JP2547763Y2 - 振動式安全かみそり - Google Patents

振動式安全かみそり

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JP2547763Y2
JP2547763Y2 JP1990027373U JP2737390U JP2547763Y2 JP 2547763 Y2 JP2547763 Y2 JP 2547763Y2 JP 1990027373 U JP1990027373 U JP 1990027373U JP 2737390 U JP2737390 U JP 2737390U JP 2547763 Y2 JP2547763 Y2 JP 2547763Y2
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blade
vibration
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道夫 竹本
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、振動式安全かみそりの改良に関する。
〔従来の技術〕
振動式安全かみそりの従来技術としては、例えば、第
5図(a)・(b)に示すように刃23をヘッド部4に装
着した本体ケース1内で偏心回転体やウエイト付き揺動
杆などの振動源35をモータ5で駆動することにより、刃
23に振動を与えるようにしたものがある(米国特許第3,
636,627号明細書、同第4,819,330号明細書)。これによ
れば、一般の無振動式の安全かみそりに比してひげ剃り
が、なめらかにかつ皮膚をマッサージしながら迅速、快
適に行える。
〔考案が解決しようとする課題〕
ここで、問題にするのは、刃23の振動方向である。前
出の従来例のものでは刃23がこの刃先ライン方向と平行
な横方向Xに振動するものとなっている。
しかし、刃23が横方向Xに振動するものでは、口、
顎、頬の辺に生えている毛を剃る場合は問題ないが、び
んや眉毛のきわ剃りをする場合に、一カットでびんや眉
毛を一直線状に揃えて剃りにくく、第6図(a)に示す
びんHのように不揃いになりやすく、一直線状に揃える
には数回にわたりカットし直さなければならず、煩雑で
あった。これは、顎ひげなどは一本一本の毛が上下に重
なり合うことは少なく、また逆剃りをすることが可能で
問題にはならないが、第6図(b)に示すびんHのよう
に多数の毛が上下に重なり合って嵩高になる毛束状の部
分では刃23が毛束の上から当接し、刃23の横振動によっ
て毛束の最上層部h1は、下層部h2に対して横方向に転が
り逃げ易く、顎ひげなどのように毛根部近くから剃る場
合のぐらつき防止作用が無く、しかもこの際、第6図
(b)に示すごとく使用者は最下層部h2まで刃23の刃先
が達していないままで、通常の安全かみそりと同様に第
6図(a)に矢印Kで示すように引下げ移動させる傾向
にあり、このため最下層部h2が切れないまま最上層部h1
から最下層部h2に向かって毛の長さが不揃いに変化して
しまうことになるからである。また前出の従来例や特表
昭62-503149号公報などでは偏心回転体やウエイト付き
揺動杆等の振動源35が本体ケース1の握り部内に配置さ
れているので、振動源35からの振動が直接握り手に加わ
って不快感を与える。また振動源35が刃23を装着したヘ
ッド部とは離れた握り部内に配置されていると、振動
(幅)が刃23に達するまでに減衰するため、刃23を振動
させるうえで効率が悪かった。
本考案は、上記のような振動式安全かみそりにおい
て、その刃の振動方向に改変を加えることにより、びん
や眉毛をも一回で簡易迅速に一直線状に揃えて剃ること
ができるようにすることを目的とする。また本考案は、
刃を効率的に微振動させることができるとともに、握り
手への振動付与の軽減を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、例えば第1図に示すように、握り部2と、
この握り部2の上端に細径の首部3を介して連設したヘ
ッド部4とからなる本体ケース1と、ヘッド部4に装着
した刃23とを備えており、前記ヘッド部4内に刃23と平
行に横軸13を配設するとともに、この横軸13に偏心回転
体14を固着しており、前記握り部2内に配したモータ5
により偏心回転体14を刃23の刃先ラインLと直交させる
方向に横軸13まわりに回転させるように構成してあるこ
とを特徴とするものである。
偏心回転体14はヘッド部4内の刃23の近傍位置に配設
することが好ましい。
〔作用〕
モータ5の駆動により偏心回転体14が刃先ライン方向
Lと直交する方向に回転すると、偏心回転体14は振動を
起こし、このつり合いのとれていない偏心回転体14の振
動はヘッド部4から刃23に伝わり、刃23は刃先ライン方
向Lと直交する縦方向Yに振動して毛に対し毛先方向に
振動を加えることになり、刃23が横振動する場合のごと
き刃先でびんなどのような毛束状部分での毛を横方向に
逃がし動かすようなことが無くなる。
ヘッド部4内の刃23の近傍位置に配設される偏心回転
体14はヘッド部4を介して刃23を効率よく強制振動の形
で振動させることになる。
〔考案の効果〕
本考案の振動式安全かみそりによれば、刃23を刃先ラ
イン方向Lと直交する方向Yに振動させる偏心回転体14
を備えているので、びんや眉毛を簡易迅速に一直線状に
揃えて剃ることができる。
また、刃23が刃先ライン方向Lと直交方向Yに振動す
ることにより、その刃先が口、顎、頬の辺の毛を皮膚か
ら引っ張り出すように作用するので、より深い剃り効果
を期することができる。特に、ヘッド部4内に配した偏
心回転体14の回転で、ヘッド部4を直接的にY方向に微
振動させる構造であるので、簡単な構造で刃23を効率よ
く微振動させることができる。またヘッド部4を直接微
振動させることにより、握り部2に伝播する不快な振動
が少なくなるため、使用時の握り心地も良好になる。
〔実施例〕
本考案に係る振動式安全かみそりの一実施例を第1図
ないし第3図に基づき説明する。
第1図および第2図において、これの本体ケース1は
正面視において「T」字形に形成されて縦長筒状の握り
部2と、握り部2の上端に細径の首部3を介して交差状
に連設した箱形のヘッド部4とを有してなる。
本体ケース1の握り部2の内部にはモータ5および電
池6を上下に収納配備している。握り部2の底には電池
蓋7が防水リング9を介して着脱自在に装着され、該電
池蓋7を取り外すことにより電池6を出し入れできるよ
うにしている。また握り部2の凹部10にはモータ5への
給電をオン・オフするスイッチつまみ11を防水シート12
を介して取付けている。そのスイッチとしては防水構造
上リードスイッチを採用することが好ましい。
本体ケース1のヘッド部4の内部には、左右一対の軸
受8a・8bを一体に設け、両軸受8a・8bに横軸13を回転自
在に支持し、この横軸13上に偏心回転体14を固着してあ
る。その偏心回転体14は前記モータ5と駆動伝達機構15
を介して伝動連結される。その駆動伝達機構15は、モー
タ5の上端から突出する出力軸16と、ヘッド部4の内部
でスラスト軸受17で縦軸まわりに回転自在に支持された
出力ギヤ19とを、首部3内に通されるユニバーサルジョ
イント20で連結する。そしてヘッド部4内において横軸
13上に固着された前記偏心回転体14と一体のフェースギ
ヤ21が前記出力ギヤ19と直交状に噛合される。したがっ
て、モータ5の高速回転は駆動伝達機構15を介して偏心
回転体14に伝達される。
偏心回転体14とフェースギヤ21とは金属で一体に形成
するか、または偏心回転体14を金属で、フェースギヤ21
をプラスチック材でそれぞれ別体に構成したうえで両者
を合体させるものであってもよい。
ヘッド部4の開口上面にはヘッドベース22が偏心回転
体14およびフェースギヤ21の上方を覆い被せるように嵌
合固定される。
このヘッドベース22に二枚または一枚の刃23を刃ホル
ダ24に保持してなる刃ユニット25がその刃先ライン方向
Lが横軸13と平行となるように、かつ着脱自在に取付け
られる。刃ユニット25のヘッドベース22に対する着脱手
段としては、刃ホルダ24の下面側に断面逆T形の凸部26
を設ける一方、ヘッドベース22の上面側に該凸部26の形
に対応する溝27を左右横方向に設け、この溝27にこの左
右横方向一端から凸部26を抜き差し自在に嵌め込んでな
る。
このようにヘッド部4内の横軸13上に固着された偏心
回転体14は刃23の刃先ライン方向Lに対し直交する方向
に回転することになる。
かくして、ヘッド部4内において電池6によるモータ
5の駆動で偏心回転体14が横軸13まわりに高速回転する
と、偏心回転体14は振動を起こし、この不つりあいの偏
心回転体14の振動はヘッド部4およびヘッドベース22か
ら刃ホルダ24を介して刃23に伝えられるが、その偏心回
転体14の回転方向は刃23の刃先ライン方向Lと直交方向
に設定してあるので、刃23は刃先ライン方向Lと直交す
る縦方向Yに振動することになる。したがって、眉毛や
びんを剃るときもそれを一直線状に速やかに剃り上げる
ことができる。
ヘッド部4の振動が握り部2に伝わると握り手に不快
感を与える。そこで、首部3は、握り部2およびヘッド
部4とは別体に、ネオプレンゴム、シリコンゴム、コイ
ルスプリングなどの振動緩衝体で構成したうえで、握り
部2とヘッド部4との間に接続することによって、ヘッ
ド部4が握り部2から独立して振動するようにすること
が好ましい。
また、唇の辺は神経過敏で高振動のままでは不快感を
与え、また唇の皮膚へのつづき部は段差があり、この段
差に刃先23aが引っ掛かると怪我をするおそれがある。
そこで、かかる唇の辺を剃るときは振動数を下げること
ができるように、第3図(a)・(b)に示すごとくモ
ータ駆動回路にダイオード29または抵抗30などの抵抗体
を組み込んでスイッチつまみ11の操作のもとで振動数を
制御できるようにしている。
〔別実施例〕
上記実施例では本体ケース1がヘッド部4を首部3に
対し交差状に形成する正面視「T」形に形成するが、こ
れに代えて第4図に示すように握り部2、首部3および
ヘッド部4の三者を全て一直線状の形に形成し、そのヘ
ッド部4に刃ユニット25を着脱自在に取付けるものとし
てもよい。もっとも、この場合はモータ5の出力軸16と
横軸13とを一直線状に連結することができる。
また、上記実施例では電池6として乾電池を用いる
が、これに代えてニカドなどの充電池であってもよく、
またACアダプタを用いて商用交流電源を使うようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図(a)・(b)は本考案に係る振動
式安全かみそりの一実施例を示しており、 第1図は縦断面図、 第2図は一部を分解して示す透視斜面図、 第3図(a)および(b)はいずれも回路図である。 第4図は本考案の他の実施例わ示す透視斜面図である。 第5図(a)および(b)はいずれも従来例の振動式安
全かみそりを示す正面図、 第6図(a)・(b)はびんの不具合な剃り状態を示す
正面図である。 1……本体ケース、4……ヘッド部、5……モータ、14
……偏心回転体、23……刃、L……刃先ライン方向。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】握り部(2)と、この握り部(2)の上端
    に細径の首部(3)を介して連設したヘッド部(4)と
    からなる本体ケース(1)と、 ヘッド部(4)に装着した刃(23)とを備えており、 前記ヘッド部(4)内に刃(23)と平行に横軸(13)を
    配設するとともに、この横軸(13)に偏心回転体(14)
    を固着しており、 前記握り部(2)内に配したモータ(5)により偏心回
    転体(14)を刃(23)の刃先ライン(L)と直交させる
    方向に横軸(13)まわりに回転させるように構成してあ
    ることを特徴とする振動式安全かみそり。
  2. 【請求項2】偏心回転体(14)がヘッド部(4)内の刃
    (23)の近傍位置に配設されている請求項1記載の振動
    式安全かみそり。
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