JP2593878B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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Description

【発明の詳細な説明】 (A) 産業上の利用分野 本発明は、赤外域が分光増感されたハロゲン化銀写真
感光材料に関するものである。
(B) 従来技術及びその問題点 近年の迅速な情報伝達システムの発達に伴って、ハロ
ゲン化銀写真感光材料は、益々高感度が要求されるよう
になっている。例えば、電子計算機からアウトプットさ
れた情報を直ちに文字または図形として陰極線管により
表示する高速度写真植字システム、新聞原稿を遠隔地へ
速やかに送るためのプレスファクシミリシステムなどで
ある。
このような用途のハロゲン化銀写真感光材料に要求さ
れる特性としては、陰極線管(CRT)、ヘリウム−ネオ
ンガス等のレーザー、発光ダイオード(LED)などの光
源で10-4秒以下の、いわゆる高照度短時間露出(閃光露
光という)に対して高感度であり、さらに高コントラス
ト、高解像力などの特性が必要とされる。
ヘリウム−ネオン、アルゴンなどのレーザー光源をス
キャナ方式の光源として用いる方法は、高出力が得られ
るが装置が大型で高価であること、消費電力効率が低い
等の欠点がある。これに対して半導体レーザーは、小型
で安価、変調が容易、長寿命である等の利点を有してい
る。半導体レーザーには、Ga/As/P;Ga/Al/As;Ga/As;In/
P;In/Asなどの系の半導体が用いられ、このレーザー光
の波長は一般に700nmより長波で、とくに750nmより長波
のものが多い。
このため明るいセーフライトが使用できるので、取扱
い作業性が良くなるという利点も有している。しかしな
がら、赤外光用の感光材料は、一般に感度が充分に高く
ない、保存性が悪い等の問題を有しており、これまで種
々の提案がされてきた。例えば、分光増感色素の他に第
二のある種の特異的に選択された有機化合物を加えるこ
とにより分光感度が著しく上昇する、いわゆる強色増感
効果と呼ばれる技術の提案があり、例えば米国特許第2,
785,058号、同第3,695,888号等に記載のトリアジン誘導
体、米国特許第3,457,078号に記載の電気陰性基を有す
るメルカプト化合物、特開昭51−81613号に記載のペン
ゾトリアゾール誘導体、特開昭59−191032号に記載の四
級塩、その他特開昭61−69063号、同昭61−27884号、等
々を参考にすることができる。しかし、これらの強色増
感技術は、増感が十分でない、カブリが増加する、保存
性を悪くする、等の不満足な結果を与えるものが多いの
が実情である。
本発明者等は、このような問題のない半導体レーザー
光用のハロゲン化銀写真感光材料を鋭意研究した結果、
ある種の化合物がこの目的に極めて有効であることを見
出した。
(C) 発明の目的 本発明の目的は、700nm、とくに750nm以上の半導体レ
ーザーの如き赤外域の感度が高められたハロゲン化銀写
真感光材料を提供することである。
本発明の別の目的は、カブリに問題がなく、保存安定
性が高められたハロゲン化銀写真感光材料を提供するこ
とである。
(D) 発明の構成 本発明の上記目的は、支持体上に700nmより長波長域
に極大分光感度を有する増感色素を含有したハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料に於いて、
該乳剤層に、カルボキシル基を有する平均分子量2万以
下の水溶性高分子を含有することを特徴とするハロゲン
化銀写真感光材料によって達成された。
以下さらに本発明を詳しく説明する。
本発明に用いられる高分子の特徴は、カルボキシル基
(その塩あるいは酸無水物を含む)を含み、低分子量す
なわち数平均分子量が20,000以下の水溶性ポリマーであ
ることである。
このような水溶性ポリマーは、モノマー単位としての
カルボキシル基を含むオレフィン系不飽和化合物、例え
ばアクリル酸、メタクリル酸、ソルビン酸、マレイン
酸、フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸などの単独
重合体、あるいはモノマー単位としてのカルボキシル基
を含むオレフィン系不飽和化合物及びそれと共重合可能
なビニル系モノマーとの共重合体であることができる。
本発明に用いられる共重合体を得るためのビニル系モ
ノマーとしては、スチレン、あるいはメチル、エチル等
のアルキル置換スチレン、メトキシ、エトキシ等のアル
コキシ置換スチレン、クロル等のハロゲン置換スチレン
などのスチレン誘導体、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレンなどのエチレン不飽和モノオレフィン
類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニルなどのハ
ロゲン化ビニル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
