JP2594667B2 - 立体式クルーザーボート及びヨット格納装置 - Google Patents

立体式クルーザーボート及びヨット格納装置

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JP2594667B2 JP4397590A JP4397590A JP2594667B2 JP 2594667 B2 JP2594667 B2 JP 2594667B2 JP 4397590 A JP4397590 A JP 4397590A JP 4397590 A JP4397590 A JP 4397590A JP 2594667 B2 JP2594667 B2 JP 2594667B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクルーザーボート及びヨットの立体式格納装
置に関するものである。
(従来の技術) 最近海洋性レクリエーションの普及と大衆化に対応し
てヨット、モータボートの船艇数が増加しているが、こ
の数はマリーナの収容能力をはるかに超えているといわ
れ、河川等に不法係留されている船艇が多く見かけられ
るようになった。
又マリーナの建設場所は、船艇の係留に都合の良い海
面は、すでに商港、漁港として利用されている。新たに
建設しようとすると、海の利、地の利の悪い海岸で、防
波堤、アクセス道路等を必要とし、結果として高額の保
管科のマリーナとならざるを得ない。
特にヨットを揚降する場合、波のうねりの侵入や潮の
干満の差が影響するが、これらを考慮したマリーナヤー
ドの適当なものはなかった。
又マリーナ設備の不足は不法停船による公害問題を助
長し、その対策が求められている。
一般にヨットは船艇のバラスト(おもり)の状態によ
り、センター・ボード艇、フィン・キール艇、ディープ
・キール艇に分類される。
センター・ボードは小型艇用で、艇の中央から水中に
吊す鉄板をいい、浅い水路や追手の風の時などにはいつ
でも引きあげられる(第8図a)。フィン・キールは20
〜25フィートの中型艇用で、艇底中央に固定の金属板を
突出し、その下部に鋳鉄や鉛を取りつけたもので(第8
図b)、ディープ・キールは大型艇用で、艇底中央部を
そのまま狭くして突出し、その最下部に鋳鉄等をはめこ
んだものである(第8図c)。
従って第9図に図示するようにヨットを格納する場合
は船台1,1′が用いられている。
又ヨットは一般に縦帆船であり、特にクルーザーとし
ては、マスト2本、セール3枚の帆装(リブ)を有する
ヨール(第10図a)又はケッチ(第10図b)が用いられ
ている。
第11図は従来運河沿いの空倉庫の改造利用による立体
艇庫の一例である。昇降自在なリフト台11にヨット10を
載置して所望の艇庫に収納するものである。12は建家を
示す。
一方車輌を積載するパレットの任意数を平面内に配列
して、横及び縦方向に循環移行させて駐車する平面循環
式立体駐車装置が普及している。
本出願人はさきに特公昭56−40231号公報において、
車輌を載置すべきパレットの任意数を平面内に縦方向及
び横方向に平行に配置して、その縦方向のパレットが相
隣接するパレットと連結されて一体に送られ、かつ、横
方向は個々に送られるようにすることによって、車輌の
搬入、搬出能率を向上し、しかもパレットの送り機構も
シンプルな構造の平面循環式駐車システムを提案した。
(発明が解決しようとする課題) ヨットの格納に当ってはヨットの自走が利用できる海
岸で一定の水深があり、潮の干満の差、あるいは波のう
ねりの侵入に対する影響が少ないことが求められる。
本発明はあらゆる地形に適応し、空間効率の増大を計
り、泊地内に発生する風浪や艇の航行に伴う航跡波の影
響を解消した立体式クルーザーボート及びヨット格納装
置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、横送り機構を設けたトラバーサーに、船艇
を積載するパレットを載置し、トラバーサー間に縦送り
機構を設けてパレットを走行・横行自在に配設した循環
式艇庫を多段に設けた立体艇庫を、パレット間を所定間
隔に設定のうえ並設して第1立体艇庫と第2立体艇庫を
構成し、第1立体艇庫と第2立体艇庫との前記間隔に、
第1立体艇庫のトラバーサーに接続する第1リフトと、
第2立体艇庫のトラバーサーに接続する第2リフトとを
立設し、第1リフトと第2リフトとを各トラバーサーと
の接続口を相互に逆向きに設けて各立体艇庫に接続可能
にし、第1リフト及び第2リフトを海面レベルより下方
に昇降自在にしたことを特徴とする立体式クルーザーボ
ート及びヨット格納装置であり、リフトの側壁及び/又
は立体艇庫のリフト側に水噴射ノズルを設けた洗艇機構
を配設したことを含む。
以下本発明を図面について説明する。
第1図は第2図A−A矢視図、第2図は平面図であ
る。
本発明においては後述する横送り機構を設けたトラバ
ーサー13−1,13−2に船艇10を積載するパレット14を載
置している。又トラバーサー間に縦送り機構26−1,26−
2を設けて、所望数のパレット14を走行・横行自在に配
設し、平面を循環移動することができる。本発明はこれ
を循環式艇庫40とよぶ。
船艇は艇のバラストの有無に応じて予め設計される格
納架台を設けたパレットに積荷される。
本発明は循環式艇庫40を多段に設け(第1図は3段を
図示)、第1立体艇庫20とし、第1立体艇庫20と間隔W
を設けて第2立体艇庫30を並設する。
又第1立体艇庫20のトラバーサー13−1,13−2に接続
する第1リフト12を設け、第2立体艇庫30のトラバーサ
ー13−3,13−4に接続する第2リフト15を設ける。第2
図のように、第1リフト12と第2リフト15とは相互に逆
向きに配設され、第1立体艇庫20、第2立体艇庫30の各
階に船艇を揚降可能である。このため海面レベルL,WLよ
り下方にリフト台11を位置せしめることができる。
本発明は上述のように第1,第2リフトを海面上に設
け、第1及び第2立体艇庫を陸上に建設するので、基礎
架台は凹字状に設けられるが、格別限定されるものでは
なく、岸壁の地形にあわせてリフト位置を海面上に設け
ればよい。
本発明においては所望数のパレット14が循環式艇庫40
においてパズル方式で循環移動する。このため第3図に
示すようにパレット1箇分のパレットスペースを艇庫列
40−1,40−2,40−3及び40−4の各列に設ける。
本発明におけるトラバーサーの横送り機構は第4図に
示すように駆動ローラー18−1,18−nを設けたローラー
列をトラバーサーに内設する。又トラバーサー間に縦送
り用のフローラー26のローラー列を配設する。駆動ロー
ラー18及びフリーローラー26はパレットの幅員を与えら
れている。従ってパレット14は縦方向、横方向に移動自
在である。
本発明における第1リフト12、第2リフト15のリフト
台にはトラバーサー21−1,21−2が設けられ、艇庫側の
トラバーサー13−1,13−2と接続される。このため第4
図に示すように、トラバーサー13−1,13−2に延長部L
が与えられている。
パレット14の走行移動は、第5図に示すように例えば
パレット14の走行方向のセンターラインに台座25を設
け、台座25と駆動チェン28とを係合する。このためダブ
ルピッチチェンとし、例えばリンク毎にトップローラー
付きを用いる。29は駆動ロール、27は駆動ローラー18に
嵌合する突条を示す。
パレット14の循環移動のため第6図に示すように、ト
ラバーサー13に昇降ストロークhを与えて、横行レベル
と走行レベルとに段差を設ける。即ちパレット14の横送
り時はリフトレベルにトラバーサーを上昇し、縦送り時
はトラバーサーを下降せしめてパレット14を走行ローラ
ー26に載置せしめる。かくてパレットの循環移動が可能
である。
本出願人は特開昭63−268879号公報でパレットの横行
・走行の装置列を提起したが、仕様に応じてこの装置列
を組込むことができる。
上述のトラバーサーの昇降、トラバーサーの送りロー
ラー駆動及びパレットの縦送り用チェンの作動はコンピ
ューター制御に組込むことが容易で、集中管理が正確に
できる。
船艇は海洋で用いられるので、船艇格納に当っては船
艇付着の貝類の除去と、海水塩分のベタ付きを防ぐた
め、真水洗淨されることが望ましい。このため本発明に
おいてはリフト及び/又は艇庫のリフト側に、船艇に指
向する水噴射ノズルを有する洗艇装置を設ける。
本発明の構成は以上の通りであるが、次に作用につい
て説明する。
格納されるクルーザーボート又はヨットは自走して本
発明における第1立体艇庫と第2立体艇庫との間に介設
される第1リフト12のリフト台11上に位置づける。
リフト台11には予め情報によってクルーザーボート又
はヨットの艇底のバラストの有無によってパレット14を
選択して準備されている。
船艇10を格納架台を介してパレット14に収容すると、
所定の階層の立体艇庫のトラバーサー13にリフト台11を
当接する。リフト台11のパレット14はトラバーサー13の
横行駆動ローラー18の駆動によってリフト台11を離れ、
トラバーサー13上に移動する。
ついでトラバーサー13−1,13−2を降下するとパレッ
トは走行用ローラー26によって支承されるので、チェン
駆動によってパレット14は所定の収容位置に循環移動で
きる。又第1リフト、第2リフトは選択使用される。
船艇10を格納装置から出庫するには、集中管理室にお
けるデータを基に船艇10を積載する所望のパレット14の
立体艇庫内の位置を確認し、パズル方式でパレットの循
環移動によって、リフトに接続するトラバーサーにパレ
ットを移し、リフトに積載し、海面に浮上せしめる。
本発明における立体式格納装置は、クルーザーボート
又はヨットの帆装の種類によって格納するパレットを選
択し、例えば第7図に示すように固定マストの船艇は三
層に格納すると、一層及び二層は階高を低くできるの
で、空間効率がよい。
(発明の効果) 本発明は岸壁地形に応じて第1立体艇庫、第2立体艇
庫を設け、リフトを海上に揚降可能に介設するので、ク
ルーザーボート又はヨットの自走によってリフトのパレ
ットにクルーザーボート又はヨットを収納し、パズル方
式に循環移動する循環式艇庫に格納することができる。
又立体式艇庫としたので空間効率の高い船艇の格納が
可能で、出庫時間も節約され、建設費用が割安である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のA−A矢視図、第2図は平面図、第3
図は本発明の作用の説明図、第4図は本発明の部分的平
面図、第5図は第4図の側面図、第6図は本発明の他の
作用の説明図、第7図は本発明の模式的側面図、第8図
a,b,cは船艇の説明図で、(イ)は正面図、(ロ)は側
面図、第9図a,bは船台の説明図、第10図は帆装の説明
図、第11図は従来例の格納装置の説明図である。 10:船艇、12:リフト 13:トラバーサー、14:パレット 20:第1立体艇庫、30:第2立体艇庫 40:循環式艇庫

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横送り機構を設けたトラバーサーに、船艇
    を積載するパレットを載置し、トラバーサー間に縦送り
    機構を設けてパレットを走行・横行自在に配設した循環
    式艇庫を多段に設けた立体艇庫を、パレット間を所定間
    隔に設定のうえ並設して第1立体艇庫と第2立体艇庫を
    構成し、第1立体艇庫と第2立体艇庫との前記間隔に、
    第1立体艇庫のトラバーサーに接続する第1リフトと、
    第2立体艇庫のトラバーサーに接続する第2リフトとを
    立設し、第1リフトと第2リフトとを各トラバーサーと
    の接続口を相互に逆向きに設けて各立体艇庫に接続可能
    にし、第1リフト及び第2リフトを海面レベルより下方
    に昇降自在にしたことを特徴とする立体式クルーザーボ
    ート及びヨット格納装置。
  2. 【請求項2】リフトの側壁と立体艇庫のいずれか一方又
    は双方のリフト側に水噴射ノズルを設けた洗艇機構を配
    設したことを特徴とする請求項1記載の立体式クルーザ
    ーボート及びヨット格納装置。
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