JPS5931216Y2 - 吸着電極 - Google Patents
吸着電極Info
- Publication number
- JPS5931216Y2 JPS5931216Y2 JP1980085938U JP8593880U JPS5931216Y2 JP S5931216 Y2 JPS5931216 Y2 JP S5931216Y2 JP 1980085938 U JP1980085938 U JP 1980085938U JP 8593880 U JP8593880 U JP 8593880U JP S5931216 Y2 JPS5931216 Y2 JP S5931216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- pulp
- base material
- hole
- adsorption electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は生理学的な電気信号を心電計などに伝えるため
に、患者の体に接触させる電極の改良に関するものであ
る。
に、患者の体に接触させる電極の改良に関するものであ
る。
更に詳述すれば、生理学的な電気信号を得るために患者
の胸に付着させることができる吸着電極に関するもので
ある。
の胸に付着させることができる吸着電極に関するもので
ある。
吸着電極は一般に金属のカップと、そのカップ内と通気
路を介して連絡した吸着用のパルプとから構成される。
路を介して連絡した吸着用のパルプとから構成される。
この吸着電極を使用するにはカップを電解液が軽く塗り
つけられた患者の皮膚に置き、パルプを押しつぶしてカ
ップから空気を追い出ス。
つけられた患者の皮膚に置き、パルプを押しつぶしてカ
ップから空気を追い出ス。
次にパルプを押しつぶした力を取り去るとパルプかもと
の形に戻るためカップの中が真空となり、その結果皮膚
がカップ内に吸引され皮膚とカップとは電気的に接続さ
れる。
の形に戻るためカップの中が真空となり、その結果皮膚
がカップ内に吸引され皮膚とカップとは電気的に接続さ
れる。
心電計の測定リードの端末は、カップに取付けられたネ
ジ式の保持機構の穴に挿入される。
ジ式の保持機構の穴に挿入される。
このようにして吸着電極の金属製のカップを患者の皮膚
へ接触させることにより生理的な電気信号を心電計へ入
力することができる。
へ接触させることにより生理的な電気信号を心電計へ入
力することができる。
従来の吸着電極の欠点は以下の場合に十分な吸着力を得
ることができないことである。
ることができないことである。
すなわち、体の乎面でない部分又は特に毛が多量に生え
でいる部分においては、金属のカップのへりと皮膚との
間に隙間が生じるため十分な吸着を得ることが難しいの
である。
でいる部分においては、金属のカップのへりと皮膚との
間に隙間が生じるため十分な吸着を得ることが難しいの
である。
いったん取付けても、呼吸や姿勢の変化により取付けた
部分の体表面の形が変化し、吸着力が消失する場合が多
い。
部分の体表面の形が変化し、吸着力が消失する場合が多
い。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、前記し
た金属製のカップのへりの前面の周囲に柔軟性に富む材
質で構成された縁(lip)を設けるようにしたもので
ある。
た金属製のカップのへりの前面の周囲に柔軟性に富む材
質で構成された縁(lip)を設けるようにしたもので
ある。
更にこの金属製のカップには吸着用のパルプと接続手段
としてのコネクタが設けられている。
としてのコネクタが設けられている。
1ず吸着用のパルプを押しつぶして空気を追い出し、次
にパルプを押しつぶした力を取り去るとパルプかもとの
形に戻るため、目的とする吸着力が得られる原理は従来
の吸着電極と同様である。
にパルプを押しつぶした力を取り去るとパルプかもとの
形に戻るため、目的とする吸着力が得られる原理は従来
の吸着電極と同様である。
しかし本考案においては前記した柔軟性に富む縁により
、体の表面の凹凸のほかに毛がはえている部分に対して
も順応して吸着力を維持することができる。
、体の表面の凹凸のほかに毛がはえている部分に対して
も順応して吸着力を維持することができる。
FIG、Iは本考案に係る吸着電極の構成を上方から見
た平面図である。
た平面図である。
FIG、Iにおいて2はパルプである。
4は電気的なコネクタで心電計のリード線のつ1みを保
持す・る機能を有する。
持す・る機能を有する。
FIG、IAはFIG、Iの側面図である。
FIG、IAより明らかな如く、パルプ2は半円球部分
6と先端が切られた円錐形部分8とから形成され、この
円錐形部分8には、基材10が取付けられる。
6と先端が切られた円錐形部分8とから形成され、この
円錐形部分8には、基材10が取付けられる。
FIG、IAわらは判然としないが、パルプ2の内部は
中空となっている。
中空となっている。
またパルプ2はネオプレンゴムのような材質で構成され
、更にパルプ2が押しつぶされ、もとの形に戻った時、