ベンゾエ酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエステル
類、メチル、エチル、プロピル、イソブチル、n−ブチ
ル、n−オクチル、2−エチルヘキシル等のアクリル酸
またはメタクリル酸のアルキルエステル類、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのア
クリル酸またはメタクリル酸の誘導体、ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエー
テルなどのビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビ
ニルヘキシルケトン、メチルイソプロニルケトンなどの
ビニル類、N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾー
ル、N−ビニルピロリドンなどのN−ビニル化合物、ビ
ニルナフタレン類などを挙げることができ、カルボキシ
ル基を含むオレフィン系不飽和化合物の異種のものを共
重合体成分とするものであってもよい。
共重合体に占めるカルボキシル基を含むオレフィン系
不飽和化合物は、約10重量%以上、好ましくは約20重量
%以上である。このカルボキシル基は、ナトリウム、カ
リウム、アンモニウム等の塩になっていてもよく、酸無
水物(例えば無水マレイン酸など)になっていてもよ
い。
本発明に用いられる水溶性高分子は、数平均分子量
(n)が20,000以下のものであり、特に約1,000〜約1
0,000の範囲のものが好ましい。
本発明に用いられる水溶性高分子は、溶液重合などの
公知の製造法によって容易に作ることが出来るし、また
市販品としても入手することが出来る。
以下に具体例を示す。なお、重合比率は重量%で示し
ている。
本発明に用いられる水溶性高分子は、ハロゲン化銀1
モル当り約1〜約150g、好ましくは約2〜約100gの範囲
で添加するのが良い。添加時期は、ハロゲン化銀乳剤の
塗布までの任意の時期であってよい。
本発明に用いられる700nmより長波長領域に極大分光
感度を有する増感色素は、例えば米国特許第2,095,854
号、同第2,095,856号、同第2,955,939号、同第3,482,97
8号、同第3,552,974号、同第3,573,921号、同第3,582,3
44号、同第3,623,881号明細書等に記載されたものであ
ることが出来る。
好ましくは、例えば次の一般式(I)〜(IV)で表わ
される色素が用いられる。
一般式(I)〜(IV)に於て、Z1及びZ2は、各々同一
でも異なっていてもよく、それぞれ5員または6員含窒
素複素環を形成するのに必要な原子群を表わす。R1及び
R2は、各々同一でも異なっていてもよく、それぞれアル
キル基、アルケニル基を表わす。R3は、アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基を表わす。R4〜R10は、各々同
一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基を表わ
す。但し、R6とR7あるいはR8とR9とは互いに連結して5
員又は6員環を形成することもできる。R11及びR12は、
各々同一でも異なっていてもよく、それぞれアルキル
基、アリール基を表わし、R11とR12とは互に連結して5
員又は6員環を形成することもできる。Yは、硫黄原
子、酸素原子、N−R13(R13はアルキル基)を表わ
す。Xは酸アニオンを表わす。l、m、n、p及びqは
それぞれ1又は2を表わす。
Z1及びZ2の具体例としては、チアゾール、ベンゾチア
ゾール、ナフト〔1,2−d〕チアゾール、ナフト〔2,1−
d〕チアゾール、ナフト〔2,3−d〕チアゾール、セレ
ナゾール、ベンゾセレナゾール、ナフト〔2,1−d〕セ
レナゾール、ナフト〔1,2−d〕セレナゾール、オキサ
ゾール、ベンゾオキサゾール、ナフト〔1,2−d〕オキ
サゾール、ナフト〔2,1−d〕オキサゾール、ナフト
〔2,3−d〕オキサゾール、2−キノリン、4−キノリ
ン、3,3−ジアルキルインドレニン、イミダゾール、ベ
ンズイミダゾール、ナフト〔1,2−d〕イミダゾール、
ピリジン等の含窒素複素環を挙げることができる。これ
らの複素環は、アルキル基(例えば、メチル、エチル、
ブチル、トリフルオロメチル等)、アリール基(例え
ば、フェニル、トリル等)、ヒドロキシ基、アルコキシ
基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、カル
ボキシ基、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル等)、ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素、沃素)、アラルキル基
(例えば、ベンジル、フェネチル等)、シアノ基、アル
ケニル基(例えば、アリル等)等の置換基を1または2
以上有してもよい。
R1、R2に於て、アルキル基としてはメチル、エチル、
プロピル、ブチル等の低級アルキル基、β−ヒドロキシ
