JP3604088B2 - 電気バリカン - Google Patents
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Description
【0001】
技術分野
本発明は,理髪中に空気を所定方向に噴射する電気バリカンに関し,より詳しくは,電気バリカンの内部に設けられたモータに連動するようにファンを取り付け,固定刃及び可動刃が設けられたカッターヘッドの斜面に空気噴射孔を形成して,髪の毛のカット作業時,空気が所定方向に噴射されるようにすることにより,カットされた微細な髪の毛が理髪者の顔面部,首部位及び胸部などに飛散することを効果的に防止し,これにより,理髪者の不便を解消し,疾病予防のための衛生的な環境を提供し得る電気バリカンに関するものである。
【0002】
背景技術
周知のように,電気バリカンは,使用者が握りやすく形成された取っ手部と,固定刃と可動刃が設けられたカッターヘッドとを含む本体からなっている。本体の内部には充電用乾電池により作動する駆動用モータと円筒形カムが設けられ,本体の外部には駆動スイッチが設けられる。上記取っ手の下端部には,電気入力部が取り付けられている。
【0003】
上記のような構成の本体内に乾電池を挿入し,駆動スイッチをオンさせた後,利用者又は理髪者(以下,「理髪者」という)が取っ手を握り,カッターヘッドを被理髪者の頭部に近づけると,駆動用モータ及び円筒形カムの回転により可動刃が左右に直線往復運動しながら髪の毛をカットすることになる。
【0004】
この場合,比較的長くカットされた髪の毛はその自重により下方に落ちるが,微細にカットされた髪の毛は,カット作業の特性とバリカンの構造的特性によってカッターヘッドの可動刃を動かす力により飛散しやすい。飛散した微細な髪の毛は,理髪者の顔面部,首周辺及び衣服内に分散されるので,かなりの不便及び不快感を与え,かつ非衛生的である。
【0005】
より具体的に説明すると,効率的な理髪のためには,理髪者が被理髪者の頭部に顔部を近接した状態で毛髪を観察しながらカットする。この場合,カッターヘッドの固定刃と可動刃との間でカットされる多数の微細な髪の毛は,上記カッター部の固定刃と可動刃の作動によるカット時の力により理髪者の前面部に飛散し,つまり理髪者の顔面部,首周辺,胸部,眼及び気道などに飛散するので,理髪者に大きな不快感及び不便を与え,非衛生的な問題があった。
【0006】
また,このように飛散する微細な髪の毛が理髪者の首部位と衣服内に浸透する場合,かゆみと不快感を誘発する。また,このような髪の毛が電気バリカンの内部に浸透する場合,円滑な機械的作動に邪魔をするので,バリカンの故障の原因となり,バリカンの寿命を短縮させる問題もあった。
【0007】
発明の開示
したがって,本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので,その目的は,電気バリカンの内部に設けられるモータに連動するようにファンを取り付け,固定刃及び可動刃が設けられるカッターヘッドの斜面に空気噴射孔を形成して,髪の毛のカット作業時,空気が所定方向に噴射されるようにすることにより,カットされた微細な髪の毛が理髪者の顔面部,首部位及び胸部などに飛散することを効果的に防止して,理髪者の不便を解消する電気バリカンを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は,カットされた微細な髪の毛がバリカンの本体内に浸透して,バリカンの機械的作動に邪魔をすることを防止して,電気バリカンの故障を防止する電気バリカンを提供することにある。
【0009】
本発明によると,上記及びその他の目的は,取っ手部とカッターヘッド部とが一体的に結合された本体と,取っ手部とカッターヘッド部内にそれぞれ設けられた駆動用モータと円筒カムと,カッターヘッド部に設けられた固定刃,及びカッターヘッド部に設けられ,円筒カムにより横方向に高速で往復運動する可動刃と,空気を噴き出すために,駆動用モータに設けられたモータ作動ファンと,円筒カムと駆動用モータとの間に設けられたモータ作動ファンを支持するための,取っ手から内部に延長されるフェンスリブと,外部空気をモータ作動ファンに供給するため,本体の一側に形成された空気流入孔と,カッターヘッド部の傾斜面部に形成され,理髪者の位置の反対方向に所定角度を有する空気噴射孔と,本体内に設けられた円筒カムを支持するために形成され,一側は空気噴射孔に沿って斜めに形成され,モータ作動ファンを通過した空気を案内しながら空気噴射孔を通して所定方向に噴射するガイドリブとを含む電気バリカンを提供することにより達成できる。
【0010】
発明を実施するための最良の様態
以下,本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいてより詳細に説明する。
【0011】
図1は,空気が所定方向に噴射される本発明による電気バリカンの正面図,図2は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を示すため,図1の一部を示す側断面図,図3は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を点線で示す正面図である。
【0012】
また,図4は,図3の線A−Aについての断面図,図5aは,本発明の実施形態による電気バリカンの空気噴射孔の構造を示す部分断面図,図5bは,図5aの他の実施形態を示す側断面図である。
【0013】
図1から図4までに示すように,本発明の実施形態による電気バリカンは,理髪者が握りやすくするために,上部体101と下部体102とが結合された取っ手部120と,可動刃203と固定刃204が設けられたカッターヘッド部110とが単一体に形成されてなる本体100とからなる。
【0014】
取っ手部120の内部には,充電用乾電池(図示せず)が挿入されている。取っ手部120の前方には,充電用乾電池に電気的に連結された駆動用モータ200が設けられる。取っ手部の外部には,上記充電用乾電池の電源をオン又はオフさせて駆動用モータ200をターンオン又はターンオフさせるための駆動スイッチ121が設けられる。
【0015】
駆動用モータ200は,ブラケットにより固定される一方,取っ手部120をなす上部体101と下部体102の各内面側から延長されたリブ122により支持される。
【0016】
駆動用モータ200の軸201にはモータ作動ファンが固定され,軸201の端部には円筒カムが設けられる。
【0017】
モータ作動ファン300は,取っ手部120をなす上部体101と下部体102の各内面側から延長されたフェンスリブ115により支持される。
【0018】
取っ手部120の下部体102から内側に延長されたリブ122とフェンスリブ115との間には,外部と連通する所定大きさの空気流入孔103が形成される。
【0019】
空気流入孔103を通してバリカンの本体100の内部に吸入された空気は,リブ122とフェンスリブ115により案内されるので,モータ作動ファン300により外部に排出されるばかりである。
【0020】
モータ作動ファン300は,図4に示すように,フェンスリブ115により支持される外筒体301と,外筒体301の内周面に微細間隙を置いて取り付けられる内筒体302と,内筒体302に形成された複数のブレード303とを含んでなる。
【0021】
円筒カム202は,図2に示すように,取っ手部120をなす上部体101と下部体102の各地点から一体的に延長されるガイドリブ116により支持されるが,ガイドリブ116は,モータ作動ファン300を通過した空気が後述する空気噴射孔113内に案内するため,一側が空気噴射孔113に沿って傾いている。
【0022】
カッターヘッド部110には,図1から図4までに示すように,固定刃204が固着され,固定刃204の上面には可動刃203が設けられる。可動刃203は,横方向に高速で往復運動するため,円筒カム202に装着されるので,固定刃204と交差する可動刃203の歯部間に介在した髪の毛は,可動刃203が固定刃204に対して横方向に往復運動するたびにカットされる。
【0023】
カッターヘッド部110の上部体101と下部体102は固定刃204側に傾いているので,その上面に傾斜面部112が形成される。上部体101の傾斜面部112と取っ手120との境界には,カッターヘッド部101用のフェンス111が形成されている。
【0024】
上部体101の傾斜面部112には,カッターヘッド部用フェンス111から一定の間隔で離隔された複数の空気噴射孔113が形成される。図5aに示すように,この空気噴射孔113は傾斜面部112の周囲に傾斜角度を有するように形成される。空気噴射孔113は,空気を理髪者の反対方向に噴射するため,斜めに形成されることが好ましい。
【0025】
この場合,空気噴射孔113の傾斜角度はおよそ45°が好ましいが,この傾斜角度に制限はない。
【0026】
図5bに示すように,上部体101の傾斜面部112に形成された空気噴射孔113は垂直に形成され,空気噴射孔113を通して噴射された空気を所定方向に噴射するため,空気噴射孔113の上部の一側には一定角度で傾いたガイド114が設けられる。
【0027】
図6に示すように,複数の空気噴射孔を小さく形成する代わりに,一つの長い空気噴射孔を形成することもできる。
【0028】
一方,図7は,空気を所定方向に噴射するように設計された本発明の電気バリカンによる実際のカット作業を示す。同図を参照して,本発明の実施形態による電気バリカンの使用状態及び動作を説明する。
【0029】
まず,駆動スイッチ121をターンオンさせることで,乾電池からの電源を供給して駆動用モータ200をターンオンさせる。この駆動用モータ200の回転により,モータ作動ファン300と円筒体202が互いに連動して回転する。
【0030】
円筒カム202の回転により,可動刃203が横方向に高速で往復運動する。モータ作動ファン300の回転により,外部空気が空気噴射孔103を通してバリカンの本体100内に吸入され,ガイドリブ116とフェンスリブ115との間に供給される。
【0031】
ガイドリブ116とフェンスリブ115との間に供給された空気は,モータ作動ファン300を通過し,ガイドリブ116の傾斜面部を通して空気噴射孔113内に案内された後,空気噴射孔13を通して外部に噴射される。
【0032】
理髪者がカッターヘッド部100を被理髪者の頭部に近づけて理髪者の髪の毛をカットする場合,比較的長い髪の毛はその自重により下方に落ちるが,微細な短い髪の毛は空気噴射孔113を通して噴射される空気により空気の噴射方向に押されるので,その髪の毛は理髪者及び被理髪者の反対方向に噴射される。
【0033】
以上のように,空気噴射孔113は所定角度で斜めに形成されるか,又は所定角度で斜めに形成されたガイド114により最も効率的な角度で形成される。この構成により,カットされた髪の毛は,図7に矢印で示すように,理髪者の位置の反対方向に吹き飛ばされるか,又は髪の毛の一部が,空気噴射孔を通して噴射される空気により理髪者又は被理髪者から遠く吹き飛ばされる。
【0034】
産業上の利用可能性
以上説明したように,本発明は空気を所定方向に噴射するように設計された電気バリカンを提供する。本発明の電気バリカンの動作によると,駆動スイッチのターンオンにより駆動用モータが回転する。駆動用モータが回転するにしたがって,可動刃が固定刃の上部で横方向に往復運動して髪の毛をカットする。この際,駆動用モータの軸に装着されたモータ作動ファンが駆動用モータの回転により動作し,外部空気がバリカンの本体内に吸入された後,カッターヘッド部に形成された空気噴射孔を通して所定方向に,つまり理髪者の位置の反対方向に噴射される。したがって,微細な短い髪の毛は,空気噴射孔を通して噴射された空気の力により,理髪者及び被理髪者から遠く吹き飛ばされるので,カットされた髪の毛が理髪者の顔面,首部又は衣服に飛散することを防止することができ,かつ,カットされた髪の毛が理髪者の眼及び気道に入ることを防止することができる。したがって,本発明による電気バリカンは理髪者及び被理髪者の不便を解消し,衛生的な環境を提供する。
【0035】
そのうえ,カットされた微細な髪の毛が電気バリカンの本体内に侵入することを防止することができるので,電気バリカンの機械的問題点が防止され,電気バリカンの耐久性の向上を図ることができる。
【0036】
以上,本発明を例示的に説明したが,いわゆる当業者であれば,添付した特許請求の範囲に開示した本発明の範囲及び精神からの逸脱なしに多様な変形,追加及び代替が可能であることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
図面の簡単な説明
本発明の上記及びその他の目的,特徴及び利点は,添付図面を参照する以後の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図1】図1は,本発明の実施形態による電気バリカンの正面図である。
【図2】図2は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を示すため,図1の一部を示す側断面図である。
【図3】図3は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を点線で示す正面図である。
【図4】図4は,図3の線A−Aについての断面図である。
【図5】図5(a)は,本発明の実施形態による電気バリカンの空気噴射孔の構造を示す部分断面図である。
図5(b)は,本発明の他の実施形態による図5(a)の部分断面図である。
【図6】図6は,本発明の他の実施形態による電気バリカンの空気噴射孔の構造を示す部分正面図である。
【図7】図7は,本発明の実施形態による電気バリカンにより,理髪者が被理髪者の髪の毛をカットする理髪作業を示す図である。
技術分野
本発明は,理髪中に空気を所定方向に噴射する電気バリカンに関し,より詳しくは,電気バリカンの内部に設けられたモータに連動するようにファンを取り付け,固定刃及び可動刃が設けられたカッターヘッドの斜面に空気噴射孔を形成して,髪の毛のカット作業時,空気が所定方向に噴射されるようにすることにより,カットされた微細な髪の毛が理髪者の顔面部,首部位及び胸部などに飛散することを効果的に防止し,これにより,理髪者の不便を解消し,疾病予防のための衛生的な環境を提供し得る電気バリカンに関するものである。
【0002】
背景技術
周知のように,電気バリカンは,使用者が握りやすく形成された取っ手部と,固定刃と可動刃が設けられたカッターヘッドとを含む本体からなっている。本体の内部には充電用乾電池により作動する駆動用モータと円筒形カムが設けられ,本体の外部には駆動スイッチが設けられる。上記取っ手の下端部には,電気入力部が取り付けられている。
【0003】
上記のような構成の本体内に乾電池を挿入し,駆動スイッチをオンさせた後,利用者又は理髪者(以下,「理髪者」という)が取っ手を握り,カッターヘッドを被理髪者の頭部に近づけると,駆動用モータ及び円筒形カムの回転により可動刃が左右に直線往復運動しながら髪の毛をカットすることになる。
【0004】
この場合,比較的長くカットされた髪の毛はその自重により下方に落ちるが,微細にカットされた髪の毛は,カット作業の特性とバリカンの構造的特性によってカッターヘッドの可動刃を動かす力により飛散しやすい。飛散した微細な髪の毛は,理髪者の顔面部,首周辺及び衣服内に分散されるので,かなりの不便及び不快感を与え,かつ非衛生的である。
【0005】
より具体的に説明すると,効率的な理髪のためには,理髪者が被理髪者の頭部に顔部を近接した状態で毛髪を観察しながらカットする。この場合,カッターヘッドの固定刃と可動刃との間でカットされる多数の微細な髪の毛は,上記カッター部の固定刃と可動刃の作動によるカット時の力により理髪者の前面部に飛散し,つまり理髪者の顔面部,首周辺,胸部,眼及び気道などに飛散するので,理髪者に大きな不快感及び不便を与え,非衛生的な問題があった。
【0006】
また,このように飛散する微細な髪の毛が理髪者の首部位と衣服内に浸透する場合,かゆみと不快感を誘発する。また,このような髪の毛が電気バリカンの内部に浸透する場合,円滑な機械的作動に邪魔をするので,バリカンの故障の原因となり,バリカンの寿命を短縮させる問題もあった。
【0007】
発明の開示
したがって,本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので,その目的は,電気バリカンの内部に設けられるモータに連動するようにファンを取り付け,固定刃及び可動刃が設けられるカッターヘッドの斜面に空気噴射孔を形成して,髪の毛のカット作業時,空気が所定方向に噴射されるようにすることにより,カットされた微細な髪の毛が理髪者の顔面部,首部位及び胸部などに飛散することを効果的に防止して,理髪者の不便を解消する電気バリカンを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は,カットされた微細な髪の毛がバリカンの本体内に浸透して,バリカンの機械的作動に邪魔をすることを防止して,電気バリカンの故障を防止する電気バリカンを提供することにある。
【0009】
本発明によると,上記及びその他の目的は,取っ手部とカッターヘッド部とが一体的に結合された本体と,取っ手部とカッターヘッド部内にそれぞれ設けられた駆動用モータと円筒カムと,カッターヘッド部に設けられた固定刃,及びカッターヘッド部に設けられ,円筒カムにより横方向に高速で往復運動する可動刃と,空気を噴き出すために,駆動用モータに設けられたモータ作動ファンと,円筒カムと駆動用モータとの間に設けられたモータ作動ファンを支持するための,取っ手から内部に延長されるフェンスリブと,外部空気をモータ作動ファンに供給するため,本体の一側に形成された空気流入孔と,カッターヘッド部の傾斜面部に形成され,理髪者の位置の反対方向に所定角度を有する空気噴射孔と,本体内に設けられた円筒カムを支持するために形成され,一側は空気噴射孔に沿って斜めに形成され,モータ作動ファンを通過した空気を案内しながら空気噴射孔を通して所定方向に噴射するガイドリブとを含む電気バリカンを提供することにより達成できる。
【0010】
発明を実施するための最良の様態
以下,本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいてより詳細に説明する。
【0011】
図1は,空気が所定方向に噴射される本発明による電気バリカンの正面図,図2は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を示すため,図1の一部を示す側断面図,図3は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を点線で示す正面図である。
【0012】
また,図4は,図3の線A−Aについての断面図,図5aは,本発明の実施形態による電気バリカンの空気噴射孔の構造を示す部分断面図,図5bは,図5aの他の実施形態を示す側断面図である。
【0013】
図1から図4までに示すように,本発明の実施形態による電気バリカンは,理髪者が握りやすくするために,上部体101と下部体102とが結合された取っ手部120と,可動刃203と固定刃204が設けられたカッターヘッド部110とが単一体に形成されてなる本体100とからなる。
【0014】
取っ手部120の内部には,充電用乾電池(図示せず)が挿入されている。取っ手部120の前方には,充電用乾電池に電気的に連結された駆動用モータ200が設けられる。取っ手部の外部には,上記充電用乾電池の電源をオン又はオフさせて駆動用モータ200をターンオン又はターンオフさせるための駆動スイッチ121が設けられる。
【0015】
駆動用モータ200は,ブラケットにより固定される一方,取っ手部120をなす上部体101と下部体102の各内面側から延長されたリブ122により支持される。
【0016】
駆動用モータ200の軸201にはモータ作動ファンが固定され,軸201の端部には円筒カムが設けられる。
【0017】
モータ作動ファン300は,取っ手部120をなす上部体101と下部体102の各内面側から延長されたフェンスリブ115により支持される。
【0018】
取っ手部120の下部体102から内側に延長されたリブ122とフェンスリブ115との間には,外部と連通する所定大きさの空気流入孔103が形成される。
【0019】
空気流入孔103を通してバリカンの本体100の内部に吸入された空気は,リブ122とフェンスリブ115により案内されるので,モータ作動ファン300により外部に排出されるばかりである。
【0020】
モータ作動ファン300は,図4に示すように,フェンスリブ115により支持される外筒体301と,外筒体301の内周面に微細間隙を置いて取り付けられる内筒体302と,内筒体302に形成された複数のブレード303とを含んでなる。
【0021】
円筒カム202は,図2に示すように,取っ手部120をなす上部体101と下部体102の各地点から一体的に延長されるガイドリブ116により支持されるが,ガイドリブ116は,モータ作動ファン300を通過した空気が後述する空気噴射孔113内に案内するため,一側が空気噴射孔113に沿って傾いている。
【0022】
カッターヘッド部110には,図1から図4までに示すように,固定刃204が固着され,固定刃204の上面には可動刃203が設けられる。可動刃203は,横方向に高速で往復運動するため,円筒カム202に装着されるので,固定刃204と交差する可動刃203の歯部間に介在した髪の毛は,可動刃203が固定刃204に対して横方向に往復運動するたびにカットされる。
【0023】
カッターヘッド部110の上部体101と下部体102は固定刃204側に傾いているので,その上面に傾斜面部112が形成される。上部体101の傾斜面部112と取っ手120との境界には,カッターヘッド部101用のフェンス111が形成されている。
【0024】
上部体101の傾斜面部112には,カッターヘッド部用フェンス111から一定の間隔で離隔された複数の空気噴射孔113が形成される。図5aに示すように,この空気噴射孔113は傾斜面部112の周囲に傾斜角度を有するように形成される。空気噴射孔113は,空気を理髪者の反対方向に噴射するため,斜めに形成されることが好ましい。
【0025】
この場合,空気噴射孔113の傾斜角度はおよそ45°が好ましいが,この傾斜角度に制限はない。
【0026】
図5bに示すように,上部体101の傾斜面部112に形成された空気噴射孔113は垂直に形成され,空気噴射孔113を通して噴射された空気を所定方向に噴射するため,空気噴射孔113の上部の一側には一定角度で傾いたガイド114が設けられる。
【0027】
図6に示すように,複数の空気噴射孔を小さく形成する代わりに,一つの長い空気噴射孔を形成することもできる。
【0028】
一方,図7は,空気を所定方向に噴射するように設計された本発明の電気バリカンによる実際のカット作業を示す。同図を参照して,本発明の実施形態による電気バリカンの使用状態及び動作を説明する。
【0029】
まず,駆動スイッチ121をターンオンさせることで,乾電池からの電源を供給して駆動用モータ200をターンオンさせる。この駆動用モータ200の回転により,モータ作動ファン300と円筒体202が互いに連動して回転する。
【0030】
円筒カム202の回転により,可動刃203が横方向に高速で往復運動する。モータ作動ファン300の回転により,外部空気が空気噴射孔103を通してバリカンの本体100内に吸入され,ガイドリブ116とフェンスリブ115との間に供給される。
【0031】
ガイドリブ116とフェンスリブ115との間に供給された空気は,モータ作動ファン300を通過し,ガイドリブ116の傾斜面部を通して空気噴射孔113内に案内された後,空気噴射孔13を通して外部に噴射される。
【0032】
理髪者がカッターヘッド部100を被理髪者の頭部に近づけて理髪者の髪の毛をカットする場合,比較的長い髪の毛はその自重により下方に落ちるが,微細な短い髪の毛は空気噴射孔113を通して噴射される空気により空気の噴射方向に押されるので,その髪の毛は理髪者及び被理髪者の反対方向に噴射される。
【0033】
以上のように,空気噴射孔113は所定角度で斜めに形成されるか,又は所定角度で斜めに形成されたガイド114により最も効率的な角度で形成される。この構成により,カットされた髪の毛は,図7に矢印で示すように,理髪者の位置の反対方向に吹き飛ばされるか,又は髪の毛の一部が,空気噴射孔を通して噴射される空気により理髪者又は被理髪者から遠く吹き飛ばされる。
【0034】
産業上の利用可能性
以上説明したように,本発明は空気を所定方向に噴射するように設計された電気バリカンを提供する。本発明の電気バリカンの動作によると,駆動スイッチのターンオンにより駆動用モータが回転する。駆動用モータが回転するにしたがって,可動刃が固定刃の上部で横方向に往復運動して髪の毛をカットする。この際,駆動用モータの軸に装着されたモータ作動ファンが駆動用モータの回転により動作し,外部空気がバリカンの本体内に吸入された後,カッターヘッド部に形成された空気噴射孔を通して所定方向に,つまり理髪者の位置の反対方向に噴射される。したがって,微細な短い髪の毛は,空気噴射孔を通して噴射された空気の力により,理髪者及び被理髪者から遠く吹き飛ばされるので,カットされた髪の毛が理髪者の顔面,首部又は衣服に飛散することを防止することができ,かつ,カットされた髪の毛が理髪者の眼及び気道に入ることを防止することができる。したがって,本発明による電気バリカンは理髪者及び被理髪者の不便を解消し,衛生的な環境を提供する。
【0035】
そのうえ,カットされた微細な髪の毛が電気バリカンの本体内に侵入することを防止することができるので,電気バリカンの機械的問題点が防止され,電気バリカンの耐久性の向上を図ることができる。
【0036】
以上,本発明を例示的に説明したが,いわゆる当業者であれば,添付した特許請求の範囲に開示した本発明の範囲及び精神からの逸脱なしに多様な変形,追加及び代替が可能であることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
図面の簡単な説明
本発明の上記及びその他の目的,特徴及び利点は,添付図面を参照する以後の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図1】図1は,本発明の実施形態による電気バリカンの正面図である。
【図2】図2は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を示すため,図1の一部を示す側断面図である。
【図3】図3は,本発明の実施形態による電気バリカンの内部構造を点線で示す正面図である。
【図4】図4は,図3の線A−Aについての断面図である。
【図5】図5(a)は,本発明の実施形態による電気バリカンの空気噴射孔の構造を示す部分断面図である。
図5(b)は,本発明の他の実施形態による図5(a)の部分断面図である。
【図6】図6は,本発明の他の実施形態による電気バリカンの空気噴射孔の構造を示す部分正面図である。
【図7】図7は,本発明の実施形態による電気バリカンにより,理髪者が被理髪者の髪の毛をカットする理髪作業を示す図である。
Claims (1)
- 取っ手部とカッターヘッド部とが一体的に結合された本体と;
前記取っ手部とカッターヘッド部内にそれぞれ設けられた駆動用モータと円筒カムと;
前記カッターヘッド部に設けられた固定刃,及び前記カッターヘッド部に設けられ,前記円筒カムにより横方向に高速で往復運動する可動刃と;
空気を噴き出すため,前記駆動用モータに設けられたモータ作動ファンと;
前記円筒カムと前記駆動用モータとの間に設けられ,モータ作動ファンを支持するために,前記取っ手から内部に延長されるフェンスリブと;
外部空気をモータ作動ファンに供給するため,前記本体の一側に形成された空気流入孔と;
前記カッターヘッド部の傾斜面部に形成され,理髪者の位置の反対方向に所定角度を有する空気噴射孔と;
前記本体内に設けられた円筒カムを支持するために形成され,一側は前記空気噴射孔に沿って斜めに形成され,前記モータ作動ファンを通過した空気を案内しながら空気噴射孔を通して所定方向に噴射するガイドリブと;
を含むことを特徴とする電気バリカン。
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