JP2594006Y2 - ルーフドレン - Google Patents
ルーフドレンInfo
- Publication number
- JP2594006Y2 JP2594006Y2 JP1993059184U JP5918493U JP2594006Y2 JP 2594006 Y2 JP2594006 Y2 JP 2594006Y2 JP 1993059184 U JP1993059184 U JP 1993059184U JP 5918493 U JP5918493 U JP 5918493U JP 2594006 Y2 JP2594006 Y2 JP 2594006Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- mortar
- shaped
- outer peripheral
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の屋上またはベラ
ンダなどの雨水を排水するために設けられるル−フドレ
ンに関するものである。
ンダなどの雨水を排水するために設けられるル−フドレ
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ル−フドレンは耐蝕性の良好な鋳
鉄で成型された製品が広く使用されて来たが、近時、耐
蝕性、美粧性があり、かつ軽量で取扱いの容易さなどよ
り、ステンレス鋼板を打抜き成型して組立てた製品が普
及され使用されるようになってきた。そして、ステンレ
ス鋼板を打抜き成型してなるル−フドレンに関しては、
多くの提案がなされており、本願出願人も実願昭57−
88809、実願昭58−25004、実願昭58−4
0735、実願昭58−43400、実願平1−363
45などで提案してきた。
鉄で成型された製品が広く使用されて来たが、近時、耐
蝕性、美粧性があり、かつ軽量で取扱いの容易さなどよ
り、ステンレス鋼板を打抜き成型して組立てた製品が普
及され使用されるようになってきた。そして、ステンレ
ス鋼板を打抜き成型してなるル−フドレンに関しては、
多くの提案がなされており、本願出願人も実願昭57−
88809、実願昭58−25004、実願昭58−4
0735、実願昭58−43400、実願平1−363
45などで提案してきた。
【0003】ところで、建物の屋上やベランダのスラブ
の上には防水施工がなされるが、この防水施工には種々
の方法がとられており、直接防水モルタルで仕上げる方
法、防水塗料で防水塗膜を形成させる方法と、アスファ
ルトシートなどの防水シートをアスファルトや防水塗料
を用いてスラブ表面に被覆したのち、モルタルやアスフ
ァルトなどで表面仕上げする方法がある。従って、ル−
フドレンは防水シートを使用する場合、ル−フドレンの
本体とスラブ間をシールするため防水シートが本体傾斜
部まで被覆されるので、環状のシート押えにより防水シ
ートを本体に圧着するよう構成される。また、防水モル
タル、防水塗料使用のときはシート押えは不要となる。
何れの場合もモルタルまたは防水モルタルなどがル−フ
ドレン本体の一部まで覆うように施工されるので、モル
タルなどが内部まで流入しないように本体或いはシート
押えにモルタル押えが隆設される。
の上には防水施工がなされるが、この防水施工には種々
の方法がとられており、直接防水モルタルで仕上げる方
法、防水塗料で防水塗膜を形成させる方法と、アスファ
ルトシートなどの防水シートをアスファルトや防水塗料
を用いてスラブ表面に被覆したのち、モルタルやアスフ
ァルトなどで表面仕上げする方法がある。従って、ル−
フドレンは防水シートを使用する場合、ル−フドレンの
本体とスラブ間をシールするため防水シートが本体傾斜
部まで被覆されるので、環状のシート押えにより防水シ
ートを本体に圧着するよう構成される。また、防水モル
タル、防水塗料使用のときはシート押えは不要となる。
何れの場合もモルタルまたは防水モルタルなどがル−フ
ドレン本体の一部まで覆うように施工されるので、モル
タルなどが内部まで流入しないように本体或いはシート
押えにモルタル押えが隆設される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ステンレス鋼板を打抜
き成型してなるル−フドレンも、それぞれ使用目的に適
合した製品が製作され提供されているが、組立部品が多
くなるので各部品を共通使用できるよう多くの提案がな
されているが、組立てに手間がかゝり、必ずしもコスト
低減にはならなかった。本考案は、出来る限り部品の数
を少なくして熔接などの手間を省略し、コストを低減で
きるステンレス鋼板製のル−フドレンを提供するを目的
とするものである。
き成型してなるル−フドレンも、それぞれ使用目的に適
合した製品が製作され提供されているが、組立部品が多
くなるので各部品を共通使用できるよう多くの提案がな
されているが、組立てに手間がかゝり、必ずしもコスト
低減にはならなかった。本考案は、出来る限り部品の数
を少なくして熔接などの手間を省略し、コストを低減で
きるステンレス鋼板製のル−フドレンを提供するを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、従来モルタル
押えは別に打抜き成型し、ル−フドレンの本体またはシ
ート押えに熔接するなどしてきたが、モルタル押えを本
体またはシート押えの打抜き成型品時に一体成型するこ
とを検討した結果、本体またはシート押えを従来より大
きく打抜いたのち外周縁となる位置において表面側に折
り曲げその内縁を間隔をおいて切り込みを設け、切り込
