JPH077927Y2 - 吸着電極 - Google Patents
吸着電極Info
- Publication number
- JPH077927Y2 JPH077927Y2 JP1992001915U JP191592U JPH077927Y2 JP H077927 Y2 JPH077927 Y2 JP H077927Y2 JP 1992001915 U JP1992001915 U JP 1992001915U JP 191592 U JP191592 U JP 191592U JP H077927 Y2 JPH077927 Y2 JP H077927Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- adsorption electrode
- living body
- rubber
- conductive rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は心電計などに接続され、
生体の表面に吸着されて生体信号を検出する吸着電極に
関する。
生体の表面に吸着されて生体信号を検出する吸着電極に
関する。
【０００２】
【従来の技術】生体の胸部に吸着され、心電計に接続し
て心電図を記録する吸着電極は、従来はゴム球と金属で
半球状に形成されたカップとから構成されていた。そし
てカップと連通しているゴム球を圧縮した状態でカップ
を生体の表面に装着した後、ゴム球の圧縮を解除してカ
ップ内を負圧とすることで、カップを生体に吸着させる
ようにしていた。
て心電図を記録する吸着電極は、従来はゴム球と金属で
半球状に形成されたカップとから構成されていた。そし
てカップと連通しているゴム球を圧縮した状態でカップ
を生体の表面に装着した後、ゴム球の圧縮を解除してカ
ップ内を負圧とすることで、カップを生体に吸着させる
ようにしていた。
【０００３】しかしながら生体の皮膚には異方性があ
り、かつ個人差があるため、カップが検査中に脱落する
などの問題があった。この問題を解決するための吸着電
極としては、本出願人が実願平３−6479号によって提案
したものがある。この吸着電極は、カップを柔軟な導電
性ゴムで過半球状に形成したものであり、生体の皮膚の
異方性に対応して自在に変形するので、密着性を向上さ
せることができる。
り、かつ個人差があるため、カップが検査中に脱落する
などの問題があった。この問題を解決するための吸着電
極としては、本出願人が実願平３−6479号によって提案
したものがある。この吸着電極は、カップを柔軟な導電
性ゴムで過半球状に形成したものであり、生体の皮膚の
異方性に対応して自在に変形するので、密着性を向上さ
せることができる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記のように構
成された吸着電極は、カップが弾性が少い導電性ゴムで
形成されていたため、生体に吸着されて変形したカップ
を生体から離脱したときに、原形に復帰するのに時間を
要するという問題があった。
成された吸着電極は、カップが弾性が少い導電性ゴムで
形成されていたため、生体に吸着されて変形したカップ
を生体から離脱したときに、原形に復帰するのに時間を
要するという問題があった。
【０００５】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、導電性ゴムで形成されたカップを有し、生体からカ
ップを離脱したときにカップが急速に原形に復帰する吸
着電極を提供することを目的とする。
で、導電性ゴムで形成されたカップを有し、生体からカ
ップを離脱したときにカップが急速に原形に復帰する吸
着電極を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ゴム球の内部と連通し生体の表面に吸着
されて生体信号を検出するほぼ中空半球状のカップを有
する吸着電極において、前記カップを導電性ゴムと弾性
ゴムとの２層で形成したことを特徴としている。
に、本考案は、ゴム球の内部と連通し生体の表面に吸着
されて生体信号を検出するほぼ中空半球状のカップを有
する吸着電極において、前記カップを導電性ゴムと弾性
ゴムとの２層で形成したことを特徴としている。
【０００７】
【作用】上記のように構成された吸着電極によると、カ
ップが導電性ゴムと弾性ゴムとの２層で形成されている
ので、弾性を損わずに導電性を保持することができ、吸
着電極を生体から離脱したときにカップを急速に原形に
復帰させることができる。
ップが導電性ゴムと弾性ゴムとの２層で形成されている
ので、弾性を損わずに導電性を保持することができ、吸
着電極を生体から離脱したときにカップを急速に原形に
復帰させることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の吸着電極の一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【０００９】図１に本考案の一実施例の構成を示す。図
１において、カップ１は柔軟な導電性ゴム２と弾性ゴム
３との２層で中空過半球状に一体に成形されている。カ
ップ１の開口部４に対して反対側の部分の中心には取付
部５が内部に開口連通して設けられている。取付部５に
