JP2594148Y2 - クラッチ構造 - Google Patents
クラッチ構造Info
- Publication number
- JP2594148Y2 JP2594148Y2 JP1993000292U JP29293U JP2594148Y2 JP 2594148 Y2 JP2594148 Y2 JP 2594148Y2 JP 1993000292 U JP1993000292 U JP 1993000292U JP 29293 U JP29293 U JP 29293U JP 2594148 Y2 JP2594148 Y2 JP 2594148Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- input shaft
- driven
- bearing
- movable spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クラッチ構造に関し、
特に、簡単な付勢ばねを用いて入力軸と出力軸の接離を
行うための新規な改良に関する。
特に、簡単な付勢ばねを用いて入力軸と出力軸の接離を
行うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のクラッチ
構造としては、一般に、クラッチの圧接力は、電磁クラ
ッチ等の外力又は遠心力によって得ていた。
構造としては、一般に、クラッチの圧接力は、電磁クラ
ッチ等の外力又は遠心力によって得ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のクラッチ構造
は、以上のように構成されていたため、機械的に構造が
複雑となり、電気的又は機械的構造が必要となってい
た。従って、形状自体も大型となると共に、コスト上も
低価格のものを提供することが不可能であった。
は、以上のように構成されていたため、機械的に構造が
複雑となり、電気的又は機械的構造が必要となってい
た。従って、形状自体も大型となると共に、コスト上も
低価格のものを提供することが不可能であった。
【0004】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、簡単な付勢ばねを用いて入
力軸と出力軸の接離を行うようにしたクラッチ構造を提
供することを目的とする。
めになされたもので、特に、簡単な付勢ばねを用いて入
力軸と出力軸の接離を行うようにしたクラッチ構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によるクラッチ構
造は、ケーシング内に第1軸受を介して回転自在に設け
られ出力軸を有する回転体と、前記ケーシング内に第2
軸受を介して回転自在に設けられた従動回転体と、前記
従動回転体内に第3軸受を介して回転及び押入自在に設
けられた入力軸と、前記入力軸に設けられ前記回転体及
び従動回転体に圧接自在な可動ばねと、前記可動ばねに
設けられた可動片と、前記入力軸と前記回転体との間に
設けられ前記入力軸を常に一方向に付勢するための付勢
ばねとを備え、前記入力軸と前記回転体とは、前記可動
ばねを介して常時一体回転できると共に、前記入力軸を
押入した場合は、前記可動ばねの可動片が反転して前記
回転体から前記従動回転体に圧接して前記可動ばねと回
転体との一体回転が解除され、前記入力軸の回転は前記
従動回転体のみに伝達される構成である。
造は、ケーシング内に第1軸受を介して回転自在に設け
られ出力軸を有する回転体と、前記ケーシング内に第2
軸受を介して回転自在に設けられた従動回転体と、前記
従動回転体内に第3軸受を介して回転及び押入自在に設
けられた入力軸と、前記入力軸に設けられ前記回転体及
び従動回転体に圧接自在な可動ばねと、前記可動ばねに
設けられた可動片と、前記入力軸と前記回転体との間に
設けられ前記入力軸を常に一方向に付勢するための付勢
ばねとを備え、前記入力軸と前記回転体とは、前記可動
ばねを介して常時一体回転できると共に、前記入力軸を
押入した場合は、前記可動ばねの可動片が反転して前記
回転体から前記従動回転体に圧接して前記可動ばねと回
転体との一体回転が解除され、前記入力軸の回転は前記
従動回転体のみに伝達される構成である。
【0006】
【作用】本考案によるクラッチ構造においては、入力軸
を押入しないで付勢ばねによって付勢された状態では、
入力軸と回転体とは可動ばねを介して一体回転し、次
に、入力軸を押入すると、可動ばねの可動片が反転して
回転体から従動回転体に圧接するため、入力軸の回転は
回転体及び出力軸には伝達されず、従動回転体のみが回
転し、出力軸への回転の伝達はオフ状態となる。再び、
入力軸の押入を解除すると回転体及び出力軸の回転と入
力軸の回転は一体となる。
を押入しないで付勢ばねによって付勢された状態では、
入力軸と回転体とは可動ばねを介して一体回転し、次
に、入力軸を押入すると、可動ばねの可動片が反転して
回転体から従動回転体に圧接するため、入力軸の回転は
回転体及び出力軸には伝達されず、従動回転体のみが回
転し、出力軸への回転の伝達はオフ状態となる。再び、
入力軸の押入を解除すると回転体及び出力軸の回転と入
力軸の回転は一体となる。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本考案によるクラッチ構造
の好適な実施例について詳細に説明する。図1から図3
迄は本考案によるクラッチ構造を示すものである。図に
おいて符号1で示されるものはカップ状をなすケーシン
グであり、このケーシング1内には第1軸受2を介して
出力軸3aを有する回転体3が回転自在に設けられてい
る。
の好適な実施例について詳細に説明する。図1から図3
迄は本考案によるクラッチ構造を示すものである。図に
おいて符号1で示されるものはカップ状をなすケーシン
グであり、このケーシング1内には第1軸受2を介して
出力軸3aを有する回転体3が回転自在に設けられてい
る。
【0008】前記出力軸3aはケーシング1の貫通孔1
aから外方に突出していると共に、この回転体3の軸心
には保持孔3bが形成されている。前記ケーシング1内
における前記回転体3の隣接位置には、第2軸受4を介
してほぼカップ型をなす従動回転体5が回転自在に設け
られ、この従動回転体5内には第3軸受6を介して入力
軸7が回転自在に設けられている。
aから外方に突出していると共に、この回転体3の軸心
には保持孔3bが形成されている。前記ケーシング1内
における前記回転体3の隣接位置には、第2軸受4を介
してほぼカップ型をなす従動回転体5が回転自在に設け
られ、この従動回転体5内には第3軸受6を介して入力
軸7が回転自在に設けられている。
【0009】前記入力軸7の先端部7aは、前記保持孔
3bに回転自在に挿入されていると共に、この入力軸7
に設けられたワッシャ7bと回転体3の内壁部3c間に
はコイルばねからなる付勢ばね8が介装され、この付勢
ばね8によって入力軸7は常に矢印Bの方向に付勢され
ている。
3bに回転自在に挿入されていると共に、この入力軸7
に設けられたワッシャ7bと回転体3の内壁部3c間に
はコイルばねからなる付勢ばね8が介装され、この付勢
ばね8によって入力軸7は常に矢印Bの方向に付勢され
ている。
【0010】前記入力軸7の中央位置に形成された溝7
cには、図2で示すように可動ばね9が設けられ、この
可動ばね9の一対の切り起こされた形状の固定片9aが
前記溝7c内に嵌合固定されている。前記可動ばね9の
一対の可動片9bは、前記回転体3の端面3dに圧接さ
れている。
cには、図2で示すように可動ばね9が設けられ、この
可動ばね9の一対の切り起こされた形状の固定片9aが
前記溝7c内に嵌合固定されている。前記可動ばね9の
一対の可動片9bは、前記回転体3の端面3dに圧接さ
れている。
【0011】次に、前述の構成において、図1の状態で
入力軸7を回転させると、入力軸7の回転は可動ばね9
を介して回転体3に伝達され、出力軸3aを一体回転す
ることができる。
入力軸7を回転させると、入力軸7の回転は可動ばね9
を介して回転体3に伝達され、出力軸3aを一体回転す
ることができる。
【0012】また、図1の状態で入力軸7を押入する
と、可動ばね9が図3で示すように、各可動片9bが実
線から一点鎖線で示すように反転するため、各可動片9
bは回転体3から従動回転体5の端面5aに圧接するた
め、入力軸7の回転は回転体3に伝達されず、従動回転
体5に伝達されることになり、クラッチはオフとなる。
と、可動ばね9が図3で示すように、各可動片9bが実
線から一点鎖線で示すように反転するため、各可動片9
bは回転体3から従動回転体5の端面5aに圧接するた
め、入力軸7の回転は回転体3に伝達されず、従動回転
体5に伝達されることになり、クラッチはオフとなる。
【0013】次に、この入力軸7の押入を解除すること
により、可動ばね9の各可動片9bは再び元の図1に示
す状態となり、クラッチオンとなる。
により、可動ばね9の各可動片9bは再び元の図1に示
す状態となり、クラッチオンとなる。
【0014】
【考案の効果】本考案によるクラッチ構造は、以上のよ
うに構成されているため、1個の可動ばねを介して入力
軸と出力軸のオン・オフを行うことができ、電気的手段
を用いることなく、簡単で信頼性の高い構成を安価に得
ることができる。
うに構成されているため、1個の可動ばねを介して入力
軸と出力軸のオン・オフを行うことができ、電気的手段
を用いることなく、簡単で信頼性の高い構成を安価に得
ることができる。
【図1】本考案によるクラッチ構造を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】図1の可動ばねを示す拡大構成図である。
1 ケーシング 2 第1軸受 3 回転体 3a 出力軸 4 第2軸受 5 従動回転体 6 第3軸受 7 入力軸 8 付勢ばね 9 可動ばね 9b 可動片
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング(1)内に第1軸受(2)を介して
回転自在に設けられ出力軸(3a)を有する回転体(3)と、
前記ケーシング(1)内に第2軸受(4)を介して回転自在に
設けられた従動回転体(5)と、前記従動回転体(5)内に第
3軸受(6)を介して回転及び押入自在に設けられた入力
軸(7)と、前記入力軸(7)に設けられ前記回転体(3)及び
従動回転体(5)に圧接自在な可動ばね(9)と、前記可動ば
ね(9)に設けられた可動片(9b)と、前記入力軸(7)と前記
回転体(3)との間に設けられ前記入力軸(3)を常に一方向
に付勢するための付勢ばね(8)とを備え、前記入力軸(7)
と前記回転体(3)とは、前記可動ばね(9)を介して常時一
体回転できると共に、前記入力軸(7)を押入した場合
は、前記可動ばね(9)の可動片(9b)が反転して前記回転
体(3)から前記従動回転体(5)に圧接して前記可動ばね
(9)と回転体(3)との一体回転が解除され、前記入力軸
(7)の回転は前記従動回転体(5)のみに伝達される構成と
したことを特徴とするクラッチ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993000292U JP2594148Y2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | クラッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993000292U JP2594148Y2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | クラッチ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654923U JPH0654923U (ja) | 1994-07-26 |
JP2594148Y2 true JP2594148Y2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=11469835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993000292U Expired - Lifetime JP2594148Y2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | クラッチ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594148Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP1993000292U patent/JP2594148Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654923U (ja) | 1994-07-26 |
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