みと切り込みによって形成される片を上方に折り曲げモ
ルタル押えを形成させることにより目的を達成せるもの
である。
押えは別に打抜き成型し、ル−フドレンの本体またはシ
ート押えに熔接するなどしてきたが、モルタル押えを本
体またはシート押えの打抜き成型品時に一体成型するこ
とを検討した結果、本体またはシート押えを従来より大
きく打抜いたのち外周縁となる位置において表面側に折
り曲げその内縁を間隔をおいて切り込みを設け、切り込
みと切り込みによって形成される片を上方に折り曲げモ
ルタル押えを形成させることにより目的を達成せるもの
である。
【0006】なお、ステンレス鋼板を円形に打抜くに際
し、円形の周縁部に歯車状の切り込みを同時に打抜き形
成せしめたのち、折り曲げ成型するとよく、この場合折
り曲げられる外周縁に切り込みの先端が近づく程容易と
なるが、出来る限り離れて設けることが望ましい。
し、円形の周縁部に歯車状の切り込みを同時に打抜き形
成せしめたのち、折り曲げ成型するとよく、この場合折
り曲げられる外周縁に切り込みの先端が近づく程容易と
なるが、出来る限り離れて設けることが望ましい。
【0007】
【作用】本体またはシート押えの外周縁に沿って表面側
内方に折り曲げられ形成される環状部は、本体またはシ
ート押えの外周縁部の折り曲げ強度は増加し、本体また
はシート押えの変形を防止する作用を有する。
内方に折り曲げられ形成される環状部は、本体またはシ
ート押えの外周縁部の折り曲げ強度は増加し、本体また
はシート押えの変形を防止する作用を有する。
【0008】
【実施例】本考案を、図面に示す実施例に従って説明す
る。
る。
【実施例1】図1、2に示す実施例は屋根やベランダな
どのスラブ(15)の表面に直接防水モルタル(16)または防
水塗料で防水層を形成する場合に用いられるル−フドレ
ンで本体(1)とストレーナ(3)により構成される。
どのスラブ(15)の表面に直接防水モルタル(16)または防
水塗料で防水層を形成する場合に用いられるル−フドレ
ンで本体(1)とストレーナ(3)により構成される。
【0009】ステンレス鋼板を打抜き成型される本体
(1)は、外周縁(7)に沿って浅い皿状の傾斜部(8)が形成
され、中央開口部に排水管(10)に接続するパイプ状の連
結部(9)を有する漏斗状の形状をなし、成型に当り円盤
状に打抜くに際し予め周縁に間隔をおいて歯車状に切り
込み(4)、(4)…を入れておき、本体(1)の外周縁(7)にお
いて表面側の内方に折り曲げたのち、切り込み(4)、(4)
…により形成された片(6)、(6)…の先端部を上方に折り
曲げモルタル押え(5)、(5)…を一体成型せるものであ
る。
(1)は、外周縁(7)に沿って浅い皿状の傾斜部(8)が形成
され、中央開口部に排水管(10)に接続するパイプ状の連
結部(9)を有する漏斗状の形状をなし、成型に当り円盤
状に打抜くに際し予め周縁に間隔をおいて歯車状に切り
込み(4)、(4)…を入れておき、本体(1)の外周縁(7)にお
いて表面側の内方に折り曲げたのち、切り込み(4)、(4)
…により形成された片(6)、(6)…の先端部を上方に折り
曲げモルタル押え(5)、(5)…を一体成型せるものであ
る。
【0010】なお、キャップ状をなし周囲に透孔を設け
たストレーナ(3)は、本体(1)の傾斜部(8)のモルタル押
え(5)、(5)…の内側に熔接により隆設したボルト(11)と
ナット(12)により本体(1)に取付けられる。このとき使
用するボルト(11)は棒状の埋込みボルトまたは端部に頭
部を形成したボルトを使用するとよい。
たストレーナ(3)は、本体(1)の傾斜部(8)のモルタル押
え(5)、(5)…の内側に熔接により隆設したボルト(11)と
ナット(12)により本体(1)に取付けられる。このとき使
用するボルト(11)は棒状の埋込みボルトまたは端部に頭
部を形成したボルトを使用するとよい。
【0011】
【実施例2】図3、4に示す実施例は、屋根やベランダ
等のスラブ(15)の表面にアスファルトシートその他防水
シート(17)をアスファルトなどで密着させるよう被覆
し、モルタル(18)などで、表面仕上げをする場合に使用
されるル−フドレンで、実施例1同様の漏斗状をなす本
体(1)とストレーナ(3)の外に、防水シート(17)を本体
(1)の傾斜部(8)に圧着、固定するために環状の形成され
たシート押え(2)が使用される。
等のスラブ(15)の表面にアスファルトシートその他防水
シート(17)をアスファルトなどで密着させるよう被覆
し、モルタル(18)などで、表面仕上げをする場合に使用
されるル−フドレンで、実施例1同様の漏斗状をなす本
体(1)とストレーナ(3)の外に、防水シート(17)を本体
(1)の傾斜部(8)に圧着、固定するために環状の形成され
たシート押え(2)が使用される。
【0012】このシート押え(2)において、実施例1に
おいて本体(1)に形成したモルタル押え(5)と同様に、シ
ート押え(2)の外周縁(7)より表面側の内方に折り曲げる
と共に、形成される内縁に間隔をおいて切り込み(4)、
(4)…を設けることにより形成された片(6)、(6)…を上
方に折り曲げモルタル押え(8)、(8)…を一体成型したも
のである。なお、シート押え(2)はモルタル押え(8)の内
側において本体(1)に隆設したボルト(13)が挿通される
ボルト挿通孔(19)が設けられるが、挿通孔(19)(19)間に
中央の開口部の外に透水孔(20)を設けるとよい。ストレ
ーナ(3)は、実施例1のル−フドレンと共用できるよう
にモルタル押え(5)の形成位置、ストレーナ(3)取付ボル
ト(11)の位置などを統一しておくとよい。