エチル、γ−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシアルキ
ル基、β−メトキシエチル、γ−メトキシプロピル等の
アルコキシアルキル基、β−アセトキシエチル、γ−ア
セトキシプロピル、β−ベンゾイルオキシエチル等のア
シルオキシアルキル基、カルボキシメチル、β−カルボ
キシエチル等のカルボキシアルキル基、メトキシカルボ
ニルメチル、エトキシカルボニルメチル、β−エトキシ
カルボニルエチル等のアルコキシカルボニルアルキル
基、β−スルホエチル、γ−スルホプロピル、 −スル
ホブチル等のスルホアルキル基、ベンジル、フェネチ
ル、スルホベンジル等のアラルキル基等、アルケニル基
としてはアリル等が挙げられる。
R3としては、上記R1、R2で述べたようなアルキル基、
アルケニル基ならびにフェニル、トリル、メトキシフェ
ニル、クロロフェニル、ナフチル等のアリール基が挙げ
られる。
R4〜R10は、水素原子、ハロゲン原子(例えば塩素、
臭素、沃素、フッ素)、R1、R2で述べたようなアルキル
基、アリール基あるいはR1、R2で述べたようなアルキル
をもつアルコキシ基(すなわちOR1基)であり、R6とR7
あるいはR8とR9とで形成される5員または6員環は、低
級アルキル基等で置換されていてもよい。R11及びR
12は、R1、R2で述べたようなアルキル基、アリール基を
表わし、R11とR12とは互に連結して5員又は6員環を形
成することもできる。R13はR1、R2で述べたようなアル
キル基が挙げられる。
Xの酸アニオンとしては、メチル硫酸、エチル硫酸等
のアルキル硫酸イオン、チオシアン酸イオン、トルエン
スルホン酸イオン、塩素、臭素、沃素等のハロゲンイオ
ン、過塩素酸イオン等であり、色素がベタイン類似構造
をとる場合には存在しない。
本発明に用いられる増感色素の具体例を以下に例示す
る。
本発明に用いられる増感色素の添加量は、ハロゲン化
銀1モル当り1×10-6モル〜1×10-3モル、好ましくは
5×10-6モル〜5×10-4モルの範囲である。
増感色素は、直接に乳剤に分散することもでき、ある
いはメタノール、エタノール、ピリジン、メチルセロソ
ルブ、アセトン、ジメチルホルムアミドなど(またはそ
れらの混合溶媒)の水混和性溶媒に溶解し、ある場合に
は水にて希釈し、またある場合には水の中で溶解し、こ
れらの溶液の形で乳剤へ添加することができる。この色
素溶液に超音波振動を用いることもできるし、米国特許
第3,469,987号、特公昭46−24185に記載の方法でも添加
しうる。さらには米国特許第2,912,345号、同3,342,605
号、同2,996,287号、同3,425,835号などに記載の方法も
用いうる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、公知の種々の方
法によって調製することができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、いわゆるシ
ングルジェット方式あるいはダブルジェット方式といわ
れる混合法のいずれを用いて調製されてもよいが、好ま
しくは後者を用いて調製された単分散乳剤を用いるのが
良い。また、本発明に用いられるハロゲン化銀結晶の晶
癖は、立方体、八面体、十四面体、平板状結晶のいずれ
でもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀のハロゲン組成は、
塩化銀、臭化銀、塩臭化銀あるいはこれらに沃化銀を含
む任意のものであってもよい。
ハロゲン化銀の沈澱もしくは物理熟成中には、ロジウ
ム、イリジウム等の金属を用いることもできる。
これらの乳剤は公知の方法によって化学熟成を施す事
が出来る。即ち米国特許第1,574,944号、同2,278,947
号、同2,410,689号、同3,189,458号、同3,501,313号等
に記載されているイオウ化合物又はイオウ化合物を含む
増感型ゼラチンによりイオウ増感を施す事が出来る。又
米国特許第2,597,856号、同2,597,915号、同2,399,083
号等に記載されている金化合物による金増感を施すこと
も出来る。又、米国特許第2,518,698、同2,521,925、同
2,487,850、同2,694,637号に記載の如く還元増感を施す
ことも出来る。そしてこれらの増感法は単一でなく組合
せて行う事も出来る。
本発明に用いられる写真乳剤は又、第4級アンモニウ
ム塩、チオエーテル化合物、ポリエチレンオキサイド誘
導体、ジケトン類などを用いて増感することも出来る。
これらの方法は米国特許第2,708,162号、同3,046,132
号、同3,046,133号、同3,046,134号、同3,046,135号、
英国特許第939,357号等に記載されている。
本発明の写真感光材料には種々の親水性コロイドが用
いられ、写真乳剤用および/又は他の写真構成層用のベ
ヒクルとして使用する親水性コロイドには例えばゼラチ
ン、コロイド性アルブミン、カゼイン、カルボキシメチ
ルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ等のセルロ
ース誘導体、寒天、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体など
の糖誘導体、合成親水性コロイド、例えばポリビニルア
ルコール、ポリN−ビニルピロリドン、ポリアクリルア
ミドまたはこれらの誘導体、部分加水分解物等があげら
れる。必要に応じて、これらのコロイドの二つ以上の相
溶性混合物を使用する。この中で最も一般的に用いられ
るのはゼラチンであるが、ゼラチンは一部または全部を
合成高分子物質で置きかえることができるほか、いわゆ
るゼラチン誘導体すなわち分子中に含まれる官能基とし
てのアミノ基、イミノ基、ヒドロオキシ基、カルボキシ
ル基をそれらと反応し得る基を一個持った試薬で処理、
改質したもの或は他の高分子物質の分子鎖を結合させた
グラフトポリマーで置き換えて使用してもよい。
本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他の親水
性コロイド層に無機または有機の硬膜剤を含有してよ
い。例えばクロム塩(クロム明ばん、酢酸クロムな
ど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオキサー
ル、グルタールアルデヒドなど)、N−メチロール化合
物(ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒダントイ
ンなど)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオ
キサンなど)活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリロ
イル−ヘキサヒドロ−S−トリアジン、1,3−ビニルス
ルホニル−2−プロパノールなど)、活性ハロゲン化合
物(2,4−ジクロル−6−ヒドロキシ−S−トリアジン
など)、ムコハロゲン酸類(ムコクロル酸、ムコフェノ
キシクロル酸など)、などを単独または組合わせて用い
ることができる。
本発明の感光材料の写真乳剤層または他の親水性コロ
イド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良、乳化分
散、接着防止など種々の目的で種々の界面活性剤を含ん
でもよい。
たとえばサポニン(ステロイド系)、アルキレンオキ
サイド誘導体(例えばポリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール/ポリプロピレングリコール縮合物、
ポリエチレングリコールアルキルエーテル類またはポリ
エチレングリコールアルキルアリールエーテル類、ポリ
エチレングリコールエステル類、ポリエチレングリコー
ルソルビタンエステル類、ポリアルキレングリコールア
ルキルアミンまたはアミド類、シリコーンのポリエチレ
ンオキサイド付加物類)、グリシドール誘導体(たとえ
ばアルケニルコハク酸ポリグリセリド、アルキルソエノ
ールポリグリセリド)、多価アルコールの脂肪酸エステ
ル類、糖のアルキルエステル類などの非イオン性界面活
性剤、アルキルカルボン酸塩、アルキルスルフォン酸
塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナフタ
レンスルフォン酸塩、アルキル硫酸エステル類、アルキ
ルリン酸エステル類、N−アシル−N−アルキルタウリ
ン類、スルホコハク酸エステル類、スルホアルキルポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルリン酸エステル類などのような、カ
ルボキシ基、スルホ基、ホスホ基、硫酸エステル基、燐
酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤:ア
ミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、アミノアルキ
ル硫酸または燐酸エステル類、アルキルベタイン類、ア
ミンオキシド類などの両性界面活性剤:アルキルアミン
塩類、脂肪族あるいは芳香族第4級アンモニウム塩類、
ピリジウム、イミダゾリウムなどの複素環第4級アンモ
ニウム塩類、および脂肪族または複素環を含むホスホニ
ウムまたはスルホニウム塩類などのカチオン界面活性剤
を用いることができる。又、ラテックスポリマー等を添
加してゼラチン膜の物性を改質したり、シリカ、デンプ
ン粉や、コロイダルシリカ、ガラス粉などを添加して膜
面をマット化したりすることもできる。
本発明の感光材料の写真乳剤層又は他の親水性コロイ
ド層には、感光材料の製造工程、保存中あるいは写真処
理中のカブリを防止し、あるいは写真性能を安定化させ
る目的で、前記一般式(I)の化合物以外の種々の化合
物を含有させることができる。すなわちアゾール類たと
えばベンゾチアゾリウム塩、ニドロインダゾール類、ト
リアゾール類、ベンゾトリアゾール類、ベンズイミダゾ
ール類(特にニトローまたはハロゲン置換体):ヘテロ
環メルカプト化合物類、たとえばメルカプトチアゾール
類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズ
イミダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカ
プトテトラゾール類(特に1−フェニル−5−メルカプ
トテトラゾール)、メルカプトピリミジン類:カルボキ
シル基やスルホン基などの水溶性基を有する上記のヘテ
ロ環メルカプト化合物類:チオケト化合物、たとえばオ
キサゾリンチオン:アザインデン類、たとえばテトラア
ザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換(1,3,3a,7)テ
トラアザインデン類):ベンゼンチオスルホン酸類:ベ
ンゼンスルフィン酸:などのようなカブリ防止剤または
安定剤として知られた多くの化合物を加えることができ
る。
本発明の感光材料は、前記以外の種々の化合物、例え
ば帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、現像主薬、ハレ
ーション防止染料、蛍光染料、現像促進剤、カプラー等
を使用することができる。
本発明の写真感光材料においては、通常写真感光材料
の支持体として用いられるものがすべて用いられる。例
えばセルロースナイトレートフィルム、セルロースアセ
テートフィルム、セルロースアセテートブチレートフィ
ルム、セルロースアセテートプロピオネートフィルム、
ポリスチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、その他これらの積
層物、紙などがある。バライタ又はα−オレフィンポリ
マー、特にポリエチレン、ポリプロピレンなど炭素原子
2〜10のα−オレフィンのポリマーを塗布またはラミネ
ートした紙、特公昭47−19068号に示されているような
表面を粗面化することによって、他の高分子物質との密
着性を良化し、且つ印刷適性をあげたプラスチックフィ
ルム等の支持体なども好適である。
又、本発明の親水性コロイド層の塗布方法としては、
エアードクター、ブレードコート、スクイズコート、エ
アーナイフコート、リバースロールコート、キャストコ
ート、エクストルージョンコート等の方法が用いられ
る。そして塗布量は1〜15μm、より好ましくは2〜10
μmとすることが好ましい。
本発明の感光材料は、半導体レーザー用の黒白写真感
光材料に有用である。
(E) 実施例 実施例1 通常のコントロールダブルジェット法により、平均粒
径約0.23μmの塩臭化銀(臭化銀10モル%)乳剤を調製
し、沈澱、水洗再溶解した後、ゼラチン対銀を0.6対1.0
に合わせ、硫黄+金増感した。終了後、増環色素として
例示色素(10)をハロゲン化銀1モル当り1×10-4モル
添加し、カブリ防止剤、硬膜剤と界面活性剤を加えた。
この乳剤を10等分し、第1表に示す高分子をハロゲン化
銀1モル当り20g添加して仕上り乳剤とした。
これらの乳剤を保護層(ゼラチン1g/m2)と共にポリ
エステルフィルム上に銀6g/m2となるように重層塗布し
て試料を作製した。試料の一部は、50℃、相対湿度80%
の条件下に5日間保存した。
これらの試料を780nmの干渉フィルターを通して10-5
秒間のセンシトメトリー露光を施こし、PQ現像液で現像
し、定着、水洗、乾燥して特性を求めた。
結果を第1表に示す。感度は、製造直後の試料1を10
0とする相対値で示している。
実施例2 沃化銀2モル%を含む沃臭化銀乳剤(平均粒径0.21μ
m)にハロゲン化銀1モル当り2×10-4モルの例示色素
(28)を加える以外は実施例1に準じて試料を作製し
た。
ハロゲン化銀1モル当り40gの高分子を第2表に示す
通り添加して同様に試料を作製し、試験した。
(F) 発明の効果 本発明は、700nm以上に極大分光感度を有する増感色
素を用いたハロゲン化銀写真感光材料の半導体レーザー
光に対する感度を高くし、保存安定性を改良することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−191032(JP,A) 特開 昭61−245152(JP,A) 特開 昭56−43636(JP,A) 特開 昭62−89950(JP,A) 特開 昭62−103632(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に700nmより長波長域に極大分光
    感度を有する増感色素を含有したハロゲン化銀乳剤層を
    有する感光材料に於いて、該乳剤層に、モノマー単位と
    してのカルボキシル基を含むオレフィン系不飽和化合物
    の単独重合体、あるいはモノマー単位としてのカルボキ
    シル基を含むオレフィン系不飽和化合物及びそれと共重
    合可能なビニル系モノマーとの共重合体からなる数平均
    分子量2万以下の水溶性高分子を含有することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料。
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