JP2594464B2 - 脱水素触媒 - Google Patents

脱水素触媒

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、脱水素触媒、その製法及び直鎖状パラフィ
ンを脱水素して直鎖状オレフィンを生成する脱水素反応
における使用法に係る。
分子中に多数の炭素原子(たとえば9以上)を含有す
る直鎖状オレフィンは、各種の分野で広く使用されてい
る。たとえば、分子中に平均して炭素原子12個を含有す
る直鎖状オレフィンは、直鎖状アルキル鎖を有するアル
キルベンゼンの製造で使用されている。これらアルキル
ベンゼンは、生物学的に劣化され得る洗剤製造用の重要
な中間体である。
当分野では直鎖状パラフィンの脱水素による直鎖状オ
レフィンの製法が知られており、この方法では、水素及
び直鎖状パラフィンでなるガス混合物を高温度、大気圧
以上の圧力で脱水素触媒と接触させている。
この目的に適する触媒は、一般に、シリカ、アルミ
ナ、天然又は合成のシリコアルミネート(Silicoalumin
ate)等の基材に担持された白金又は白金族の金属を有
する。
このような触媒がその脱水素活性を発揮する条件下で
は、パラフィン及び/又はオレフィンの熱分解、異性化
及び環化の如き多数の副反応が生ずる。さらに、脱水素
反応が進行して、モノオレフィンよりも大きな不飽和度
を有する生成物、たとえばジオレフィンが生成すること
もある。また、脱水素法で通常経験される現象は、触媒
がかなり急速に不活性化することである。この現象は一
般にコーキングによって伴われ、触媒の寿命を短縮し、
工業的製法にとっての重大な不利益となる。
脱水素反応で使用する触媒の活性及び選択性を改善す
ることを目的として、従来から、白金又は白金族の金属
と共に、ガリウム、インジウム、スカンジウム、イット
リウム、ランタン、アクチニウム、スズ及びアルカリ金
属又はアルカリ土類金属の中から選ばれる1又はそれ以
上の元素を含有する担持触媒が提案されている(たとえ
ば、米国特許第2,814,559号、同第2,914,464号及び同第
3,892,657号)。
他の触媒組成物として、米国特許第1,499,297号に
は、白金、アルカリ金属及びガリウム、インジウム及び
タリウムから選ばれる少なくとも1の元素を含有するア
ルミナ担持触媒が開示されており、米国特許第4,486,54
7号には、多孔性基材に担持された白金族の元素、ス
ズ、インジウム及びアルカリ金属又はアルカリ土類金属
を含有し、インジウム/白金族金属の割合が重要なファ
クターである触媒が開示されている。
これらの種類の触媒組成物では、直鎖状パラフィンを
脱水素して直鎖状オレフィンを生成する際の活性及び選
択性の両方が改善されてはいるが、これらの望ましい特
性が持続される時間に関しては不満足であることが明ら
かにされている。
本発明の目的は、このような従来法の欠点を解消する
ことにある。
発明者らは、白金含有担持触媒に対し、相互に特定割
合でインジウム及びタリウムを配合することにより、直
鎖状パラフィンの直鎖状オレフィンへの脱水素用の高活
性、高選択性触媒を得ることができ、しかもかかる触媒
は長時間に亘ってこれら特性を変化することなく保持す
るものであることを見出し、本発明に至った。
従って、本発明の目的は、直鎖状パラフィンを原料と
して直鎖状オレフィンを製造する際に活性かつ選択性で
あり、しかも長時間に亘って活性及び選択性を良好に保
持する脱水素触媒を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記種類の触媒の製法を提供す
ることにある。
本発明のさらに他の目的は、原料物質としての直鎖状
パラフィンから直鎖状オレフィンを製造するに当たり、
上記触媒を使用することにある。
本発明の他の目的及び特徴は、下記の記載より明確に
なるであろう。
このように、本発明は、触媒の全重量に対して、白金
0.1ないし1重量%、スズ0.1ないし1重量%、インジウ
ム0.05ないし1重量%、タリウム0.01ないし1重量%及
びアルカリ金属及びアルカリ土類金属でなる群から選ば
れる金属0.05ないし3.5重量%を担持せしめた固状の粒
状多孔性基材からなり、インジウム:タリウムの重量比
が0.3:1ないし6:1であり、白金:(インジウム+タリウ
ム)の重量比が0.3:1ないし1.5:1であることを特徴とす
る脱水素触媒を提供する。
本発明による触媒では、白金:スズの重量比は0.5:1
ないし2:1に維持され、白金:アルカリ金属(場合によ
ってはアルカリ土類金属)の重量比は0.2:1ないし2.5:1
である。
さらに詳述すれば、アルカリ金属を使用する場合、白
金:アルカリ金属の比は好ましくは0.2:1ないし2:1であ
り、一方、アルカリ土類金属を使用する場合には、白
金:アルカリ土類金属の好適は比は0.1:1ないし4:1であ
る。
代表的な具体例では、本発明による触媒は、触媒の総
重量に対して、構成金属を1ないし3重量%の合計量で
含有し、各構成金属間において、インジウム:タリウム
を重量比は1:1ないし5:1であり、白金:(インジウム+
タリウム)の重量比は0.8:1ないし1:1であり、白金:ス
ズの重量比は0.8:1ないし1:1であり、白金:アルカリ金
属の重量比は0.3:1ないし1.5:1である(より低い重量比
は、低い原子量のアルカリ金属又はアルカリ土類金属に
関して選択される)。好適なアルカリ金属はリチウムで
ある。
本発明による触媒に適する基材は、大きい比表面積
(一般に100cm2/g以上)及び高い多孔度(一般に0.5ml/
g以上)を有する固状の粒状物質であり、通常、シリ
カ、アルミナ及び天然又は合成のシリコアルミネートの
中から選ばれる。
好適な基材は、比表面積100ないし400m2/g及び全孔容
積0.5ないし1.2ml/gを有するγ結晶形のアルミナであ
り、固定床反応器での使用に適するように粒状である。
触媒の調製に当たり、まず基材に、水溶性でかつ高温
で分解する白金、スズ、インジウム及びタリウムの化合
物(特に塩又は酸)の酸性(特に硝酸酸性)水溶液を含
浸させる。
この目的に使用できる化合物の例としては、クロロ白
金酸、塩化第二スズ、及びインジウム及びタリウムの硝
酸塩である。
含浸は、基材物質を攪拌しながら、常温(20−25℃)
又はこれに近い温度で操作して、上記水溶液を基材物質
に供給することによって好適に行なわれる。
触媒構成金属を1回の含浸操作で、又は数回の連続す
る含浸サイクルで担持させることもできる。
連続含浸サイクル又は単一含浸操作の完了後、含浸せ
しめた基材の乾燥処理が必要となることがある。特に、
含針に使用した溶液の量が基材の全孔容積よりも大きい
場合には、この工程は吸収されなかった過剰の溶媒を除
去することが基本的な目的となる。
このような乾燥工程は、空気流中、温度100−130℃で
有利に行われる。
上述の如く処理した基材に、つづいてアルカリ金属水
酸化物の水溶液又は場合によってはアルカリ土類金属の
硝酸塩又は水酸化物の水溶液を含浸させる。
この場合にも、常温(20−25℃)又はこれに近い温度
で操作して、攪拌状態に維持した固状物に溶液を供給す
ることが最も簡単な方法である。
第2の含浸処理の後、さらに上述の条件下で乾燥処理
を行ってもよい。つづいて焼成(か焼)を行う。この操
作は空気流中、温度450ないし550℃、2ないし8時間で
行われる。
本発明の他の具体例によれば、基材に、白金、スズ、
インジウム及びタリウムの化合物の水溶液を含浸させ、
このようにして含浸せしめた基材(必要であれば予め乾
燥させる)を焼成(か焼)し、焼成(か焼)した基材
に、アルカリ金属水酸化物、又は場合によってはアルカ
リ土類金属硝酸塩又は水酸化物の水溶液を含浸させ、得
られた触媒を乾燥工程に供する方法もある。
さらに他の具体例によれば、基材に、すべての触媒構
成金属の化合物(すなわち白金、スズ、インジウム及び
タリウムの化合物に加えてアルカリ金属又はアルカリ土
類金属の化合物をも含む)を含有する水溶液を含浸さ
せ、含浸終了後、乾燥を行い、つづいて最後の焼成(か
焼)を行う。
いずれにしても、その後、上述の如くして触媒を還元
する必要があり、この工程は、高温(350−500℃)程
度、常圧又はそれ以上の圧力で2ないし20時間触媒を水
素ガスと接触させることによって行なわれる。
このようにして得られた還元された触媒を、触媒中に
おけるイオウ:白金の原子比が2:1程度となる量のスル
フィド化剤(たとえば硫化水素)で処理することが有利
である。
スルフィド化は、脱水素に適する条件下(すなわち温
度400ないし500℃)反応混合物と共に窒素で希釈した硫
化水素流を還元された触媒に供給して行われる。
このようにして最終的に得られた触媒は、直鎖状パラ
フィンの直鎖状オレフィンへの脱水素反応において高い
活性及び高い選択性を示し、これら特性は予想できない
ほど長い期間に亘って変化することなく保持される。
さらに詳述すれば、脱水素反応に供される直鎖状パラ
フィンは、分子中に炭素原子9個以上、たとえば炭素原
子9ないし20個、さらに好適には炭素原子10ないし14個
を含有するものである。
このようなパラフィン原料を、固定床に充填した触媒
に、水素と共にガス流(水素:パラフィンのモル比1:1
ないし15:1)として温度400ないし550℃、圧力好ましく
は常圧以上(0.5ないし5kg/cm2)、HLSV(液空間速度)
(液状パラフィンの流量に対して算定)5ないし100時
-1の条件で供給する。
最後に、直鎖状オレフィンを他の脱水素反応生成物か
ら分離する。
以下の実施例1−7はアルカリ金属化合物を他の触媒
構成金属と共に使用する本発明の具体例に係り、一方、
実施例8及び9は従来法との比較のための例である。さ
らに実施例9および10は、本発明による触媒及び比較例
の触媒が脱水素反応においていかなる挙動を現すかを示
す具体例である。
実施例1 下記特性を有する市販のγ−アルミナを触媒の基材と
して使用した。
比表面積 196m2/g 全孔容積 0.75ml/g 粒径 1.25−1.6mm このγ−アルミナ90gに、攪拌しながら、硝酸タリウ
ム(I)0.09g、硝酸インジウム5水和物0.95g、塩化第
二スズ0.9g、クロロ白金酸(Pt16重量%)2.1g及び65%
硝酸6gを原料として調製した水溶液120mlをゆっくりと
添加した。
接触を、常温(20−25℃)で攪拌しながら1時間行
い、その後、塊状物を空気流中、120℃に1時間加熱し
て過剰の水性溶媒を実質的に完全に留去した。
このようにして得られた乾燥固状物を、マッフル炉内
において、空気流下、500℃、4時間で焼成した。
別に、水酸化リチウム1.7gを含有する水溶液120mlを
調製した。この溶液を、攪拌しながら、上記焼成した固
状物に常温でゆっくりと添加した。連続して攪拌しなが
ら、接触を常温で1時間続け、温度120℃、空気流中で
さらに1時間続けた。
完了後、冷却を行い、触媒を得た。その組成を第1表
に示す。
実施例2 実施例1に記載の市販γ−アルミナ90gに、攪拌しな
がら、硝酸タリウム(I)0.33g、硝酸インジウム5水
和物0.80g、塩化第二スズ1.0g及び65%硝酸6gを原料と
して調製した水溶液120mlをゆっくりと添加した。常温
(20−25℃)において連続して攪拌しながら1時間接触
させた後、反応塊状物を空気中120℃に加熱し、空気中
でこの温度に1時間維持して過剰の水を実質的に完全に
蒸発させた。
クロロ白金酸(Pt16重量%)2.5g及び65%硝酸6gを含
有する水溶液120mlを調製した。常温で攪拌しながら、
この溶液を乾燥した固状物にゆっくりと添加した。連続
して攪拌しながら、常温で1時間接触を行い、空気流
中、120℃でさらに1時間接触を行った。
このようにして得られた乾燥固状物を、マッフル炉に
おいて、空気流中、500℃で4時間加熱した。
新たに水酸化リチウム1.4gを含有する水溶液120mlを
調製した。攪拌しながら、常温で、この溶液を乾燥した
固状物にゆっくりと添加した。連続して攪拌しながら、
常温で1時間接触を行い、空気流中、120℃でさらに1
時間接触を行った。
これら操作の後、冷却を行い、触媒を得た。その組成
を第1表に示す。
実施例3 実施例1に記載のγ−アルミナ90gに、攪拌しなが
ら、クロロ白金酸(Pt16重量%)2.6g、塩化第二スズ1.
1g及び65%硝酸6gを原料として調製した水溶液100mlを
ゆっくり添加した。常温(20−25℃)において連続して
攪拌しながら1時間接触させた後、反応塊状物を空気中
120℃に加熱し、この温度に1時間維持して過剰の水を
実質的に完全に蒸発させた。
硝酸タリウム(I)0.58g、硝酸インジウム5水和物
0.83g及び65%硝酸6gを含有する水溶液100mlを調製し
た。常温で攪拌しながら、この溶液を乾燥した固状物に
ゆっくりと添加した。連続して攪拌しながら、常温で1
時間接触を行い、空気流中、120℃でさらに1時間接触
を行った。
新たに水酸化リチウム1.8gを含有する水溶液100mlを
調製した。攪拌しながら、常温で、この溶液を乾燥した
固状物にゆっくりと添加した。攪拌しながら、常温で1
時間接触を行い、空気流中、120℃でさらに1時間接触
を行った。
このようにして得られた固状物を、マッフル炉におい
て、空気流中、500℃で4時間焼成した。
これら操作の後、冷却を行い、触媒を得た。その組成
を第1表に示す。
実施例4 実施例1と同じ操作法に従い、実施例1に記載の市販
γ−アルミナ90g及び下記水溶液(順次添加する)を原
料として触媒を調製した。
a)硝酸タリウム(I)0.15g、硝酸インジウム5水和
物0.34g塩化第二スズ0.6g、クロロ白金酸(Pt16重量
%)1.1g及び65%硝酸4gを原料として調製した水溶液80
ml b)水酸化リチウム1.2gを原料として調製した水溶液80
ml これら溶液を含浸せしめた固状物の焼成を、マッフル
炉において空気流中、500℃で4時間行った。
このようにして第1表に示す組成を有する触媒を得
た。
実施例5 実施例1に記載の市販γ−アルミナ90gに、常温(20
−25℃)で攪拌しながら、硝酸タリウム(I)0.13g、
硝酸インジウム5水和物0.89g、クロロ白金酸(Pt16重
量%)1.9g、塩化第二スズ0.7g及び65%硝酸4gを原料と
して調製した水溶液67.5mlをゆっくりと添加した。
添加終了後、全体を120℃に加熱し、空気流中、この
温度に1時間維持した。このようにして含浸せしめた固
状物を、マッフル炉において、空気流中、500℃で4時
間焼成した。
新たに水酸化リチウム3.1gを原料として水溶液(全容
量67.5mlとした)を調製した。常温(20−25℃)におい
て攪拌しながら、この溶液を乾燥した固状物にゆっくり
と添加した。添加終了後、空気流中、120℃で1時間加
熱することによって乾燥を行った。
これら操作の後、冷却を行い、第1表に示す組成の触
媒を得た。
実施例6 実施例1と同じ操作法に従い、実施例1に記載の市販
γ−アルミナ90g及び下記水溶液(順次添加する)を原
料として触媒を調製した。
a)クロロ白金酸(Pt16重量%)2.4g、塩化第二スズ1.
0g及び65%硝酸6gを原料として調製した水溶液100ml b)硝酸タリウム(I)0.16g、硝酸インジウム5水和
物1.1g及び水酸化リチウム0.7gを原料として調製した水
溶液100ml これら溶液を含浸せしめた固状物の焼成を、マッフル
炉において空気流中、500℃で4時間行った。
このようにして第1表に示す組成を有する触媒を得
た。
実施例7 実施例1に記載の市販γ−アルミナ90gに、常温(20
−25℃)で攪拌しながら、クロロ白金酸(Pt16重量%)
3.7g、塩化第二スズ1.2g及び65%硝酸4gを原料として調
製した水溶液67.5mlをゆっくりと添加した。添加終了
後、反応塊状物を120℃に加熱し、空気中でこの温度に
4時間維持した。
新たに、硝酸タリウム(I)0.23g、硝酸インジウイ
ム5水和物1.6g及び65%硝酸2gを含有する水溶液67.5ml
を調製した。常温(20−25℃)で攪拌しながら、この溶
液を乾燥した固状物にゆっくりと添加した。添加後、空
気流中、120℃で1時間加熱することによって乾燥を行
い、ついで、マッフル炉において、空気流中、500℃で
4時間焼成した。
新たに水酸化リチウム1.5gを含有する水溶液67.5mlを
調製した。攪拌しながら、常温で(20−25℃)で、この
溶液を乾燥した固状物にゆっくりと添加した。添加後、
塊状物を空気流中、120℃で加熱して乾燥させた。
このようにして、第1表に示す特性を有する触媒を得
た。
実施例8(比較例) 実施例1と同じ操作法に従い、実施例1に記載の市販
γ−アルミナ90g及び下記水溶液(順次添加する)を原
料として触媒を調製した。
a)クロロ白金酸(Pt16重量%)2.15g、硝酸タリウム
(I)0.7g及び65%硝酸6gを含有する水溶液120ml b)水酸化リチウム1.6gを含有する水溶液120ml 最後の焼成を、マッフル炉において空気流中、500℃
で4時間行った。
このようにして第1表に示す組成を有する触媒を得
た。
実施例9(比較例) 実施例1と同じ操作法に従い、実施例1に記載の市販
γ−アルミナ90g及び下記水溶液(順次添加する)を原
料として触媒を調製した。
a)クロロ白金酸(Pt16重量%)2.4g、硝酸タリウム
(I)0.95g、硝酸インジウム5水和物1.3g及び65%硝
酸6gを含有する水溶液120ml b)水酸化リチウム1.7gを含有する水溶液120ml 最後の焼成を、マッフル炉において空気流中、500℃
で4時間行った。
このようにして、第1表に示す組成を有する触媒を得
た。
実施例10 前記実施例1ないし9に従って調製した触媒を、直鎖
状オレフィンを生成する直鎖状パラフィンの脱水素テス
トで使用した。
この目的のため、各触媒8mlを固定床形管状ミクロ反
応器に導入し、温度400℃、圧力2kg/cm2、時間15時間で
操作して、水素流中で予め還元した。ついで、各触媒
を、S:Ptの原子比が2:1となる時間でスルフィド化処理
した。この目的のため、触媒に供給する通常の脱水素反
応混合物に、硫化水素5容量%(残渣は窒素である)を
温度460℃、圧力2kg/cm2で混合した。
これらの処理の完了後、脱水素反応器に、C10-13直鎖
状パラフィン、水素及び水のガス混合物(水素:直鎖状
パラフィンのモル比=5:1;混合物中における水含量2000
ppm(重量基準))を供給することによって脱水素テス
トを開始させた。
さらに、脱水素を、温度465℃、圧力2kg/cm2、液空間
速度(液状パラフィン混合供給物に対して)25時間
-1(液状パラフィンの容量/触媒の容量・時間)で行っ
た。
各テストを30時間行った。下記第2表は、実施例1な
いし9の各触媒に関する直鎖状パラフィンの変化率及び
オレフィンの選択率(変化した直鎖状パラフィンを基準
にして算定)の平均値を示している。
実施例11 実施例1、8及び9の触媒が示す活性度及び選択率の
経時的傾向を調査するため、長時間のテストを行った。
このため、各触媒8mlを実施例10のミクロ反応器に充
填し、前記実施例10の如くして還元及びスルフィド化の
各処理を行った。
ついで、脱水素反応を開始し、200時間続けた。温度
が初期値460℃から最終値470℃まで徐々に上昇した。他
のテスト条件は実施例10と同じである。
第1図は各触媒の活性度の経時変化を示すグラフであ
り、第2図は各触媒の選択率の経時変化を示すグラフで
ある。さらに詳しくは、第1図において、横軸は時間で
あり、縦軸はn−パラフィンの変化率(%)である。第
2図では、横軸は時間であり、縦軸はn−パラフィンの
収率(%)である。なお、各グラフにおいて、実施例1
の触媒については△−△で示し、実施例8の触媒につい
ては□−□で、かつ実施例9の触媒については○−○で
それぞれ示す。
本発明の実際の応用についてさらに調査したところ、
触媒組成物においてアルカリ金属をアルカリ土類金属と
交換することにより、低温における触媒活性が改善さ
れ、かかる交換によって触媒の作用寿命が長くなるとの
他の利点が得られることが示された。
従って、このような本発明による特殊な態様による脱
水素触媒は、触媒の全重量に対して、白金0.1ないし1
重量%、スズ0.1ないし1重量%、インジウム0.05ない
し1重量%、タリウム0.01ないし1重量%及びアルカリ
土類金属0.05ないし3.5重量%を担持する固状の粒状多
孔性基材からなり、インジウム:タリウムの重量比が0.
3:1ないし6:1であり、白金:(インジウム+タリウム)
の重量比が0.3:1ないし1.5:1であることを特徴とする。
本発明のこの特殊な態様によれば、白金:スズの重量
比は0.5:1ないし2:1の範囲に維持され、白金:アルカリ
土類金属の重量比は0.1:1ないし4:1の範囲に維持され
る。
好適には、かかる触媒は、触媒構成金属を、目的の触
媒の重量に対して1ないし3重量%の合計量で含有し、
各触媒構成金属間において、インジウム:タリウムの重
量比は1:1ないし5:1であり、白金:(インジウム+タリ
ウム)の重量比は0.8:1ないし1:1であり、白金:スズの
重量比は0.8:1ないし1:1であり、白金:アルカリ土類金
属の重量比は0.2:1ないし2.5:1である。
好適なアルカリ土類金属はマグネシウムである。
本発明のこの特殊な態様による触媒用の担体基材は、
アルカリ金属を含有する触媒に関して前述したものと同
じである。
該触媒調製及び使用に関しても、実施例1ないし10と
同様である。
下記の実施例12ないし14は、アルカリ金属の代りにア
ルカリ土類金属を使用した本発明の特殊な具体例を説明
するものであり、実施例15及び16は、これら触媒の脱水
素テストにおける挙動を説明するものである。
実施例12 下記特性を有する市販のγ−アルミナを触媒の基材と
して使用した。
比表面積 196m2/g 全孔容積 0.75ml/g 粒径 1.25−1.6mm このγ−アルミナ90gに、攪拌しながら、硝酸タリウ
ム(I)0.09g、硝酸インジウム5水和物0.95g、塩化第
二スズ0.9g、クロロ白金酸(Pt16重量%)2.1g、硝酸マ
グネシウム6水和物1.5g及び65%硝酸6gを原料として調
製した水溶液120mlをゆっくりと添加した。
接触を、常温(20−25℃)で攪拌しながら1時間行
い、その後、反応塊状物を空気流中、120℃に1時間加
熱して過剰の水を実質的に完全に留去した。
このようにして得られた乾燥固状物を、マッフル炉内
において、空気流下、500℃、4時間で焼成(か焼)
し、触媒を得た。その組成を第3表に示す。
実施例13 実施例12に記載の市販γ−アルミナ90gに、攪拌しな
がら、クロロ白金酸(Pt16重量%)2.6g、塩化第二スズ
1.0g及び65%硝酸6gを原料として調製した水溶液120ml
をゆっくりと添加した。常温(20−25℃)において連続
して攪拌しながら1時間接触させた後、反応塊状物を空
気中120℃に加熱し、この温度にさらに1時間維持して
過剰の水を実質的に完全に蒸発させた。
新たに調製した硝酸タリウム(I)0.12g、硝酸イン
ジウム5水和物1.17g及び65%硝酸6gを含有する水溶液1
00mlを調製した。常温で連続して攪拌しながら、この溶
液を乾燥した固状物にゆっくりと添加した。連続して攪
拌しながら、常温で1時間接触を行い、空気流中、120
℃でさらに1時間接触を行った。
新たに硝酸マグネシウム6水和物9.3gを含有する水溶
液100mlを調製し、攪拌しながら、常温で、この溶液を
乾燥した固状物にゆっくりと添加した。攪拌しながら、
常温で1時間接触を行い、空気流中、温度120℃でさら
に1時間接触を行った。
このようにして得られた乾燥固状物を、マッフル炉に
おいて、空気流中、500℃で4時間焼成した。
これら操作の後、冷却を行い、触媒を得た。その組成
を第3表に示す。
実施例14 実施例12と同じ操作法に従い、実施例12に記載の市販
γ−アルミナ90g及び下記水溶液(順次添加する)を原
料として触媒を調製した。
a)クロロ白金酸(Pt16重量%)2.4g、塩化第二スズ0.
9g及び65%硝酸6gを原料として調製した水溶液100ml b)硝酸タリウム(I)0.1g、硝酸インジウム5水和物
1.1g及び硝酸マグネシウム6水和物17.6gを原料として
調製した水溶液100ml これら溶液を含浸せしめた固状物の焼成を、マッフル
炉において空気流中、500℃で4時間行った。
このようにして、第3表に示す組成を有する触媒を得
た。
実施例15 前記実施例12ないし14に従って調製した触媒を、直鎖
状オレフィンを生成する直鎖状パラフィンの脱水素テス
トで使用した。
この目的のため、各触媒8mlを固定床形管状ミクロ反
応器に導入し、温度400℃、圧力2kg/cm2、時間15時間で
操作して、水素流中で予め還元した。ついで、各触媒
を、S:Ptの原子比が2:1となる時間でスルフィド化処理
した。この結果を達成するため、通常の脱水素反応混合
物に、硫化水素5容量%及び窒素のガス混合物を温度46
0℃、圧力2kg/cm2で添加した。
これらの処理の完了後、脱水素反応器に、C10-13直鎖
状パラフィン、水素及び水のガス混合物(水素:直鎖状
パラフィンのモル比=5:1;混合物中における水含量2000
ppm(重量基準))を供給することによって脱水素テス
トを開始させた。
さらに、脱水素を、温度465℃、圧力2kg/cm2、液空間
速度(液状パラフィン混合供給物に対して)25時間
-1(液状パラフィンの容量/触媒の容量・時間)で行っ
た。
各テストを30時間行った。下記第4表は、実施例12な
いし14の各触媒に関する直鎖状パラフィンの変化率及び
オレフィンの選択率(変化した直鎖状パラフィンを基準
にして算定)の平均値を示している。
実施例16 実施例13の触媒が示す活性度及び選択率の経時的傾向
を調査するため、長時間のテストを行った。
このため、触媒8mlを実施例15のミクロ反応器に充填
し、前記実施例の如くして還元及びスルフィド化の各処
理を行った。
ついで、脱水素反応を、温度451ないし453℃、他の条
件を実施例15と同じとして200時間実施した。
200時間後でも、触媒はその活性度及び選択率を変化
することなく保持していた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明による触媒及び従来法による
触媒の性能を比較するためのグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 5/333 6958−4H C07C 5/333 (72)発明者 ジゥセッペ・フォルナザーリ イタリー国クレモーナ市ビア・アンナ・ フランク 4 (72)発明者 ジョバンニ・ファラーチ イタリー国サンドナトミラネーゼ市 ビ ア・モランディ 26/ディ (72)発明者 ステファーノ・パルメリー イタリー国ローマ市ビア・モロッゾ・デ ラ・ロッカ 3

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直鎖状パラフィンを脱水素して直鎖状オレ
    フィンを生成する脱水素反応用の触媒において、該触媒
    の全重量に対して、白金0.1ないし1重量%、スズ0.1な
    いし1重量%、インジウム0.05ないし1重量%、タリウ
    ム0.01ないし1重量%及びアルカリ金属及びアルカリ土
    類金属でなる群から選ばれる金属0.05ないし3.5重量%
    を担持せしめた固状の粒状多孔性基材からなり、インジ
    ウム:タリウムの重量比が0.3:1ないし6:1であり、白
    金:(インジウム+タリウム)の重量比が0.3:1ないし
    1.5:1であることを特徴とする、脱水素触媒。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、白金:スズ
    の重量比が0.5:1ないし2:1であり、白金:アルカリ金属
    又はアルカリ土類金属の重量比が0.2:1ないし2.5:1であ
    ることを特徴とする、脱水素触媒。
  3. 【請求項3】請求項1記載のものにおいて、前記固状の
    粒状多孔性基材に担持せしめた金属が、触媒の全重量に
    対して、白金0.1ないし1重量%、スズ0.1ないし1重量
    %、インジウム0.05ないし1重量%、タリウム0.01ない
    し1重量%及びアルカリ金属0.1ないし2重量%であ
    り、インジウム:タリウムの重量比が0.3:1ないし6:1で
    あり、白金:(インジウム+タリウム)の重量比が0.3:
    1ない1.5:1であることを特徴とする、脱水素触媒。
  4. 【請求項4】請求項1又は3記載のものにおいて、白
    金:スズの重量比が0.5:1ないし2:1であり、白金:アル
    カリ金属の重量比が0.2:1ないし2:1であることを特徴と
    する、脱水素触媒。
  5. 【請求項5】請求項1又は3記載のものにおいて、白
    金、スズ、インジウム、タリウム及びアルカリ金属が合
    計1ないし3重量%の量で存在し、インジウム:タリウ
    ムの重量比が1:1ないし5:1であり、白金:(インジウム
    +タリウム)の重量比が0.8:1ないし1:1であり、白金:
    アルカリ金属の重量比が0.3:1ないし1.5:1であることを
    特徴とする、脱水素触媒。
  6. 【請求項6】請求項3記載のものにおいて、アルカリ金
    属がリチウムであることを特徴とする、脱水素触媒。
  7. 【請求項7】請求項3記載のものにおいて、前記基材
    が、比表面積100ないし400m2/g及び全孔容積0.5ないし
    1.2ml/gを有するγ−アルミナであることを特徴とす
    る、脱水素触媒。
  8. 【請求項8】請求項1又は3記載の脱水素触媒の製法に
    おいて、固状の粒状多孔性基材に、水溶性でかつ高温で
    分解する白金、スズ、インジウム及びタリウムの化合物
    を含有する硝酸酸性の水溶液を含浸させ、このように処
    理し、任意に乾燥させた基材に、アルカリ金属水酸化物
    又はアルカリ土類金属の硝酸塩又は水酸化物の水溶液を
    含浸させ、任意に乾燥したダブル含浸処理基材を空気流
    中、温度450ないし550℃で2ないし8時間焼成し、この
    ようにして、得られた触媒を温度350ないし500℃におい
    て水素流と接触させることによって還元し、還元した触
    媒を温度400ないし500℃において硫化水素と接触させる
    ことによって任意にスルフィド化することを特徴とす
    る、脱水素触媒の製法。
  9. 【請求項9】1分子当たり炭素原子9ないし20個を含有
    する直鎖状オレフィンの製法において、固定床反応器に
    充填した請求項1−8のいずれか1記載の触媒に、水素
    及び1分子当たり炭素原子9ないし20個を含有する直鎖
    状パラフィンのガス混合物(水素:パラフィンのモル比
    1:1ないし15:1)を温度400ないし550℃、圧力0.5ないし
    5kg/cm2、液空間速度(液状パラフィンに対して算定)
    5ないし100時間-1で供給し、脱水素生成物から直鎖状
    オレフィンを回収することを特徴とする、直鎖状オレフ
    ィンの製法。
  10. 【請求項10】請求項1記載のものにおいて、前記固状
    の粒状多孔性基材に担持せしめた金属が触媒の全重量に
    対して、白金0.1ないし1重量%、スズ0.1ないし1重量
    %、インジウム0.05ないし1重量%、タリウム0.01ない
    し1重量%及びアルカリ土類金属0.05ないし3.5重量%
    であり、インジウム:タリウムの重量比が0.3:1ないし
    6:1であり、白金:(インジウム+タリウム)の重量比
    が0.3:1ない1.5:1であることを特徴とする、脱水素触
    媒。
  11. 【請求項11】請求項10記載のものにおいて、白金:ス
    ズの重量比が0.5:1ないし2:1であり、白金:アルカリ土
    類金属の重量比が0.1:1ないし4:1であることを特徴とす
    る、脱水素触媒。
  12. 【請求項12】請求項10記載のものにおいて、白金、ス
    ズ、インジウム、タリウム及びアルカリ土類金属が合計
    1ないし3重量%の量で存在し、インジウム:タリウム
    の重量比が1:1ないし5:1であり、白金:(インジウム+
    タリウム)の重量比が0.8:1ないし1:1であり、白金:ス
    ズの重量比が0.8:1ないし1:1であり、白金:アルカリ土
    類金属の重量比が0.2:1ないし2.5:1であることを特徴と
    する、脱水素触媒。
  13. 【請求項13】請求項1記載のものにおいて、アルカリ
    土類金属がマグネシウムであることを特徴とする、脱水
    素触媒。
  14. 【請求項14】請求項10記載のものにおいて、前記基材
    が、比表面積100ないし400m2/g及び全孔容積0.5ないし
    1.2ml/gを有するγ−アルミナであることを特徴とす
    る、脱水素触媒。
  15. 【請求項15】請求項10又は13記載の脱水素触媒の製法
    において、固状の粒状多孔性基材に、水溶性でかつ高温
    で分解する白金、スズ、インジウム、タリウム及びマグ
    ネシウムの化合物を含有する硝酸酸性の水溶液を含浸さ
    せ、含浸させた基材を空気流中、温度450ないし550℃で
    2ないし8時間乾燥、焼成し、このようにして、得られ
    た触媒を温度350ないし500℃において水素流と接触させ
    ることによって還元し、還元した触媒を温度400ないし5
    00℃において硫化水素と接触させることによって任意に
    スルフィド化することを特徴とする、脱水素触媒の製
    法。
  16. 【請求項16】1分子当たり炭素原子9ないし20個を含
    有する直鎖状オレフィンの製法において、固定床反応器
    に充填した請求項10−14のいずれか1記載の触媒に、水
    素及び1分子当たり炭素原子9ないし20個を含有する直
    鎖状パラフィンのガス混合物(水素:パラフィンのモル
    比1:1ないし15:1)を温度400ないし550℃、圧力0.5ない
    し5kg/cm2、液空間速度(液状パラフィンに対して算
    定)5ないし100時間-1で供給し、脱水素生成物から直
    鎖状オレフィンを回収することを特徴とする、直鎖状オ
    レフィンの製法。
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