JP2594584Y2 - 配管支持装置 - Google Patents

配管支持装置

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JP2594584Y2
JP2594584Y2 JP1992055185U JP5518592U JP2594584Y2 JP 2594584 Y2 JP2594584 Y2 JP 2594584Y2 JP 1992055185 U JP1992055185 U JP 1992055185U JP 5518592 U JP5518592 U JP 5518592U JP 2594584 Y2 JP2594584 Y2 JP 2594584Y2
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渉 嶋川
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば油圧パワーステ
アリング装置の油圧配管を支持するに際して、その配管
と車体との間における振動を吸収することのできる支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図は従来の配管支持装置を示し(実開
昭60−111756号公報、実開昭60−14397
6号公報参照)、配管101のクランプ部材102と、
弾性部材の筒状ホルダー104とを備える。そのクラン
プ部材102に図に示すような通孔103が形成さ
れ、その通孔103にそのホルダー104が挿入され
る。そのホルダー104は外周に周溝105を有し、そ
の周溝の相対向する内面105a、105bにより前記
通孔103の周囲部102aが挟まれることでクランプ
部材102はホルダー104に保持されている。そのホ
ルダー104と被取付け側部材107に頭部付ボルト1
06が座金110を介して挿通され、その挿通端にナッ
ト111がねじ合わされる。
【0003】上記のような配管支持装置にあっては、周
溝105の相対向する内面105a、105bにより通
孔103の周囲部102aを挟む必要があることから、
ホルダー104の外径は周溝105部分を除いて通孔1
03の内径よりも大きくされる。そのため、図に示す
ように、その通孔103の内方とクランプ部材102の
外方を連通する切欠き108が形成され、ホルダー10
4は図中仮想線で示すように偏平に変形された状態で切
欠108を通して通孔103に挿入される。
【0004】そのようにホルダー104を偏平に変形す
る必要があることから、ホルダー104の硬度は小さく
されている。そのため、ボルト106によりホルダー1
04を被取付け側部材107に取付けるに際しては、ホ
ルダー104よりも硬度の大きなカラー109をホルダ
ー104に挿入し、このカラー109によりボルト10
6の締め付け力を支持していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
カラー109をホルダー104に挿入するのを忘れた場
合、ホルダー104の取り付け強度が著しく低下してし
まう。またホルダー104の硬度を小さくし過ぎると、
クランプ102を充分に保持できないことから、ホルダ
ー104の硬度はある程度以上にすることが必要であ
る。そのため、ホルダー104を偏平にして切欠108
を通して通孔103に挿入する作業には労力を要するも
のであった。さらに、クランプ102に切欠108を形
成すると、クランプ102自体の強度が低下するという
問題があった。
【0006】本考案は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる配管支持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、配管のクランプ部材と、このクランプ部材に形成
された通孔に挿入される弾性材製の筒状ホルダーとを備
え、そのホルダーは外周に周溝を有し、その周溝の相対
向する内面により前記通孔の周囲部が挟まれることでク
ランプ部材がホルダーに保持され、そのホルダーに挿通
されるボルトによりホルダーが被取り付け側部材に取り
付けられる配管支持装置において、前記ホルダーが軸方
向一方側の筒状第1部材と軸方向他方側の筒状第2部材
とを接合することで構成され、その第1部材に前記通孔
への挿入部が形成され、その挿入部は前記被取り付け側
部材に接するように軸方向長さがクランプ部材の厚さよ
りも大きくされ、その第2部材は、その挿入部に嵌合さ
れ、前記周溝が第1部材と第2部材の相対向する端面と
挿入部の外周面により構成され、その第1部材の硬度
は、そのボルトの締め付け力を支持するのに必要な大き
さとされ、その第1部材の硬度は第2部材の硬度よりも
大きくされている点にある。
【0008】
【作用】本考案の構成によれば、配管をクランプするク
ランプ部材の通孔に、ホルダーを構成する第1部材の
入部を挿入し、しかる後に第1部材と第2部材とを接合
することでホルダーが構成される。その第1部材と第2
部材の相対向する端面と挿入部の外周面によりホルダー
の外周の周溝が構成される。これにより、ホルダーを偏
平に変形させることなくクランプ部材の通孔に挿入する
ことができるので作業労力を低減でき、また、ホルダー
第1部材の硬度を偏平に変形させることができる程に
小さくする必要がない。よって、そのホルダーの第1部
材の硬度を、そのホルダーに挿通されるボルトの締め付
け力を支持するのに必要な大きさにでき、従来のような
ホルダーに挿入されるカラーが不要になる。また、ホル
ダーをクランプ部材の通孔に挿入するに際し、その通孔
の内部とクランプ部材の外部を連通する切欠をなくすこ
とが可能になる。さらに、そのホルダーの第1部材の硬
度を第2部材の硬度よりも大きくすることで、両部材の
共振を防止して騒音および振動を低減できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0010】図1に示す配管支持装置は、例えば油圧パ
ワーステアリング装置の油圧供給用配管1を支持するも
のであって、その配管1のクランプ部材2と、このクラ
ンプ部材を保持する筒状ホルダー3と、そのホルダー3
を車体側部材(被取付け側部材)11に取り付けるボル
ト10とを備えている。
【0011】そのクランプ部材2は、本実施例では1枚
の板金材から曲げ成形されており、その一端に円筒部2
aが形成され、この円筒部2a内に挿入される配管1を
挟み込むことでクランプする。また、図2に示すよう
に、そのクランプ部材2の他端には通孔4が形成され
る。
【0012】そのホルダー3は、軸方向一方側の筒状第
1部材5と軸方向他方側の筒状第2部材6とを接合する
ことで構成されている。両部材はゴム製とされ、第1部
材5のゴム硬度は第2部材6のゴム硬度よりも大きくさ
れている。その第1部材5は、その外径が前記クランプ
部材2の通孔4よりも大きな大径部5aと、僅かに小さ
い挿入部5bとを有し、内周孔5cが前記ボルト10の
挿通孔とされ、その挿入部5bの軸方向長さはクランプ
部材2の厚さよりも大きくされている。その第2部材6
は、外径が第1部材5の大径部5aの外径と等しくさ
れ、内径がクランプ部材2の通孔4と等しくされ、軸方
向長さが第1部材5の挿入部5bの軸方向長さとクラン
プ部材2の厚さの差に等しくされている。
【0013】そのボルト10は、ホルダー3の第1部材
5の内周孔5cに座金13を介し挿入されると共に車体
側部材11に挿入され、その車体側部材11からの突出
端にナット12がねじ合わされる。
【0014】上記構成によれば、クランプ部材2の通孔
4に第1部材5の挿入部5bを挿入し、その挿入部5b
に第2部材6を嵌合して第1部材5と第2部材6とを接
合することでホルダー3が構成される。その第1部材5
と第2部材6の相対向する端面5′、6′と第1部材5
の挿入部5bの外周面5c′によりホルダー3の外周に
周溝7が構成され、その周溝7の相対向する内面5′、
6′により通孔4の周囲部4aを挟み込んでクランプ部
材2を保持できる。これにより、ホルダー3を偏平に変
形させることなくクランプ部材2の通孔4に挿入するこ
とができるので作業労力を低減でき、また、ホルダー3
の硬度を偏平に変形させることができる程に小さくする
必要がない。よって本実施例では、第1部材5のゴム硬
度が第2部材6のゴム硬度と異なりボルト10の締め付
け力を支持するのに必要な大きさとされ、従来のような
ホルダーに挿入されるカラーが不要とされている。ま
た、ホルダー3をクランプ部材2の通孔4に挿入するに
際し、その通孔3の内部とクランプ部材2の外部を連通
する切欠が不要なので、そのクランプ部材2の強度を向
上することができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、その第1部材5のゴム硬度を第2部
材6のゴム硬度よりも大きくすることで、両部材5、6
の共振を防止し、騒音および振動の低減を図ることもで
きる。
【0019】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、ホルダーの材質は弾性材であれば
ゴムに限定されないが、ゴム材料としてはクロロプレン
ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム等を用いる
ことができる。また、上記実施例ではクランプ部材の通
孔を閉じたものとしたが、従来例で示したような通孔の
内部とクランプ部材の外部とを連通する切欠を有するも
のであってもよい。また、油圧パワーステアリング装置
の配管以外の配管を支持する装置にも本考案を適用でき
る。
【0020】
【考案の効果】本考案の配管支持装置によれば、配管を
クランプするクランプ部材の通孔にホルダーを偏平に変
形させることなく挿入することができるので、作業労力
を低減できる。また、そのホルダーの硬度を取り付け用
ボルトを支持するのに必要な大きさにできるので、ホル
ダーに従来のようなカラーを挿入することなく充分な取
り付け強度を得ることができる。さらに、クランプ部材
の通孔の内部とクランプ部材の外部を連通する切欠をな
くすことが可能なので、クランプ部材の強度を向上する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の配管支持装置の断面図
【図2】本考案の実施例の配管支持装置の要部の分解斜
視図
【図3】従来の配管支持装置の断面図
【図4】従来の配管支持装置のクランプ部材の平面図
【符号の説明】
1 配管2 ク ランプ部材3 ホ ルダー 4 通孔5 第 1部材 5b 挿入部6 第 2部材7 周 溝 10 ボルト 11 被取り付け側部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管のクランプ部材と、 このクランプ部材に形成された通孔に挿入される弾性材
    製の筒状ホルダーとを備え、 そのホルダーは外周に周溝を有し、 その周溝の相対向する内面により前記通孔の周囲部が挟
    まれることでクランプ部材がホルダーに保持され、 そのホルダーに挿通されるボルトによりホルダーが被取
    り付け側部材に取り付けられる配管支持装置において、 前記ホルダーが軸方向一方側の筒状第1部材と軸方向他
    方側の筒状第2部材とを接合することで構成され、 その第1部材に前記通孔への挿入部が形成され、その挿
    入部は前記被取り付け側部材に接するように軸方向長さ
    がクランプ部材の厚さよりも大きくされ、 その第2部材は、その挿入部に嵌合され、 前記周溝が第1部材と第2部材の相対向する端面と挿入
    部の外周面により構成され その第1部材の硬度は、そのボルトの締め付け力を支持
    するのに必要な大きさとされ、 その第1部材の硬度は第2部材の硬度よりも大きくされ
    ている ことを特徴とする配管支持装置。
JP1992055185U 1992-07-13 1992-07-13 配管支持装置 Expired - Fee Related JP2594584Y2 (ja)

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JPH0610687U JPH0610687U (ja) 1994-02-10
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