その中に真空が形成されるに十分な厚さと弾力性ヲ有し
ている。
、更にパルプ2が押しつぶされ、もとの形に戻った時、
その中に真空が形成されるに十分な厚さと弾力性ヲ有し
ている。
基材10もまたネオプレンゴムのようなもので構成され
、この基材10には、コネクタ4を取り巻く如く、突出
し部12が設けられている。
、この基材10には、コネクタ4を取り巻く如く、突出
し部12が設けられている。
この突出し部12は、補強的効果を有する。
FIG、IBばFIG、Iの立面図を表わしたものであ
る。
る。
コネクタ4の端末は、心電計等のり−ト犠のつ1みがは
め込1れるように円孤状に形成される。
め込1れるように円孤状に形成される。
FIG、ICは、FIG、Iに示すCCにおける断面図
である。
である。
パルプ2は中空で、その開口部にヘリ14を有し、この
ヘリ14は基材10の上端部15に設けられた溝14′
にはめ込1れ、気密性を形成する。
ヘリ14は基材10の上端部15に設けられた溝14′
にはめ込1れ、気密性を形成する。
ヘリ14と溝14′は環状であることが望ましいが、特
にこの形状に限定するものではない。
にこの形状に限定するものではない。
FIG、2は基材10を上から見た図で、溝14′が示
される。
される。
パルプ2のヘリ14の内径は、溝14′の上端部15の
外径より小さいので、パルプ2を基材10に取付けるに
は、ヘリ14は引き伸ばされ、その結果、密閉性が得ら
れる。
外径より小さいので、パルプ2を基材10に取付けるに
は、ヘリ14は引き伸ばされ、その結果、密閉性が得ら
れる。
FIG、ICに示す如く、基材10には軸方向に沿って
貫通孔16が設けられる。
貫通孔16が設けられる。
すなわち、この貫通孔16は基材10の底面20に設け
られた空胴18と、基材10の上面22との間を貫通し
ている。
られた空胴18と、基材10の上面22との間を貫通し
ている。
金属のカップ24は、このカップのヘリ26が空胴18
から外へ突出さないように空胴18の奥く深く組み込1
れる。
から外へ突出さないように空胴18の奥く深く組み込1
れる。
従って吸着電極の縁は基材10の柔らかい弾力性の材質
で形成される。
で形成される。
金属カップ24に設けられた穴30は貫通孔16と一致
するように配置される。
するように配置される。
基材10の中に配置されたコネクタ4の端末は、金属カ
ップ24の頂点部に固着され、このコネクタ4の端末に
は穴32が設けられており、この穴32は、前記した金
属製のカップ24の穴30及び貫通孔16と一致するよ
うに配置される。
ップ24の頂点部に固着され、このコネクタ4の端末に
は穴32が設けられており、この穴32は、前記した金
属製のカップ24の穴30及び貫通孔16と一致するよ
うに配置される。
すなわち貫通孔16と穴30及び穴32とで、パルプ2
と空胴18とは、通気している。
と空胴18とは、通気している。
なお、パルプ2の底部にあるヘリ14の形態及び基材1
0の上端部にある溝14′の形態は前述に限定するもの
ではないことは明らかである。
0の上端部にある溝14′の形態は前述に限定するもの
ではないことは明らかである。
すなわち、吸着電極を使用する実用的時間内でバルブ2
内で生じた局部的真空状態を維持するのに十分な気密性
が得られるような形態であれば他の形態のものでよい。
内で生じた局部的真空状態を維持するのに十分な気密性
が得られるような形態であれば他の形態のものでよい。
しかしどのような形態であれ、へり14と溝14′とに
よりパルプ2が容易に洗浄できるように基材10からた
やすく取り外しができるように構成される必要がある。
よりパルプ2が容易に洗浄できるように基材10からた
やすく取り外しができるように構成される必要がある。
このように構成された本考案に係る吸着電極によれば、
パルプ2を押しつぶした後、FIG、3に示す如く皮膚
Sは、金属のカップ24の中に吸引され、皮膚上に塗ら
れた電解液(図示せず)と金属のカップ24の表面とは
電気的に接続される。
パルプ2を押しつぶした後、FIG、3に示す如く皮膚
Sは、金属のカップ24の中に吸引され、皮膚上に塗ら
れた電解液(図示せず)と金属のカップ24の表面とは
電気的に接続される。
この時柔らかい弾力性に富んだ縁28が、毛と毛の間の
スペースを塞ぎ、又は体表面と密着することにより空気
の空胴18への流入を防ぎ、真空度を保つことができる
。
スペースを塞ぎ、又は体表面と密着することにより空気
の空胴18への流入を防ぎ、真空度を保つことができる
。
また電解液や患者の汗により汚れた使用後の吸着電極は
、パルプ2と基材10とが容易に取り外しできるため、
たやすく洗浄できる効果がある。
、パルプ2と基材10とが容易に取り外しできるため、
たやすく洗浄できる効果がある。
このように本考案によれば従来の吸着電極では、吸着力
を得ることができなかった、体表面の凹凸ある部分、又
は毛の多量に生えている部分においても吸着力を得るこ
とができ、その効果は極めて犬なるものである。
を得ることができなかった、体表面の凹凸ある部分、又
は毛の多量に生えている部分においても吸着力を得るこ
とができ、その効果は極めて犬なるものである。
【図面の簡単な説明】
F IG 、 1は本考案に係る吸着電極の平面図、F
IG、IAはF’IG、1の側面図、F I G、 I
BばFIG、1の正面図、FIG 、icばFIG、
1の断面図、FIG、2は基材の平面図、FIG、3は
患者の体に吸着電極を取付けたところを示す断面図であ
る。 2・・・・・・パルプ、4・・・・・・コネクタ、6・
・・・・・半円球部分、8・・・・・・円錐形部分、1
0・・・・・・基材、12・・・・・・突出し部、14
・・・・・・ヘリ、14′・・・・・・溝、15・・・
・・・上端部、16・・・・・・貫通孔、18・・・・
・・空胴、20・・・・・・底面、24・・・・・・カ
ップ、26・・・・・・カップ24のヘリ、28・・・
・・・縁、30,32・・・・・・穴。
IG、IAはF’IG、1の側面図、F I G、 I
BばFIG、1の正面図、FIG 、icばFIG、
1の断面図、FIG、2は基材の平面図、FIG、3は
患者の体に吸着電極を取付けたところを示す断面図であ
る。 2・・・・・・パルプ、4・・・・・・コネクタ、6・
・・・・・半円球部分、8・・・・・・円錐形部分、1
0・・・・・・基材、12・・・・・・突出し部、14
・・・・・・ヘリ、14′・・・・・・溝、15・・・
・・・上端部、16・・・・・・貫通孔、18・・・・
・・空胴、20・・・・・・底面、24・・・・・・カ
ップ、26・・・・・・カップ24のヘリ、28・・・
・・・縁、30,32・・・・・・穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 椀形の形状を有しその一部に穴を設けた金属製のカップ
と、前記カップのへりより前面にせり出るように設けら
れ柔かい材質で構成された縁と、中空のパルプと、前記
カップを保持しかつ前記パルプを装着し更に該パルプの
内部と前記カップの穴とを相互に通気する貫通孔を有し
た基材と、前記カップと電気的に接続されたコネクタと
を備えた吸着電極において、 前記中空のパルプは環状の開口部を有し、前記基材は柔
軟な材料によシ形成され両端に夫夫前記カップを保持す
る第1の面と前記パルプにより覆われる第2の面とを有
する柱状の基材であり、 前記第1の面を前記カップが充分内部に入り込む凹状の
面に形成することにより前記第1の面の周縁部が前記柔
軟な材料で構成された縁となるようにし、 前記基材の前記第2の面側の端部の周囲に溝を形成し該
溝に前記中空のパルプの前記環状の開口部をはめ込むこ
とにより前記中空のパルプを前記基材に気密性を有し着
脱可能に装着する ことを特徴とする吸着電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980085938U JPS5931216Y2 (ja) | 1979-06-27 | 1980-06-19 | 吸着電極 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US52378 | 1979-06-27 | ||
JP1980085938U JPS5931216Y2 (ja) | 1979-06-27 | 1980-06-19 | 吸着電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS566405U JPS566405U (ja) | 1981-01-20 |
JPS5931216Y2 true JPS5931216Y2 (ja) | 1984-09-05 |
Family
ID=33107639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980085938U Expired JPS5931216Y2 (ja) | 1979-06-27 | 1980-06-19 | 吸着電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931216Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6082406U (ja) * | 1983-11-14 | 1985-06-07 | 上田 美枝 | 長着 |
JPS6270112U (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-02 | ||
JPS63145810U (ja) * | 1987-03-16 | 1988-09-27 | ||
JPS6433512U (ja) * | 1987-08-19 | 1989-03-01 | ||
JP6641091B2 (ja) * | 2015-03-04 | 2020-02-05 | 株式会社メッツ | 生体電極 |
-
1980
- 1980-06-19 JP JP1980085938U patent/JPS5931216Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS566405U (ja) | 1981-01-20 |