JP2594335Y2 - 吸着電極 - Google Patents

吸着電極

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JP2594335Y2
JP2594335Y2 JP1993011120U JP1112093U JP2594335Y2 JP 2594335 Y2 JP2594335 Y2 JP 2594335Y2 JP 1993011120 U JP1993011120 U JP 1993011120U JP 1112093 U JP1112093 U JP 1112093U JP 2594335 Y2 JP2594335 Y2 JP 2594335Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、心電計などに用いら
れ、生体の表面に吸着されて生体信号を検出する吸着電
極に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の胸部に吸着され、心電計に接続さ
れて心電図を記録する吸着電極は、従来は図7に示す如
く、ゴム材にて中空球状に形成された吸引部1に金属に
て中空半球状に形成され吸着部2を連結し、吸引部1の
内部と吸着部2の内側とを連通させて構成していた。そ
して、吸引部1を圧縮した状態で吸着部2を生体の胸部
に装着し、吸引部1の復元力を利用して吸着部2内の気
圧を負圧とし、吸着部2を胸部の皮膚に密着させて心電
計の電極として用いていた。
【0003】この従来の吸着電極によると、吸着部2が
金属で形成されているので、心電図測定被験者の皮膚表
面状態が滑らかでない場合、吸着部2の端面と皮膚表面
との間の隙間から空気が漏れ電極の吸着が困難になると
いう不具合があった。また、吸着部2の端面が皮膚に食
い込み、痛みや溢血などが生じることも多かった。さら
にまた、皮膚にはランゲル線と呼ばれる割線が全身にわ
たって存在し、割線に沿う方向と割線に交差する方向と
では皮膚の張力が異っており、脇腹部においては特にこ
の皮膚の異方性の傾向が強い。そのため、脇腹部に吸着
電極を取り付けようとしても金属性の吸着部2では吸着
が困難であるという問題もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の如く、上記吸着
電極では、吸着部と皮膚表面との間に隙間が生じ易かっ
たので、吸着電極の皮膚表面への取付けが困難な場合が
あった。また、金属性の吸着部の端面が皮膚にくい込
み、被験者に不快感を与えるという不具合もあった。
【0005】本考案はこのような従来の欠点を解決する
べくなされたものであり、生体の表面に確実に取り付け
ることができ、しかも、被験者に不快感を与えることも
ない吸着電極を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、弾性部材で略
中空球状に形成された吸引部と、この吸引部の内部と連
通する状態でこの吸引部に取り付けられ生体の表面に吸
着させられる略中空半球状の吸着部とを有する吸着電極
において、前記吸着部は導電性を有する弾性部材で形成
され、かつ、前記吸着部の内壁面には吸着部内部を囲繞
するようにして突起部が形成された構成となっている。
【0007】
【作用】本考案では、吸着部は導電性を有する弾性部材
で形成されており、従って皮膚の状態に応じて柔軟に変
形するので、皮膚との間に隙間が形成され難い。また、
吸着部の内壁面には、吸着部内部を囲繞する状態に突起
部が形成されており、吸着部を皮膚に吸着させると、こ
の突起部が吸着部内の皮膚を周囲からつまむ状態とな
る。従って、吸着電極を皮膚から離間させようとする外
力が作用しても吸着部は皮膚に対して滑べり出しにくく
なるので、吸着状態を保つことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図6を参照
して詳述する。
【0009】図1乃至図4は第1の実施例を説明する図
であり、図1は吸着電極の一部断面正面図、図2は吸着
部の断面図、図3は吸着部の突起部の作用を示す図、図
4は図2の円部A拡大図である。
【0010】本例の吸着電極は、図1に示す如く、吸引
部11、吸着部12、連結金具13及び接続端子14よ
り構成されている。
【0011】吸引部11は、ゴム材にて略中空球状に形
成されており、内部と連通する貫通穴を有する突出部1
1aを有している。吸着部12は導電ゴムなどの導電性
を有する弾性部材にて略中空半球状に形成されている。
尚、本例では、生体表面との密着性をより確実なものと
するべく、吸着部12の形状は、半球よりも若干内側が
深くされた過半球形状となっている。
【0012】吸着部12の端面には断面が「V」字形に
形成された溝12aが吸着部12の開口面を囲繞するよ
うに設けられ、吸着部12の内壁面12bには、端面近
傍に、複数本の突条(突起部)12cが吸着部12の内
部を囲繞するようにして形成されている。本例では、こ
の突条12cの内壁面12bからの高さhは、0.5〜
1mmとしてある(図2参照)。
【0013】連結金具13は貫通穴13aを有する円筒
形状をしており、吸着部12との一体成形により、一端
側が吸着部12の頂点に固着されている。また、本例で
は、吸着部12により皮膚を吸着したときに皮膚で貫通
穴13aが塞がれることがないように、連結金具13の
一端側端面と吸着部12の内壁面12bとの間には、深
さdの段差が設けられている。
【0014】接続端子14は、吸着部12で検出した電
気信号を図示せぬ心電計等に導出するためのものであ
り、連結金具13を挿入し得る穴部を有している。そし
て、この接続端子14の穴部に連結金具13を挿入し、
さらに、連結金具13を吸引部11の貫通穴13aに圧
入することにより、吸着電極が組立てられ、吸着部12
と接続端子14とは電気的に接続される。
【0015】次に上記吸着電極の作用につき説明する。
吸引部11を圧縮した状態で吸着部12を被験者の皮膚
に押し付け吸引部11の押圧を解除すると、吸引部11
は復元力により膨脹し、吸着部12内は負圧となって、
図3に示すように、吸着部12は皮膚Aを吸着する。こ
の場合に、吸着部12は弾性を有するため、皮膚の異方
性等の皮膚の表面状態に対応して変形し、皮膚との密着
面積は大きくなる。また、吸着部12は内部の深い過半
球形状であるので皮膚の吸引量も多くなる。従って、吸
着部12の皮膚に対する吸着力は大きくなる。
【0016】また、吸着部12の端面には、「V」字形
の溝12aがあり、これがラビリンスの役割を果たすの
で、空気漏れを防止できる。さらにまた、吸着部12の
内壁面12bには、数条の突条12cがあり、この突条
12cが皮膚に食い込むので、この突条12cにおいて
も空気漏れを防止できる。また、この突条12cは、吸
着部12内に吸引された皮膚を周囲からつまむ機能をも
有しているので、吸着電極に外力が作用したり或いは被
験者が動いたような場合であっても、吸着部12は皮膚
に対して滑り難くなり、吸着部12は確実に皮膚に密着
する。さらに、図4に示す如く、この突条12cは、保
水機能を有している。吸着部12を生理食塩水に浸すだ
けで食塩水15は突条12cに保持されるので、心電図
用クリームを用いなくとも吸着電極の使用が可能とな
る。
【0017】図5は本考案の第2の実施例を説明する図
である。本例では、吸着部12の内壁面12bには突条
のかわりに複数の突起部121を吸着部内部を囲繞する
状態に配置している。本例の突起部121には第1の実
施例の突条12cに有する空気漏れ防止機能はないが、
その他の点については突条12cと同様の機能を有す
る。
【0018】図6は本考案の第3の実施例を説明する図
である。本例では吸着部12の内壁面12bに保水用の
溝を積極的に形成した場合を示したものである。第1の
実施例に示した突条12cに加えて溝(本例では、幅s
は1mm、深さtは0.5〜1mmとなっている)17を吸
着部内部を囲繞する状態に形成したことにより、その保
水機能はさらに良好となる。尚、明確化のために、符号
12cを突起部(突条)といい、符号17を溝としてい
るが、溝はその周辺に突起部が形成されてこそ存在する
ものである。従って、吸着部内壁面12bに溝や凹部を
形成することは、内壁面に突起部を形成するという本願
考案の思想に含まれるものである。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、吸着部
を導電性を有する弾性部材で形成すると共に内壁面に突
起部を形成したので吸着部を皮膚に確実に取り付けるこ
とができ、しかも、被験者に不快感を与えることもな
い。また、突起部には保水機能があるので、心電図用ク
リームを用いなくとも、食塩水に吸着部を浸すだけで吸
着電極の使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を説明する図であり、吸
着電極の一部断面正面図。
【図2】上記吸着電極の吸着部の断面図。
【図3】上記吸着部の突起部の作用を示す図。
【図4】図2の円部A拡大図。
【図5】本考案の第2の実施例を説明する吸着部の断面
図。
【図6】本考案の第3の実施例を説明する吸着部の断面
図。
【図7】従来の吸着電極の一部断面正面図。
【符号の説明】
11 吸引部 12 吸着部 12b 内壁面 12c 突起部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材で略中空球状に形成された吸引
    部と、この吸引部の内部と連通する状態でこの吸引部に
    取り付けられ生体の表面に吸着させられる略中空半球状
    の吸着部とを有する吸着電極において、前記吸着部は導
    電性を有する弾性部材で形成され、かつ、前記吸着部の
    内壁面には吸着部内部を囲繞するようにして突起部が形
    成されていることを特徴とする吸着電極。
JP1993011120U 1993-03-15 1993-03-15 吸着電極 Expired - Fee Related JP2594335Y2 (ja)

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