JP2595133B2 - 免疫刺激剤およびその製造法 - Google Patents
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- C07K—PEPTIDES
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は免疫刺激剤、その製造方
法および醗酵乳の分野で免疫刺激剤および/又は方法の
使用に関する。
法および醗酵乳の分野で免疫刺激剤および/又は方法の
使用に関する。
【0002】
【従来の技術】制癌剤はラクトバチルス、特にLact
obacillus bulgaricusを培養し、
たん白分解酵素によりラクトバチルスを加水分解し、た
ん白および制癌活性を示すリボ核酸の豊富な生成物を加
水分解物から抽出する工程を含む方法により製造できる
ことが知られている。
obacillus bulgaricusを培養し、
たん白分解酵素によりラクトバチルスを加水分解し、た
ん白および制癌活性を示すリボ核酸の豊富な生成物を加
水分解物から抽出する工程を含む方法により製造できる
ことが知られている。
【0003】さらに、幼児に対する乳に基づく食品はL
actobacillus acidophilusに
より酸性化した乳にオリゴ要素、ビタミンおよびリゾチ
ーム溶液を補う方法により製造できることが知られてい
る。
actobacillus acidophilusに
より酸性化した乳にオリゴ要素、ビタミンおよびリゾチ
ーム溶液を補う方法により製造できることが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は乳酸菌
から得ることができ、醗酵乳分野で使用するのに特に適
する有効な免疫刺激剤を供することである。
から得ることができ、醗酵乳分野で使用するのに特に適
する有効な免疫刺激剤を供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、本発明によ
る免疫刺激剤はリゾチームに感受性の乳酸菌、特にLa
ctobacillus bulgaricusの細胞
壁からのペプチドグリカンをリゾチームにより加水分解
して誘導したN−アセチルムラミルペプチドを含む。
る免疫刺激剤はリゾチームに感受性の乳酸菌、特にLa
ctobacillus bulgaricusの細胞
壁からのペプチドグリカンをリゾチームにより加水分解
して誘導したN−アセチルムラミルペプチドを含む。
【0006】同様に、本発明による免疫刺激剤の製造方
法では、リゾチーム感受性の乳酸菌、特にLactob
acillus bulgaricusの細胞壁からの
ペプチドグリカンをリゾチームにより加水分解してそこ
からN−アセチルムラミルペプチドを誘導する。このタ
イプの剤は免疫応答、特にグラム陰性の腸病原性細菌、
例えばE.coliに対する免疫応答に著しい刺激効果
を有するこが分かった。
法では、リゾチーム感受性の乳酸菌、特にLactob
acillus bulgaricusの細胞壁からの
ペプチドグリカンをリゾチームにより加水分解してそこ
からN−アセチルムラミルペプチドを誘導する。このタ
イプの剤は免疫応答、特にグラム陰性の腸病原性細菌、
例えばE.coliに対する免疫応答に著しい刺激効果
を有するこが分かった。
【0007】本発明による免疫刺激剤は醗酵乳、特にヨ
ーグルト又はホエイ製品に使用するのに特に適する。
ーグルト又はホエイ製品に使用するのに特に適する。
【0008】同様に、本発明方法は醗酵乳、特にヨーグ
ルトの製造に、又はホエイ製品の製造に使用するのに適
する、すなわち直接行なうことができる。
ルトの製造に、又はホエイ製品の製造に使用するのに適
する、すなわち直接行なうことができる。
【0009】従って、本発明はこれらの使用にも関す
る。
る。
【0010】本発明に関連して、本発明生成物の免疫刺
激剤効果はマウスに対する試験で定性的に評価される。
これらの試験結果は直接ヒトに適用することはできない
が、それでも尚有用な情報を提供することが知られる。
激剤効果はマウスに対する試験で定性的に評価される。
これらの試験結果は直接ヒトに適用することはできない
が、それでも尚有用な情報を提供することが知られる。
【0011】本発明に関連して、「リゾチームに感受性
の乳酸菌」とは細胞壁がリゾチームにより加水分解しう
る、すなわちリゾチームの作用下でN−アセチルムラミ
ルペプチドに分解しうるペプチドグリカンを含む乳酸菌
の意味に使用する。
の乳酸菌」とは細胞壁がリゾチームにより加水分解しう
る、すなわちリゾチームの作用下でN−アセチルムラミ
ルペプチドに分解しうるペプチドグリカンを含む乳酸菌
の意味に使用する。
【0012】本発明方法はリゾチームに感受性の乳酸菌
の純粋培養体または懸濁液又はリゾチームに感受性およ
び非感受性の細菌を含む混合培養体又は懸濁液を使用し
て行なうことができる。Lactobacillus
bulgaricusの純粋培養体又はLactoba
cillus bulgaricusおよびStrep
tococcus thermophilusの混合培
養体、すなわち、例えば市販されているタイプのヨーグ
ルト培養体は特に使用することができる。
の純粋培養体または懸濁液又はリゾチームに感受性およ
び非感受性の細菌を含む混合培養体又は懸濁液を使用し
て行なうことができる。Lactobacillus
bulgaricusの純粋培養体又はLactoba
cillus bulgaricusおよびStrep
tococcus thermophilusの混合培
養体、すなわち、例えば市販されているタイプのヨーグ
ルト培養体は特に使用することができる。
【0013】特に、リゾチームに感受性の乳酸菌の10
6 〜1010細胞/mlを含有する培養体又は懸濁液を使用
することができる。十分な濃度の所望量の細胞を生産す
るために、適当な培地に当該細菌の種子培養体を接種
し、出発培養体のものに匹敵しうる細胞濃度を培地に再
定着するのに十分な時間細菌の生育に有利な温度および
pHでインキュベートできる。培地は例えば脱脂又は未脱
脂牛乳、ホエイ、限外濾過透過物のような乳に基づく培
地、又は合成培地でよい。
6 〜1010細胞/mlを含有する培養体又は懸濁液を使用
することができる。十分な濃度の所望量の細胞を生産す
るために、適当な培地に当該細菌の種子培養体を接種
し、出発培養体のものに匹敵しうる細胞濃度を培地に再
定着するのに十分な時間細菌の生育に有利な温度および
pHでインキュベートできる。培地は例えば脱脂又は未脱
脂牛乳、ホエイ、限外濾過透過物のような乳に基づく培
地、又は合成培地でよい。
【0014】L. bulgaricusの培養体を使
用することが好ましい。この培養体を製造するために、
牛乳、又は例えばMRS培地(Difco)のような合
成培地にこの微生物の種子培養体を接種し、3〜6時
間、37〜45℃でインキュベートできる。培養体を3
時間未満又は37℃以下の温度でインキュベートする場
合、いわゆる潜伏相、すなわち微生物増殖が出発相に留
まり、又はいわゆる指数相、すなわち微生物の指数増殖
相に十分な永さで含まれない危険がある。
用することが好ましい。この培養体を製造するために、
牛乳、又は例えばMRS培地(Difco)のような合
成培地にこの微生物の種子培養体を接種し、3〜6時
間、37〜45℃でインキュベートできる。培養体を3
時間未満又は37℃以下の温度でインキュベートする場
合、いわゆる潜伏相、すなわち微生物増殖が出発相に留
まり、又はいわゆる指数相、すなわち微生物の指数増殖
相に十分な永さで含まれない危険がある。
【0015】他方、培養体を6時間以上インキュベート
する場合、定常相、すなわち微生物の増殖が停止し、そ
の間細胞壁の組成が不利に変化する相に入る危険があ
る。最後に45℃を超えると、温度はもはやL. bu
lgaricusの生育に有利ではなくなる。
する場合、定常相、すなわち微生物の増殖が停止し、そ
の間細胞壁の組成が不利に変化する相に入る危険があ
る。最後に45℃を超えると、温度はもはやL. bu
lgaricusの生育に有利ではなくなる。
【0016】次に加水分解工程はリゾチームにより行な
う。リゾチームは任意の起源由来でよく、特にレンネッ
ト、特に反芻動物(特に牛)レンネット、又は卵白、任
意には純粋形がよい。本発明方法の1態様では、レンネ
ットはそのまま、すなわちリゾチームをそこから分離せ
ずに使用する。
う。リゾチームは任意の起源由来でよく、特にレンネッ
ト、特に反芻動物(特に牛)レンネット、又は卵白、任
意には純粋形がよい。本発明方法の1態様では、レンネ
ットはそのまま、すなわちリゾチームをそこから分離せ
ずに使用する。
【0017】上記乳酸菌の細胞壁からのペプチドグリカ
ンは1〜48時間、好ましくは12〜24時間、15〜
37℃で、1〜500μgリゾチーム/mlのこれらの細
菌細胞106 〜1010を含有する培養体を使用して例え
ば使用リゾチームの作用に有利なpH値で加水分解でき
る。このpHは例えばレンネットのリゾチームに対し4〜
6のオーダ、卵白のリゾチームに対しては6〜8のオー
ダのものである。
ンは1〜48時間、好ましくは12〜24時間、15〜
37℃で、1〜500μgリゾチーム/mlのこれらの細
菌細胞106 〜1010を含有する培養体を使用して例え
ば使用リゾチームの作用に有利なpH値で加水分解でき
る。このpHは例えばレンネットのリゾチームに対し4〜
6のオーダ、卵白のリゾチームに対しては6〜8のオー
ダのものである。
【0018】本発明による使用に対し、一方ではそのま
ま、又は水性抽出物形で液体又は撹拌ヨーグルトのよう
な醗酵乳に、又はホエイに基づく飲料のようなホエイ製
品に免疫刺激剤を添加することができる。剤添加量は例
えば醗酵乳又はホエイ製品1mlにつきリゾチームに感受
性の106 〜1010の乳酸菌細胞の壁由来のN−アセチ
ルムラミルペプチド量に相当する。
ま、又は水性抽出物形で液体又は撹拌ヨーグルトのよう
な醗酵乳に、又はホエイに基づく飲料のようなホエイ製
品に免疫刺激剤を添加することができる。剤添加量は例
えば醗酵乳又はホエイ製品1mlにつきリゾチームに感受
性の106 〜1010の乳酸菌細胞の壁由来のN−アセチ
ルムラミルペプチド量に相当する。
【0019】他方、加水分解工程は例えば、醗酵乳、特
に独自で、又はS.thermophilusと組み合
せたL. bulgaricusにより醗酵乳に、又は
乳清に実施できる。醗酵乳の場合、リゾチームは醗酵
前、中又は後に、例えば約1〜500μgリゾチーム/
ml乳の量で乳に添加できる。ホエイの場合、リゾチーム
に感受性の上記細菌はホエイに添加でき、又は適当な場
合、そこで培養することもでき、必要な場合、リゾチー
ムを添加できる。
に独自で、又はS.thermophilusと組み合
せたL. bulgaricusにより醗酵乳に、又は
乳清に実施できる。醗酵乳の場合、リゾチームは醗酵
前、中又は後に、例えば約1〜500μgリゾチーム/
ml乳の量で乳に添加できる。ホエイの場合、リゾチーム
に感受性の上記細菌はホエイに添加でき、又は適当な場
合、そこで培養することもでき、必要な場合、リゾチー
ムを添加できる。
【0020】本発明は次例により例示する。例中特記し
ない限り%は重量による。
ない限り%は重量による。
【0021】免疫刺激効果、すなわち免疫応答に対する
刺激効果はELISA試験によりマウスの特異抗体濃度
を測定することにより評価する。
刺激効果はELISA試験によりマウスの特異抗体濃度
を測定することにより評価する。
【0022】専門家には周知のELISA試験は、例え
ば細菌抗原のような抗原に順次結合し、水性媒体に不溶
性の支持体に結合する免疫グロブリン、例えばIgG,
IgM又はIgAの特異抗体に結合する抗−抗体をマー
クする酵素を検出することを含む。
ば細菌抗原のような抗原に順次結合し、水性媒体に不溶
性の支持体に結合する免疫グロブリン、例えばIgG,
IgM又はIgAの特異抗体に結合する抗−抗体をマー
クする酵素を検出することを含む。
【0023】例1 次の組成(g乾物/l培地で表わす): たん白加水分解物 10 肉抽出物 10 酵母抽出物 5 グルコース 20 ラクトース 10 乳化剤 1 クエン酸アンモニウム 2 酢酸ナトリウム 5 MgSO4 0.1 MnSO4 0.05 K2 HPO4 2 を有する改質MRS培地(Difco Lab.,米
国)から成る合成培地を調製する。
国)から成る合成培地を調製する。
【0024】この合成培地は6.5のpHを有する。12
1℃で15分滅菌し、次にLactobacillus
bulgaricusの種子培養体、この場合L.
bulgaricus NCDO1489(Natio
nal Collection of Food Ba
cteria,AFRC Institure of
Food Research,Reading Lab
oratory,Shinfield,Readin
g,RG2 9AT,英国)の培養体を接種する。
1℃で15分滅菌し、次にLactobacillus
bulgaricusの種子培養体、この場合L.
bulgaricus NCDO1489(Natio
nal Collection of Food Ba
cteria,AFRC Institure of
Food Research,Reading Lab
oratory,Shinfield,Readin
g,RG2 9AT,英国)の培養体を接種する。
【0025】培養体は6時間40℃でインキュベートす
る。バイオマスを分離し、洗滌し、AおよびBの2部に
分割する。部AはpH7の0.02Mリン酸塩緩衝液に懸
濁し、一方部BはpH5の0.01M酢酸塩緩衝液に、微
生物の2・109 細胞/mlの量で懸濁する。
る。バイオマスを分離し、洗滌し、AおよびBの2部に
分割する。部AはpH7の0.02Mリン酸塩緩衝液に懸
濁し、一方部BはpH5の0.01M酢酸塩緩衝液に、微
生物の2・109 細胞/mlの量で懸濁する。
【0026】懸濁液AのL. bulgaricus細
胞は市販品として入手しうる卵白からのリゾチーム(C
albiochem.ドイツ連邦共和国)により加水分
解する。懸濁液BのL.bulgaricus細胞は抽
出レンネットリゾチームにより加水分解し、Bioch
em. J. 201,661〜664(1982)に
J.J. Pahndらが記載したように精製した。
胞は市販品として入手しうる卵白からのリゾチーム(C
albiochem.ドイツ連邦共和国)により加水分
解する。懸濁液BのL.bulgaricus細胞は抽
出レンネットリゾチームにより加水分解し、Bioch
em. J. 201,661〜664(1982)に
J.J. Pahndらが記載したように精製した。
【0027】このために、16μgのリゾチームを懸濁
液1mlについて添加し、18時間25℃でインキュベー
トする。次に懸濁液は遠心分離し、上澄相は0.45μ
m直径孔を有する膜を通して濾過する。
液1mlについて添加し、18時間25℃でインキュベー
トする。次に懸濁液は遠心分離し、上澄相は0.45μ
m直径孔を有する膜を通して濾過する。
【0028】2種の免疫刺激剤AおよびBは卵白(A)
又はレンネット(B)由来のリゾチームによる加水分解
により1mlにつき2・109 のL.bulgaricu
s細胞の細胞壁由来のN−アセチルムラミルペプチドを
含有する滅菌溶液または抽出物形で得る。
又はレンネット(B)由来のリゾチームによる加水分解
により1mlにつき2・109 のL.bulgaricu
s細胞の細胞壁由来のN−アセチルムラミルペプチドを
含有する滅菌溶液または抽出物形で得る。
【0029】剤AおよびBの免疫刺激効果は次の試験手
順を使用して「スイス白色」種のマウス(Tuttli
ngen,ドイツ連邦共和国)で測定する。
順を使用して「スイス白色」種のマウス(Tuttli
ngen,ドイツ連邦共和国)で測定する。
【0030】体重18〜20gの6匹のマウスを含む番
号1〜6の6群に通常飼料および水を自由に与える。試
験開始の0日から出発して経口挿管法を1,3,5,1
5,17,19および30日に行なう。飼料および水は
これらの挿管法を行なう3時間前に除去し、その後直ち
に戻す。血清は0,29および40日にマウスから採取
する。腸の洗滌は40日に行なう。
号1〜6の6群に通常飼料および水を自由に与える。試
験開始の0日から出発して経口挿管法を1,3,5,1
5,17,19および30日に行なう。飼料および水は
これらの挿管法を行なう3時間前に除去し、その後直ち
に戻す。血清は0,29および40日にマウスから採取
する。腸の洗滌は40日に行なう。
【0031】各経口挿管法は0.5ml/マウスの用量で
行なう。これらの投与物の組成は同じ群のマウスに対し
ては同一であるが、表Iに示すように群毎に異なる。表
Iでは、「ワクチン」とは1用量につき5・109 のE
schericia coli 0111;K58の細
胞が懸濁し、細胞の半数は100℃で1時間不活性化
し、他の半数は0.05%グルタルアルデヒドにより不
活性化したことを示す(Hilperら、Food a
nd Immunology,1977,編集L. H
ambraenx,L.A.Hanson,H. Mc
Farlane,Swedish Nutrition
Foundation Symposium XII
I,182〜196)。CTとは専門家に周知の免疫刺
激剤、コレラ毒素を表わす。「生理的溶液」とは0.9
%NaClを含有する蒸留水を表わす。
行なう。これらの投与物の組成は同じ群のマウスに対し
ては同一であるが、表Iに示すように群毎に異なる。表
Iでは、「ワクチン」とは1用量につき5・109 のE
schericia coli 0111;K58の細
胞が懸濁し、細胞の半数は100℃で1時間不活性化
し、他の半数は0.05%グルタルアルデヒドにより不
活性化したことを示す(Hilperら、Food a
nd Immunology,1977,編集L. H
ambraenx,L.A.Hanson,H. Mc
Farlane,Swedish Nutrition
Foundation Symposium XII
I,182〜196)。CTとは専門家に周知の免疫刺
激剤、コレラ毒素を表わす。「生理的溶液」とは0.9
%NaClを含有する蒸留水を表わす。
【0032】
【表1】 群 基本液 添加物質 NaHCO3 その他 % 1 生理的溶液 3 − − 2 生理的溶液 3 − 1μg CT 3 生理的溶液 3 ワクチン − 4 生理的溶液 3 ワクチン 1μg CT 5 免疫刺激剤 A 3 ワクチン − 6 免疫刺激剤 B 3 ワクチン −
【0033】マウスから採取した血清中のIgGおよび
IgM抗体濃度および腸管洗滌液中のIgGおよびIg
A抗体濃度をELISA試験により測定する。表2は得
た相対値を示す。数字は1つの同じ群の各6匹のマウス
に対し測定した幾何学的平均値である。星印はマークし
た数字に対し群3(対照、ワクチンのみを与えたマウ
ス)の相当する数字(同じカラム)と異ることに対し要
求される誤差の確率は5%より低いことを示す。換言す
れば、星印によりマークした数字に対し一方的分散分析
により測定した値「P」は0.05より小さい。
IgM抗体濃度および腸管洗滌液中のIgGおよびIg
A抗体濃度をELISA試験により測定する。表2は得
た相対値を示す。数字は1つの同じ群の各6匹のマウス
に対し測定した幾何学的平均値である。星印はマークし
た数字に対し群3(対照、ワクチンのみを与えたマウ
ス)の相当する数字(同じカラム)と異ることに対し要
求される誤差の確率は5%より低いことを示す。換言す
れば、星印によりマークした数字に対し一方的分散分析
により測定した値「P」は0.05より小さい。
【0034】
【表2】 群 血清から: 腸液から: IgG IgM IgG IgA d29 d40 d29 d40 d40 d40 1 69 57 36 39 8 8 2 96 94 25 80 10 11 3 189 489 31 83 11 18 4 572* 759 113 123* 13 24 5 525* 828 104 141* 18 53* 6 397* 1362* 39 45 24* 72*
【0035】29日および40日に取り出した血清はワ
クチンおよび免疫刺激剤A又はB(本発明、群5および
6)又はCT(比較、群4)を与えたマウスに対しワク
チンのみを与えたマウス(対照、群3)に関してIgG
抗体の濃度に約2〜3の率で増加を示す。対照的に、I
gM抗体濃度の増加は単に免疫刺激剤A(本発明、群
5)およびCT(比較、群3)に対してのみ認められ
る。
クチンおよび免疫刺激剤A又はB(本発明、群5および
6)又はCT(比較、群4)を与えたマウスに対しワク
チンのみを与えたマウス(対照、群3)に関してIgG
抗体の濃度に約2〜3の率で増加を示す。対照的に、I
gM抗体濃度の増加は単に免疫刺激剤A(本発明、群
5)およびCT(比較、群3)に対してのみ認められ
る。
【0036】ワクチンおよび免疫刺激剤A又はB(本発
明、5および6)を与えたマウスの腸管液のIgGおよ
びIgA抗体の濃度はワクチンのみ(対照、群3)を与
えたマウスの腸管液のものに関し非常に明白な増加を示
す。
明、5および6)を与えたマウスの腸管液のIgGおよ
びIgA抗体の濃度はワクチンのみ(対照、群3)を与
えたマウスの腸管液のものに関し非常に明白な増加を示
す。
【0037】例2 L.bulgaricusのバイオマスを例1記載と同
じ方法で調製する。バイオマスをpH5の0.01M酢酸
塩緩衝液に1mlにつき1.6・109 微生物細胞量で懸
濁する。4%リゾチーム(Laboratoire P
resure,Granday,Beaume,フラン
ス)を含有する1%液体レンネットを懸濁液に添加し、
次いで穏やかに撹拌しながら25℃で18時間インキュ
ベーションする。次に懸濁液は遠心分離し、上澄相は
0.45μm直径孔を有する膜を通して濾過する。
じ方法で調製する。バイオマスをpH5の0.01M酢酸
塩緩衝液に1mlにつき1.6・109 微生物細胞量で懸
濁する。4%リゾチーム(Laboratoire P
resure,Granday,Beaume,フラン
ス)を含有する1%液体レンネットを懸濁液に添加し、
次いで穏やかに撹拌しながら25℃で18時間インキュ
ベーションする。次に懸濁液は遠心分離し、上澄相は
0.45μm直径孔を有する膜を通して濾過する。
【0038】免疫刺激剤Cは滅菌溶液形、又はレンネッ
ト自体の形のレンネットリゾチームにより加水分解する
ことにより1mlにつきL.bulgaricusの1.
6・109 細胞の細胞壁由来のN−アセチルムラミルペ
プチドを含有する抽出物形で得る。
ト自体の形のレンネットリゾチームにより加水分解する
ことにより1mlにつきL.bulgaricusの1.
6・109 細胞の細胞壁由来のN−アセチルムラミルペ
プチドを含有する抽出物形で得る。
【0039】免疫刺激剤Cの免疫刺激効果は例1と同様
の方法で「スイス白色」種のマウスで立証される。但し
免疫刺激剤は挿管法によりマウスに投与せず、1部の免
疫刺激剤対50部の水量で自由に飲用する水に添加す
る。試験を通して、毎日の要求が約4〜7mlであるマウ
スに対し10mlリピド/24時間を自由に使用させる。
の方法で「スイス白色」種のマウスで立証される。但し
免疫刺激剤は挿管法によりマウスに投与せず、1部の免
疫刺激剤対50部の水量で自由に飲用する水に添加す
る。試験を通して、毎日の要求が約4〜7mlであるマウ
スに対し10mlリピド/24時間を自由に使用させる。
【0040】1〜4番号の6匹のマウスの4群には通常
飼料を与える。これらの群のうちの2群は自由に生理的
溶液が受けられる。他の2群には免疫刺激剤Cを添加し
た生理的溶液を与える。さらに、これらの群のうちの2
群のマウスには例1の試験手順に記載のものと同じ方法
で経口挿管法によりE.coliのワクチンも与える。
表IIIは各種群のマウスに対し給飼および/又はワク
チンプログラムを要約する。
飼料を与える。これらの群のうちの2群は自由に生理的
溶液が受けられる。他の2群には免疫刺激剤Cを添加し
た生理的溶液を与える。さらに、これらの群のうちの2
群のマウスには例1の試験手順に記載のものと同じ方法
で経口挿管法によりE.coliのワクチンも与える。
表IIIは各種群のマウスに対し給飼および/又はワク
チンプログラムを要約する。
【0041】
【表3】 群 液体 挿管法 1 生理的溶液 − 2 生理的溶液+免疫刺激剤C − 3 生理的溶液+免役刺激剤C ワクチン 4 生理的溶液+免役刺激剤C ワクチン
【0042】血清のIgGおよびIgM抗体の濃度およ
びマウスから採取した腸管洗滌液のIgA抗体の濃度は
ELISA試験により測定する。表4は得た相対値を示
す。
びマウスから採取した腸管洗滌液のIgA抗体の濃度は
ELISA試験により測定する。表4は得た相対値を示
す。
【0043】
【表4】 群 血清から 腸管液から IgG IgM IgA d29 d40 d29 d40 d40 1 77 68 54 101 2 2 96 78 37 66 3 3 1427 1213 71 94 25 4 2365 3180* 219* 360** 31 * 値“p”=0.065 ** 値“p”=0.014
【0044】29日および40日に取り出した血清はワ
クチンを与え、免役刺激剤C(本発明、群4)を含有す
る水を飲用したマウスに対しワクチンのみを与えたマウ
ス(対照、群3)に関しIgGおよびIgM抗体の濃度
に約2〜3又はそれ以上でさえの率の増加を示すことが
分る。対照的に、これらの群3および4のマウスではI
gA抗体の濃度間にほとんど差はない。
クチンを与え、免役刺激剤C(本発明、群4)を含有す
る水を飲用したマウスに対しワクチンのみを与えたマウ
ス(対照、群3)に関しIgGおよびIgM抗体の濃度
に約2〜3又はそれ以上でさえの率の増加を示すことが
分る。対照的に、これらの群3および4のマウスではI
gA抗体の濃度間にほとんど差はない。
【0045】例3 牛乳に1mlにつきLactobacillus bul
garicusの約108 細胞を含有する市販品の純粋
種子培養体の3容量%を接種する。こうして接種した培
養体は40℃で5時間インキュベートする。1mlにつき
この微生物の約108 細胞を含有し、4.6のpHを有す
るL.bulgaricusの純粋培養体を得る。
garicusの約108 細胞を含有する市販品の純粋
種子培養体の3容量%を接種する。こうして接種した培
養体は40℃で5時間インキュベートする。1mlにつき
この微生物の約108 細胞を含有し、4.6のpHを有す
るL.bulgaricusの純粋培養体を得る。
【0046】20μg/mlのレンネットリゾチームを培
養体に添加し、次に25℃で12時間インキュベートす
る。
養体に添加し、次に25℃で12時間インキュベートす
る。
【0047】レンネットリゾチームで加水分解すること
によりL.bulgaricusの108 細胞の壁から
ペプチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチド
/mlを含有する免役刺激剤をこうして得る。
によりL.bulgaricusの108 細胞の壁から
ペプチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチド
/mlを含有する免役刺激剤をこうして得る。
【0048】例4 L.bulgaricusの純粋培養体を例3記載と同
じ方法で製造する。
じ方法で製造する。
【0049】約4%リゾチームを含有する1%液体レン
ネット自体を培養体に添加し、次に20℃で8時間イン
キュベートする。
ネット自体を培養体に添加し、次に20℃で8時間イン
キュベートする。
【0050】レンネットリゾチームによる加水分解によ
りL.bulgaricusの108 細胞の細胞壁のペ
プチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチド/
mlを含有する免疫刺激剤をこうして得る。
りL.bulgaricusの108 細胞の細胞壁のペ
プチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチド/
mlを含有する免疫刺激剤をこうして得る。
【0051】例5 牛乳に市販品の培養体から得たLactobacill
us bulgaricusの約5・107 細胞/mlお
よびStreptococcus thermophi
lusの約2・108 細胞/mlを含有する5容量%の混
合種子培養体を接種する。約2・107 /mlのbulg
aricus細胞および約108 /mlのS. ther
mophillus細胞を含有するヨーグルトを43℃
で3時間のインキュベーション後得る。
us bulgaricusの約5・107 細胞/mlお
よびStreptococcus thermophi
lusの約2・108 細胞/mlを含有する5容量%の混
合種子培養体を接種する。約2・107 /mlのbulg
aricus細胞および約108 /mlのS. ther
mophillus細胞を含有するヨーグルトを43℃
で3時間のインキュベーション後得る。
【0052】50μgのレンネットリゾチームをこのヨ
ーグルト/mlについて添加する。次にヨーグルトは25
℃で12時間インキュベートし、4℃に冷却する。
ーグルト/mlについて添加する。次にヨーグルトは25
℃で12時間インキュベートし、4℃に冷却する。
【0053】レンネットリゾチームによる加水分解によ
り2・107 L.bulgaricus細胞の壁からペ
プチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチドを
含有し、免役刺激剤の性質を有するヨーグルトタイプの
生成物をこうして得る。
り2・107 L.bulgaricus細胞の壁からペ
プチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチドを
含有し、免役刺激剤の性質を有するヨーグルトタイプの
生成物をこうして得る。
【0054】例6 ヨーグルトを例5記載と同じ方法で得る。4%リゾチー
ムを含有する1%液体レンネットをこのヨーグルトに添
加し、次いで25℃で24時間インキュベートする。
ムを含有する1%液体レンネットをこのヨーグルトに添
加し、次いで25℃で24時間インキュベートする。
【0055】レンネットリゾチームによる加水分解によ
り2・107 bulgaricus細胞の細胞壁からの
ペプチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチド
を含有し、免役刺激剤の性質を有するヨーグルトタイプ
の生成物をこうして得る。
り2・107 bulgaricus細胞の細胞壁からの
ペプチドグリカン由来のN−アセチルムラミルペプチド
を含有し、免役刺激剤の性質を有するヨーグルトタイプ
の生成物をこうして得る。
【0056】例7 例6で得た生成物を遠心分離し、ホエイを集める。ホエ
イ自体がレンネットリゾチームによる加水分解により
L.bulgaricusの細胞壁からのペプチドグリ
カン由来のN−アセチルムラミルペプチドの豊富な免役
刺激剤を表わす。
イ自体がレンネットリゾチームによる加水分解により
L.bulgaricusの細胞壁からのペプチドグリ
カン由来のN−アセチルムラミルペプチドの豊富な免役
刺激剤を表わす。
【0057】例8 チーズ製造からのスイートホエイにLactobaci
llus bulgaricusの種子培養体を接種
し、次いで42℃で6時間インキュベートする。
llus bulgaricusの種子培養体を接種
し、次いで42℃で6時間インキュベートする。
【0058】25℃に冷却後、4%リゾチームを含有す
る1%レンネット自体を添加し、25℃で18時間イン
キュベートする。
る1%レンネット自体を添加し、25℃で18時間イン
キュベートする。
【0059】こうして得た免役刺激剤はレンネットリゾ
チームによる加水分解によりL.bulgaricus
の細胞壁からのペプチドグリカン由来のN−アセチルム
ラミルペプチドが豊富である。
チームによる加水分解によりL.bulgaricus
の細胞壁からのペプチドグリカン由来のN−アセチルム
ラミルペプチドが豊富である。
Claims (10)
- 【請求項1】リゾチームに感受性を有する乳酸菌の細胞
壁からのペプチドグリカンをリゾチームにより加水分解
することにより誘導したN−アセチルムラミルペプチド
を含有する免疫刺激剤。 - 【請求項2】リゾチームに感受性を有する細菌はラクト
バチルス・ブルガリカスである、請求項1記載の免疫刺
激剤。 - 【請求項3】グラム陰性の腸病原性細菌に対し免疫応答
を刺激する、請求項1記載の免疫刺激剤。 - 【請求項4】大腸菌に対し免疫応答を刺激する、請求項
1記載の免疫刺激剤。 - 【請求項5】リゾチームに感受性を有する乳酸菌の細胞
壁からのペプチドグリカンをリゾチームにより加水分解
してそこからN−アセチルムラミルペプチドを誘導する
ことを特徴とする、免疫刺激剤の製造法。 - 【請求項6】リゾチームに感受性を有する乳酸菌はラク
トバチルス・ブルガリカスである、請求項5記載の方
法。 - 【請求項7】リゾチームは純粋形又はレンネット自体の
形のレンネットリゾチームである、請求項5記載の方
法。 - 【請求項8】リゾチームは卵白のリゾチームである、請
求項5記載の方法。 - 【請求項9】加水分解するラクトバチルス・ブルガリカ
ス細胞は牛乳又は合成培地にこの微生物の種子培養体を
接種することにより製造し、こうして接種も培地は37
〜45℃で3〜6時間インキュベートする、請求項6記
載の方法。 - 【請求項10】加水分解工程はリゾチームに感受性を有
する乳酸菌の106〜1010細胞/mlを含有する1
〜500μgリゾチーム/ml培養体を使用して15〜
37℃で1〜24時間行なう、請求項5記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH4484/89A CH680192A5 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | |
CH04484/89-4 | 1989-12-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03255034A JPH03255034A (ja) | 1991-11-13 |
JP2595133B2 true JP2595133B2 (ja) | 1997-03-26 |
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ID=4276966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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CA (1) | CA2030951C (ja) |
CH (1) | CH680192A5 (ja) |
DE (1) | DE69022005T3 (ja) |
DK (1) | DK0432490T4 (ja) |
ES (1) | ES2076280T5 (ja) |
GR (1) | GR3017428T3 (ja) |
IE (1) | IE68244B1 (ja) |
MX (1) | MX172984B (ja) |
NO (1) | NO310498B1 (ja) |
NZ (1) | NZ236295A (ja) |
PT (1) | PT96167B (ja) |
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WO1994018997A1 (en) * | 1993-02-24 | 1994-09-01 | Valio Ltd. | Method of enhancing immune response to oral vaccines |
WO1994022459A1 (en) * | 1993-04-07 | 1994-10-13 | Eisai Co., Ltd. | Immunopotentiative and infection-protective agent, containing two or more bacillus, egg white and garlic |
US6348346B1 (en) | 1994-05-27 | 2002-02-19 | University Of Kentucky Research Foundation | Method of inhibiting binding activity of immunoglobulins |