おいて本体(1)に形成したモルタル押え(5)と同様に、シ
ート押え(2)の外周縁(7)より表面側の内方に折り曲げる
と共に、形成される内縁に間隔をおいて切り込み(4)、
(4)…を設けることにより形成された片(6)、(6)…を上
方に折り曲げモルタル押え(8)、(8)…を一体成型したも
のである。なお、シート押え(2)はモルタル押え(8)の内
側において本体(1)に隆設したボルト(13)が挿通される
ボルト挿通孔(19)が設けられるが、挿通孔(19)(19)間に
中央の開口部の外に透水孔(20)を設けるとよい。ストレ
ーナ(3)は、実施例1のル−フドレンと共用できるよう
にモルタル押え(5)の形成位置、ストレーナ(3)取付ボル
ト(11)の位置などを統一しておくとよい。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上述べた如く、モルタル押え
は本体またはシート押えの成型時に一体成型されるの
で、別にモルタル押えを打抜き成型しておき、所定の位
置に熔接するなどの手間が省略され、コスト減が期待さ
れる。また、本体またはシート押えの外周縁に沿ってモ
ルタル押え形成部までの間に環状帯が形成されるので、
周縁部が補強され変形する恐れもなくなるなどの効果を
有し、本体またはシート押えに形成されるモルタル押え
の位置などを統一することにより、ストレーナが共用で
きるようになるなど有用である。
は本体またはシート押えの成型時に一体成型されるの
で、別にモルタル押えを打抜き成型しておき、所定の位
置に熔接するなどの手間が省略され、コスト減が期待さ
れる。また、本体またはシート押えの外周縁に沿ってモ
ルタル押え形成部までの間に環状帯が形成されるので、
周縁部が補強され変形する恐れもなくなるなどの効果を
有し、本体またはシート押えに形成されるモルタル押え
の位置などを統一することにより、ストレーナが共用で
きるようになるなど有用である。
【図1】本体とストレーナよりなるル−フドレンの分解
斜視図。
斜視図。
【図2】図1の実施状況を示す断面図。
【図3】本体、シート押えとストレーナよりなるル−フ
ドレンの分解斜視図。
ドレンの分解斜視図。
【図4】図3の実施状況を示す断面図。
1 本体 2 シート押え 3 ストレ−ナ 4 切り込み 5 モルタル押え 6 片 7 外周縁 8 傾斜部 9 連結部
Claims (2)
- 【請求項1】 ステンレス鋼板をプレス成型してなり外
周縁(7)に沿って浅い皿状の傾斜部(8)を有し中央開口部
に排水管(10)が接続する連結部(9)を有する漏斗状の本
体(1)と、周囲に透孔を有するキャップ状のストレーナ
(3)とよりなるルーフドレンにおいて、該本体(1)の外周
縁(7)より傾斜部(8)表面側に折り曲げると共に折り曲げ
られた内縁に間隔をおいて設けた切り込み(6)、(6)…に
より形成された片(6)、(6)…を上方に折り曲げモルタル
押え(5)、(5)…を形成してなるル−フドレン。 - 【請求項2】 ステンレス鋼板をプレス成型してなり外
周縁(7)に沿って浅い皿状の傾斜部(8)を有し中央開口部
に排水管(10)が接続する連結部(9)を有する漏斗状の本
体(1)と、本体(1)の傾斜部(8)に被着する環状のシート
押え(2)と、周囲に透孔を有するキャップ状のストレー
ナ(3)とよりなるル−フドレンにおいて、該シート押え
(2)の外周縁(7)より表面側に折り曲げると共に折り曲げ
られた内縁に間隔をおいて設けた切り込み(6)、(6)…に
より形成された片(6)、(6)…を上方に折り曲げたモルタ
ル押え(5)、(5)…を形成してなるル−フドレン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993059184U JP2594006Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | ルーフドレン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993059184U JP2594006Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | ルーフドレン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723127U JPH0723127U (ja) | 1995-04-25 |
JP2594006Y2 true JP2594006Y2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=13106074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993059184U Expired - Fee Related JP2594006Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | ルーフドレン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594006Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP1993059184U patent/JP2594006Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0723127U (ja) | 1995-04-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |