JP2594896Y2 - 温室内配設用搬送装置 - Google Patents

温室内配設用搬送装置

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JP2594896Y2
JP2594896Y2 JP1993026756U JP2675693U JP2594896Y2 JP 2594896 Y2 JP2594896 Y2 JP 2594896Y2 JP 1993026756 U JP1993026756 U JP 1993026756U JP 2675693 U JP2675693 U JP 2675693U JP 2594896 Y2 JP2594896 Y2 JP 2594896Y2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Chain Conveyers (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は温室内において物品を搬
送する際に用いられる温室内配設用搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温室内に限らず露地においても、
定植する際に苗やロックウールが詰められた箱を運んだ
り、肥料袋を運んだり、あるいは収穫時に果実や草花等
の収穫物を収容する箱等を運んだりするための搬送装置
として次のような装置が用いられている。すなわち、栽
培植物の作業用に設けられた通路(地面)上に敷設され
たレールと、このレール上を走行する車輪を備えた台
車、いわばトロッコのようなものとからなるものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに通路にレールを敷設してしまうと、歩行時や作業時
に邪魔になる。また、作更新時、すなわち次の栽培に備
えるために栽培植物を全て伐採等して温室内の整備作業
を行なう場合にも、敷設したレールが邪魔になる。
【0004】一方、近年盛んになってきたロックウール
等を培地として温室内で行われる養液栽培等において
は、定植作業、収穫作業、定植から収穫期まで行われる
日常の手入れ作業等の容易化、便宜性を考慮し、地面に
所定高さの支持フレームを立設して、この支持フレーム
にロックウール等の培地が充填された栽培ベッドを支持
させるいわゆる立設ベッドが多用されている。
【0005】しかしながら、このような立設ベッドを有
する栽培施設で搬送装置を用いる場合、上記した通路敷
設式のトロッコを利用したのでは、栽培植物よりもトロ
ッコの方が下方に位置することになるため、トロッコか
ら苗等の物品を移したり、逆に栽培ベッドから収穫物を
移して箱等に収容する際に、高低差が大きく、かかる作
業を行ないにくいという問題がある。なかでも、トロッ
コ内の物品を栽培ベッドに移す場合には、物品を下方か
ら上方へ持ち上げることになるため、特に困難である。
この場合、車輪とトロッコ本体とを連結する連結部材の
長さを長くして、トロッコ本体を高い位置で走行させる
ことも考えられるが、レール幅が一定であるため、単に
連結部材の長さを長くしただけではバランスがとれな
い。また、レールを地面から所定高さをもって配設する
ことも考えられるが、この場合にはますます上記した各
種作業の妨げとなる。
【0006】本考案は上記した課題を解消するためにな
されたものであり、温室内で地面から所定高さで立設さ
れた栽培ベッドを使用する栽培施設において、各種作業
の邪魔にならず、安定して物品の搬送を行なうことがで
き、しかも物品の収容作業も容易な温室内配設用物品搬
送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本考案の温室内配設用物品搬送装置は、温室内に長
手方向に沿って配設されたレールと、該レールに沿って
移動する走行体と、物品載置部を有すると共に、該物品
載置部が温室内の地面に所定高さで立設された栽培ベッ
ドよりも上方に位置するように、該走行体に吊り下げ支
持された棚部材と、物品載置部を有すると共に、該物品
載置部が栽培ベッドよりも下方に位置するように、前記
棚部材に支持させることができる補助棚と、を有するこ
とを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本考案の温室内配設用物品搬送装置を
図面に示した実施例に基づき説明する。図において、本
実施例の物品搬送装置は、レール1、走行体2、棚部材
3とを有して構成される。
【0009】レール1は、温室内における長手方向すな
わち妻面間に、地面から所定の高さで配設される。配設
方法は特に限定されるものではなく、妻面付近の地面上
に支柱部材を立設しこの支柱部材間に掛け渡し配設して
もよいが、この支柱部材が各種作業の妨げとなってしま
うおそれもあるため、温室の天井を構成するはりなどの
フレーム部材間に掛け渡したり、あるいは、はりなどの
フレーム部材に吊り下げ部材を介して配設することがで
きる。このレール1としては、円筒状のパイプ部材の
他、山形鋼、みぞ形鋼や図1に示したI形鋼等各種の棒
状部材を使用できる。
【0010】走行体2は、このレール1に係合して図1
の矢印方向に走行可能なものであれば特に限定されるも
のではない。例えば、レール1としてI形鋼を用いた場
合には、これに係合する車輪22,23を備えた走行体
2を用いることもできる。具体的には、図2に示すよう
に、略直方体状で上面板21bの一部21aが切りかか
れた形状の枠体21と、上面板21bに対し、回転軸2
2aにより水平方向に回転自由に支持された4つの第1
の車輪22と、枠体21に対し、回転軸23aにより垂
直方向に回転自由に取り付けられた4つの第2の車輪2
3と、を有して構成される。なお、レール1として円筒
状のパイプ部材を用いた場合には、内径がこのパイプ部
材よりも僅かに大きく該パイプ部材の外周面上を摺動可
能な筒体を用いることもできる。
【0011】この走行体2は任意の駆動手段により移動
する。駆動手段としては、走行体2に連結したけん引ロ
ープ、該けん引ロープを巻き取り巻き戻しするプーリ、
該プーリに連結されるモータ等から構成されるものを使
用することができるが特に限定されるものではない。
【0012】棚部材3は、複数本のパイプ材を組み合わ
せて構成される。具体的には、図1に示すように、各レ
ール1上を走行する走行体2に固定されてレール1に沿
う方向に配設される第1の補強パイプ35と、第1の補
強パイプ35の両端に垂設された第1の連結パイプ31
及び第2の連結パイプ32と、隣接するレール1,1の
第1の連結パイプ31,31の下端間及び第2の連結パ
イプ32,32の下端間に略水平に掛け渡し配設される
物品載置部としての第1,第2の棚パイプ33,34
と、を有して構成される。なお、36は第1,第2の棚
パイプ33,34をレール1に沿う方向で所定間隔を維
持するため、各連結パイプ31,32の下端付近に連結
配設される第2の補強パイプである。なお、各パイプは
図1に示したように、各種ジョイント管31a,31
b,32a,32bにより連結される。
【0013】ここで、各連結パイプ31,32の長さ
は、それらの下端に略水平に配設される各棚パイプ3
3,34が栽培ベッド10で栽培される植物に接触しな
い程度、すなわち各棚パイプ33,34が栽培ベッド1
0よりもやや上方に位置する程度のものとする。
【0014】4は第1,第2の棚パイプ33,34に支
持された補助棚である。この補助棚4は、収穫した果実
等、栽培ベッド10側から該補助棚4に載置した箱(図
示せず)等へ物品を収容する際に用いられるものであ
り、物品を下方から上方へ持ち上げる作業よりも、上方
から下方へ降ろす作業の方が容易であることに鑑みて配
設される。補助棚4としてはかかる機能を有するもので
あればどのような構造であってもよく、例えば、図1に
示したように、第1,第2の棚パイプ33,34上に所
定間隔をおいて略平行に掛け渡される第1,第2の支持
パイプ41,42、第1,第2の支持パイプ41,42
の両端に接続され下方に垂下される第1,第2,第3,
第4の連結パイプ43,44,45,46、第1,第
2,第3,第4の連結パイプ43,44,45,46の
各下端部に連結され略水平に配設される第1,第2,第
3,第4の補助棚パイプ47,48,49,50の先端
間に掛け渡される第5,第6の補助棚パイプ51,52
を有して構成される。なお、第1,第2,第3,第5の
補助棚パイプ47,48,51及び第3,第4,第6の
補助棚パイプ49,50,52は、それぞれ物品載置部
として機能する。
【0015】ここで、53,54は、第1,第2の補助
棚パイプ47,48、第3,第4の補助棚パイプ49,
50の間隔を維持するための第1,第2の補強パイプで
ある。また、各連結パイプ43,44,45,46は下
端部に連結される補助棚パイプ47,48,49,50
が栽培ベッド10よりも下方に位置するような長さとす
る。なお、各パイプは上記した棚部材3と同様、各種ジ
ョイント管41a,41b,42a,42b,47a,
48a,49a,50a,51a,51b,52a,5
2bにより連結される。
【0016】ここで、55は少なくとも対角線に沿って
対向する2本の連結パイプ43,46に嵌装可能でかつ
該連結パイプ43,46の周囲で回動可能な筒部55a
と、該筒部55aの周壁に突設した突片55bとから構
成される係合部材であり、筒部55aを回動させること
により、突片55bとの間で該連結パイプ43,46の
上端に配設される棚部材3の第1,第2の棚パイプ3
3,34に係合するものである。
【0017】かかる構成からなる本実施例の搬送装置1
は次のように作用する。例えば、栽培ベッド10に苗を
定植しようとするときは、棚部材3の棚パイプ33,3
4上に、苗を収容した箱を載置する。次に、駆動手段に
より走行体2を走行させ、定植しようとする栽培ベッド
10の適宜位置まで移動する。棚パイプ33,34に載
置した箱から苗を取り出し、栽培ベッド10に定植す
る。棚パイプ33,34の方が栽培ベッド10よりも高
い位置に位置しており、高い位置から低い位置へ苗を移
動することになるため、作業が容易である。肥料等を運
ぶときも該棚パイプ33,34上に載せて適宜位置まで
移動して栽培ベッド10に散布すれば、同様の理由から
作業を容易に行える。
【0018】一方、収穫時は栽培ベッド10側から果実
等の物品を収穫用箱等へ移すことになる。したがって、
この場合には、棚部材3の棚パイプ33,34上に補助
棚4の第1,第2の支持パイプ41,42を載せ、かつ
係合部材55の筒部55aを回動して突片55bにより
棚パイプ33,34に係合させて該補助棚4を配設す
る。次に、この補助棚4の補助棚パイプ47,48,5
1及び/又は49,50,52上に収穫用箱(図示せ
ず)を載置し、上記と同様に駆動手段により走行体2を
走行させ、栽培ベッド10の所定位置まで移動する。栽
培ベッド10より収穫した果実等は補助棚パイプ47,
48,51及び/又は49,50,52上の収穫用箱に
収容する。この場合も、補助棚パイプの高さが栽培ベッ
ド10の高さよりも低いため収容作業が容易である。
【0019】なお、補助棚4は、収穫作業等、栽培ベッ
ド10上の物品を収容して運ぶ際に用るものであり、必
要なときのみ配設すれば十分であるが、棚部材3に常時
配設してもよい。
【0020】本発明の温室内配設用搬送装置は、上記実
施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例で
は各パイプ材として直管状のものを用いてジョイント管
により連結しているが、L字状、コ字状等の所定形状に
曲成したものを用いてもよい。これによれば、ジョイン
ト管の配設数を減らすことができる。また、棚部材3及
び補助棚4としてパイプ材を連結したものを用いている
が、全体を板材で構成しもよく、物品載置部を構成する
棚パイプ33,34及び補助棚パイプ47,48,51
及び49,50,52のみを板材から構成してもよい。
さらに、上記実施例では棚部材3として隣接するレール
1に支持した走行体2,2間に連結パイプ31,32を
配設し、その間に棚パイプ33,34を掛け渡し配設し
ている。すなわち、隣接する一組の走行体2,2に棚部
材3の物品載置部を構成する棚パイプ33,34を配設
している。しかしながら、一つの走行体2に棚パイプ等
の物品載置部を吊り下げ支持する構成としてもよい。
【0021】
【考案の効果】本考案の温室内配設用物品搬送装置は、
温室を構成するフレーム部材に上方から棚部材を吊り下
げ支持している。したがって、通路歩行時、作業時、作
更新時等に邪魔にならない。また、苗、果実等の物品を
上方から下方へ移動させて所定の収納箱等に収容できる
ため、物品収容作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の温室内配設用搬送装置の一実
施例を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、同実施例で用いた走行体を示す概略斜
視図である。
【符号の説明】
1 レール 2 走行体 3 棚部材 4 補助棚

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温室内に長手方向に沿って配設されたレ
    ールと、該レールに沿って移動する走行体と、物品載置
    部を有すると共に、該物品載置部が温室内の地面に所定
    高さで立設された栽培ベッドよりも上方に位置するよう
    に、該走行体に吊り下げ支持された棚部材と、物品載置
    部を有すると共に、該物品載置部が栽培ベッドよりも下
    方に位置するように、前記棚部材に支持させることがで
    きる補助棚と、を有することを特徴とする温室内配設用
    搬送装置。
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