JP2594522Y2 - 電動式鼻毛切り - Google Patents

電動式鼻毛切り

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JP2594522Y2
JP2594522Y2 JP1993030888U JP3088893U JP2594522Y2 JP 2594522 Y2 JP2594522 Y2 JP 2594522Y2 JP 1993030888 U JP1993030888 U JP 1993030888U JP 3088893 U JP3088893 U JP 3088893U JP 2594522 Y2 JP2594522 Y2 JP 2594522Y2
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nose hair
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信雄 石橋
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信雄 石橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動で鼻毛をカットす
る電動式鼻毛切りに関する。
【0002】
【従来の技術】鼻孔より見える様な伸びすぎた鼻毛を素
早くカットする電動式の鼻毛切りとして、図8に示すよ
うなものがある。この鼻毛切りは、筒状のハンドル部1
と、ハンドル部1先端に取りつけられた刃部2とからな
る。ハンドル部1内には、電池及びモータが収納されて
いる。刃部は、図9に示すように、一対のブレード3が
取りつけられたロータリーカッター4と、このロータリ
ーカッター4を覆うカバー5とから構成されている。カ
ッター4は継ぎ手を介してモータの駆動軸に連結され
て、モータによりカッターが回転するようになってい
る。カバー5の先端は5〜8本程度の櫛歯6を形成して
いる。
【0003】以上のような構成を有する鼻毛切りは、ハ
ンドル部1をもって、刃部2の先端部分を鼻孔に入れて
使用する。カバーの櫛歯6の隙間から入り込んだ鼻毛
が、回転しているブレード3によりカットされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ここで、鼻毛切りのカ
バー5の径は使用上の観点から、鼻孔よりも少し小さ
く、一方、鼻毛は一般に鼻孔に沿って下向きにのびてい
るため、カバー5内に鼻毛が入り込むように、カバー5
を鼻孔に沿わせるようにハンドル部1を動かしながら使
用する必要があり、またカバー5を常に清潔にしておく
必要がある。
【0005】さらに、カットされた鼻毛の毛くずが鼻孔
内に残ったり、刃部2内に散乱残存するため、使用後鼻
孔内の毛くずをテイッシュ等で取り除く必要があり、あ
るいは使用後、刃部2を水洗する必要があり、面倒であ
る。本考案は、このような技術的背景に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、鼻毛を効率良く
簡単にカットすることができ、しかも使用後の手入れが
簡便な電動式鼻毛切りを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案の
電動式鼻毛切りは、カッターを覆う先端櫛歯状のカバー
を鼻孔に入れて、前記カッターの回転により鼻毛をカッ
トする電動式の鼻毛切りにおいて、鼻毛を起立させるた
めに前記櫛歯の外周に備えられた刷毛と、鼻毛を前記カ
ッター付近に吸引するための吸引手段と、カットにより
生じた毛くずを収納する毛くず収納部とを備えたことを
特徴とする。
【0007】請求項2に記載の考案の電動式鼻毛切り
は、櫛歯は中空体により形成され、該櫛歯の先端に吸引
孔が開設され、吸引手段は前記櫛歯と、該櫛歯の吸引孔
から空気を吸引するファンとからなり、該ファンはカッ
ターの回転力により駆動されるように構成されている。
【0008】
【作用】本考案の鼻毛切りは、カバーを鼻孔に入れた状
態でカッターが回転すると、カバー外周の刷毛が鼻孔に
沿って下に伸びている鼻毛を起立させ、さらに吸引手段
により、櫛歯の間隙からカッター付近に吸引する。この
ようにしてカッター付近に吸引された鼻毛は、カッター
によりカットされる。従って、使用に際して、鼻孔に沿
って鼻毛切りを動かしたりしなくても鼻毛を効率良くカ
ットすることができる。
【0009】また、カットにより生じた毛くずは、吸引
手段により吸引されて、鼻毛切りの毛くず収納部に収納
されるので、毛くずが鼻孔内に残ることもなく、また、
使用後毎に、カッターを洗浄しなくてもよい。また、吸
引手段の吸引孔を櫛歯の先端に開設することにより、吸
引手段とカバーとの兼用が可能となり、鼻毛切り自体を
コンパクトにできる。