はターミナル７をカップ１の内側から挿入しこのターミ
ナル７にゴム球６の開口部８が気密に接合されている。
ターミナル７には図示しない外部の心電計等に導出する
金具９が結合されている。
１において、カップ１は柔軟な導電性ゴム２と弾性ゴム
３との２層で中空過半球状に一体に成形されている。カ
ップ１の開口部４に対して反対側の部分の中心には取付
部５が内部に開口連通して設けられている。取付部５に
はターミナル７をカップ１の内側から挿入しこのターミ
ナル７にゴム球６の開口部８が気密に接合されている。
ターミナル７には図示しない外部の心電計等に導出する
金具９が結合されている。
【００１０】本実施例によれば、カップ１が柔軟性のあ
る導電性ゴム２と弾性ゴム３との２層で形成されている
ので、生体の表面にカップ１を装着してゴム球６により
負圧吸着させたとき、皮膚の異方性に対応して密着性を
向上することができる。しかも弾性ゴム３により復元力
が増大されるため、カップ１を生体表面から離脱したと
きに、カップ１は急速に元の形状に復帰する。例えば従
来の導電ゴム２のみで形成されたカップの場合に、復帰
に30秒乃至１分かかったものが、本実施例による吸着電
極によると数秒で原形に復帰する。
る導電性ゴム２と弾性ゴム３との２層で形成されている
ので、生体の表面にカップ１を装着してゴム球６により
負圧吸着させたとき、皮膚の異方性に対応して密着性を
向上することができる。しかも弾性ゴム３により復元力
が増大されるため、カップ１を生体表面から離脱したと
きに、カップ１は急速に元の形状に復帰する。例えば従
来の導電ゴム２のみで形成されたカップの場合に、復帰
に30秒乃至１分かかったものが、本実施例による吸着電
極によると数秒で原形に復帰する。
【００１１】上記実施例ではカップ１が過半球状である
場合について説明したが、カップ１の形状は過半球状に
限定されず、例えば半球状であってもよい。
場合について説明したが、カップ１の形状は過半球状に
限定されず、例えば半球状であってもよい。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の吸着電極
によれば、カップを導電性ゴムと弾性ゴムとの２層で形
成したので、カップの弾性を損うことなく導電性を保持
することができ、カップを生体から離脱したときにカッ
プを急速に原形に復帰させることができる。
によれば、カップを導電性ゴムと弾性ゴムとの２層で形
成したので、カップの弾性を損うことなく導電性を保持
することができ、カップを生体から離脱したときにカッ
プを急速に原形に復帰させることができる。
【図１】本考案の吸着電極の一実施例の構成を示す縦断
面図。
面図。
１ カップ ２ 導電性ゴム ３ 弾性ゴム ６ ゴム球
Claims (1)
- 【請求項１】 ゴム球の内部と連通し、生体の表面に吸
着されて生体信号を検出するほぼ中空半球状のカップを
有する吸着電極において、前記カップを導電性ゴムと弾
性ゴムとの２層で形成したことを特徴とする吸着電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992001915U JPH077927Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 吸着電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992001915U JPH077927Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 吸着電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558102U JPH0558102U (ja) | 1993-08-03 |
| JPH077927Y2 true JPH077927Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=11514885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992001915U Expired - Lifetime JPH077927Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 吸着電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077927Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP1992001915U patent/JPH077927Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0558102U (ja) | 1993-08-03 |
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| JPH03131058U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950905 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |