の主要部を着脱自在な分解構造とすることによって、圧
接機移動時の分離運搬が可能となり、よって圧接機本体
の軽量化ないし可搬化をより一層促進させることができ
る。
【0040】また、従来のこの種の圧接機におけるレー
ルのクランプ構造では、図17に示すように、固定チャ
ック100は、加圧時の耐圧強度を得るためにクランプ
用フレーム102に係止可能な略L字形に形成され、突
出部分をもって止めねじ104で固定されていた。図中
符号Pは加圧方向を示し、符号CはレールR1 ,R2
接合部位を示す。また、符号106はクランプシリンダ
のロッドを示し、符号108はこのロッド106の先端
に固定される可動チャックを示す。しかしながらこのよ
うな構造では、止めねじ104がバーナーの火炎に晒さ
れるので早期に焼損するという問題を抱えていた。
【0041】この発明に係る実施例では上記問題を解消
するクランプ構造となっている。その詳細を図12乃至
図15に基づいて説明する。図12は固定フレーム8と
移動フレーム10におけるクランプ構造を示す概要平面
図で、固定フレーム8においてレールR1 はフレーム本
体に固定される固定チャック88と、クランプ用シリン
ダ16のロッド16aに固定される可動チャック89と
でクランプされており、移動フレーム10においてレー
ルR2 はフレーム本体に固定される固定チャック90
と、クランプ用シリンダ18のロッド18aに固定され
る可動チャック91とでクランプされている。また、固
定フレーム8の可動チャック89の後面にはバックプレ
ート30が取り付けられており、移動フレーム10の可
動チャック91の後面にはバックプレート29が取り付
けられている。
【0042】固定フレーム8側について説明すると、固
定チャック88の表面側にはレールR1 の一側面に沿っ
た形状の接触面88aが形成されており、裏面側にはレ
ールR1 の長手方向に沿って固定フレーム8の固定チャ
ック取付面48に係合する係合凸部88bが形成されて
いるとともにレールの加圧方向に略垂直に突出する嵌合
凸部88cが形成されている。また、固定チャック88
には接触面88aに開口する挿通孔88dが形成されて
おり、この挿通孔88dを介して止めねじ92で固定さ
れる。
【0043】一方、固定フレーム8の固定チャック取付
面48には、係合凸部88bに係合する係合凹部48a
が形成されているとともに、嵌合凸部88cに嵌合する
嵌合凹部48bが形成されている。符号48cは止めね
じ92のねじ孔を示す。可動チャック89においてもレ
ールへの接触面89aに開口する挿通孔89bが形成さ
れており、止めねじ93でロッド16aに固定されてい
る。
【0044】移動フレーム10側においても同様で、固
定チャック90の表面側には接触面90aが形成されて
おり、裏面側には係合凸部90bと嵌合凸部90cが形
成されている。また、接触面90aに開口する挿通孔9
0dが形成されており、止めねじ92で固定されてい
る。また、可動チャック91においても接触面90aが
形成されているとともにこの接触面90aに開口する挿
通孔90bが形成されており、止めねじ93でクランプ
用シリンダ18のロッド18aに固定されている。ま
た、移動フレーム10の固定チャック取付面35には、
固定チャック90の係合凸部90bに係合する係合凹部
35aが形成されているとともに、嵌合凸部90cに嵌
合する嵌合凹部35bが形成されている(図11)。符
号35cは止めねじ92のねじ孔を示す。
【0045】この例に係るクランプ構造によれば、嵌合
凸部88cと嵌合凹部48bとの嵌合によって耐圧強度
が得られるとともに、止めねじ92がガス炎に晒される
ことがないので焼損を回避でき、よって固定強度の信頼
性を長期に亘って維持することができる。また、断面略
矩形とすることができるのでチャック形状のコンパクト
化を図ることができる。
【0046】また、この例では、各固定チャック88,
90、可動チャック89,91のレールへの接触面88
a,90a,89a,91aには、図15に示すよう
に、加圧方向Pに対して立ち上がる歯88e,90e,
89e,91eが形成されている。この例では、立ち上
がり角θ1 を30°、逃げ角θ2 を75°とするととも
に、ピッチptを3mm、高さhを1.5mmとした。
【0047】歯88e,90e,89e,91eはレー
ルに対して支障のある傷を付与しない範囲で形状設定さ
れるもので、これによって、加圧時のクランプずれを防
止することができる。
【0048】なお、レールの上方に位置するガイドシャ
フト14がガス炎の熱影響を受ける場合には、図1及び
図2に示すように、バーナーケース12に防火板95を
取り付ければよい。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、圧接機の全体重量に
おいて占有率の高い支持フレーム、固定フレーム及び移
動フレームの各フレームを全体として略々三角形外郭と
したうえで各ガイドシャフト周辺とその周辺との間の略
々逆V字形部分のみを厚肉部とすることで、構造強度の
低下を招くことなく重量削減を行えるとともに、ガイド
シャフトの本数を少なくすることができ、全体重量の大
幅な削減を行うことができる。これによって可搬タイプ
への移行の容易化を図ることができる。
【0050】またこの発明によれば、バーナーケースが
着脱自在であるので圧接機本体との分離運搬が可能とな
り、よって圧接機本体の重量をさらに低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレールガス圧接機の一実施例を
示す概要平面図である。
【図2】同概要側面図である。
【図3】移動フレームの概要正面図である。
【図4】移動フレームの概要側面図である。
【図5】押抜バイト部材を組付けた状態の移動フレーム
の概要正面図である。
【図6】支持フレームの概要正面図である。
【図7】固定フレームの概要正面図である。
【図8】バックプレート等を取り付けた状態の固定フレ
ームの概要正面図である。
【図9】バーナーケースの概要正面図である。
【図10】移動フレームに対する加圧用シリンダの取付
構造を示す分解斜視図である。
【図11】押抜バイト部材の分解斜視図である。
【図12】固定フレームと移動フレームにおけるクラン
プ構造を示す概要断面図である。
【図13】固定フレームにおける固定チャック部位の分
解斜視図である。
【図14】固定フレームにおけるクランプ構造の側面図
である。
【図15】チャックにおけるレールへの接触面の表面形
状を示す要部断面図である。
【図16】従来のフレームとガイドシャフトとの組付状
態を示す概要図である。
【図17】従来のクランプ構造を示す概要平面図であ
る。
【符号の説明】
4 加圧用シリンダ 6 支持フレーム 8 固定フレーム 10 移動フレーム 12 バーナーケース 14 ガイドシャフト R1 ,R2 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 且芳 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財 団法人鉄道総合技術研究所 内 (72)発明者 大原 宗行 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財 団法人鉄道総合技術研究所 内 (72)発明者 北川 国雄 埼玉県狭山市水野1122−1 (72)発明者 吉田 宏登 埼玉県飯能市小久保80−3 (72)発明者 田中 正男 埼玉県狭山市笹井2603−1 (72)発明者 田中 文夫 埼玉県川越市大字安比奈新田33番地 (72)発明者 紺野 辰夫 東京都千代田区内神田3丁目4番4号 株式会社峰製作所 内 (72)発明者 桑原 利 東京都千代田区内神田3丁目4番4号 株式会社峰製作所 内 (72)発明者 高橋 等 東京都千代田区内神田3丁目4番4号 株式会社峰製作所 内 (56)参考文献 特公 昭53−22932(JP,B2) 特公 昭53−4060(JP,B2) 特公 昭57−9916(JP,B2) 実公 平2−36355(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合すべきレールの長手方向に複数のフレ
    ームとバーナーケースとが共有のガイドシャフトで支持
    されて配置され、レールをクランプした状態で加熱する
    とともに加圧して圧接を行うレールガス圧接機におい
    て、 前記各フレームはそれぞれ略々三角形外郭を有しその
    部両側とレール上方に位置する頂部の三箇所をもってガ
    イドシャフトで支持されているとともに、三角形外郭の
    うちで各ガイドシャフトの周辺とそれぞれの周辺との間
    の略々逆V字形部分のみが各フレームの構造強度を得ら
    れる厚肉に形成されていることを特徴とするレールガス
    圧接機。
  2. 【請求項2】前記バーナーケースが前記三本のガイドシ
    ャフトに上方から被せる着脱構造を有する請求項1記載
    のレールガス圧接機。
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