【0010】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面を参照しつつ
説明する。図1は、本考案の第1実施例に係る鼻毛切り
10の外観図である。11は筒状のハンドル部であり、
ハンドル部11の下端に毛くず収納部12が着脱自在に
螺合取付されている。一方、ハンドル部11の上端に
は、鼻孔内を保護するためのカバー12を着脱自在に取
付固定するための嵌合部11cが突設している。図1に
おいて、カバー13は拡大して示されている。
【0011】カバー13は、略截頭円錐状をしており、
先端部が5〜8本の櫛歯状になっている。カバー13の
各櫛歯13aの外周には、図2に示すように、外方に向
けて刷毛14が植毛されている。図3は、ハンドル部1
1に毛くず収納部12を取りつけた状態での内部構造を
示している。
【0012】ハンドル部11内には、モータ16及び電
池17を収納する電池等収納部15があり、この電池等
収納部15はハンドル部11の側壁11aに連通してい
る。側壁11aの一部が開閉ドア11bとなっていて、
この開閉ドア11bより電池17を出し入れできる。モ
ータ16の駆動軸には、先端に一対のブレード13aが
取りつけられたカッター13が連結されている。
【0013】吸引手段は、ファン19と吸引パイプ20
との組合せからなり、ファン19はモータ16の駆動軸
に取り付けられている。吸引パイプ20は、筒状のパイ
プ部23の下端にファン19を覆うようなラッパ口21
を備え、上端に図4に示すような側面が開設された円盤
状の吸引口22を備えたものである。パイプ23部分は
カッター18に複数箇所で適宜手段により支持固定され
ていて、カッター18と共に吸引パイプ20が回転でき
るようになっている。
【0014】以上のような構成を有する鼻毛切り10
は、カバー13の櫛歯13a部分を鼻孔内に入れて使用
する。図5に、櫛歯13a部分を鼻孔26内に入れた使
用状態を示す。このような状態で、モータ16の回転に
伴ってファン19及びカッター18、さらにカッター1
8に連結された吸引パイプ20が回転する。次いで、ハ
ンドル部11を持って鼻孔26内を少し動かすと、櫛歯
13aに植毛された刷毛14により、鼻孔粘膜に沿って
寝た状態にある鼻毛を起立させることができる。そし
て、鼻毛は吸引パイプ20により、一点鎖線の矢印方向
に吸い寄せられるため、図5に示すように、櫛歯13a
間から吸引口22へと向かうような状態になる。図5
中、鼻毛は27で示されている。かかる状態でカッター
18が回転するので、鼻毛27がブレード18aでカッ
トされる。カットされた鼻毛27は、吸引口22に吸い
込まれ、パイプ部23を通って落下し、ラッパ口21付
近にて、ファン19の遠心力によりカッター18の隙間
から電池等収納部15の外方に放出され、その後自然落
下により毛くず収納部12に収納される。
【0015】このように生じた毛くずは、吸引パイプ2
0によりハンドル部11内に吸い込まれるので、従来の
鼻毛切りのように、毛くずが鼻孔内に残ることもない。
しかも吸い込まれた毛くずは毛くず収納部12に収納さ
れるので、鼻毛切りの内部掃除は、毛くず収納部12を
ハンドル部11から取り外すことにより行える。さら
に、毛くず収納部12にある程度の量の毛くずが溜まる
まで内部掃除を行う必要がないので、従来のように度々
行わなくてもよい。
【0016】次に、吸引手段の吸引孔がカバーの櫛歯先
端に開設された本考案の第2実施例に係る鼻毛切りにつ
いて、図6に基づいて説明する。図6に示す鼻毛切り3
0は、ハンドル部31を形成するフレーム31aと鼻孔
内を保護するためのカバー32とが一体的に形成された
ものである。ハンドル部31の上端に、先端が櫛歯状に
なったカバー32が突設されている。各櫛歯33は、先
端が内周側に屈曲したカギ状になっていて、このカギ状
の先端部分に吸引孔34が開設されている。一方、カバ
ー32は、ハンドル部31内下方になるに従って拡径
し、その下端にてラッパ口36を形成している。カバー
32内は全体に中空になっていて、先端の吸引孔34か
ら下端のラッパ口36まで連通している。
【0017】ハンドル部31内には、第1実施例と同様
に、電池及びモータ収納部37があり、電池38はハン
ドル部31の側壁に開設された開閉ドアより出し入れで
きるようになっている。また、ハンドル部31の下端部
は、螺合により毛くず収納部40が着脱自在に取りつけ
られている。一方、モータ39の軸にはファン41及び
カッター42が取りつけられている。カッター42は先
端に左右一対のブレード43が取り付けられていて、各
ブレード43は円環状に配置された櫛歯33より内側に
位置している。回転時のカッター43の振れを防止する
ために、必要に応じてカバー32に軸受けを取りつける
ようにしてもよい。尚、本実施例において、櫛歯33の
本数は特に限定しないが、櫛歯33間間隙から吸引孔3
4に向かって鼻毛がほぼ直進できるように、櫛歯33の
数は奇数であることが好ましい。
【0018】以上のような構成を有する鼻毛切り30
は、カバー32の櫛歯33部分を鼻孔内に入れて使用す
る。図7に、櫛歯33部分を鼻孔45内に入れた使用状
態を示す。このような状態で、モータ39が回転する
と、モータ39の回転に伴ってファン41及びカッター
42及びカッター42が回転する。
【0019】ファン41の回転により、各櫛歯33の吸
引孔34付近は点線矢印方向の吸引状態となっているた
め、櫛歯33の刷毛35により起立しやすい状態となっ
た鼻毛46が、ほぼ対向位置にある吸引孔34に吸い込
まれるようにして、回転しているカッター42の軌道内
に入る。従って、この鼻毛46はカッター42の先端に
取り付けられたブレード43でカットされる。そして、
カットされたことにより生じた毛くずはカバー32内を
落下し、ファン41の遠心力により、さらに下方へ追い
やられるため、電池等収納部37とハンドル部31のフ
レーム31aとの間隙を通って、毛くず収納部40に収
納される。
【0020】この鼻毛切り30も、第1実施例の鼻毛切
り10と同様に、刷毛35及び吸引手段の作用により鼻
毛46をカッター42付近に到らしめて効率良くカット
することができる。また、生じた毛くずは毛くず収納部
40に収納されるので、従来のように、カット後、鼻孔
内に残った毛くずを除去したり、使用後毎にカバー40
を外して洗浄等する必要がない。さらに、カバーが吸引
手段を兼用しているので、鼻毛切り全体をコンパクトに
することができる。
【0021】尚、上記実施例では、吸引手段としてファ
ンを1つ設けたが、本考案はこれに限定されず、ファン
を2個設けてもよいし、他の吸引手段を使用してもよ
い。また、電池の収納についても、側壁の開閉ドアから
に限らず、底部より出し入れできるように電池収納部を
設けてもよい。
【0022】
【考案の効果】本考案の電動式鼻毛切りは、刷毛及び吸
引手段の作用により鼻毛をカッター付近に起立させるこ
とができるので、鼻毛切り自体を鼻孔内で動かし回さな
くても容易にかつ効率よく鼻毛をカットすることができ
る。また、鼻毛のカットにより生じた毛くずは、吸引作
用により毛くず収納部に吸引収納されるので、鼻孔内に
残存したり、カバー内に残存しない。よって、使用後の
鼻孔内及び鼻毛切りの手入れが不要となり便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る鼻毛切りを示す斜視
図である。
【図2】本考案の第1実施例に係る鼻毛切りのカバーの
上面図である。
【図3】本考案の第1実施例に係る鼻毛切りの内部構造
を示す断面模式図である。
【図4】本考案の第1実施例に係る鼻毛切りの吸引孔を
示す斜視図である。
【図5】本考案の第1実施例に係る鼻毛切りの使用状態
を説明するための図である。
【図6】本考案の第2実施例に係る鼻毛切り内部構造を
示す断面模式図である。
【図7】本考案の第1実施例に係る鼻毛切りの使用状態
を説明するための図である。
【図8】従来の電動式鼻毛切りを示す図である。
【図9】従来の電動式鼻毛切りの刃部部分を示す図であ
る。
【符号の説明】 10 鼻毛切り 12 毛くず収納部 13a 櫛歯 14 刷毛 18 カッター 20 吸引パイプ 30 鼻毛切り 33 櫛歯 34 吸引孔 35 刷毛 40 毛くず収納部 41 ファン 42 カッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 26/00 B26B 19/48

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッターを覆う先端櫛歯状のカバーを鼻
    孔に入れて、前記カッターの回転により鼻毛をカットす
    る電動式の鼻毛切りにおいて、 鼻毛を起立させるために前記櫛歯の外周に備えられた刷
    毛と、 鼻毛を前記カッター付近に吸引するための吸引手段と、 カットにより生じた毛くずを収納する毛くず収納部とを
    備えたことを特徴とする電動式鼻毛切り。
  2. 【請求項2】 櫛歯は中空体により形成され、該櫛歯の
    先端に吸引孔が開設され、 吸引手段は前記櫛歯と、該櫛歯の吸引孔から空気を吸引
    するファンとからなり、該ファンはカッターの回転力に
    より駆動されるように構成されている請求項1に記載の
    電動式鼻毛切り。
JP1993030888U 1993-06-10 1993-06-10 電動式鼻毛切り Expired - Lifetime JP2594522Y2 (ja)

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JPH07205U (ja) 1995-01-06

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