DE19619505C2 (de) * | 1996-05-14 | 1998-03-26 | Zyma Gmbh | Milch/Bakterienlysat zur Herstellung von Kosmetika und Arzneimitteln |
GB9822619D0 (en) * | 1998-10-19 | 1998-12-09 | Porter William L | Immune response stimulation |
US6641808B1 (en) * | 1999-09-22 | 2003-11-04 | Lacpro Industries, Llc | Composition for treatment of obesity |
US6696057B1 (en) | 1999-09-22 | 2004-02-24 | Lacpro Industries, Inc. | Composition and method for treatment of gastrointestinal disorders and hyperlipidemia |
US20040166101A1 (en) * | 1999-09-22 | 2004-08-26 | Bojrab Gregory G. | Enchanced composition for treatment of gastrointestinal disorders and hyperlipidemia |
US6827940B1 (en) | 2000-05-25 | 2004-12-07 | Aidan Products, Llc | Immune-stimulating bacterial cell wall extracts |
US7655248B2 (en) * | 2000-06-19 | 2010-02-02 | Hunter Immunology Limited | Compositions and methods for treatment of candidiasis |
GB0027761D0 (en) * | 2000-11-14 | 2000-12-27 | Nestle Sa | Nutritional composition for an immune condition |
US20040258779A1 (en) * | 2003-06-06 | 2004-12-23 | Pinegrin Boris V. | Dietary and pharmaceutical compositions for treatment of anemia, thrombocytopenia, and leukopenia |
JP4716769B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-07-06 | キユーピー株式会社 | 血圧降下剤の製造方法 |
JP4716770B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-07-06 | キユーピー株式会社 | 免疫賦活・アレルギー改善剤の製造方法 |
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SU618088A1 (ru) * | 1975-06-03 | 1978-08-05 | Киргизский Научно-Исследовательский Институт Акушерства И Педиатрии | Способ получени детского лечебного кисломолочного продукта |
FR2343484A1 (fr) * | 1976-03-10 | 1977-10-07 | Anvar | Le 2- (2-acetamido-2-deoxy-3-o-d-glucopyranosyl) -d-propionyl-l-alanyl-d- (a-methylamide)-glutamique et medicaments le contenant |
SU789096A1 (ru) * | 1978-03-23 | 1980-12-23 | Киргизский Научно-Исследовательский Институт Акушерства И Педиатрии | Способ получени кисломолочного продукта дл детского питани |
JPS5553298A (en) * | 1978-10-17 | 1980-04-18 | Dainippon Pharmaceut Co Ltd | Water-soluble peptide glycan |
FR2454302A1 (fr) * | 1979-04-18 | 1980-11-14 | Rhone Poulenc Ind | Nouvelle substance biologiquement active, sa preparation et les medicaments qui la contiennent |
JPS58126797A (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-28 | Dainippon Pharmaceut Co Ltd | ジサツカライドトリペプチド及びジサツカライドテトラペプチドの製法 |
FR2523154A1 (fr) * | 1982-03-09 | 1983-09-16 | Fabre Sa Pierre | Procede de preparation de proteoglycanes immunostimulants inducteurs d'interferon, proteoglycanes obtenus et medicaments les contenant |
SU1465003A1 (ru) † | 1987-06-25 | 1989-03-15 | Всесоюзный научно-исследовательский и конструкторский институт молочной промышленности | Способ производства адаптированного кисломолочного продукта дл детского питани |
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1989
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- 1990-11-14 ES ES90121752T patent/ES2076280T5/es not_active Expired - Lifetime
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